日本 プロライフ ムーブメント

死へと急降下中の日本

長年、カトリックの生命尊重派は妊娠中絶、断種、および避妊が個人の道徳の崩壊と家族の破壊を引き起こすと警告してきました。 

今、人口統計学者たちは、これらの弊害がすべての国民と五大陸を破壊していると間接的に私たちに言っています。しかし、 残念ながら、政府は「人口統計学の死の急降下」問題の根本的原因を承認さえしていません。 

日本政府があらわした差し迫っている白書によると、「共同体の基礎」(警察、消防、および他の基本的サービス)がわが国の減退している出生率と増え続ける高齢化人口によって脅かされるだろうと私たちに伝えています。 

この白書は、率直に言って、日本人には十分な子どもがいないという問題の原因を正しく識別しています。 国が人口を入れ替えるために、それぞれの女性が、1家族あたり平均2.1人の子どもがいなければなりません。 日本女性は、破滅を招く程低い1人の子どもを平均としています。 

日本の人口は2005年にピークに達して、その時の1億2700万から、2050年にちょうど8900万に落ち込むでしょう—-30パーセントの衰退。 現在、日本は世界一高齢国(年齢の中央値43、多くのアフリカ諸国の2倍)です。 日本は、2050年を通してこの疑わしいタイトルを保持し続けるでしょう。その時、日本人の平均年令は61歳になるでしょう。 必然的に、ますます日本人のリーダーは「超高齢化」のジレンマから容易な解決法を探しています。 2007年10月18日に、日本救急医学会は末期の病気のために安楽死を推薦する最初の組織になりました。 

人口減退の憂うつなサインが日本のいたる所にあります。 2007年の子どもの日の間じゅうずっと、政府は、日本の子どもの数が26年連続して低下したことをありのままに注意しました。 過去の10年間、2,000以上の中・高等学校が生徒減少のため閉校していますが、多くは年配者のケア・センターとして楽しまれています。そこでは教える子どもたちが全くいないので、6万人以上の教師が仕事を失いました。秋祭りに伝統的に新生児の名前を披露していた村の長老が、しばしば名前を呼べなくなっています。 子どもに娯楽を提供する90以上の日本のテーマパークが閉じました。 ますます多くの小児科医が、専門を切り換えて、老人病の医者になっています。 

何よりも悲しいのは、タカラ・トミ-のしゃべるユメルと名づけられたロボット人形を抱きしめている年配の日本女性の光景です。 彼女達は、愛情を惜しみなく与えれる子どもも孫もいないので、これらの高価な人形を買います。 人形(非常によく売れている)は、彼女たちが部屋に入ってそれを戻すとき、彼らがどれほど購入者を愛して、歓迎しているかを彼らの所有者にしゃべるのです。 「多くの高齢者は、人形が実際の孫息子や孫娘であると考えています。」と、タカラ・トミーの平川裕子さんは言います。 

いくつかの県と市は、若夫婦に子どもを持たせるためにほとんど手を尽くしました。 県や市は、かなりの現金ボーナスを1人以上の子どもがいるカップルにまで提供し、また、若い独身者どうしを一緒にするためにダンスと「スピードデーティング」パーティーを後援さえしました。 2006年の犬年にあたり、内閣総理大臣・小泉純一郎は、女性に犬のように子どもを多く産むようにと促しました。 

残念ながら、案の定、どれも上手くいっていません。 

結局、政府が何10年間も「家族計画」を促進するならば、子どもがやっかいで、騒がしく、不経済で、環境に悪いという考えを人々の頭に繰り返し教え込み、いったん何百万というほど無数の妊娠中絶を促進して、それに資金を供給するならば、本当に戻る道はなくなります。 証拠として、若い日本の独身女性の驚くべき70パーセントは、結婚する意志が全くないと言います。 

赤ん坊はまさにあまりに多くの悩みです。 

「国を滅ぼすもの」のいらいらさせる致命的な動向の解決策は何ですか? 或るものは大規模な移民受け入れを示しますが、日本社会は、99パーセント民族学的に同種のものから成り、非常に外国人嫌いです。日本人リーダーの多くが自身の文化を希釈されるか、または同化されるより死なせる方がましであると言うのは、誇張ではありません。 

過疎化の疫病の唯一の解決策は、人々の心に神と子どもへの愛を再燃させることです。 日本人は、子どもたちが提供する家族、美や喜びの価値、および死ねまで夫妻が相互に貞節であることの満足を人々に教える徹底的なプログラムにより、30年間の反産児増加提唱者の主張を元に戻さなければなりません。 

これらは宗教的な価値感でなく、人間的価値です、そして、それらは国を滅亡させないための唯一の答えです。 

いつまでも『昇る太陽』が沈んで欲しくないなら、日本はこのレッスン、解決しなければならない問題を学ばなければなりません。 

Clowes, Brian (クロウズ・ブライアン) 
Copyright ©2007年11月16日 
翻訳 大岡 滋子 
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