日本 プロライフ ムーブメント

クリスマスと新年の現実

日本からのご挨拶

数年ぶりにクリスマスと新年のご挨拶を投稿します。手術や予期せぬ出来事があり、少し忙しい日々が続いていました。しかし、生活が正常に戻ったので、いくつかの思いを共有したいと思います。現在、私たちは多くの戦争に囲まれており、これらの暴力の犠牲者が他の国に避難を求めています。今年のクリスマスと新年は、ルカの福音書に見られる言葉を思い起こさせます。「彼らには部屋がなかった。」マリアとヨセフにとってそうだったように、今日の私たちにとっても、何百万人もの人々が追放され、孤独であったり、悲しみに打ちひしがれている中で「クリスマスや新年の喜びのための場所がない」ように思えます。リストを作る必要はありません。ただ朝刊、ニューズウィーク、 タイムズ、またはテレビのニュースを見聞きすれば分かります。

この思いを胸に、すべてを失っている人々のことを忘れないようにしましょう。特にウクライナやパレスチナで被害を受けている人々のことを思います。

「彼らには部屋がなかった」という言葉が彼らの状況を表しています。彼らの苦しみは全世界に向けて絶え間なく叫んでいます。彼らには安全な場所や家がありません。パレスチナの人々は基本的な必要条件を奪われ、飢え、信じられないほどの軍事暴力、家、学校、病院の破壊にさらされています。彼らには居場所がないように思えます。これはパレスチナの人々が長い間経験してきた状況です。自分たちの土地に住んでいながら、「私たちには居場所がない」という日々を送っています。

この世界の他の場所でも、武器の音、子どもたちの涙、難民の苦しみ、貧しい人々の叫び、多くの家族が嘆く悲しみが、私たちのクリスマスの歌をハモらせるように思えません。「新年おめでとう」と言うときも、喜びを感じるのが難しいように思えます。私たちの言葉は空虚で無意味に感じられます。

それでも、クリスマスと新年はまさに神が人間的な方法で御自身を現し、世界を新しい方法で見るように私たちの心を開いてくれるものです。それでは、今年のクリスマスと新年はどこにあるのでしょうか?どこでキリストを探すことができるでしょうか?この私たちの世界で彼に居場所がないように思えても、どこで子どもが生まれることができるでしょうか?

マリアとヨセフ、羊飼いたち、そして東方の博士たちも同じ質問をしました。天使たちが答えを教えてくれます。その夜も、そしてすべての夜も、神は常に御自身のクリスマスのために場所を見つけます。私たちにとっても、ここで、今日、すべての逆境にもかかわらず、神は最も無慈悲な心にも場所を作ることができると信じています。

現状で、この聖なる季節に真の喜びを見つけたいなら、救い主と出会いたいなら、私たち全教会は神と神の愛に戻らなければなりません。私たちは暴力や他人の支配に対する人間の説明を超えて、神の愛と平和の説明に耳を傾ける必要があります。神は非常にはっきりと教えてくれます。「私は道であり、真理であり、命である。」平和が存在するためには、他の方法はありません。

たとえ戦時中であっても、クリスチャンでありたいなら、家族、平和、許し、和解を語る行動を増やさなければなりません。「ノー」ではなく「イエス」に基づく考え方を発展させる必要があります。良いことに対して「イエス」と言い、平和に対して「イエス」と言い、対話に対して「イエス」と言うことです。オープンで寛大な「イエス」を通して正義と平和のための場所を作らなければ、正義も平和も存在しません。

最後に、ハワード・サーマンによる小さな抜粋で締めくくりたいと思います。それは「クリスマスの挑戦」と呼ばれています。私たちは世界における神の愛の道具であり、神の手、目、足、心であることを認識させられます。そしてそれこそがクリスマスの挑戦なのです。この小さな詩は次のように続きます:

天使たちの歌が静まるとき、

空の星が消えるとき、

王たちと王子たちが家に帰るとき、

羊飼いたちが羊の群れに戻るとき、

クリスマスの仕事が始まります:

失われた者を見つけること、

壊れた者を癒すこと、

飢えた者に食べ物を与えること、

囚人を解放すること、

国を再建すること、

人々の間に平和をもたらすこと、

心に音楽を作ること。

ノボトニー ジェリー,omi

英語原文投稿 2025年1月3日

Christmas and New Year Reality

翻訳日 2025年 2月3日
翻訳者 大岡 滋子