日本 プロライフ ムーブメント

安楽死が家族に与える影響

家族は生命が始まり、生命を養育する伝統的な場所です。安楽死はまさに全ての人の正当な権利を弱める社会的な計画の付加物です。全体的に、これらの計画は私達の住んでいる社会的で、道徳的な環境を変化するための強力な試みということになり、弱者を犠牲にして強者の手中に権力を握らせるためのものです。なぜなら、悪は真実と仲良くやっていけないし、人間の生命の価値を引き下げるためには、彼らを誤った方向に導くまで、上手くそそのかす言葉で表現する必要があります。恐ろしいことには、魅力的に見えるように作られていて、法的に認められるようになることです。美徳の生き方をすべきだということはすでに難しく、とりわけ私達が責任がある人を導くことは難しいです。しかし、この地球上の全ての人は人類という家族の一員であるという、より広い家族の考え方は、これらの計画によって脅かされていて、そしてこの認識は以下に示すようによりさらに邪悪で危険なものです。 

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家族計画のジレンマ

ジョンとメアリーは結婚したばかりです。彼らは新居を構えて二人で新婚生活を始めたことにうきうきしています。彼らはそのうちに子どもを育てたいと思っていますが、今すぐに始められる経済状態ではありません。2、3年すれば子どもを産む用意ができるだろうと彼らは考えています。

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差別を取り除く

私達はいつも同じことを繰り返している。他人が自分と違うという理由だけで、その人には価値がないと決めつけてしまっている。私達は、特に自分が敵意を抱いた人に不自然な差別をしようとする。彼らが自分の隣人であるという大切なことを忘れて。 新約聖書の福音書の中で、イエス・キリストは他人に対する価値観における不自然な差別を絶えず取り除こうと努力している。イエスは以下の点に関してそのような努力を惜しまなかった。

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愛こそ命の源

キリスト教の真髄は、イエス・キリストの死からの復活である。キリスト教では、キリストの復活を祝う教えが根づいている。なぜなら、キリストの復活は、キリストだけでなく、キリストを信ずる者全員の生命の勝利を意味するからである。キリストが墓から生き返るということは、我々も墓から生き返るということだ!

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聖霊と回勅『フマネ・ヴィテ』

大聖年である2000年に備えて聖霊に捧げられた1998年は、教会が回勅『フマネ・ヴィテ』発布30周年を祝った年でもありました。しかし、これら二つの出来事はカレンダー上のつながりよりもはるかに深く結ばれています。聖霊について私達が信じることは回勅『フマネ・ヴィテ』が伝える真理をより深く理解し、受容させます。 

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ケンにつらくあたること

今日私達の社会でケンという名前の人は何人いるでしょうか。もしケンという名前の人を合法的に殺すことができる新しい法律が可決されたということを聞けばどうでしょう。あなたは何を言い、何をしますか。きっとあなたは、その「法律」に抗議し、それが間違っていると言うでしょう。「ケン」という名前ではない人々はどうでしょうか。やはり抗議をするでしょう。私達はすぐに集まってケンという全ての人に対する法的保護を回復させるようにするでしょう。私達は確かにこの新しい法律は憲法違反だと言うことができるでしょう。なぜなら憲法は全ての人の権利を守ることを公言しているからです。しかし憲法さえも変えられて、ケンを殺すことが認められたらどうでしょうか。そうなれば、私達はそれでよいと言うでしょうか。いいえ、そうなっても、そうすることは間違ったことでしょう。

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私が弟の番人でしょうか

中絶を、「決してなくならない問題」と呼ぶ人がいます。中絶に関する国内の論争は激しくなる一方で、全く沈静化の兆しがみえません。教会に来て、ちらしを一部受け取って小声で、「中絶の話を聞く場合にそなえてこれをもらいましょう。」とただ言う女性のように、そのことにもう耳をかそうとしない消極的な人もいます。また、中絶について寄せられた手紙に対して、いつ命が始まるのかについて考える気もしないと発言した政治家もいます。私達を不安にさせる情報から身を守る手段はたくさんあります。

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中絶は黄金律を破る行為である

キリストの教えによると、私達が隣人に対してどのように接するべきかをはっきりと知ることが出来ます。これらの教えは、実はキリストの掟の最初の二つなのです。つまり、「何よりも神を愛しなさい」そして「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」という教えです。いかに隣人を愛するかについては、主の次の二つのみ言葉が示して下さっています。ひとつは「人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ」という黄金律であり、もうひとつは「あなたがわれわれのうち最も弱い者に対してすることはすべて、私に対してするのである」ということです。

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「終末期鎮静」を意図された殺害(「第3の方法」)と混同すること

Wesley Smithは先日、終末期鎮静が誤った使い方をされ、終末期を迎えている人の死を早めている危険性について論文を発表した。以下の論文:「自殺幇助となる「終末期鎮静」とは異なる適切な苦痛緩和のための鎮静」を参照のこと: http://www.lifenews.com/bio3100.html

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我々が警告を発していた死のクリニックが誕生する!

小国オランダで、2,636件の強要された死(安楽死の事例)が報告されている。報告されていない事例も多数存在することは明らかである。多くの場合、患者は自分がそれを許可したわけでもなく、さらには自分の預かり知らないところで殺されている(オランダで行われた様々な調査からこのことがわかっている)。 

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安楽死に対するキリスト教の教え

現在活発に行われている安楽死の合法性に関する「議論」は、キリスト教信者がいかに俗化したかを表すものであり、「生命の質」や「死ぬ権利」などという聖書の教えに反する考えをやみくもに採用しているものである。もしかしたら多くのキリスト教信者たちはこの問題の複雑さを理解できずにいるのかもしれない。どうであろうと、医者はとっくの昔から延命措置を停止したりガン患者に大量のモルヒネを投与したりして死を早めているのである。そうだろう?そしていずれ死ぬとわかっている患者に対して簡単に死ねる手段を拒絶するのは非常に残酷なことではないだろうか。

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自然な家族計画

ロー対ウェード判決から二十五年経過しました。そして今、生命を囲む環境は最悪です。あの時点以来、米国では三千七百万人の赤ちゃんが合法的中絶手術で抹殺されています。幼児殺害と安楽死は社会から容認されつつあるようです。一九七三年のあの判決はこのような人間の生命軽視のきっかけになったのでしょうか?社会のこの崩壊ぶりの原因はさらに遡って、避妊を多くの人が容認していることにあると考える人たちも多いのです。 

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体外受精:倫理的含意および代替案

胚性幹細胞を利用した科学研究への資金援助について、最近、わが国で議論が起こっているが、アメリカ人の多くがこの議論を取り巻く倫理的含意に気づいていないことが明らかになった。特に憂慮すべきは、10万個以上の生きた胚が凍結されている事実である。これらの胚は、体外受精の過程で凍結されているのだが、体外受精に対するアメリカ国民の支持率は高まっているように思われる。 

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日本人の誇りを取り戻そう!(終戦66年に想う)

第二次世界大戦開戦から今年で70年、終戦から66年。終戦後の東京裁判で、「日本が絶対的に悪い」とされたが、 その事実関係を説く本が多く出版されている。新田次郎の息子の藤原正彦氏の「日本人の誇り」、 元アサヒビール会長の中條高徳氏の「日本人の気概」、他にも京大教授中西輝政氏、 上智大教授渡部昇一氏など名だたる論客の著書・記事を見ると、終戦後のアメリカの占領政策は「 日本が二度とアメリカに刃向わないようにする」ことで、「修身・歴史・地理」を教育課程から外し、 徹底的に武士道はじめ日本が育んできた文化を締め出したとある(罪意識扶植計画ウォー・ギルト・インフォメーション・ プログラム=戦争についての罪意識を日本人に植え付ける宣伝計画)。 

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脳に悪い七つの習慣(創造力、思考力を磨くために)

前掲で「北京オリンピック」関連の話をしましたが、 今回はやはり2008年の北京オリンピックの水泳競技に関係する話です。 久しぶりに北島選手など水泳陣が素晴らしい成績を残しました。その水泳選手を指導された脳神経外科医林成之博士の「 脳に悪い7つの習慣(幻冬舎)」の紹介です。(昨年の社内向け「冲中ブログより) 

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「感動人間」こそ、今求められる

“感動”というキーワードが拡がっている。「感動プロデューサー」という「感動を生みだす人を生みだす」会社を、 2004年に一人で設立(今も一人)された平野秀典さんは、これまでマイクロソフト、トヨタ、 日立など数百社から講師として招聘され、延べ二十万人を超える人に感動創造のすばらしさとコツを伝えてきたそうです( 感動プロデューサー平野秀典公式サイトから無料メルマガあり)。 

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人生で一番大切な言葉は“ありがとう”!

感謝と“ありがとう”の精神で、成功をおさめた人たちの話が、人間学を学ぶ月刊誌「致知」によく掲載される。 11月号では、小さい時からの夢を次々と実現し、横浜のブリキおもちゃ博物館をはじめ6つの博物館を経営し、 年間約150回の講演、累計71冊の著書を出版されている北原照久氏の「人生を変える魔法の言葉」と題した記事がある 。兄3人と比較される子供時代、全く勉強に手がつかず体育以外はオール1。中学ではある事件で退学処分を受ける。 そんな時、母親から受けた言葉 

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二度とない人生だから(坂村真民)

以前ブログで「人生二度なし(森信三)(http://blog.jolls.jp/jasipa/nsd/entry/7128)」を紹介した。「そもそもこの世の中のことというものは、大低のことは多少の例外があるものですが、この『人生二度なし』という真理のみは、古来只一つの例外すらないのです。しかしながら、この明白な事実に対して、諸君たちは、果たしてどの程度に感じているでしょうか。 すなわち自分のこの命が、今後五十年くらいたてば、永久に消え去って、再び取り返し得ないという事実に対して、諸君たちは、果たしてどれほどの認識と覚悟とを持っていると言えますか。諸君たちが、この『人生二度なし』という言葉に対して深く驚かないのは、要するに、無意識のうちに自分だけはその例外としているからではないでしょうか。 要するにこのことは、諸君たちが自分の生命に対して、真に深く思いを致していない何よりの証拠だと言えましょう。 すなわち諸君らが二度とない人生をこの人の世にうけながら、それに対して、深い愛惜尊重の念を持たない点に起因すると思うわけです。」 

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『煉獄』

「れんごく」と読みます。これはキリスト教、特にカトリック教会でいわれるものです。その意味は『 死後地獄へ至るほどの罪はないが、すぐに天国に行けるほどにも清くない魂が、その小罪を清めるため赴くとされる場所である』(ウィキペディアより抜粋)・・・と、まぁそういうことですわ。 

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「自ら命を絶つ」ことの葬儀屋さん的考察

本記事は2010年の投稿後、2017年1月に投稿者本人によって加筆修正させていただいております) これまでは人間が自ら命を絶つ行為を「自殺」と表現するのが一般的でした。 しかし2017年現在、様々な配慮から多くのメディアで「自死」という表現が使われるようになっております。 本記事を投稿した当時(2010年)から考え続けていたことですが、個人的には「自死」 という表現にも若干の違和感を感じるところがありますので、ここでは「自ら命を絶つ」という表現に改め、 統一させていただきますことをご了承ください。 

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安楽死はどう考えますか?

安楽死が何を意味し、どのような影響があるかについて多くの議論があります。その言葉が意味するものは安らかな死であるとか、尊厳ある死であるとか言われています。また積極的安楽死、消極的安楽死のことも語られています。尊厳ある死に方をする権利があるとも言われています

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自殺援助の合法化のどこが悪いか

自殺というものは、判断力のある人が死ぬにあたって自主的で論理的な判断をした結果である、とこの意見は仮定しており、自殺する本人以外の誰も傷付けることのない、この生きるか死ぬかという自由な選択に、社会が「口出し」する資格などない、と主張しているのだ。しかし自殺の研究の専門家達によると、その基本的な仮定は間違っている。

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