日本 プロライフ ムーブメント

難民はただの人間ではない

化学の学生だったブルンジからの難民は、母国での暴力と政治的な迫害を逃れ、ケニアの難民キャンプに行き着きました。 5年前、彼は難民キャンプで石鹸を作り始めました。 多くの人がコロナウイルスとの戦いで主要な武器となった石鹸を探しているので、Covid-19パンデミックは彼のビジネスを後押ししました。ウイルスを遠ざける一つ方法は、頻繁に手を洗うことです。この男性が英国BBC放送局に話しかけた時、彼は「誰もが石鹸を必要としているが、誰もがそれを買う余裕があるわけではない。それで、利益よりも人々を守ることが重要だったので、価格を下げた」と述べました。 さらに、「パンデミックが始まったときの需要を満たすために生産量を75%増やす必要があったので、Covid-19は私のビジネスに適していました。しかし、高齢者などの脆弱な人々に無料の石鹸を与えるようにしました」と話しました。

私が出会った数人の難民は、この若者のような非常にコミュニティ志向の人々です。 彼らは、生き残るために奮闘することが何であるかを自分たちの経験から学んだことでしょう。 ですから、人々が苦しみや苦しみを経験しているのを見るとき、彼らは助けの手を差し伸べるために前進します。 私たちの国や文化は異なるかもしれません。しかし人生で立ち上がるのに苦労する時、私たちはすべての障壁を打ち破り、他の人との連帯をするように努めます。

昨年の4月日本で緊急事態宣言が発効された時、多くの難民や移民、技能実習生が職を失いました。 この間、大阪大司教区の シナピス(移民難民事務所)は、使い捨ての医療用保護ガウンを作ることで、医療機関や老人ホームを支援するイニシアチブを取りました。 これらのガウンは社会貢献として難民と移民によって作られました! ある日私はシナピス事務所を訪れた時、難民の仕事について説明を受け、大阪大司教館の部屋で外国人が医療用保護ガウンを作っているのを目撃しました。

私たちは宣教師としてあるいは仕事の関係で外国に派遣される時に別の文化に入るのは簡単ではないこと、そして、まったく異なる人々の立場に身を置き、彼らの心を理解することは容易ではないことを知っています。 その結果、私たちはしばしば他の人との出会いを拒否し、自分自身を守るための障壁を築きます。 地域社会は新しく到着した習慣の違う人々が、秩序を乱し、彼らに不快感を与えることを恐れることがあります。 新しく到着した人にも恐れがあります。彼らは対立、差別、失敗を恐れています。 しかし、新しく到着した人々と地元の人々の間に「ギブ アンド テイク」(譲り合い)の態度があるなら、それは相手をよりよく知る可能性を開き、それによって互いの文化に橋を架けるのに役立つことでしょう。

Bradly Rozairo(ブラッドリー • ロザイロ)
オブレート会管区長

出典 聖母献身宣教会(日本オブレート会サイト)
Copyright ©2021年2月3日
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