編集者: ノボトニー・ジェローム, OMI 2017年08月18日

社会のニュース

うつ・認知症克服へ、日米欧で脳科学を共同研究
日本はチンパンジーなどの霊長類の脳研究や、マウスなどの脳の遺伝子操作の技術で世界をリードしてきた。米国は患者の脳画像データの蓄積や分析が進んでいる。米国立衛生研究所(NIH)などの政府系研究機関と、ベンチャー企業をはじめとする民間との連携も盛んだ。欧州では、磁気共鳴画像(MRI)や陽電子放射断層撮影(PET)など、脳を観察する技術を使った装置の開発が進んでいる。

内在ウイルスを不活性化=ブタ臓器をヒトへ移植、前進&トベンチャー企業
イージェネシス社などは、DNA配列の削除や挿入、置換を精度高く行える「ゲノム編集」技術を使い、ブタ細胞核のゲノムに組み込まれたウイルスを不活性化した。この細胞核をあらかじめ核を抜いた卵子に入れてクローン胚を作り、雌ブタの胎内に移植することで、ウイルスが働かない子ブタを誕生させた。今後、ウイルスがないブタ系統の確立を目指す方針。

完全に"詰んだ"「貧困高齢者」が爆増する
生産年齢人口の減少が進むなかで、現役世代が高齢者を支えるという現在の年金制度は成り立たないだろう。政府は、高齢者の所得確保に向けた対策を、早急に進める必要がある。後手にまわれば、「職なし貯蓄なし年金なし」という三重苦の高齢者が大量発生することになる。

妊娠したのに胎児がいない…枯死卵の原因と子宮内容除去術について
枯死卵は妊娠に気づいてすぐの流産であり、喜ぶ間もなく悲しみに突き落とされる方が多いでしょう。ご自分を責めないでください。いつから次の妊娠を目指して良いかなど、担当医とよく相談してください。

非核叫ぶ友の分まで 長崎原爆の日 石川県の語り部松林フミ子さん(84)
姉を頼り、10代で石川に移り住んだ。ただ、待っていたのは被爆者への差別だった。周囲に反対された結婚を押しきり、長男を妊娠したときも義母から「被爆者からどんな子が生まれるか分からない」と中絶を勧められた。それでも子どもを産み、必死に育てた。

石川・加賀市「生命尊重の日条例」制定の背後に「中絶反対」運動 (大橋由香子)
こうして生命尊重派は、出産への不安を抱える女性に電話相談や健診・出産費の支援をすることで中絶を減らす活動(赤ちゃんポストや養子縁組も)をしてきた。と同時に、少子化対策の波にのって地方議会での「生命尊重の日」制定など政治的な活動にも力を注いでいるようだ。

子宮移植 社会全体で議論深めよ
また、これまでのわが国の生殖医療では代理母など第三者が関与する方法は認められていない。母親とはいえ、第三者が関わることになる。実現には社会的な合意も必要かもしれない。ただ、自分のお腹(なか)を痛めて出産することを望む患者にとって新しい生殖医療の選択肢の一つであることには間違いない。生まれてくる子どもの親子関係がはっきりするのは代理母と決定的に違う。

未成年移民、6万人超に 伊到着、過去3年半
イタリアは中東やアフリカから欧州を目指す難民や移民が押し寄せる「欧州の玄関口」となっており、内務省によると今年に入り約9万7千人が上陸した。そのうち約1万2600人が大人の同伴者がいないか、移動中に保護者とはぐれた未成年者だという。

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読んでください

New! 恐怖の逃亡に迫る人道的危機

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
難民の苦境に関するニュースを日々読んでいると、故郷や国から逃げたくて逃亡している人はいないことがわかる。突然、逃亡を余儀なくされた人々が移動に必要な書類やビザを用意することは不可能である。その結果、徒歩やボートでの逃亡や密入国という危険な方法を選択する難民の数が増えている。

New! ボニファチオ・フィリップ神父様のお説教

Bonifacio,Philip ボニファチオ・フィリップ
2017年7月13日(木)10時 カトリック松戸教会で「胎内の子供たちとそのいのちを守る活動のため」 のミサが捧げられました。以下はその時の、カトリック松戸教会主任、ボニファチオ・フィリップ神父様のお説教です。

内部被曝問題研究会への思い

Hida Shuntarou ヒダ シュンタロウ
被曝後66年、原爆放射線の被害、特に内部被曝問題が医学、医療関係者の間で公式に論議されたことがあったのか、 どうか、あったとすれば、その結果、どのような結論になっているのか、寡聞にして筆者は聞いていない。

「性教育について」

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
「総合的」性教育というのは、本当は情報を与える教育うんぬんではなく、むしろ性の「専門家」達の苦肉の策で、十代の妊娠や性病について禁欲教育が行き詰まるよう彼等が望んだものなのです。しかし新しい性病や中絶、離婚、未婚の母、働かない父親、幼児虐待などの増加を見ても、又若者が人間関係を冷ややかに見るようになっていることを見ても、彼等のやり方が上手くいかない事はすでに分かっています。もし子ども達が、セックスは何の意味もないただの娯楽と同じような物だと考えているとしたら、その子ども達が大人になった時に、夫や妻をだまして浮気する誘惑にどうして勝つことが出来るでしょうか?又、子どもを育てるのに払わねばならない犠牲をどうして我慢できるでしょうか?

「日本の信者は教会の教えに無関心」

Editorial オピニオン
世界のローマ・カトリック教会の司教会議はローマ法王フランシスコの要請を受け、「家庭と教会の性モラル」(避妊、 同性婚、離婚などの諸問題)に関して信者たちにアンケート調査を実施したが、 日本のカトリック信者を対象に同様の調査が行われ、このほどその結果が明らかになった( 世界各国司教会議が実施した信者へのアンケート結果は今年10月5日からバチカンで開催予定の世界代表司教会議で協議 される)。

荻野久作博士(世界の荻野) 2

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
荻野は女性の排卵期をつきとめるため、開腹手術に際しては必ず卵巣を観察していた。卵巣は他の臓器と違い、 一ヵ月単位で周期的に形態が変化するので、それを肉眼で確認していた。そして排卵の証拠となる黄体の観察を行っていた 。卵巣の黄体は卵巣周期によって出没することから、何としても排卵と月経の関係を黄体を手がかりに解明したかった。 つまり卵巣の肉眼所見から排卵と月経の関係を解明できると考えていた。荻野の卵巣の観察は一つひとつが緻密であった。 そして開腹手術を行うたびに多くの臨床データを蓄積させていった。

全て実弾

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
実際的な問題は患者の選択だけだという言い訳は、家に帰って自分が他の人間を殺すのに手を貸した、あるいは私たちの誰かが合法的にその行為に関わっている間自分は何もできずに黙っているしかなかったという事実に直面しなければならない私たち医者や看護婦にとっては全く慰めにならないのです。そうなれば、私たちにとって、あるいは社会にとって、いつも実弾となるのです

正義にいたる真の道

Chaput, Charles シャプー・チャールズ
死刑は、私たちの文化向かう方向について私たちが抱く他のもっと深い心配を和らげるために飲むもう一つの薬にすぎないのです。処刑は一時的に、症状(神の前では名前とそれ自身のストーリーを持った症状)のいくらかは、取り去るかもしれませんが、その根底にある、人間のいのちを軽視するという今日の病気は残り続け、さらに悪化するのです。