日本 プロライフ ムーブメント

中絶後のヒーリングの広め方

中絶をした人々と、中絶体験について語り合わなければ、ヒーリングを世に広めることができないというわけではありません。相手が中絶経験者であるかどうか知る必要もないし、正式に訓練を受けたカウンセラーや、中絶後の問題についての専門家でなければならないわけでもないのです。 

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人間の受精卵は「小さな生き物」であって「小さな物」ではない

一番初めに人間が受精した細胞のことを“ザイゴート”(受精卵)と言うが、これはギリシャ語で「小さな生き物」を意味する。この受精卵には、私たちの身体のあらゆる特徴を形成する染色体や遺伝子などが含まれている。一つ一つの細胞には百科事典よりも多くの情報が盛り込まれている。受精卵、胚または胎児のことを「それ」と呼ぶことは、彼らを完全に非人間化している。(生まれてきた)子どもが「それ」などと呼ばれることがないのと同じように、(まだおなかのなかにいる)胚も決して「それ」ではない。 

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キリストの全てを受け入れなさい

キリストを受け入れるということは私達が全ての兄弟姉妹を愛することを意味します。このことはキリストが受け入れる人々が私達にとって好ましく思えない時であっても変わりありません。その人々は変わっているかも知れません。もしかすれば彼らはうるさい人々かも知れません。私達を怒らせたことのある人々かも知れません。

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原発が、愛媛県の回答を見て余計に怖くなりました

原発の万が一の事故に関して心配ごとを県知事へのメッセージで訴えてみましたが、最も心配なことには全く無回答でした 。 私だけの、思い込みだといいのですが、やはり気になりブログへも出してみることにしました。 多くの方に考えていただければと思います。 最も気がかりなことは 東京電力でも持て余している事故対応を、会社の規模が10分の1程度の四国電力がどのように対応できるのだろうとの心配です。 以下はその心配の項目です。 

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貞潔教育、ザンビアのエイズの勢いをそぐ:教会によるプログラムが効果と担当者が語る

[ドイツ、ケーニヒシュタイン]-—ヌドラ教区の担当者は、教会がHIVとの闘いの形勢を変えるのを助けた、しかも伝統的な教えを堅持することによってそれに成功した、と語る。  「一方、政府の対応は無策で遅すぎました」とザンビア教区の尚書係、アリック・ムバンダ神父は語る。慈善団体Aid to the Church in Need(困窮する教会を支援する会)の本部を同神父が最近訪問した際に、インタビューに応えたもの。  ムバンダ神父は、HIVと闘うためにカトリック教会が運営するプログラムが、いかに長らく待たれていた感染者数の減少をもたらすのに決定的な貢献をしたかを説明した。  ザンビアではHIVが流行病のレベルに達している。1,100万人の人口のうち120万人が感染していると推計される。  対策 ムバンダ神父は、教会がこの危機にどのように取り組んだかを話した。教会は抗HIV薬を配布し、エイズへの意識を高めることと要理教育プログラムを組み合わせることによって、貞潔について教えることに成功した。信徒リーダーの共同体と共に、要理教育プログラムが考案されたのだ。プログラムの中では、HIVのリスク、特に安易な性行為によるリスクについて伝えた。  教会のリーダーたちは、結婚を考えている人々にはまずHIV関連の検査をするように奨励している。  ウィルスの犠牲になっている人々のためには、司教たちは、住まい、福祉支援、医療の整ったセンターとなる「農場」を計画している。  「最近、とうとう、わずかな進歩が見えるようになりました」とムバンダ神父。「HIV感染者の数は上昇しなくなり、キャンペーンのおかげで、ようやく下降しはじめています。」  ムバンダ神父は、人工的避妊法への反対と貞潔教育の固持というザンビアの司教たちの姿勢の重要性を強調した。  ムバンダ神父は、「いくつかのNGOは人々にコンドームの使用を勧めていますが、そうすると人々は安易な性行為に流れるようになり、問題です」と語った。「実際、それによって問題は大きくなります。」  ムバンダ神父はまた、信仰を行動に移すことの重要性を力説した。「私たちは、福音について語ったり、ミサについて話したりするだけで、それを生きないことがあってはなりません。私たちの時代の問題と結びつけることがなければ、福音を生き、告げることは難しくなるでしょう。」  Zenit (ニュース) Copyright ©2006.5.29.許可を得て複製 

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コンドーム:事実がカトリック教会の教えの知恵深さをあかしする

エイズ問題への対処としてのコンドームの使用をカトリック教会が拒否していることに対し、批判が続いている。最近の批判の一つは、医学雑誌The Lancetに掲載されている。「信仰は、病気の予防に対して乗り越えがたい障害を置くようである。HIV/AIDSほど緊急な問題はない」と同誌の3月12日付社説は伝える。 

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若いスロバキア人の彫刻家の表現 …..中絶後の痛み、慈悲と許し

その彫刻は中絶を後悔し、深い悲しみのなかにいる女性を表しています。作品の第2の人物は、幼児の姿に表現された、中絶された子どもです。そしてその子は、深い感動を与える、見る者をいやしてくれるようなしぐさで、ゆるしを与えるために母のもとに来ています。

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「胎児」の幹細胞研究反対

「幹細胞」研究について、たくさんのことが言われたり書かれたりしています。不運にも、生物学上の誤りが多数公表され続けていて、その結果としてたくさんの人々にとってもっともらしい判断がされています。識別するための第一として、倫理的には人間の組織を実験することができるけれども、人間を実験すべきではないという事実があります。それゆえに、それが人間の組織である限り、どんな種類の幹細胞研究も続行するということは完全に倫理的ですが、しかし、その研究は幹細胞を得るために生きた人間胎児を殺すことが実際に必要なので、胎児の幹細胞研究をすることは完全に非倫理的なのです。 

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新たな研究、貞潔の効果を立証ートロントのエイズ会議は沈黙する

トロント 2006年8月15日(LifeSiteNews.com)ー 今週トロントで開催されている国際エイズ会議の参加者たちが、アフリカでのエイズ危機をくい止める唯一の希望はより多くのコンドームを配ることであると聞かされているあいだにも、National Post紙は、十代の若者の性行動を減らし、したがって性感染症の発生率を下げるために、貞潔限定教育(訳注:abstinence 一 only“安全なセックス”を教えない)が最も効果的であると伝えている。

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安楽死に対するキリスト教の教え

現在活発に行われている安楽死の合法性に関する「議論」は、キリスト教信者がいかに俗化したかを表すものであり、「生命の質」や「死ぬ権利」などという聖書の教えに反する考えをやみくもに採用しているものである。もしかしたら多くのキリスト教信者たちはこの問題の複雑さを理解できずにいるのかもしれない。どうであろうと、医者はとっくの昔から延命措置を停止したりガン患者に大量のモルヒネを投与したりして死を早めている。そうでしょう?そしていずれ死ぬとわかっている患者に対して、簡単に死ねる手段を拒絶するのは非常に残酷なことではないだろうか。 

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安楽死:議論の再燃

安楽死の定義は実に幅広いため、安楽死について議論するには、まずその言葉の意味に注目するべきだろう。オランダでは安楽死という言葉が狭い意味で使われているが、私自身は、生命倫理の文献で頻繁に用いられている定義を反映した形でこの言葉を使用するつもりである。私は、生きる価値がないという理由から、作為または不作為によって意図的に寿命を縮めることを安楽死と考える。この定義では、安楽死は、用いる手段および患者の同意の有無により、自発的または非自発的、能動的または受動的に分けられる。何か他の目的のために行動した結果、その副次的影響により寿命が短くなった場合、それは安楽死ではない。疼痛を緩和するために高用量の鎮痛剤を投与する場合、結果的に死期が早まることがわかっていても、それが意図したものでない限り、安楽死とはいえない(1)。また、(例えば)苦痛を伴う治療を行わないことで、結果的に死期が早まることがわかっていても、それが意図したものでない限り、安楽死とはいえない。作為または不作為によって寿命を縮めることを目的とした場合のみ、安楽死と呼ぶのである(2)。 

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ダイアン・ブラッドさんの訴訟

死亡した夫の精子を人工的に受精させるために、裁判所から許可を得ようとしているダイアン・ブラッドさんの訴訟はかなり多くの皆様の同情を引き起こしました。夫の子どもを持ちたいというダイアン・ブラッドさんの願いは満たされるべきで、これを妨げるために法律を使うように試みることは残酷で衒学的なことだというのが大多数の見解でした。 

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生物医学研究における協力により生ずる問題

ヒトの細胞および/または遺伝子に関する研究では、これらの研究に協力することで問題が生じる場合が多々ある。こうした問題は、我々の生活の様々な局面において、我々が誤った行為に導いたり、それを許容する態度を見せたときに発生する。問題となる行為の例として、胚芽や胎児は我々と同じく道徳心を持つ人間であるとの前提の上で行われる中絶や胚芽を使用した実験などがある。 

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体外受精

サイモン・ジェンキンスは、タイム誌に掲載された記事で次のように述べている。「体外受精は、何百万という人々に希望をもたらしている。」「選択の自由を提供することで人々に幸福をもたらすことが科学の存在理由である。」胎児、死体、年長児から「ドナー」卵子の問題に関するレポートについて予想通り一部のM.P.から意見が寄せられているが、サイモン・ジェンキンスは、彼自身「反動主義者たちが感じている畏怖の念に当惑している」ことを認めている。 

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ヒトクロ-ニング

ヒトクロ-ニングは、他の誰かの人間の遺伝的なコピ-を作ることです。細胞の中心部分である核には、遺伝物質のほとんどが含まれています。クロ-ニングにおいては、体細胞(たとえば皮膚の細胞)の核が、未受精卵の核に置き換えるために用いられます。活性化によって、胚が作られ、その胚は核が採取された個人のクロ-ンまたはその双子となります。その胚を私たちがどのように扱いたいかによって、クロ-ニングは「生殖目的の」とか「治療目的の」とか呼ばれます。しかしながら、クロ-ンを作るための最初の技術は同じものになるでしょう。胚性の人間のクロ-ンを作ったという主張が確かになされてはいますが、誰かがすでに作ったかどうかはまだ明らかではありません。 

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「涙を流す石」日米中絶事情の比較

必要とされていない子どもの処理の仕方については、日本で様々な方法が採られてきた。幼児をまったく捨て去ってしまうという方法は、「涙を流す石」の言い伝えをまことしやかにするものである。母親達は自分の子どもを捨てる時、交差点の角にある道しるべの石の後ろやその近くに置いていた。おそらくどこかの旅人が子どもに気づき、引き取ってくれることを願ってのことだったのだろう。置き去りにされた子どもの泣き声が、特に夜になると、そばを歩く人々に石が泣き叫んでいるように聞こえた。 

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アフリカにおけるエイズ

西側諸国がいかに手を貸してくれないか! 1991年7月、中央情報局CIAは、世界的エイズ被害に関する非公式文書91-10005を発表し、アフリカの人口均衡を乱すだろうと予測した。他の多くの警告がそうであると同様、この警告もやはり、以後10年間、国際社会において無視され続けた。多くの省庁が、人々の健康や安全について、他に優先すべき問題があると考えたのか、あるいはこの問題を解決するには莫大な費用がかかると脅かされたのか。手を貸すべき立場の面々は、アフリカ人の状態に無関心だった。しかも中には、アフリカは人口過多で、エイズは減少への近道とすら信じる人までいた。

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昔は大家族が当たり前だっだ

昔は、大家族が当たり前だった。しかし,食べ物、衣服、住居などの物価が急上昇している現代では、大家族なんて狂気の沙汰ということになりかねない。しかし、グレン・マデアとグウェン・マデア夫婦にとっては、そうでないらしい。少しばかり失礼かなと感じながら、聞かずにはいられない人々から、彼らは質問を受けることがしばしばある。「11人もの子どもを持とうと、最初から計画していたのですか。」

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鎮静治療を終末医療と考えるべきか?

ここ数年間において、自殺幇助の観点から、終末期の鎮静治療が生命倫理における重要な問題として議論されはじめている。鎮静治療に関しては、自殺幇助に関する論争でいずれの側に立つかによって、賛否両論が存在する。鎮静治療は、倫理的な終末ケア、自殺幇助に代わる合法的な処置、時間をかけた安楽死などと呼ばれてきた。 

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スティ-ブン・ベ-カ-は見捨てられて死に至ったのでしょうか?

病人や身体の不自由な人を殺す方法はたくさんあります。食べ物と水を与えないというのも一つの方法です。スティ-ブン・ベ-カ-の脳の圧迫を和らげるため3月に行われた手術は、彼の消化力のある器官の管へチュ-ブを通して供給されている食物と水を取り除くことについて議論が巡りました。彼の生命を終了するという決断がなされる以前に、セントルイスの郊外にある聖ヨハネ慈悲医療センタ-の記録によると、この医学上の補助装置を使った食物と水の供給は、正確に言えば「心地よいケア」と呼ばれていました。現在はメディアのみならずその病院もそれを「生命の補助」と呼んでいます。 

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心停止後の臓器移植に関する倫理的含意

運転免許証を更新する時、テレビを見ている時、あるいは新聞を開いた時、私たちは臓器移植の意思表示カードへの署名を薦めるキャンペーンを常に目にする。愛する人が亡くなり、その臓器を提供したことで悲しみにくれていた遺族がいかに慰められたか、「いのちの贈り物」を受け取り、新しい人生をはじめることになった人がいかに感謝をしているかといった話も次々に紹介されている。 

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全て実弾

殺人犯が銃殺隊によって最近処刑されたということを聞いたとき、子どもの時見た全てのB級映画のシ-ンが私の心にぱっと浮かびました。私は、反射的に体がすくみ、目隠しをされ弾が当たるのを待っている恐怖を即座に想像しました。しかし私に想像できなかったのは、銃を持ち上げて、冷たく硬い鋼鉄の弾丸を別の人間に狙いを定めることを要求されている人間のひとりであるという気持ちでした。その人は、それが一回の射撃練習にすぎないふりをしてうまく対処することができるでしょうか。その男は、そのような犯罪の結果として当然生じる激しい怒りの気持ちを奮い起こすために殺人の詳細と犠牲者の家族の涙を思い出そうとするでしょうか。処刑のあとその男は何を感じるでしょうか。感じるのは悲しみでしょうか、満足感でしょうか。 

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誰も「五体満足でない」赤ん坊を養子にしたいとは思わない

「もちろん、誰も五体満足でない赤ん坊を養子にしたいとは思いません。」この言葉は私が今年の4月に話をしていた地元の大学での授業中に、ある老紳士がかなり感情的に発したものです。私は「憲法と最高裁」について学んでいる高齢者クラスの人たちに、プロライフの観点からロウ対ウェイド裁判の合法性と影響について話し合うために招待されていたのです。 

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