日本 プロライフ ムーブメント

戦争がウクライナ国民から奪ったもの

ロシアのプーチン大統領が隣国ウクライナに軍事侵攻を開始して24日で丸3年が終わる。トランプ米大統領がホワイトハウスに復帰して以来、ウクライナの停戦問題がこれまで以上に現実味を帯びてきた。同時に、米ロ両国の対話が進む一方、米国とウクライナの関係が険悪化する様相を帯びてきた。また、米欧間でも隙間風が吹いてきた。

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司教の手紙 ㉚ 平和の源としての兄弟愛

教区の皆さま、お元気でしょうか。前回、家族の中の親子関係について考察しましたので、今回は兄弟関係についてお話したいと思います。 兄弟関係とは、基本的には血縁による繋がりです。しかし平等ではありません。同じ親から生まれた間柄ですが、年齢差、能力差、健康・不健康の差などを見るとそう言えます。それでも、両親はいろんな意味で不平等な子供たちをできるだけ公平に愛そうと努めます。

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【ブログ】いまあらためて「なぜ有機農業」?

自宅近くに一画を借りている市民農園。 手前は菌ちゃん農法の畝。始めたばかりの昨冬は大豊作でしたが夏は猛暑のせいか不作、今年の冬も今一つです。 昨年9月の講演会の際に、吉田俊道さんに猛暑の影響について伺った際は特にないとのことでしたので、まだまだ技術が足らないということなのでしょう。 ところで毎年、正月までに実が無くなってしまう庭の南天ですが、年末にネットを掛けておいたおかげで元旦には見事な赤い実を楽しめました。 ところが気が付くと、ヒヨドリさん達のお陰ですっかり丸坊主に。

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『忙しさ』は『時間貧乏』に拍車をかける

あなたは「お元気ですか?」と尋ねられて、「忙しいです」と答える人々のうちの一人ですか。もしそうならあなたは一人だけではありません。実際、最近の調査では、この質問に対して70%の人が「忙しいです」と答えました。自分自身に問いかけてみてください。「私は時間貧乏でしょうか?」「本当にそんなに忙しくする必要があるのでしょうか?」「忙しさに追われることで、もっと重要な問題を避けているのではないでしょうか?」そしてもう一つ、「神様のための時間を確保しているでしょうか?」聖書では、イエスがマルタに、マリアがしていることは人生にとって非常に重要だと言っています。実際、イエスは「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことに気を取られ、心配しているが、必要なことは一つだけです」と述べています。言っている意味は明瞭です。イエスはマルタに尋ねています。「私をどれだけ本当に愛していますか?忙しいスケジュールの中で私とともに過ごせますか?」

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祈りに込められた「教会一致」への思い

前回は、「キリスト教一致祈祷週間」とその背景について述べたが、それに続いて、カトリック教会が典礼の中で祈っている「教会一致を願う祈り」について二つの例を取り上げて見たい。聖金曜日・主の受難の典礼の中の祈祷と、毎日のミサにおける「教会一致を求める祈り」である。 前者については、第2バチカン公会議の『エクメニズムに関する教令』を解説したP.ネメシェギ神父の言葉が適切なので、少々長いがそれを引用しておこう。

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免疫学者ファウチ博士の予防恩赦に反対

 バイデン米大統領は20日、退任直前にトランプ現大統領の政敵と見られる人物に対して予防的恩赦を与えた。恩赦を受けた人物は、免疫学者アンソニー・ファウチ博士、トランプ氏の元統合参謀本部議長マーク・ミリー氏のほか、議会襲撃事件の調査委員会の全メンバーが含まれていた(その中には、リズ・チェイニー元下院議員やアダム・シフ元下院議員が入っている)。調査委員会は、米議会議事堂が襲撃された事件の背景や責任者の役割を調査するために設置されもので、トランプ氏の事件との関与などが調査された。

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お昼の放送【贈り物】

皆さんが東星学園の中高に入学する前から,私は学校説明会なので,「あなたが入学する学校,そこがあなたにとって一番の学校です」とお伝えしてきました。  ところで,最近はもう一つ,学校説明会で必ずお伝えしている言葉があります。それは「未来のあなたに会いに行こう」という言葉です。この言葉の意味は,未来のあなたに会いに行くことができるのはあなた一人であり,未来のあなたは,今ここにいるあなただけを待っているという意味なのです。

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恐れることなく、イエスの招きにこたえよう

(ルカ5:1-11) 今週の「漁師を弟子にする」という物語は、中田神父にとって非常に慰めになります。私が小学生の頃、漁師は「危険で、きつい仕事」の代表格でした。同時に、中学を卒業して手っ取り早くお金を稼ぐのに「もってこい」の仕事でした。それは裏を返すと、「勉強ができない人が行き着く仕事」というイメージでした。

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子どもたちに対する戦争:体外受精 — 70〜75パーセントの子どもが生き残れない(パート14)

(この記事は、「子どもたちへの戦争」を引き起こしている大人の強迫観念を明らかにするノボトニー 神父による継続中のシリーズの一部です。) 体外受精(IVF)の技術を使って何百万人もの赤ちゃんがこの世に誕生しています。この方法で夫婦が切実に望んでいる子どもを提供することができるのです。そして、多くの尊い新しいいのちを誕生させ、何百万人もの親に本当の幸せをもたらしました。そのため、現在、多くの人々は体外受精を不妊症の解決策と考えています。しかし、そうではありません。最初の体外受精児であるルイーズ・ブラウンが誕生して以来、多くの問題が表面化しています。これらの問題は、生殖補助医療(ART)ビジネスに見出すことができます。

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クリスマスと新年の現実

日本からのご挨拶 数年ぶりにクリスマスと新年のご挨拶を投稿します。手術や予期せぬ出来事があり、少し忙しい日々が続いていました。しかし、生活が正常に戻ったので、いくつかの思いを共有したいと思います。現在、私たちは多くの戦争に囲まれており、これらの暴力の犠牲者が他の国に避難を求めています。今年のクリスマスと新年は、ルカの福音書に見られる言葉を思い起こさせます。「彼らには部屋がなかった。」マリアとヨセフにとってそうだったように、今日の私たちにとっても、何百万人もの人々が追放され、孤独であったり、悲しみに打ちひしがれている中で「クリスマスや新年の喜びのための場所がない」ように思えます。リストを作る必要はありません。ただ朝刊、ニューズウィーク、 タイムズ、またはテレビのニュースを見聞きすれば分かります。

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