日本 プロライフ ムーブメント

中絶後の癒しの7ステップ

認識1「完全に回復するまでには時間と努力がいる」

神の許しはすぐに得られても、さまざまな誘惑に打ち克ち、悲しみや疑念を断ち、全く新たな気持ちで生活できるようになるまでには時間を要する。

認識2「愛する者を失って悲しむのは当然だし、そうすることは必要なことである」

肉親や婚約者を亡くして悲しむのと同様、中絶で子をなくすのは悲しい。中絶の場合は、否定的感情や罪の意識が邪魔し、弔いの過程をごく短期間に切り上げてしまうことが多いゆえ、修復されないままになる。勇気を出して過去を振り返り、充分弔うべきである。あなたの悲しみは包み隠したり押しやる類のものではなく、ごく自然な感情なのだから。あなたの心が癒されるに従い、喪失の辛さも薄れていくだろう。

認識3「あなたはひとりではない」

同じ経験をし、同じ試練に耐えている人は他にも大勢いる。その人達の体験と理解があなたにとって救いとなるだろう。あなた自身が充分癒されたら他の人を助けてあげたいと思うように、彼らもあなたを助けたいと思っている。

認識4「自分だけに責任を問うのではなく、他人にも非がある」

あなた自身と、あなたに中絶を勧めた人、あなたを思いとどまらせることのできなかったすべての人に、神の御加護がありますように。

認識5「自分を許す」

神はあなたが一生涯悔やんで生きることを望んではいない。あなたの罪は許された。神のもとで新しく生まれ変わった。いつの日か神の御許でなくした子どもを腕に抱く時がやってくると、心静かに待とう。

認識6「他人を許す」

周囲の人達も、無知や不安や身勝手さからあんな言動をしたと理解しよう。できればあなたの方から彼らを許していると伝えよう。中絶手術をした担当医をも許そう。

認識7「手放した子どもを、天の父であり創造主である神に託す」

中絶された子ども達は今は愛され幸せで、充分に守られている。彼らもあなたの笑顔と幸福を望んでいる。あなたを恋しがってはいるものの、責めたり非難してはいない。神の愛と慈悲のもとで暮らしているのだから。悲しみをいつまでも引きずらず、天国にいる彼らを安心させてあげよう。

David C. Reardon, Ph.D.
デビッド・C・リアドン医学博士
The Elliot Institute
Copyright 1998
2002.9.5.許可を得て複製
英語原文 www.lifeissues.net