2026年7月16日。
ワクチン問題研究会が、厚生労働省に3万5千筆を超える署名を提出しました。
#薬を無くす顧問薬剤師伊庭聡(いばさとし)です。
求めているのは、単なる批判ではありません。
新型コロナワクチン接種後に起きた健康被害の実態を把握すること。
被害を訴える人たちを救済すること。
そして、国民に対して、分かっていることも、分かっていないことも、隠さず説明することです。
その後、厚生労働省の会見室で記者会見が開かれました。
しかし、公開された映像に映っていたのは、空席が目立つ記者席でした。
会見室のすぐ隣には、主要メディアの記者が常駐する記者クラブがあるといいます。
ここで、私は強い違和感を覚えます。
3万5千人を超える署名が集まった。
健康被害を訴える人がいる。
家族を亡くした人がいる。
仕事を失った人がいる。
体調が戻らず、病院を回り続けている人がいる。
それでも、記者席は埋まらない。
全国的にも、大きく報道されない。
報道されなければ、多くの国民は知ることができません。
知らなければ、考えることもできません。
考えることができなければ、行政に調査や改善を求める声も生まれません。
つまり、「報道されない」ということは、単にニュースにならないという話ではありません。
国民が判断するための材料そのものが、与えられないということです。
私は、この問題を「ワクチンに賛成か、反対か」という単純な対立にしてはいけないと考えています。
本当に問われているのは、健康被害を訴える人の声を、国や社会がどう扱うのか。
都合の悪い可能性についても、正面から調べるのか。
国民の命に関わる情報を、誰が、どこまで伝えるのか。
という問題です。
「因果関係を評価できない」
この言葉を、「因果関係はない」という意味で受け取ってはいけません。
評価できないのであれば、本来必要なのは、そこで話を終わらせることではありません。
なぜ評価できないのか。
何の情報が足りないのか。
どうすれば評価できるのか。
同じ症状を訴える人が、どれほどいるのか。
接種歴、症状、発症時期、治療経過を集め、分析し、追跡する。
それを行って初めて、国民に説明することができます。
しかし、調査しないから分からない。
分からないから因果関係を評価できない。
評価できないから対策を取らない。
対策を取らないから、被害の全体像がいつまでも見えない。
この循環が続けば、苦しむ人だけが置き去りになります。
そして、もう一つ見落としてはいけないことがあります。
健康被害によって失われるものは、健康だけではありません。
働けなくなれば、収入を失います。
家族が介護すれば、家族の生活も変わります。
治療先が見つからなければ、時間とお金を失います。
周囲から理解されなければ、人間関係まで壊れていきます。
一つの健康被害が、本人だけでなく、家族の人生まで変えてしまうことがあります。
だからこそ、救済は「認定件数」の話だけで終わらせてはいけません。
その人が、どのような生活を失ったのか。
どのような支援が必要なのか。
そこまで見なければ、本当の救済にはなりません。
私は薬剤師として、医療を否定したいわけではありません。
むしろ、医療への信頼を守りたいと思っています。
だからこそ、効果を伝えるときと同じ熱量で、副作用や健康被害についても伝えなければならない。
接種を勧めたのであれば、その後に起きたことにも責任を持つ。
それが、医療と行政に求められる最低限の姿勢ではないでしょうか。
都合のよい情報だけを伝え、都合の悪い情報を小さく扱えば、失われるのはワクチンへの信頼だけではありません。
医療機関への信頼。
行政への信頼。
そして、報道への信頼です。
信頼は、「問題が起きなかったこと」によって生まれるのではありません。
問題が起きたときに、隠さず、逃げず、調べ、説明し、救済することで生まれます。
記者の役割は、最初から安全か危険かを決めることではありません。
国民が判断できるように、事実を取材し、疑問を問い、社会に伝えることです。
3万5千筆を超える署名が提出された。
それでも、記者席には空席が目立った。
私は、この光景そのものを、多くの人に知ってほしいと思います。
報道されないから、問題が存在しないわけではありません。
声が小さいから、苦しみが軽いわけでもありません。
まず知ってください。
何が起きているのか。
誰が苦しんでいるのか。
なぜ調査を求めているのか。
そして、なぜこれほど大切な会見に、空席が目立ったのか。
知らなければ、選ぶことはできません。
黙っていれば、なかったことにされるかもしれません。
だから私は、この事実を伝えます。
Iba Satoshi (イバ サトシ)
伊庭 聡
薬剤師
宝塚市市議会議員
Copyright © 2026年7月20日
2026年5月27日Messengerにて許可を得て複製