前回取り上げたBSN新潟放送公式チャンネルというYouTubeチャンネルでの
「ヒトパピローマウィルス感染症の予防接種に関するシンポジウム 2025年8月2日(土)開催」というHPVワクチン推進動画についてもう一つ触れておきたいことがあります。
それは動画の後半でのディスカッションパートでの出来事です。
このパートでは新潟大学産婦人科の黒澤めぐみ、同大小児科の相澤悠太医師の2人の医師に、自身が以前に子宮頸がんにかかり円錐切除術を受けた歴があるというHPVワクチン推進派で新潟県議会議員の荒木法子氏と、元アイドルとモデルの10代の女性2名を加えて、彼女たちの質問に対して医師や議員の立場から回答するという形式で行われていました。
この構図、どう考えても双方向のディスカッションではなく、一方向的なレクチャーとなっています。
Vcanの時もそうですが、正しい知識を知って、押し付けるのではなく双方向の意見交換で考えてもらうと言いながら、実質的には接種に都合の良い情報ばかりを出して、副反応(副作用)の情報は極力伝えないようにする(もしくは歪んで伝える)という形をとっているのが、とても卑怯だと私は思うのです。
ましてや相手はまだそれほど予備知識のない10代の子達です。
与えられた情報から自分の頭で考えようと言っても、その情報が正しいという前提でしか考えようがない立場であることがほとんどです。
本当に適切で公平に知識を伝えているのであればまだしも、歪んだ形で示した有効性をまるで科学的に証明された事実であるかのように伝えたり、
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実際に起こっている被害を極めて小さく認識し、認識したとしても心因性だと決めつけるような伝え方をしているわけですから、私に言わせれば洗脳教育以外の何者でもありません。
考えてみれば、このディスカッションという名の洗脳パートに限らず、HPVワクチン接種には学校という場が一つ大きく接種推進に関わっていることも大きな問題となっていると思います。
想像してみてください。まだ年端もない小学生や中学生の子達が、学校の先生から「HPVワクチンというがんを予防できるワクチンがあります。親御さんと相談して接種を検討してください」などと説明をされようものなら、誰がその前提が間違っているかもしれないと疑えるというのでしょうか。
普通、学校の先生が言っていることは正しいという前提で動くのが学生というものです。
もちろん窮屈な学校生活に反発する学生は一定数現われはするものの、学校の先生が語る内容そのものを疑って反発するという学生はレアケースではないでしょうか。
誰もが純粋無垢に先生の言うことを信じるのが普通です。
その構造を逆手にとって、推進しようとしているのがHPVワクチン接種だという風に私には見えるのです。
なんと卑劣な方法なのでしょうか。
本当に公平に情報を伝えていると言い張るのであれば、「スウェーデンから浸潤がんを予防する効果88%だと報告されているけれど、ワクチン接種者と未接種者との間で観察期間が不均等となっているという問題がある」と伝えなければならないし、「副反応疑い報告数は、2013年の頃に比べて2023年の方が一見少なくなっているように見えるけれど、その裏で協力医療機関への受診者数が急増している」とも伝えなければなりません。
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もっと言えば、「このHPVワクチンにまつわっては健康被害を受けた人達と国・製薬会社との間で約10年にわたって裁判が未だに行われている最中である」という情報を最も伝えなければならないのではないでしょうか。
なぜ被害者の気持ちを置き去りに、まるでもうすでにHPVワクチンについての結論は出たかのように勧めることができるのでしょうか。
こんな状況であるにも関わらず、それでもHPVワクチンを推進する医師は、私に言わせれば勉強不足か、正気の沙汰ではないかのどちらかです。
こんな医師達に騙されてはいけません。
学生達、親御さん達、どうか医師を疑ってください。
彼らはあなた達のことを親身になって考えているわけではありません。
彼らはただ常識にとらわれて現実が見えなくなっているに過ぎないのです。
あなたたちがもしワクチンの被害を受け彼らを頼ったとしても、「それは心因性だ」と言って軽くあしらわれることはもう目に見えています。
どうかあなた達自身でどちらが正しいことを言っているのかを見極めて、こどもたちの未来を守ってもらえればと思います。
Shuugo・Tagashira(タガシラ シュウゴ)
田頭 秀悟
オンライン診療医
主体的医療ダイアロジカルスクール(Proactive Med Dialogical School)
Copyright © 2025年11月24日
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