日本 プロライフ ムーブメント

自然な出産・母乳保育・ビリングス・メソッドによる自然な家族計画の証

長女をむなかた助産院で出産し、自然なお産を経験しました。初めての子育てに戸惑う事もありましたが、1歳を過ぎるまで母乳で育った長女は、とても健やかで育てやすく、実家から離れて生活している私をいたわるようにすくすくと大きくなりました。子育ての中で、助産院での出産が自信につながっていると、いつも感じていましたので、2人目も是非、むなかた助産院でと思っていました。

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‘違うこと’は美しい

イタリアでは豪華客船の座礁事故やマフイァの経済規模がGDPの7%と判明など、 国の財政危機に追い討ちをかけるような事案が続き、新聞やテレビなどの大手メディアは、 そうしたニュースを追う傍らで政府の緊縮財政策の是非や真偽や問題や影響等々について連日多くの時間と紙面を割いて報 道を続けている。つまりイタリア共和国は、150年前に国家が誕生して以来の「いつも通りの」危機を生きていて、 そこには普段と変わらない人々の日常が大きくうねりながら躍動し前進しているのである。 

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失業中の父親

男性たちが時々苦情を言うように、主婦であった多くの女性たちが労働力として社会進出するなど、過去50- 60年の間に、女性と母性に影響を及ぼすさまざまな変化があったなかで、男性たちのことが見落とされる傾向にあります 。しかし、変化する経済の中で男性たちの失業率が高まっていることにより、最近、人類の「男性」 が再び注目されるようになっています。安定した仕事に就けず、結婚出来ない男性たちについて、しきりに語られています 。 

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年老いた両親を気にかけることでの子どもたちの問題

  数年前、友人は、2人のいとこ(姉妹)が自費出版した本を読むようにと私にくれました。その本は、 アメリカ合衆国の異なる地域で生活し、互いに調整しながら、年老いていく両親の世話をする方法を書き表したものでした 。もっともなことですが、より多くの人々が高齢まで生きて、そして、 家族がますます互いに離れた地域に住むようになっているので、この主題についての文献は増加しています。 

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安楽死に対するイギリスの動向

オランダでは、病気に苦しむ高齢者と身体に障害のある新生児が、彼らの両親や近親者の同意無くして日常的に死に至らしめられていることが公知の事実となっている。ヨーロッパの他の国々もオランダの場合と大差なく、アメリカに一番似ているイギリスの最近の動向も、先進国における安楽死の今後を暗示するものになっている。 

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敵国との結束

第二次世界大戦が終幕を迎え、連合国はサンフランシスコに集結し、これ程多くの犠牲者と財産を失ってまで勝ち得た平和をいかにして維持していくかについて話し合った。そこで、戦争を抑止し、人権を保護し、人間の尊厳および価値を確認し、また世界中のいたるところでの自由を促進するような新たな国際機構の為の憲章が起草された。

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社会の中の教会をめざして平和の使徒となるために

出エジプト記3:7 主は言われた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみをつぶさに見、 追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。3:8 それゆえ、わたしは降って行き、エジプト人の手から彼らを救い出し、この国から、広々としたすばらしい土地、 乳と蜜の流れる土地、カナン人、ヘト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の住む所へ彼らを導き上る。3:9 見よ、イスラエルの人々の叫び声が、今、わたしのもとに届いた。また、エジプト人が彼らを圧迫する有様を見た。3: 10 今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」 

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クローニングーインタビュー:アルバート・モラクチェフスキー師へのインビユー

  「哲学と神学の修士号だけでなく、薬理学の博士号も持っているドミニコ会の司祭であるモラクチェフスキー神父は、その経歴の大部分を、生医学の発達に関わる道徳的問題の探求に捧げてこられました。彼はヨハネ13世医学倫理研究センターの初代所長であり、現在も名誉研究員としてその組織に貢献しています。」 

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「器の法則」その1

昨日は久しぶりにスピリチュアルな勉強会に参加してきました。神光幸子さんが主宰する神光塾です。神光さんの話は、地にしっかり足をつけたスピリチュアルなので聞いていて違和感がありません。「せっかく3次元の世界に生まれてきたのだから、この3次元をちゃんと生きよう」というものです。 

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避妊と妊娠中絶

一(生命を尊重する人のために) 避妊はプロ・ライフ運動に対して戦いを挑んでいます。と言われても避妊と妊娠中絶との間に何の関係があるのかすぐにはぴんとこないかもしれませんが、考察を進めていけば二者の関係が明らかになります。避妊の問題点から目をそらしていると、生命を最大限に尊重することが出来なくなってしまいます。避妊と妊娠中絶との間には考慮すべき関連が少なくとも三つあります

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モーニング・アフター・ピル

一体どのような薬なのか? モーニング・アフター・ピル(現在、プリベン緊急避妊薬セットとして販売されている)は、単に性行為前ではなく性行為後に服用するという受胎調節用のピルである。通常、性行為後72時間以内に2錠服用し、その12時間後にさらに2錠服用する。ここ数年これらのピルはレイプ被害者に緊急処置室で処方されてきた。プリベンが一般にも入手し易くなるよう、目下のところ著しいマーケティング努力が施されている。

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完全には補い合えない同性愛行為

同性愛行為には、『かけがえのないお互いを与え合う』一体感において欠落した部分がある。互いの性の違いの上に成り立つ男女間の結婚における性行為において、子孫をつくるという共通目的のもとに『一体』となった時のみ、人と人は完全に補い合える。互いが異なる存在であるがゆえに愛の行為が完結されるという確信のもとに、自分を与え相手を受け入れられるからである。神から授かった体を委ねることで、人は他者への思いを表現する。ふたりの人間の出会いは、互いの性の尊重が基本となる。つまり、自分を与え相手を受け入れ、同意のもとに心身一体となって愛の行為を完成させる。

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愛は徳によってのみ得ることができる

50年以上前から、西洋社会では、歌や詩、あるいは映画を通じて愛を称えてきた。にもかかわらず、我々は愛が崩壊する様子を目の当たりにしてきたし、それは今も続いている。どうしてだろうか?我々人間はなぜもっと愛情深くなれないのだろうか?我々はなぜ人の歌、たとえばジョン・レノンの歌に語られているような平和や普遍の正義を手にすることができないのだろうか?その理由として、以前と比べて我々の愛情が薄れていることが考えられる。今日の我々の状況を正確に描写した寓話を紹介しよう。 

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胚の本質について

ヒトのいのちが受精の瞬間から始まるのかどうかという疑問は、厳密には哲学的な問題である。だからと言って、よく言われているように、この疑問に対する確固たる答えはなく、胚がヒトかそうでないかは見解の相違に過ぎないという意味ではない。その意図は、この問題が感覚あるいは調査によって解決するものではなく、解決には論理が必要という点にある。発達中の胚の状態について、同じデータを持つ発生学者2人が、2つの相反する結論を導き出す可能性が考えられる。双方でデータが同じなら、その結論の違いは科学的データが原因ではない。むしろ、彼らの見解の不一致は、その論法によるものと言える。にもかかわらず、哲学では、科学に頼ることで、この問題を論理的に解決しようとしている。哲学者は、ヒトの胚に関する科学的データなくして、胚の地位や生命の始まりにおける問題を解消することはできない。 

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ありがちな混乱とその識別

哲学は、識別を行うことで、ともすれば混乱しがちな社会の解明に貢献する学問である。しかしながら、現代人はかつてない混乱に陥っているように思われる。以前より哲学を必要とする人が増えたのはこのためである。ただし、皮肉なことに、哲学科の多くがこの組織化された混乱の原因を作り、その固定化に加担している。人間の選択に影響を与える問題を解明するために、識別を行うという慣習に立ち戻る必要がある。これは自由を得るための必要条件である。混乱している人は自由を失っている。なぜなら、真理だけが我々を自由にするから。 (ヨハネによる福音書 八:32) 

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