日本 プロライフ ムーブメント

「彼岸と免疫」般若波羅蜜

般若波羅蜜 もうすぐ春彼岸、春分の日の前後各三日間に古くから追善供養の風習がある。 春分の日は、国立天文台からの情報に基づいて、春分の時刻を含む日に決定され、前年二月の官報で公表される。法律で「自然をたたえ生物をいつくしむ日」とされているが、明治十一年からの宮中行事「春季皇霊祭」で祝日となった。

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貞潔教育、ザンビアのエイズの勢いをそぐ:教会によるプログラムが効果と担当者が語る

[ドイツ、ケーニヒシュタイン]-—ヌドラ教区の担当者は、教会がHIVとの闘いの形勢を変えるのを助けた、しかも伝統的な教えを堅持することによってそれに成功した、と語る。  「一方、政府の対応は無策で遅すぎました」とザンビア教区の尚書係、アリック・ムバンダ神父は語る。慈善団体Aid to the Church in Need(困窮する教会を支援する会)の本部を同神父が最近訪問した際に、インタビューに応えたもの。  ムバンダ神父は、HIVと闘うためにカトリック教会が運営するプログラムが、いかに長らく待たれていた感染者数の減少をもたらすのに決定的な貢献をしたかを説明した。  ザンビアではHIVが流行病のレベルに達している。1,100万人の人口のうち120万人が感染していると推計される。  対策 ムバンダ神父は、教会がこの危機にどのように取り組んだかを話した。教会は抗HIV薬を配布し、エイズへの意識を高めることと要理教育プログラムを組み合わせることによって、貞潔について教えることに成功した。信徒リーダーの共同体と共に、要理教育プログラムが考案されたのだ。プログラムの中では、HIVのリスク、特に安易な性行為によるリスクについて伝えた。  教会のリーダーたちは、結婚を考えている人々にはまずHIV関連の検査をするように奨励している。  ウィルスの犠牲になっている人々のためには、司教たちは、住まい、福祉支援、医療の整ったセンターとなる「農場」を計画している。  「最近、とうとう、わずかな進歩が見えるようになりました」とムバンダ神父。「HIV感染者の数は上昇しなくなり、キャンペーンのおかげで、ようやく下降しはじめています。」  ムバンダ神父は、人工的避妊法への反対と貞潔教育の固持というザンビアの司教たちの姿勢の重要性を強調した。  ムバンダ神父は、「いくつかのNGOは人々にコンドームの使用を勧めていますが、そうすると人々は安易な性行為に流れるようになり、問題です」と語った。「実際、それによって問題は大きくなります。」  ムバンダ神父はまた、信仰を行動に移すことの重要性を力説した。「私たちは、福音について語ったり、ミサについて話したりするだけで、それを生きないことがあってはなりません。私たちの時代の問題と結びつけることがなければ、福音を生き、告げることは難しくなるでしょう。」  Zenit (ニュース) Copyright ©2006.5.29.許可を得て複製 

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コンドーム:事実がカトリック教会の教えの知恵深さをあかしする

エイズ問題への対処としてのコンドームの使用をカトリック教会が拒否していることに対し、批判が続いている。最近の批判の一つは、医学雑誌The Lancetに掲載されている。「信仰は、病気の予防に対して乗り越えがたい障害を置くようである。HIV/AIDSほど緊急な問題はない」と同誌の3月12日付社説は伝える。 

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新たな研究、貞潔の効果を立証ートロントのエイズ会議は沈黙する

トロント 2006年8月15日(LifeSiteNews.com)ー 今週トロントで開催されている国際エイズ会議の参加者たちが、アフリカでのエイズ危機をくい止める唯一の希望はより多くのコンドームを配ることであると聞かされているあいだにも、National Post紙は、十代の若者の性行動を減らし、したがって性感染症の発生率を下げるために、貞潔限定教育(訳注:abstinence 一 only“安全なセックス”を教えない)が最も効果的であると伝えている。

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アフリカにおけるエイズ

西側諸国がいかに手を貸してくれないか! 1991年7月、中央情報局CIAは、世界的エイズ被害に関する非公式文書91-10005を発表し、アフリカの人口均衡を乱すだろうと予測した。他の多くの警告がそうであると同様、この警告もやはり、以後10年間、国際社会において無視され続けた。多くの省庁が、人々の健康や安全について、他に優先すべき問題があると考えたのか、あるいはこの問題を解決するには莫大な費用がかかると脅かされたのか。手を貸すべき立場の面々は、アフリカ人の状態に無関心だった。しかも中には、アフリカは人口過多で、エイズは減少への近道とすら信じる人までいた。

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「性教育について」

私は看護婦なので、エイズ患者を看ることもあります。エイズ患者を看る時は、患者のいかなる体液でも自分にはねかかる危険性が少しでもあれば、必ず手袋と防水白衣とゴーグルを着用するようにと病院から命令されています。ところが世間では、エイズ感染を防止するにはコンドームが良い、とされています。もしそれが本当なら、私がエイズ患者を看るのに必要なのは、コンドームだということになります。 

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家族の価値と安全なセックス

私がBBCのインタビューに応じヨハネ・パウロ二世のローマ教皇在任25年周年の前日にあたる2003年10月12日に放映された、とマスメディアは伝えている。あの時、私は30分以上にわたりさまざまな質問に回答したが、家族に関するものが主だった。しかし、驚くべきことにインタビュー全体からBBCのパノラマ番組『性とバチカン(Sex and Holy City)』で放映されたものはわずか3つの問題、それぞれ30秒にも満たなかった。わたしの答えははるかに詳しいものであったのだが。この番組は明らかに、HIV/AIDSの予防にコンドームの使用を認めないことが人々の死の一因になっているのではないかと、カトリック教会を意図的かつ計画的に批判しようとしたものだと思われる。

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「命を選びなさい」―現代の性教育を考えるために

アメリカで、ある先生が授業で語った話です。  「先生の親しい友達が、ある夜、突然たずねてきて、何も言わず泣き崩れた。彼はハンサムでスポーツマン、 いつも自信に満ちていた。なぜ泣いているのか、しばらく落ち着くのを待つしかありませんでした。彼は、 苦しそうに打ち明けはじめました。 

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HIV⁄AIDS

HIV⁄AIDSは50年以上前にアフリカで最初に発見されました。当時は、悪液質が進行したもの、繰り返される伝染、致命的な結末という理由で「痩身病」と言われていました。この病気は、ちょっとした伝染病が発生した1981年にアメリカで最初に認められました。その時には、アメリカやハイチに住んでいる多数の男性同性愛者がカリニ肺炎にかかったことが確認され、その中には、皮膚の表面や内臓に多数の血管腫瘍瘤ができるカポジ肉腫を起こしている人も多くいました。この症候群は、麻薬常習者にも認められました。1983年にこのウイルスは分離され、レンチウイルス亜科に属するレトロウイルスであると確認されました。現在ではたくさんの異なった種類が確認されていて、このことによって、その病気のすべての症例を確実に発見することをかなり困難なものにしています。抗体検査が初めて開発されたのは1985年でした。

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エイズを食いものにする人々よ、わが民を解放せよ

ウガンダ、カンパラ 米国大統領のHIV-AIDS救援緊急計画(PEPFAR)は、数か月間も、上院で暗礁にのりあげていた。先週、ようやく投票・可決の見通しが出てきた。この計画には500億ドルが投じられることになる。それは、エイズと闘うためにアメリカ国民一人当たり165ドル、ニューヨーク市民だけで13億ドルを払う計算になる。しかし、エイズのために割り当てられるこの支援金は、サハラ以南のアフリカで、エイズ・ウィルスの蔓延を止めることができるのだろうか。昨年、この地域のエイズによる死亡者数は、世界の同死亡者数の76%を占めている。 

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HIV/エイズへの対応策として有効な協力関係を構築する

HIV/エイズへの国家的対策を成功させるには、協力関係が不可欠である。カンボジア、ウガンダ、タイ、オーストラリア、ブラジル、スイスなどの国では、相互尊重と責任の共有に基づいた市民団体と政府との協力が活発に行われ、効果的な対応の象徴となっている。HIV/エイズにおける協力関係は、あらゆるレベルにおいて、政府、地域団体、医療、ヘルスケアおよび科学団体、ならびにHIV/エイズに感染し、これらを抱えて生きる人々が、HIVの拡大防止に協力し、この疾患による社会や個人への影響を最小限化するために共同で行う効果的な取り組みと定義できる。協力関係によるアプローチは、対応のあらゆる面で話し合いを持ち、共同で意思決定を行うという方針に基づいている。HIVの伝播を防ぐには、政府の指令ではなく、むしろ地域社会の規範と価値に合わせて修正される個人の私的な行動への対応が必要となる。したがって、HIV/エイズの影響を最も強く受けるこれらの地域社会の方針およびプログラムの開発への参加は、任意ではなく、必須事項なのである。

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国家、社会、経済の発展にHIV/エイズが与える影響を理解する

HIV/エイズの経済に対する悪影響が、ますます明白になっている。罹患率が高い国では、国内総生産の成長率が低下し、主要産業における人材不足、孤児の増加、世帯貧困の深刻化が起こっている。こうした国々は、HIV/エイズによる経済的影響の緩和という難題に直面している。 

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ウイルスが誰にどのように感染するかを知る

ウイルス ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因となる。この症候群、すなわち、疾病のパターンは、1981年に米国ではじめて報告されたが、免疫不全の原因となるウイルスは1983年まで発見されなかった。HIVは、体内のT4白血球に感染し、それを損傷、破壊する。T4細胞には、免疫系の複雑な機能を調整する役割がある。また、HIVは、免疫(防御)系の他の細胞、脳細胞および臓器細胞にも感染することがある。 

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アジア太平洋地域におけるHIVおよびエイズの蔓延に関する考察

2002年は、アジア太平洋地域で約100万人が新たにHIVに感染し、このウイルスへの感染者は、2001年から10%増の720万人に上ると推定される。さらに昨年は、49万人がエイズにより死亡したと推定される。若年層(15ー24歳)の約210万人がHIVに罹患している。カンボジア、ミャンマーおよびタイを除いたアジア太平洋諸国では、国内のHIV罹患率が比較的低い状態にとどまっている。 

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エイズと“技術的解決策”

この5月、サイエンス誌は、注目に値する記事を掲載しました。それは、世界的なエイズ予防の優先順位を、特に最も打撃を受けているアフリカ南部で、根底から転換するよう、呼びかけるものでした。(1)記事は、技術的な“リスク軽減”戦略、すなわちコンドームの使用、カウンセリングと検査の奨め、エイズ以外の性感染症の治療という“三連勝単式”が、その推進者たちの期待をはるかに下回る効果しか上げていないにもかかわらず、エイズ感染を食い止める世界的努力のかなめとして定着しつづけていることを認め、異議の声を上げています。国際的な権威は、過去20年近くのあいだ、この方法にすっかり頼ってきているのです。最先端を行く学術機関の科学者たちによって書かれたこのサイエンス誌の記事は、アフリカにおけるエイズの発生を減らすためにはるかに効果のあった方法を明確にし、力を入れるようにと呼びかけています。それは、行動の変化、すなわち[未婚の人々の]貞潔と[夫婦のあいだの]忠実、そして男性の割礼(陰核切除)です。 

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