日本 プロライフ ムーブメント

「働きたくない者は、食べてはならない」

「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝し合う」国民の祝日・勤労感謝の日に思いを致し、また、最近の労働事情、 たとえば生活保護不正受給問題などを考えているうちに、「働きたくない者は、食べてはならない」 という聖パウロの言葉を思い出した。 

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無縁社会から共同社会へ

過ぎた2010年を振り返って、一番心に残っているのは社会生活の根幹にかかわる「無縁社会」の問題である。 昨年1月31日のNHK/BSテレビ番組「無縁社会 “無縁死”3万2千人の衝撃」は文字通り衝撃的であったが、 その取材記録が11月15日、「中間報告」として出版された。そこで、この現象をどう見るか、あらためて考えたい。

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ヒューマン・エコロジーの問題

 「人はすべての家畜、空の鳥、野のすべての獣のそれぞれに名をつけたが、人にふさわしい助け手は見つからなかった」( 創世記2:20)。人間のふさわしい助け手は人間しかない。しかし現在、互いが助け手となる「人間相互のかかわり」、 つまりヒューマン・エコロジー(人間環境)、ソーシャル・エコロジー(社会環境)に異変が生じている。

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「助けての言えない」閉ざされた社会

「2009年10月7日のクローズアップ現代『“助けて”と言えない-いま30代に何が-』の放送後、私たち取材班を待っていたのは予想外の反響の広がりであった」。「他人事ではない」「明日はわが身」といった多くの若者からの反響のことで、単行本を出した番組取材班の言葉である。 

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所在不明高齢者を生む個人主義社会

このところ、所在不明高齢者の問題がにわかにクローズアップされてきた。調査が進むにつれ、 ますます深刻な事態になっている。これは、直接的には家族や役所の問題であるが、なぜこんな問題が起こったのか、 そもそもの原因を追求することも重要である。 

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「無縁社会」と家族共同体の再建

去る1月31日夜のNHK/BSテレビ番組「無縁社会」は実にショッキングなドキュメンタリーであった。 2008年には、無縁死して遺体の引き取り手がなく、無縁墓に納められるケースが年間三万二千件に上ったという。 この驚くべき実態の原因と対策は何か、あらためて考えてみたい。 

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「新型出生前検査」をめぐって

「胎児の状態を知る『新型出生前検査』の臨床研究と応用をめぐる議論が盛んだ。この検査は、 妊婦の血液から胎児の特定の染色体の状態を知ることができ、 これまでの検査よりも妊婦の身体的負担が少ないことと検査精度が高いことが特徴である」 

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人間共同体の危機とその対策

「結婚しなくてもいい」70パーセント、「子ども要らない」最高42パーセント、「一人暮らし」全世帯の34. 4パーセント、「孤独を感じる」15歳29.8パーセント、09の年間自殺者三万人超。 これらは昨年の暮れあたりから新聞に出てきたフレーズの数々である。「人間共同体の危機」を感じさせる。 これにどう対処すればよいか。 

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衰えぬ人命軽視の風潮

長崎市長銃殺事件や米国の大学における大量銃殺事件は衝撃的であった。しかし、このところ中近東その他における自爆テロやその報復をはじめ、内外における殺傷事件が報道されない日はないほど日常茶飯事となり、当事者を別にすれば、あまりにも当たり前のことで、もはや衝撃的ですらなくなった感がある。この深刻な事態は、単に銃規制で解決されるような生易しいものではなく、もっと根本的な対策が求められているように思う。 

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団塊の世代はなぜ人口が多いのか? – note for life ⑴

1947年、48年、49年に産まれた人たちは、その突出した人口の多さゆえ「団塊の世代」と呼ばれる。 この三年間だけ、その前後の年と比べて抜きん出て出生数が多い。誕生した赤ちゃんは年間270万人にも達する。 団塊の世代とはすなわち、日本版ベビーブーマーである。しかしながら、 アメリカのベビーブームが十年以上続いたのに対し、日本のベビーブームはわずか三年しか続かない。 不可解なほどはかないブームだったのである。名前のごつい感じとは裏腹に、実は層の薄い「団塊」なのである。 

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最近目にした驚くべき数字。その2

これは以前から信じられなかった数字ですが、日本の自殺者の数です。年間約33000人。平成15年が34000人でそれ以降多少減少してはいるものの、ほぼ横ばいです。1日約90人が全国で自殺しているという、単純計算になります。この数字は自殺と断定されたケースのみで、変死者や失踪者を含めると年間10万人近くなるという説もあります。異常な数値だと思います。 

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心愛(みあ)ちゃんのマフラー

平成31年1月に、千葉県野田市の小学4年生栗原心愛ちゃんが、 長期間に渡る両親からの激しい虐待の末に亡くなった事件は非常に衝撃的で、多くの方々が心を痛めていると思います。 普通なら遊園地やレストランに親子で出かけ、楽しい思い出作りをしている年齢です。それが心愛ちゃんの場合は、 直接の虐待を受けるだけでなく、夫による妻へのDVを見せられる面前DVにもさらされていたのです。 友達の家庭がどれ程うらやましく思えた事でしょう。 

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子宮頸がんワクチン接種と中絶

まず今回の子宮頸がんワクチン問題の主な要点ですが、このワクチン接種で極めて重篤な、 回復不可能な副作用が多数報告されていること、何十種類ものウイルスの中で、 サーバリックスはたった2種類のウイルスにしか効果が無いこと、接種しても効果持続期間が、 はたして何年あるのかメーカーも分からないと言っていること、含有されている各種免疫増強剤が、 人体にどのような影響を及ぼすのかなどの研究報告が全くされていないこと、 接種してもセックスしたら検診は受けるようにと、何と製薬メーカーが指示していること、 明白な事実として毎年何百億円の巨額なお金が税金から製薬メーカーに払い続けられていること。その他、「 子宮頸がんワクチンの副作用や危険性」については、ネットで検索出来ますのでそれも是非ご覧下さい。 そもそも子宮頸がんウイルスは、防ぎようの無い、インフルエンザや風疹とは異なり、 セックスをしなければ感染することはないのです。感染しても約9割の者で自然にウイルスは消え、 持続する1割の中のまた極一部が数年以上の経過を経て細胞の異形成を経てがん化するといわれます。 もしセックスを一度でも行ったなら細胞診プラスHPV検査からなる子宮頸がん検診を、3年毎に受ければ良いのです。 

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『殺戮へのチェンジ』加筆

異常なまでの熱狂のもとに2009年1月20日バラク・フセイン・オバマ・ジュニアは米国の第44代大統領に就任しました。米国の国内においては長引くイラク問題による疲弊感からの、世界各国においては未曾有の金融恐慌からのチェンジを期待され、またアフリカ系としての初めての大統領としてアフリカ諸国やイスラム系の各国からも心情的な応援が得られた結果と思われます。しかし選挙運動中においても彼の本当の人間性、特に最も大切な、どんなに小さくても人のいのちを尊ぶという倫理観を持っているかどうかについて論じられることはありませんでした。就任わずか三日目の1月23日に彼は、人工妊娠中絶を支援する国際団体に対する公的資金援助規制を解除する大統領令に署名したのです。また主に開発途上国に経済援助をする条件としてその国で妊娠中絶を推進させるために使われる、国連人口基金への予算拠出も再開される見通しとなりました。 

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殺戮へのチェンジ

異常なまでの熱狂のもとに2009年1月20日バラク・フセイン・オバマ・ジュニアは米国の第44代大統領に就任しました。米国の国内においては長引くイラク問題による疲弊感からの、世界各国においては未曾有の金融恐慌からのチェンジを期待され、またアフリカ系としての初めての大統領としてアフリカ諸国やイスラム系の各国からも心情的な応援が得られた結果と思われます。しかし選挙運動中においても彼の本当の人間性、特に最も大切な、どんなに小さくても人のいのちを尊ぶという倫理観を持っているかどうかについて論じられることはありませんでした。就任わずか三日目の1月23日に彼は、人工妊娠中絶を支援する国際団体に対する公的資金援助規制を解除する大統領令に署名したのです。また主に開発途上国に経済援助をする条件としてその国で妊娠中絶を推進させるために使われる、国連人口基金への予算拠出も再開される見通しとなりました。中絶反対派のレーガン大統領やブッシュ前大統領の時に生命尊重派が必死の努力で勝ち得たものを、中絶容認派のオバマ大統領はこともあろうに就任直後に破棄し、米国をひいては世界をいのちの文化から死の文化へとチェンジさせたわけです。 

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人口における戦い

2~3年前、私はケニアの西にある移動診療所で働いていました。移動先から帰る途中、道路を横切ったところに重症の病気の女性が横たわっているのを見つけました。彼女の健康状態は危ない状態にあったので、私達は彼女を5時間かけて一番近い政府の病院へ連れていきました。病院に着いたとき、彼女はあまりにも衰弱していて歩くことができませんでした。だから、私は、牛をわきに押しのけ彼女を待合室まで運びました。医師は酔っ払って地方の飲み屋にいたので、私達は親切な薬剤師と話すことに決めました。彼の薬局には1本のペニシリンと国際発展アメリカ合衆国代理店からの75000個のコンド-ムのほかは何もありませんでした。そこには手袋、注射器、ビタミン剤等基本的な医療の備えは何もないけれどUSAIDからの75000個のコンド-ムがありました。

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“美しい貧困者”はどこにいるのか

資本家に搾取されている労働者の解放を標榜し、資本主義に挑戦した共産主義は“赤い貴族”を生み出し、 独裁政権を構築した後、自壊していったが、貧しさ、貧困の解放を標榜する思想や運動が生まれる時、革命を迎える。「 貧困は時限爆弾だ」と評した社会学者がいたが、その爆弾を抱えながら登場したのがローマ法王フランシスコだ。 南米出身のローマ法王は前法王べネディクト16世ら歴代のローマ法王とはその出自が違っていた。「貧者の聖人」、 アッシジの聖人、フランチェスコ(1182~1226年)を法王の名前に選び、奢侈な生活を戒め、 バチカン法王庁の改革を訴えている。 

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韓国とユダヤ民族はここが違う

「ユダヤ民族は非常に知恵ある」ということを最近痛感させられた。ユダヤ民族はナチス・ドイツ軍によって数百万人の同胞を失った。大戦終了後、ナチス・ハ ンターと呼ばれたサイモン・ヴィーゼンタール氏(1908~2005年)は同胞を殺害した元ナチス責任者を世界の隅々まで探し回り、司法の場に引っ張っていった。その執念は想像を絶する。 その一方、毎年1月27日の「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」 (International Holocaust Remembrance Day)には、民族を救済してくれた「ユダヤ民族の救済者」を称えるイベントを開き、感謝を表明している。 

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