司教の手紙 ㉗ 聖母月に寄せて — 神の望まれる家庭像
教区の皆さま、お元気でしょうか。今回は「聖母月に寄せて―神の望まれる家庭像―」についてお話ししたいと思います。 聖ヨゼフ年に相応しい「家庭」の考察 ご存じのように今年は、聖ヨゼフ年に指定されています。ヨゼフさまといえばマリアさまということで、この5月に夫婦によって始まる家庭について考察することは相応しいことだと思います。
Continue reading重要な問題について明確に考える
教区の皆さま、お元気でしょうか。今回は「聖母月に寄せて―神の望まれる家庭像―」についてお話ししたいと思います。 聖ヨゼフ年に相応しい「家庭」の考察 ご存じのように今年は、聖ヨゼフ年に指定されています。ヨゼフさまといえばマリアさまということで、この5月に夫婦によって始まる家庭について考察することは相応しいことだと思います。
Continue reading6月末に公表された国勢調査の速報値によると、35~39歳の男性の3人に1人が未婚で、全国の人口の31%が一人暮らしだという。生涯未婚や離婚が増え、それに少子化とくれば、結婚と家庭の意義をあらためて見直す必要があるのではないか。
Continue reading今年2月、週刊文春のスクープ記事がYahoo!のニューストピックにあがっていた。それは、違法中絶をおこなっていた疑いのある産科クリニックを告発したものだ。現行、日本では妊娠22週以降の中絶は違法となるが、そのクリニックでは、違法であることをわかりながらそれ以降の中絶手術をしばしば手がけていたというのである。妊娠34週での中絶事例もあったという元スタッフの証言もある。もちろん記者が現場の関係者を取材した上での、事実をもとにした記事であろう。商業誌ゆえに「違法中絶横行」という見出しで読者を煽ろうとする意図はうかがえるが、とくに踏み込んだ内容ではない。その意味でPro-Lifeに傾いている訳でもPro-Choice(中絶推進)を支持する訳でもなく、中絶という行為そのものについて週刊誌は何も責任をとろうとはしない。そうであるがゆえに、日本最大のコミュニティサイトであるYahoo!でニュースとなったこの記事は、妊娠22週以降の中絶という行為をめぐって受け手がどんな反応をするのかを知る恰好の題材である。
Continue reading−鈴木宣弘『世界で最初に飢えるのは日本−食の安全保障をどう守るか』(2022年11月、講談社+α新書)− https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000369740
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