日本 プロライフ ムーブメント

僕達は昨日喧嘩をしました。若者と愛:十代の性

質問:僕達は昨日喧嘩をしました。夕べのデートの時、僕は昔の友達に会ったのでちょっと話すために、彼女を10分だけ一人にしたのです。そうしたら彼女は怒って、僕が彼女のことを大切にしていない、と言ったのです。どうして彼女がこんな小さなことでそんなに怒るのか、僕はわからないのです。 

Continue reading

私には本当に友達と呼べる人が一人もいません。 若者と愛: 十代の性

質問:私は自分も友達のようだったらいいのにと思います。彼女は美しく、歌も上手に歌うことができます。水泳も得意で、彼女は誰からも好かれています。それに比べ、私は何も得意なものがなく、私に興味を持つ人は誰もいません。私には本当に友達と呼べる人が一人もいません。 

Continue reading

死刑の一時停止支持

一般的に、死は私たちの誰もが望まないものです。実際、それは考えることさえしたくないものです。死が自然に起きるとき、それは私たちの力の及ばないことですが、死が意図的にもたらされる場合、それは非常に不幸なことです。もちろん私たちの法体系においては、死刑を用いるある理由と目的があると言われています。それは犯罪者を罰するために、犯罪者が犯罪を繰り返すことを防ぐために、そして他のものを思い止まらせるために用いられます。しかし、その状況をもっと注意して調べてみれば、それが本当の解決になっていないことがわかるでしょう。

Continue reading

愛に呼ばれて不確実の時代における愛と結婚のキリスト教的ビジョン

  今日のテーマにはちょっとした難しさがあります。私たちが夫婦として、また家族として経験することは、 人類各々が経験していることです。ですから、このような話をする時に使う「言葉」は、 それぞれの文化の影響を受けているため、お伝えしたいことが真に伝わるように、 なるべく分かりやすく話したいと思います。 

Continue reading

子どもたちを私のもとに来させなさい。妨げてはならない

(司会) 今日はローマから教皇庁家庭評議会局長のジャン・ラフィット司教様をお迎えしました。 本日の講演会のテーマは「子どもたちを私のもとに来させなさい。妨げてはならない」です。 司教様は、フランスのサントマリーで1952年にお生まれになり、現在58歳です。 1989年21年前に司祭に叙階され、2009年10月に教皇庁家庭評議会の局長に任命され、 12月12日に司教に叙階されました。カトリック信徒の団体である、エマヌエル共同体のメンバーでもおられます。 

Continue reading

避妊に対する教会の道徳的教え

  イエスは、もし誰かが教会の教えさえも聞くことを拒否するなら、あなたが異教徒や収税役人を扱うごとくにその人を扱えと言われるとき、私たちに非常に厳しい警告を発せられているのです。言い換えれば、もし教会の教えを聞くことを拒否すれば、とても困ったことになるとイエスは私たちに言われたのです。ある特別な道徳的問題が一つあり、その問題に関しては、多くのカトリック教徒が教会の教えに即した考え方をしていない、又は行動をしていないことが調査によってわかっていますが、それは、実際かなり不幸なことなのです。

Continue reading

先端医療の論じられ方

私の出身は科学史で、もともとの研究テーマはヨーロッパ近代以降の医学・科学における生命観の歴史的な変化です。そしてここ15年ほど、歴史研究をベースにして先端医療と生命倫理の在り方も検討してきました。また、そもそも私は、自己決定権を基盤としたアメリカ型の生命倫理学に違和感をもっていましたので、主催者の思惑通り今回のシンポに際しても、アメリカ型の生命倫理学を擁護しているかに見受けられる岡本さんの『異義あり!生命・環境倫理学』(ナカニシヤ出版、2002年)を再読し、批判を加え、議論を交わそうと思って参ったわけです。しかし、ただいまのお話を伺って、むしろ岡本さんと私の問題意識は重なっていると感じました。岡本さんのおっしゃったように私もまた、現状から様々な問題性をえぐり出して議論の場を創っていくこと、それが生命倫理学の役割だと思っています。結論は出ないとしても、永続的な議論の場を形成すること自体が重要だという立場です。したがって、当初の意気込みと話の予定を変えざるを得ないので、いささか当惑しているのですが、ともかく「先端医療の論じられ方」という本論に入ります。 

Continue reading

ヒト胚性幹細胞研究(hescr)の最新情報

I. 「幹細胞」という言葉を勝手に使うこと 「ヒト胚性幹細胞」というフレーズの使用には、多くのまやかしがあるにも関わらず、長年にわたって利用されている。そのような細胞は存在しない。このフレーズの使われ方では、早期のヒト胚の細胞と「幹細胞」が同等視されている。  

Continue reading

メディアとヒト発生学

1990年に「それは適切ではない。メディアの偏見に関する参考指針」と題した情報提供型の書籍が発行された。(1)著者はBrent BozellおよびBrent Bakerである。これは、基本的に政治的な曝露本であり、政治的問題に関するメディア(実際には、レポーター、ライターおよび特派員)による自由主義者の偏向を詳述している。疑惑の影から、著者らはそのポイントを立証する。 

Continue reading

いのちの始まりと連続体の確立

いのちの始まりとその連続体の確立は、生物学者(発生学者)にとって理解が難しい事実ではない。残念ながら、これらの事実は、政治的な見解に都合がいいように再解釈、再定義されてきた。したがって、ヒト発生学は、社会法律的・政治的な声明として書き直される危険に面している。 

Continue reading

幹細胞研究

「幹細胞」という言葉は、元々組織学者によって作られた言葉である。この言葉は、かなり以前から組織学の文書に登場し、「再生」または「修繕」細胞として紹介されてきた。事実上、人体のすべての組織に幹細胞は存在する。幹細胞の存在目的は、亡失した細胞あるいは損傷を受けた組織を瘢痕組織などの組織や細胞で代用することである。幹細胞は部分的に分化しているが、末端分化には至っていない。これらの細胞の特徴は、分裂が必要なときに自己再生する能力を持つことである。幹細胞が分裂して誕生した娘細胞のひとつは特定の細胞に分化するが、もうひとつの娘細胞は幹細胞のままの残り、新たな分裂を起こす。組織によっては、幹細胞を容易に特定することができるが、その特定が非常に困難な組織もある[キッシャーら、1982年。肥厚性瘢痕とケロイド:その起源の検証と新しいコンセプト。走査型電子顕微鏡、iv:1699~1713;キッシャーら、1989年。肥厚性瘢痕およびケロイドの細胞株によるフィブロネクチン生成量の増加。結合組織研究、23:279~288;キッシャー、C.W.およびJ.ピンダー。1990年。ヒト皮膚・瘢痕繊維芽細胞によるフィブロネクチン(FN)生成量に対する血小板由来成長因子(PDGF)の影響。細胞検査、3:231~238。] 

Continue reading

クローン形成、幹細胞研究および歴史上の類似例

幹細胞研究にヒト胚性細胞を使用すること、幹細胞を「治療的」クローン形成により入手するか、あるいは「余剰」胚から入手するかどうかについて、大衆の意見は必ずしも一致していない。これらのクローンおよび「余剰胚」は、初期胚と同等の価値を持っている。多くの科学者たちが、「治療的」クローン形成や「余剰」胚の使用を求めているが、彼らは、その結果生じ得る破滅的な事態を含めた一連の影響について、十分な配慮を欠いている。例えば、ハンフリーとその研究グループは、マウスを使った実験において、核移植によるクローン形成は効率が悪く、大半のクローンが死に至るという研究結果を発表している。1生存したマウスには、たびたび成長異常が観察された。また、彼らは、胚性幹細胞についても検証を行い、そのゲノムが「非常に不安定である」ことを発見した。そこで次の疑問が生じる。ヒトクローン形成でも同様の結果が生じるのか、幹細胞治療を受ける患者に移植される核についても同じ事が言えるのか?こうした疑問があるにも関わらず、米国実験生物学会(FASEB)と米国解剖学会(AAA)という2つの著名な学会は、その会員による討論や投票を行うことなく、幹細胞の使用を擁護している。 

Continue reading

ヒト発生学の堕落

私は、科学者でありヒト発生学者である。私は、研究プログラムを継続し、主に医学生を対象にした教育を続けるための資金の獲得を願い、助成金の申請に多くの時間を費やしながら、「論文を書かないのなら、研究者生命を失う」という気持ちで経歴を重ねてきた。しかし、1989年、私はヒト発生学が政治的な正当性に基づいて書き直されていることに気付いた。それ以来、私は改訂された内容の修正を試みる決意をした。 

Continue reading