日本 プロライフ ムーブメント

vol.423 許せない苦しみがあなたをやさしくする

「傷つけた方と傷つけられた人どっちが悪い?」聞かれたらきっと多くの方は「傷つけた方だ」と言うと思います。でも日々カウンセリングをしていると、傷ついた人への風当たりは結構強いなあと思うんです。 機能不全の家庭で育った痛みをもつ人が自分の親について語ると「親を悪く言うべきじゃない」「甘えてる」という言葉に再び傷つくことが多いからです。

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人生の奈落から立ち上がった「命の授業」講演者の腰塚さん

以前も、村上和夫先生(筑波大学名誉教授)のお蔭で、JR福知山線事故に遭遇し医者も諦めた(脳がぐしゃぐしゃ)女性が、北京パラリンピックの水泳に出場できるまでに回復したことを紹介した(http://okinaka.jasipa.jp/archives/26)。その記事の中で、「良い遺伝子を目覚めさせるのは、感謝、感動、利他の心、笑い、何事にも一生懸命になる素直さ、病気も落第も自分に与えられた試練でありがたいと思う心など、人生を前向きに目標を持って励めば遺伝子のスイッチはオンになっていくそうです。本来人には優劣が殆どなく、成功者とそうでないのは、どれだけ遺伝子をオンに出来るかということだそうです。」との村上先生の話を紹介した。

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いたるところに聖ジアンナがいる国で

2020年、女優岡江久美子が永眠した。癌の治療中にコロナ死したと報じられた。名女優の突然の悲報に日本中が悲しみに暮れた。彼女は「日本のお母さん」と親しまれる存在だった。 日本語で母親は「お母さん」と呼ばれる。日本人の誰もが思い描くお母さん像を体現する存在が岡江久美子だった。彼女を一躍スターダムに押し上げたのがテレビドラマ「天までとどけ」である。平日昼間の時間帯のシリーズドラマとしては異例の高視聴率を記録したこの人気ドラマで、岡江は13人の子どもを持つお母さん役を演じた。実話をもとに制作されたドラマで決して現代のお伽噺などではない。 大家族の賑やかで平和な日常を描いたドラマが、13人目の妊娠の発覚から急展開する。妊娠と同時にお母さんの難病が発覚し、医師から堕胎をすすめられた家族は苦悩する。すでに高校生や中学生になっている年上の子どもたちは、お母さんに生きてほしいから堕胎してくれるよう懇願する。岡江お母さんはやさしく子どもたちに微笑みかけながら、自分に堕胎する意志がないことを告げる。自分自身と子どもたちを説得したのはこのひとことだった。「最後は神様が決めてくれると思うの」。

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中絶後のヒーリングの広め方

中絶をした人々と、中絶体験について語り合わなければ、ヒーリングを世に広めることができないというわけではありません。相手が中絶経験者であるかどうか知る必要もないし、正式に訓練を受けたカウンセラーや、中絶後の問題についての専門家でなければならないわけでもないのです。 

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若いスロバキア人の彫刻家の表現 …..中絶後の痛み、慈悲と許し

その彫刻は中絶を後悔し、深い悲しみのなかにいる女性を表しています。作品の第2の人物は、幼児の姿に表現された、中絶された子どもです。そしてその子は、深い感動を与える、見る者をいやしてくれるようなしぐさで、ゆるしを与えるために母のもとに来ています。

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慈善事業の勇気ある新世界:与える側が、人の生死を決定することになるのだろうか?

20世紀初頭の30年あまりの間、アメリカや多くの西欧諸国では優生学運動が盛んであった。『生まれながらに優れた』という意味を持つこの優生学の推進論者は、選択的生殖技術を用いれば、肉体的、精神的、文化的、そして社会的健全性を改善し、その結果、精神薄弱や癲癇、犯罪行為、精神病、アルコール中毒症、貧困状態を社会から一切なくす事ができると信じていた。

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中絶の精神的外傷と幼児虐待

過去25年の間に、幼児虐待の割合は劇的に増加したと専門家は主張しています。一九七六年と一九八七年の間だけでも、幼児虐待の報告された事例が3.3倍も増加したのです。虐待の実態が報告されるケースが多くなったことがこのように増加したことの一因ではありますが、専門家はこれらの数字が増え続ける虐待率への傾向を反映していると主張しています。 

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絶望と希望

第一部:悪魔対キリス卜 人が犯すあらゆる罪、この場合は中絶ですが、その前後において、いかにキリストと悪魔が異なって現れるかは、重要な事です。中絶前には、キリストは腕を広げて道をふさぎ、こう言います。「中絶をしてはいけない。今あなたが払う犠牲は、後に百倍になって報われるであろう。私はあなたに生命を与えた。それはあなたが人生を豊かに生きるためである。私に希望を託しなさい。そうすれば、私はあなたを裏切らないであろう。」 

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秘密の誕生

ステファニー・クラークは、娘のズボンを探そうとしてクローゼットを開けた。毛布にくるまれた小さな新生児をそこに見つけた時の彼女の驚きを容易に想像できるだろう。「驚きのあまり悲鳴をあげました。」とのちに彼女は報道陣に語っている。「すぐに警察に電話をしました。『誰の子どもか』と聞かれて私は『まったくわかりません。』と答えるしかありませんでした。」 

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本当の平穏を探して

妊娠していることに気が付いたのは、1977年6月でした。まるで自分の人生が、音を立てて崩れていくような気がしました。私みたいな良い子が、妊娠するはずがない!その時私は高校2年を終え、優等生名簿に名前が載ったところだったのです。進学したい大学をいくつか調べ始めていました。私は自分の人生の大きな計画を立てていたのです。 

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中絶する女性:「胎児に関する彼女たちの考え」

中絶クリニックの待合室で、少しの間私と一緒に座ってみましょう。ここには、一般的に哲学者でも馬鹿者でもない女性たち、明らかにその両者がかなり重複したカテゴリーの女性たちがいることがわかるでしょう。この女性たちの中で、「人間であるということ」の意味についての不可解な議論に関わったことのある人はほとんどいません。愚かにも、中絶をすることは歯を抜いてもらうことと同じだという主張を信じる人はさらにいません。

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危険性の高い中絶患者を見分けること

どのくらい多くの女性が中絶後に精神的な問題を経験するか激しい論争がありますが、中絶賛成の立場の研究者でさえ、中絶によってマイナスの影響を受けている女性が少しはいることを認めています。個々の研究者の感じ方によって、これらのマイナスの反応は、「深刻な」「重要な」「重要でない」と大まかに分類され、これらの症状を経験している女性たちの数は、漠然と「多い」「多少の」「ほんの少しの」と表されることもあります。しかし、統計は形容詞ほど主観に左右されることはありません。文献のあるレポートにおいては、報告された中絶後のマイナスの影響のいちばん低い割合は6%で、ほとんどのレポートは12~25%で、一番高いのは50%でした。そのような調査結果で、最も偏った見方の研究者たちだけが軽率にも、中絶後のトラウマを経験している人は「誰もいない」と主張しています。

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問われる胎児組織の移植医療出生管理狂信者の秘密協議事項:「人道主義の援助」、RU-486、その他の無意味な言葉

出生管理主唱者は、妊娠中絶を利用する権利を拡大することは世界の至る所で女性の地位と健康を改善するために欠くことのできないものだと主張しています。実に、このメッセージは人口増加と女性の権利を取り上げている長い一連の最近の国連会議において、ヒラリー・クリントンとアメリカ政府高官達によって、たゆみなく奨励されました。

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中絶後遺症

1. 国の公衆衛生問題としての中絶 一九七三年アメリカ最高裁判所は、中絶の実施を規制、又は制限している合衆国の州、地方の法律をすべて取り消すことを決めた。これは、現代医学の進歩により中絶が「比較的安全」になったので、このさき国家が中絶を規制する必要がなくなったという前提に基づいて出された決定である。ゆえに医師が女性に「健康」の手助けとして中絶を実施するのを妨害する事は憲法違反であると最高裁判所判事は結論づけている。1

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中絶に関わる主な精神的影響のリスト1

中絶後8週間しか経過していない中絶後の患者の研究で、研究者は、44%の人が神経障害を訴え、36%の人が睡眠障害をきたしていて、31%の人が自分の決定を後悔していて、11%の人がかかりつけの医師に精神安定剤を処方してもらっていたことがわかりました。

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中絶後のトラウマを克服すること(一事例)

「全国中絶と出産の権利行動連盟」(NARAL)の会長として、ケイト・ミッシェルマンは、この国で最も有力な中絶賛成の立場のフェミニストの一人です。中絶擁護は、ミッシェルマンが単に仕事として行なっていることではありません。彼女はそれに情熱を傾けているのです。「女性たちが選択できる権利」を擁護するとき、彼女は、30年ほど前に自分がした選択を真っ先に擁護しているのです。 

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いと小さき者のいやし

臨死体験した人や死者と話したことのあるたくさんの人の理解によると、現世から来世への通過は、現世の時間の数秒から数年に相当します。この通過状態の人々は度々生きている人からの助けを求めています。この中には中絶された赤ちゃん、流産した赤ちゃん、死産した赤ちゃん、生まれた後亡くなった赤ちゃんもいます。この話でジョアン・フランシスはこの状態が真実であるという彼女の体験とその子どもたちのために祈る必要と結果を述べ伝えています。フランシス夫人はオーストラリア・メルボルンのカトリック信者の主婦です。 

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癒された傷

  診療所のカウンセラーは協力的でした。彼女は私の話に同調してくれるので、すっかり調子に乗ってしまったのですが、実際は、患者候補生への親切も営業のうちであろう事までには頭が回りませんでした。彼女は、私の妊娠が予定外であったこと、味方が誰もいないこと、心に生じた歪について語る私に静かに耳を傾けていました。話しを聞き終わると、彼女は机の向こう側から書類を差し出しました。 

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中絶後トラウマ・その事実は?

ストットランド博士は最近の記事(JAMA, Oct. 21, 1992)で、中絶後トラウマは「神話」に過ぎず、実際には「どこにも存在しない」ことを論証しようと試みます。彼女はそこで、この件が満足に解決されるために、この分野ではもっと偏らずに、範囲を広げた、経験によって立証できる研究が必要であると書いています。

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女性はなぜ中絶するのか? ー 最近の研究データの考察

望まない妊娠に直面した女性には3つの選択肢が用意されている:1)妊娠を継続して子どもを持つ、2)子どもを養子に出す、3)中絶する。望まない妊娠という問題をすばやく解決する方法として、女性の大半は他の選択肢を熟考しないまま中絶を選択する。中絶の前に女性が唯一相談できる相手が中絶クリニックであることも少なくない。多くの場合、そうした施設で働くカウンセラーは妊娠の継続や子どもを養子に出すという選択肢を勧めず、中絶を望ましい選択肢として売り込もうとする。したがって、中絶する女性にのみ知識や調査不足の責任があるのではなく、中絶前にカウンセリングを行う女性にもその責任はある。 

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「選択権」のにがい代償

私は大学生だった時、「間違って出来た子どもを産むな。中絶を合法化せよ」と書かれたバンパーステッカーを自分の車に貼っていた。私はキャンパス内の数少ないフェミニストの一人だった。「中絶する権利」は目に見えた旗印であり、手に届く範囲のはっきりしたゴールだった。女性の誰がそれに反対しただろう? 

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人間のいのちの重さ

十八歳のとき、ボーイフレンドと同棲を始めるために引っ越した直後、妊娠していることに気づきました。私は子どもがいる生活を想像できず、脅え不安になりました。友人や家族に相談した結果、中絶することが現実的なように思えました。なんといっても、私は美しさも知性もある若い女性なのだし、輝かしい未来が待ち受けていると考えたからです。 

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