日本 プロライフ ムーブメント

お腹の赤ちゃんと妊婦さんを守ろう!

経口中絶薬反対活動詳細

はじめに

昨年末 英国の製薬会社ラインファーマが、厚生労働省に経口中絶薬(ミフェプリストン)の製造販売の申請をしたと発表があり、早ければ一年以内に承認されると報じられました。

日本では1日約400人の胎児のいのちが失われております。いのちはお腹の中から始まっています。経口中絶薬が日本で承認されると、さらに、いのちへの畏敬の念が薄くなります。十代中絶等に拍車がかかり、子ども達に急速に広がることも懸念されます。

経口中絶薬は危険な薬です。胎児のいのちを奪い、女性の身心をむしばむ薬です。
私たちは、下記の4つの観点から経口中絶薬の承認に反対します。

未来の命・胎児と子どもたちを守るために
ご賛同いただける方は、ぜひご署名をお願いいたします。
必ずしもエールは必要ではありません。
 ※エール(ご寄付)は任意ですので、ご署名だけ頂くことで全く構いません。
もしご寄付頂けるようでしたら、お気持ちに感謝し大変ありがたくお受け取りさせて頂きます。勉強会開催の費用等に充てさせていただきたいと思います。皆様のお気持ちに心より感謝いたします。
 ※署名の手順は下記に記しております。

1.経口中絶薬は、危険な薬です。

 母体に対する深刻な影響があります。服用後2週間近くの間、強い腹痛と嘔気を伴うケースが多く、膣からの出血が長期間続くこともあります。時に止血手術を要する大量出血や感染症も引き起こします。また胎児や胎盤の排出が不完全で、手術が必要になるケースが数%発生しています。このため、中絶手術よりも、長期間厳重な医療監視下に置かれる必要があり、個人の自己管理下での使用ではさらに危険性が増します。また、投与前には子宮外妊娠、子宮内避妊具使用、副腎障害、ステロイド薬使用、抗凝血剤使用の有無等を、超音波検査も含めて厳重にチェックする必要があり、怠ると死を招く危険すらあります。

2.胎児の生きる権利を奪う薬です。

 いのちは“授かりもの”であり、お腹の赤ちゃんも大切な市民です。かけがえのない個性と役割を持つワン&オンリーの存在です。その小さな命の生きる権利を奪ってはなりません。

3.今必要なのは、すぐに中絶にアクセスすることではなく、妊婦への相談と支援です。

 経口中絶薬は、女性の身心を蝕む薬です。「妊娠SOS相談窓口」の充実と周知、また出産困難な事情の解消と経済的支援を含む援助の提供など、妊娠に悩む女性への相談と支援が優先されるべきです。

4.いのちの始まりを大切にする社会づくりが求められます。

 増加する乳幼児虐待の背景には、いのちの始まりを大切にしてこなかった風潮があると指摘されています。その風土で育つ子供たちには、十代中絶の低年齢化等様々な社会問題が起きています。お腹の赤ちゃんと妊婦さんを温かく迎える社会づくりが求められます。

~ Message ~

【女性の心身を蝕む「経口中絶薬」】

公益社団法人小さないのちのドア代表理事 永原郁子

  私が代表を務めます「公益社団法人小さないのちのドア」では予期せぬ妊娠相談を24時間体制で受けていますが、その中には人工中絶後の心の痛みを訴える相談が少なからずあります。自殺したい、生きているのが辛い、妊婦を見たくない、中絶した子と同じ年齢の子を見ると悲しみがよみがえるなど手術前に思っていた以上の辛さを吐露されます。厚生労働省の共同研究でも中絶後7割以上の女性が「胎児に申し訳ない」などの罪責感を持っているという結果がでています。

  初期の中絶手術ですが、全身麻酔で行いますので、痛みや意識はないはずなのに、手術中、叫んだり、否定的な言葉を発し続ける女性は多いです。また静かに涙を流す方もおられます。麻酔薬を追加しても変わりません。それは胎児の命を奪うことへの自責の念の叫び、そして涙ではないかと思います。

   このことを踏まえて経口中絶薬について考えてますと、激しく続く痛みの経験や、生理の時とは比較にならないほど多量の出血の経験は手術以上に心に深い傷を与えるのではないかと危惧します。出血の中には胎児が含まれており、海外で認められている週数では、胎児を目にする可能性も高く、女性の心の傷は計り知れません。

  残遺物や感染症、大出血などの甚大な副作用もあり得るため、心身にとって決して安全な中絶の方法と言えません。

  また胎児は、受精の瞬間からその命しか経験することのできない人生を背負った固有の命です。妊娠6~8週(受胎後4~6週)になると、心臓が元気に鼓動を打ち、ぴょんぴょんと飛び跳ねたり手を振るような動作が超音波画面に映し出されます。 

   胎児にとって子宮は安全で安心の場所。ところが突然妊娠を継続させる黄体ホルモンが断たれることにより胎児の生存が不可能な環境となり命が尽きます。1991年、国際生命尊重会議で採択された胎児の人権が無残にも踏みにじられています。

   経口中絶薬は服用するだけですので、入り口は手術より安易です。しかし、服用することも、胎児の含まれた出血の処理することも自らの手で行わなければなりません。また、長時間にわたる支給収縮の痛みに耐えなければなりません。鎮痛剤がどこまで効くは疑問です。女性にとって過酷すぎるこの経験は少なからず女性の人生に影響を与えるでしょう。そして自己肯定感や母性をも損ねかねはしないでしょうか。経口中絶薬承認に関して思慮ある判断がなされるようにと切に願います。

マザーテレサの言葉

平和を破壊するものー人工中絶

(昭和五十七年四月二十三日 国会議員朝食会における講演 於 東京ヒルトンホテル)

ノーベル平和賞受賞者 マザー・テレサ

  現在、平和を破壊する最も危険なもののーつに、人工中絶があります。親が自分の子を殺すという恐しいことです。そこで皆様と共にーつの美しい決意をしたいと思いますが、この国この東京で誰一人として、男も女も子どもも愛されず、見捨てられていくということのないように、又、このように子供も見捨てられていくということのないようにお互いに決意をしたいと思います。日本は大変美しい国です。大変多くのものを神により与えられました。皆様の持っていらっしゃる物を持っていない国は沢山あります。日本は大変多くのものを神によって与えられました。しかし、何故日本という国は、まだ生まれないたったーつの小さな生命、そういった子供を恐れるのでしょうか。どうして親は、もうー人食べさせなければいけない、教育させなければいけない子供、その子供が生まれることによって自分が色々な不都合をしてしまうということでどうしてその子供を恐れて、殺すということがなされるのでしょうか。このように色々な物がある国で、何故そういうことをするのでしょうか。

  その子は、神の似姿に造られた子です。愛する為に生まれてくるはずの子供です。そして世に対する神の太陽となり、世の中を照らしくれる新しい生命のはずです。何故その子は死ななければいけないのでしようか。そして若い女性は何も自分が望んで子供を殺すわけではありません。自分の親が恐いとか、自分の社会が恐いとか、そういった親や社会の圧力によって自分の子供を殺すということが多く行なわれているのではないでしょうか。まず親がそれを許し認めていかなければならないし、社会がそれを許し認めていかなければいけないと思います。その為にも私は、私の会のシスター達を日本に連れて参りました。そしていつも我々のドアは開けられています。未婚の母、そして愛されていない者はいつでも我々の会に来てほしいと思います。そしてたった一つの誤ちのために社会が見捨てたものを我々は迎え入れたいと思います。

*****日本プロ・ライフ・ムーブメントより*****
署名やエールなど詳細は以下の URLをクリックしてください。
https://voice.charity/events/307

Editorial (オピニオン)
経口中絶薬に反対するプロジェクト
baby@lifeseimei.com
2022年5月17日許可取得