日本 プロライフ ムーブメント

クローニング正か邪か

最初のクローン動物として立証された羊のドリーは、エジンバラのイアン・ウィルナット博士によって最近公表されました。ウィルナット博士は大人の「ドナー」の羊から細胞を取り出し、その全ての遺伝子が活性化され成長して小羊になるように、その細胞に処置を施しました。彼はその細胞を、DNAを含む核を取りのぞいた雌羊の未受精卵と電気を用いて融合させました。その融合された細胞と卵は相互に作用しあい、小羊の胎児へと成長しました。雌羊のDNAは取りのぞかれてしまっていたので、胎児の中の唯一のDNAは「ドナー」のDNAでした。その胎児はそれから、「代理の母」となる羊の胎内に移植され、月が満ちて出産されることになりました。その結果がドリーで、「ドナー」の羊と遺伝的に全く同じ羊が生まれたのです。 

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結婚に及ぼす中絶の影響

疾病管理センターの統計によると、アメリカ人女性で中絶を受ける人の5人に1人は結婚している。過去9年間にわたって、中絶後の男女をカウンセリングしてきたが、中絶する理由にはいろいろなものがあることがわかった。結婚生活を終わらせようとしているため、生む決心を崩したり、子どもがいれば去ることができなくなるような感情にさらされるのを恐れて生むのをやめてしまう夫婦もいる。あるいは、配偶者以外の相手との間に妊娠をした夫婦もいる。(特に夫が精管切除術を受けている場合などは事態がやっかいになる。)あるいは夫婦が高齢で、しかもすでに大きな子どもがいる場合もあるだろう・・幼い子どもを育てようとは考えないかもしれない。 

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中絶の精神的外傷と幼児虐待

過去25年の間に、幼児虐待の割合は劇的に増加したと専門家は主張しています。一九七六年と一九八七年の間だけでも、幼児虐待の報告された事例が3.3倍も増加したのです。虐待の実態が報告されるケースが多くなったことがこのように増加したことの一因ではありますが、専門家はこれらの数字が増え続ける虐待率への傾向を反映していると主張しています。 

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絶望と希望

第一部:悪魔対キリス卜 人が犯すあらゆる罪、この場合は中絶ですが、その前後において、いかにキリストと悪魔が異なって現れるかは、重要な事です。中絶前には、キリストは腕を広げて道をふさぎ、こう言います。「中絶をしてはいけない。今あなたが払う犠牲は、後に百倍になって報われるであろう。私はあなたに生命を与えた。それはあなたが人生を豊かに生きるためである。私に希望を託しなさい。そうすれば、私はあなたを裏切らないであろう。」 

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秘密の誕生

ステファニー・クラークは、娘のズボンを探そうとしてクローゼットを開けた。毛布にくるまれた小さな新生児をそこに見つけた時の彼女の驚きを容易に想像できるだろう。「驚きのあまり悲鳴をあげました。」とのちに彼女は報道陣に語っている。「すぐに警察に電話をしました。『誰の子どもか』と聞かれて私は『まったくわかりません。』と答えるしかありませんでした。」 

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本当の平穏を探して

妊娠していることに気が付いたのは、1977年6月でした。まるで自分の人生が、音を立てて崩れていくような気がしました。私みたいな良い子が、妊娠するはずがない!その時私は高校2年を終え、優等生名簿に名前が載ったところだったのです。進学したい大学をいくつか調べ始めていました。私は自分の人生の大きな計画を立てていたのです。 

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中絶する女性:「胎児に関する彼女たちの考え」

中絶クリニックの待合室で、少しの間私と一緒に座ってみましょう。ここには、一般的に哲学者でも馬鹿者でもない女性たち、明らかにその両者がかなり重複したカテゴリーの女性たちがいることがわかるでしょう。この女性たちの中で、「人間であるということ」の意味についての不可解な議論に関わったことのある人はほとんどいません。愚かにも、中絶をすることは歯を抜いてもらうことと同じだという主張を信じる人はさらにいません。

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危険性の高い中絶患者を見分けること

どのくらい多くの女性が中絶後に精神的な問題を経験するか激しい論争がありますが、中絶賛成の立場の研究者でさえ、中絶によってマイナスの影響を受けている女性が少しはいることを認めています。個々の研究者の感じ方によって、これらのマイナスの反応は、「深刻な」「重要な」「重要でない」と大まかに分類され、これらの症状を経験している女性たちの数は、漠然と「多い」「多少の」「ほんの少しの」と表されることもあります。しかし、統計は形容詞ほど主観に左右されることはありません。文献のあるレポートにおいては、報告された中絶後のマイナスの影響のいちばん低い割合は6%で、ほとんどのレポートは12~25%で、一番高いのは50%でした。そのような調査結果で、最も偏った見方の研究者たちだけが軽率にも、中絶後のトラウマを経験している人は「誰もいない」と主張しています。

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問われる胎児組織の移植医療出生管理狂信者の秘密協議事項:「人道主義の援助」、RU-486、その他の無意味な言葉

出生管理主唱者は、妊娠中絶を利用する権利を拡大することは世界の至る所で女性の地位と健康を改善するために欠くことのできないものだと主張しています。実に、このメッセージは人口増加と女性の権利を取り上げている長い一連の最近の国連会議において、ヒラリー・クリントンとアメリカ政府高官達によって、たゆみなく奨励されました。

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中絶後遺症

1. 国の公衆衛生問題としての中絶 一九七三年アメリカ最高裁判所は、中絶の実施を規制、又は制限している合衆国の州、地方の法律をすべて取り消すことを決めた。これは、現代医学の進歩により中絶が「比較的安全」になったので、このさき国家が中絶を規制する必要がなくなったという前提に基づいて出された決定である。ゆえに医師が女性に「健康」の手助けとして中絶を実施するのを妨害する事は憲法違反であると最高裁判所判事は結論づけている。1

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中絶に関わる主な精神的影響のリスト1

中絶後8週間しか経過していない中絶後の患者の研究で、研究者は、44%の人が神経障害を訴え、36%の人が睡眠障害をきたしていて、31%の人が自分の決定を後悔していて、11%の人がかかりつけの医師に精神安定剤を処方してもらっていたことがわかりました。

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中絶後のトラウマを克服すること(一事例)

「全国中絶と出産の権利行動連盟」(NARAL)の会長として、ケイト・ミッシェルマンは、この国で最も有力な中絶賛成の立場のフェミニストの一人です。中絶擁護は、ミッシェルマンが単に仕事として行なっていることではありません。彼女はそれに情熱を傾けているのです。「女性たちが選択できる権利」を擁護するとき、彼女は、30年ほど前に自分がした選択を真っ先に擁護しているのです。 

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安楽死が家族に与える影響

家族は生命が始まり、生命を養育する伝統的な場所です。安楽死はまさに全ての人の正当な権利を弱める社会的な計画の付加物です。全体的に、これらの計画は私達の住んでいる社会的で、道徳的な環境を変化するための強力な試みということになり、弱者を犠牲にして強者の手中に権力を握らせるためのものです。なぜなら、悪は真実と仲良くやっていけないし、人間の生命の価値を引き下げるためには、彼らを誤った方向に導くまで、上手くそそのかす言葉で表現する必要があります。恐ろしいことには、魅力的に見えるように作られていて、法的に認められるようになることです。美徳の生き方をすべきだということはすでに難しく、とりわけ私達が責任がある人を導くことは難しいです。しかし、この地球上の全ての人は人類という家族の一員であるという、より広い家族の考え方は、これらの計画によって脅かされていて、そしてこの認識は以下に示すようによりさらに邪悪で危険なものです。 

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家族計画のジレンマ

ジョンとメアリーは結婚したばかりです。彼らは新居を構えて二人で新婚生活を始めたことにうきうきしています。彼らはそのうちに子どもを育てたいと思っていますが、今すぐに始められる経済状態ではありません。2、3年すれば子どもを産む用意ができるだろうと彼らは考えています。

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差別を取り除く

私達はいつも同じことを繰り返している。他人が自分と違うという理由だけで、その人には価値がないと決めつけてしまっている。私達は、特に自分が敵意を抱いた人に不自然な差別をしようとする。彼らが自分の隣人であるという大切なことを忘れて。 新約聖書の福音書の中で、イエス・キリストは他人に対する価値観における不自然な差別を絶えず取り除こうと努力している。イエスは以下の点に関してそのような努力を惜しまなかった。

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愛こそ命の源

キリスト教の真髄は、イエス・キリストの死からの復活である。キリスト教では、キリストの復活を祝う教えが根づいている。なぜなら、キリストの復活は、キリストだけでなく、キリストを信ずる者全員の生命の勝利を意味するからである。キリストが墓から生き返るということは、我々も墓から生き返るということだ!

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聖霊と回勅『フマネ・ヴィテ』

大聖年である2000年に備えて聖霊に捧げられた1998年は、教会が回勅『フマネ・ヴィテ』発布30周年を祝った年でもありました。しかし、これら二つの出来事はカレンダー上のつながりよりもはるかに深く結ばれています。聖霊について私達が信じることは回勅『フマネ・ヴィテ』が伝える真理をより深く理解し、受容させます。 

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ケンにつらくあたること

今日私達の社会でケンという名前の人は何人いるでしょうか。もしケンという名前の人を合法的に殺すことができる新しい法律が可決されたということを聞けばどうでしょう。あなたは何を言い、何をしますか。きっとあなたは、その「法律」に抗議し、それが間違っていると言うでしょう。「ケン」という名前ではない人々はどうでしょうか。やはり抗議をするでしょう。私達はすぐに集まってケンという全ての人に対する法的保護を回復させるようにするでしょう。私達は確かにこの新しい法律は憲法違反だと言うことができるでしょう。なぜなら憲法は全ての人の権利を守ることを公言しているからです。しかし憲法さえも変えられて、ケンを殺すことが認められたらどうでしょうか。そうなれば、私達はそれでよいと言うでしょうか。いいえ、そうなっても、そうすることは間違ったことでしょう。

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私が弟の番人でしょうか

中絶を、「決してなくならない問題」と呼ぶ人がいます。中絶に関する国内の論争は激しくなる一方で、全く沈静化の兆しがみえません。教会に来て、ちらしを一部受け取って小声で、「中絶の話を聞く場合にそなえてこれをもらいましょう。」とただ言う女性のように、そのことにもう耳をかそうとしない消極的な人もいます。また、中絶について寄せられた手紙に対して、いつ命が始まるのかについて考える気もしないと発言した政治家もいます。私達を不安にさせる情報から身を守る手段はたくさんあります。

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中絶は黄金律を破る行為である

キリストの教えによると、私達が隣人に対してどのように接するべきかをはっきりと知ることが出来ます。これらの教えは、実はキリストの掟の最初の二つなのです。つまり、「何よりも神を愛しなさい」そして「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」という教えです。いかに隣人を愛するかについては、主の次の二つのみ言葉が示して下さっています。ひとつは「人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ」という黄金律であり、もうひとつは「あなたがわれわれのうち最も弱い者に対してすることはすべて、私に対してするのである」ということです。

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「終末期鎮静」を意図された殺害(「第3の方法」)と混同すること

Wesley Smithは先日、終末期鎮静が誤った使い方をされ、終末期を迎えている人の死を早めている危険性について論文を発表した。以下の論文:「自殺幇助となる「終末期鎮静」とは異なる適切な苦痛緩和のための鎮静」を参照のこと: http://www.lifenews.com/bio3100.html

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