日本 プロライフ ムーブメント

「仕えられるためではなく、仕えるため」(マルコ10:45 )

4月は新生活、新たなスタートの月です。 これは少なくともここテキサス州・サンアントニオでは顕著に見られます。 天気は暖かくなり、緑はますます青くなり、ブルーボネットが満開になり、イースターを迎えています。 最近、私はサンアントニオに来て春とイースターを経験できることを嬉しく思います。 さて、司祭が聖週間に休暇をとるのは珍しい機会だと思います。 今年、私は宣教地である日本を離れ、聖なる過越の三日間とイースターを経験する機会に恵まれました。 私が最も印象に残ったことの一つは、聖木曜日の「洗足式」でした。司式者は数人の足を洗った後、会衆に同じことをするよう勧めました。 恥ずかしがらずに典礼に参加する多くの人々が前に出て行く姿は美しかったです。私は 小さな女の子がお父さんの足を洗っているのを見て感動しました。 彼女の顔に浮かんだ笑顔は父親への愛を表していたと思います。 少女は足を洗うことの意味を理解していなかったかもしれませんが、父親にしたことは彼女の記憶に残ると思います。

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「待降節」

カトリック教会が11月27日から「待降節」に入りました。それは、クリスマスを待望する日が始まったということです。 待降節にあたり、聖書は、「目を覚まして祈ることの大切さ」を教えています。目を覚ましている状態とは何でしょうか。教皇フランシスコによると、それは、気をそらせることなく、注意しているということであります。すなわち、「心が鈍くならないように」、霊的生活が生ぬるいものにならないようにということです。自分の精神を鈍くしているものは何なのか、自分の生き方を麻痺させている生ぬるさは何なのか、自分を地面に押し付けて頭を上げることを妨げている悪い習慣は何なのかを自問するのは有意義なことであると思います。

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難民はただの人間ではない

化学の学生だったブルンジからの難民は、母国での暴力と政治的な迫害を逃れ、ケニアの難民キャンプに行き着きました。 5年前、彼は難民キャンプで石鹸を作り始めました。 多くの人がコロナウイルスとの戦いで主要な武器となった石鹸を探しているので、Covid-19パンデミックは彼のビジネスを後押ししました。ウイルスを遠ざける一つ方法は、頻繁に手を洗うことです。この男性が英国BBC放送局に話しかけた時、彼は「誰もが石鹸を必要としているが、誰もがそれを買う余裕があるわけではない。それで、利益よりも人々を守ることが重要だったので、価格を下げた」と述べました。 さらに、「パンデミックが始まったときの需要を満たすために生産量を75%増やす必要があったので、Covid-19は私のビジネスに適していました。しかし、高齢者などの脆弱な人々に無料の石鹸を与えるようにしました」と話しました。

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新年に希望を

「木には希望がある。木は切られても、また新芽を吹き、若枝の絶えることはない」と聖書のヨブ記14:7に書いています。確かに木というのは秋になると葉っぱが枯れ落ち、冬にはまる裸になります。しかし、一見枯れてしまったように見えても、また春には新しい芽を吹き出します。これは希望の象徴です。

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クリスマスの心

毎年この時期に入ると全世界はキリストがお生まれになったことを祝います。神さまが人となってこの世に来られました。これはクリスマスです。私たちはキリストを通して神がどれほど私たちを愛しておられるかを知ることが出来ました。私たちが神から生まれるように、神が私たちからお生まれになることを望んでおられます。神さまが私たちからお生まれになる! のは、私たちの日々の思いやり、親切、小さな愛の行いをする時ではないでしょうか。ここで“クリスマスの心”について分かち合いたいと思います。

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