堕胎された人間の胎児に由来する細胞から作られたワクチン使用の倫理的違法性について
ここ数週間、通信社や様々な情報筋が報じたところによると、Covid-19緊急事態に対応して、いくつかの国では堕胎された人間の胎児からの細胞株を使ってワクチンを製造しています。他の国ではこのようなワクチンが計画されています。
Continue reading重要な問題について明確に考える
ここ数週間、通信社や様々な情報筋が報じたところによると、Covid-19緊急事態に対応して、いくつかの国では堕胎された人間の胎児からの細胞株を使ってワクチンを製造しています。他の国ではこのようなワクチンが計画されています。
Continue readingプロライフの皆様方へ。中絶手術件数が中絶公認の国で減少しているように見えるのは、日本の場合はまず20年前より20代の女性人口が大幅に減少している事です。米国や諸外国ではまずピル、緊急避妊ピル、RU486等の服用で見かけ上の手術による中絶数が減っているだけなのです。
Continue readingなぜ女性は中絶するのでしょうか?
Continue reading一番初めに人間が受精した細胞のことを“ザイゴート”(受精卵)と言うが、これはギリシャ語で「小さな生き物」を意味する。この受精卵には、私たちの身体のあらゆる特徴を形成する染色体や遺伝子などが含まれている。一つ一つの細胞には百科事典よりも多くの情報が盛り込まれている。受精卵、胚または胎児のことを「それ」と呼ぶことは、彼らを完全に非人間化している。(生まれてきた)子どもが「それ」などと呼ばれることがないのと同じように、(まだおなかのなかにいる)胚も決して「それ」ではない。
Continue reading1月22日は、我が国の最高裁判所が、産まれる前の子ども達に恐ろしい死刑判決を下した記念日である。中絶は、最も陰惨な、究極の幼児虐待である。
Continue reading必要とされていない子どもの処理の仕方については、日本で様々な方法が採られてきた。幼児をまったく捨て去ってしまうという方法は、「涙を流す石」の言い伝えをまことしやかにするものである。母親達は自分の子どもを捨てる時、交差点の角にある道しるべの石の後ろやその近くに置いていた。おそらくどこかの旅人が子どもに気づき、引き取ってくれることを願ってのことだったのだろう。置き去りにされた子どもの泣き声が、特に夜になると、そばを歩く人々に石が泣き叫んでいるように聞こえた。
Continue reading多胎妊娠が増えてきたこの時代、この処置法は世間に受け入れられてきており、「都合の悪いいのちは処分しても良い」という考え方を推奨する一因となっている。
Continue reading教皇フランシスコは、バチカンで2月5日行われた日曜正午の祈りの集いで、イタリアの「いのちの日」に言及。 すべての人の命を聖なるものとして強調された。
Continue reading教皇フランシスコは、20日、カトリックの医師らとお会いになった。
Continue reading命の尊厳に関して議論したことがありますか。つまり、もっと明確に言いますと、「人工妊娠中絶」に関しての議論です。経験者はよくわかるとおり、中絶賛成派の方々はとても感情的になることが多く、効果的な議論にならないのです。それは何故でしょうか。その答えを理解することは大切なことです。
Continue reading道徳論では、倫理的な人生を送ることの重要性は、人がその言動において、良くも悪くも成り得るという事実にあると言われている。すなわち、人の言動のひとつひとつ、つまりは人間要素の意図的な選択から生じる個々の言動が人の種類、言い換えると、個人が持つ人格を決定するのである。したがって、個人が持つ人格は、その人の意思決定に影響する。この見解に同意する人にとって、道徳的要素の観点から行動の正否を判断する上で最も重要になるのが、「このような言動により、自分はどんな人になるのか?」という疑問である。
Continue reading中絶反対運動に関わっている人々の中には避妊と中絶を結びつけて考えたがらない人々が多くいます。そのような人々は、これらは別個の非常に異なった行為、つまりいのちが生まれるのを妨げる避妊と、すでに始まってしまったいのちを奪い取る中絶は全く違ったものだと主張しています。
Continue reading先週の金曜日(11月22日付)の毎日新聞のトップページに、「新出生前診断『陽性』53人が中絶」 という記事が載っていました。
Continue reading1996年3月21日のアメリカ合衆国下院、司法制度に関する憲法委員会の小委員会での、パーシャル・バース・アボーション禁止法案に関する公聴会での正看護婦であるブレンダ・プラット・シェイファーの証言(公聴会記録 1833号)(1996年4月1日に部分的に再び証言)
Continue readingアメリカで、ある先生が授業で語った話です。 「先生の親しい友達が、ある夜、突然たずねてきて、何も言わず泣き崩れた。彼はハンサムでスポーツマン、 いつも自信に満ちていた。なぜ泣いているのか、しばらく落ち着くのを待つしかありませんでした。彼は、 苦しそうに打ち明けはじめました。
Continue reading二十年程前の事、数人の婦人たちが「あの人赤ちゃんを産んで、御不浄(ごふじょう)に捨てちゃったんだって」 と話しながらお茶菓子を食べていたのを、私は今でも覚えている。特にここ数年、 折あるごとにその時の状況と産み落としたおばさんの顔が鮮明に浮かび上がってくるのだ。もちろん当時、 間引きが頻繁にあったのではない。しかしそれでもあの婦人たちは、 それが新聞に殺人事件として報道されるような事柄だとは、だれも意識していなかったのではないか、と思う。 私は彼女たちが間引きに何の罪も感じない時代に生きていたと言うのではない。 近世はもちろん近代にもあった間引きという現実を、あれは殺人行為だと捕えないような意識、 あるいは親の方に何か特別な事情があったと受けとる観念の名残を、今になって私は、 そんな記憶の内に見るような気がするのである。
Continue readingカトリック教会では、十一月を「死者の月」と定め、特に死者のために祈ることを呼び掛けている。しかし、 自殺や中絶をめぐっては、遺族や当事者、また第三者も、その出来事とどう向き合い、 どう声を発していいのか戸惑っている場合が少なくない。長年、自殺や中絶といった、 人生のつらさを体験した人々と多くの身近なかかわりを持ち、 カトリック教会の教えと死をめぐる問題を見つめてきた東京教区の坂倉恵二神父に、 これらの問題と死者の祈念について聞いた。
Continue reading最初のクローン動物として立証された羊のドリーは、エジンバラのイアン・ウィルナット博士によって最近公表されました。ウィルナット博士は大人の「ドナー」の羊から細胞を取り出し、その全ての遺伝子が活性化され成長して小羊になるように、その細胞に処置を施しました。彼はその細胞を、DNAを含む核を取りのぞいた雌羊の未受精卵と電気を用いて融合させました。その融合された細胞と卵は相互に作用しあい、小羊の胎児へと成長しました。雌羊のDNAは取りのぞかれてしまっていたので、胎児の中の唯一のDNAは「ドナー」のDNAでした。その胎児はそれから、「代理の母」となる羊の胎内に移植され、月が満ちて出産されることになりました。その結果がドリーで、「ドナー」の羊と遺伝的に全く同じ羊が生まれたのです。
Continue reading疾病管理センターの統計によると、アメリカ人女性で中絶を受ける人の5人に1人は結婚している。過去9年間にわたって、中絶後の男女をカウンセリングしてきたが、中絶する理由にはいろいろなものがあることがわかった。結婚生活を終わらせようとしているため、生む決心を崩したり、子どもがいれば去ることができなくなるような感情にさらされるのを恐れて生むのをやめてしまう夫婦もいる。あるいは、配偶者以外の相手との間に妊娠をした夫婦もいる。(特に夫が精管切除術を受けている場合などは事態がやっかいになる。)あるいは夫婦が高齢で、しかもすでに大きな子どもがいる場合もあるだろう・・幼い子どもを育てようとは考えないかもしれない。
Continue reading過去25年の間に、幼児虐待の割合は劇的に増加したと専門家は主張しています。一九七六年と一九八七年の間だけでも、幼児虐待の報告された事例が3.3倍も増加したのです。虐待の実態が報告されるケースが多くなったことがこのように増加したことの一因ではありますが、専門家はこれらの数字が増え続ける虐待率への傾向を反映していると主張しています。
Continue readingこんにちアメリカで行なわれている中絶の約20%は、10代に行なわれています。(1) 10代の中絶は、薬物やアルコ-ルの乱用、(2) 自殺未遂や自殺願望、(3) や他の自己破壊的な行動を含むたくさんの身体的精神的問題と関係があります。
Continue reading中絶クリニックの待合室で、少しの間私と一緒に座ってみましょう。ここには、一般的に哲学者でも馬鹿者でもない女性たち、明らかにその両者がかなり重複したカテゴリーの女性たちがいることがわかるでしょう。この女性たちの中で、「人間であるということ」の意味についての不可解な議論に関わったことのある人はほとんどいません。愚かにも、中絶をすることは歯を抜いてもらうことと同じだという主張を信じる人はさらにいません。
Continue readingどのくらい多くの女性が中絶後に精神的な問題を経験するか激しい論争がありますが、中絶賛成の立場の研究者でさえ、中絶によってマイナスの影響を受けている女性が少しはいることを認めています。個々の研究者の感じ方によって、これらのマイナスの反応は、「深刻な」「重要な」「重要でない」と大まかに分類され、これらの症状を経験している女性たちの数は、漠然と「多い」「多少の」「ほんの少しの」と表されることもあります。しかし、統計は形容詞ほど主観に左右されることはありません。文献のあるレポートにおいては、報告された中絶後のマイナスの影響のいちばん低い割合は6%で、ほとんどのレポートは12~25%で、一番高いのは50%でした。そのような調査結果で、最も偏った見方の研究者たちだけが軽率にも、中絶後のトラウマを経験している人は「誰もいない」と主張しています。
Continue reading認識1「完全に回復するまでには時間と努力がいる」 神の許しはすぐに得られても、さまざまな誘惑に打ち克ち、悲しみや疑念を断ち、全く新たな気持ちで生活できるようになるまでには時間を要する。
Continue reading麻薬とアルコールの乱用に関するアメリカジャーナル最新号で発表された研究によると、中絶する女性は、中絶の限界ギリギリまで行く女性に比べ、その後に続く薬物乱用はおそらく5倍多い。
Continue reading中絶後8週間しか経過していない中絶後の患者の研究で、研究者は、44%の人が神経障害を訴え、36%の人が睡眠障害をきたしていて、31%の人が自分の決定を後悔していて、11%の人がかかりつけの医師に精神安定剤を処方してもらっていたことがわかりました。
Continue readingジョンとメアリーは結婚したばかりです。彼らは新居を構えて二人で新婚生活を始めたことにうきうきしています。彼らはそのうちに子どもを育てたいと思っていますが、今すぐに始められる経済状態ではありません。2、3年すれば子どもを産む用意ができるだろうと彼らは考えています。
Continue reading私達はいつも同じことを繰り返している。他人が自分と違うという理由だけで、その人には価値がないと決めつけてしまっている。私達は、特に自分が敵意を抱いた人に不自然な差別をしようとする。彼らが自分の隣人であるという大切なことを忘れて。 新約聖書の福音書の中で、イエス・キリストは他人に対する価値観における不自然な差別を絶えず取り除こうと努力している。イエスは以下の点に関してそのような努力を惜しまなかった。
Continue readingキリスト教の真髄は、イエス・キリストの死からの復活である。キリスト教では、キリストの復活を祝う教えが根づいている。なぜなら、キリストの復活は、キリストだけでなく、キリストを信ずる者全員の生命の勝利を意味するからである。キリストが墓から生き返るということは、我々も墓から生き返るということだ!
Continue reading大聖年である2000年に備えて聖霊に捧げられた1998年は、教会が回勅『フマネ・ヴィテ』発布30周年を祝った年でもありました。しかし、これら二つの出来事はカレンダー上のつながりよりもはるかに深く結ばれています。聖霊について私達が信じることは回勅『フマネ・ヴィテ』が伝える真理をより深く理解し、受容させます。
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