日本 プロライフ ムーブメント

日本の選挙分析で、低下する出生率と急速に高齢化する人口が見落とされている

2009年8月31日: 日曜日に行われた日本の歴史的選挙で、政府与党の自民党は、第二次世界大戦後、2回だけパワーを失いました。 衆議院の480議席のうち308を獲得して、野党民主党員が圧勝しました。 

選挙分析で見落とされているのが、少子化と急速に高齢化する人口が日本の進行中の経済危機に役割を果たしていることです。 

今日のニューヨーク・タイムズの記事には、「この投票結果について、多くの日本人が、この島国の戦後秩序に対する決定的な打撃として捕らえています。その秩序は、90年代初めに経済がバブル崩壊を起こして以来、ゆっくりと瓦解してきていました。」と掲載されています。その時代に、日本の株式市場は空前の高値から80%落ちました。 不動産市場は価値の60%を失いました。 

「人口の冬」と丁度公開された続編の「人口の爆弾」の両方のプロデューサーであるバリー・マックレランは、人口置換水準は2.13であるけれども、日本は合計特殊出生率が1.25という世界で下から10番目の低い出生率であることを特筆しました。彼は、「日本の高齢化は世界一位で、60歳以上の日本人の割合は今日、1989年の11.6%から21.2%まで行きました。これは国の課税基準から生産力と年金までのすべてに影響しています。」と言いました。 

マックレランは 「1990年代、日本経済の奇跡に斜陽が射しはじめました。しかし、国が必死に人口危機の解決策を求める間にも、最悪の事態がやってくるのはこれからだといえるでしょう。 新しく発足した政府が、すべての子どものため、家族へ補助金を1ケ月につき270ドル(26,000円)支払うと発表しました。合計特殊出生率1.17のロシアは、意義深い成果なしで、数年間何か同様のことをしています。」 

「人口の冬」は世界中で(過去40年間で50%以上)急に下がっている出生率の原因と結果について説明しています。「人口の爆発」が、国際的な人口抑制運動の提供しているものと同様に、世界的景気後退で人口の冬が果たしている役割に焦点を合わせています。 それは明確に日本経済の衰退における人口の役割について議論しています。 

「人口の冬」と「人口の爆弾」の両方の詳しい情報に関しては、http://www.demographicwinter.comを参照してください。 

Editorial (オピニオン) 
クリスチャンワイヤー 
翻訳:大岡滋子 
Copyright ©2009.9.15.許可を得て複製 
英語原文より翻訳: www.lifeissues.net