日本 プロライフ ムーブメント

周ちゃんのお宮参りへ

皆さんこんにちは。今日は職場でとても充実した1日を過ごし、前回に更新して載せた詩「絵の世界へ」とコラムに書いた思いが実現して来ているのを感じています。このポエトリーシアターというブログの場で語らう事を通じて、僕自身の自己実現を目指す事で、読者の皆さんにも自分らしく導く風が吹くように・・・願っています。 

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昨日は生後3ヶ月を過ぎた息子・周(しゅう)のお宮参りに行きました。いつもながらドタバタと忙しく出かける僕と嫁さんですが、昨日も御他聞もれず?ぎりぎりながらで僕が安全運転する車の後ろで嫁さんが哺乳瓶でミルクをあげつつ途中で僕の親父と母ちゃんを乗せて、約束の午後3時前に神社に到着してほっ・・・と一息でした。

周という名は、僕が作家の遠藤周作を敬愛しているので、嫁さんが身ごもっている時に発案した名前で、6月に行った新婚旅行の長崎で遠藤周作文学館に着いた時、外海町の海を眺めながら奥様の順子夫人に電話すると「周という字は(様々な恵みを)あまねくという意味だからいいわね」と言ってくれた事を思い出しますが、その電話で順子夫人が「晴れるように願っています」と言ってくれた後電話を切ると、外海町の広大な海の上で、曇っていた天気が晴れて来た事を、今も思い出します。 

周は予定日より1ヶ月以上早い8月18日に産声をあげ、その後の検査で「普通より染色体が1本多い、ダウン症」という診断を先生から聞いた時は、さすがに僕と嫁さんはどう受け止めていいかわからず・・・溢れる程涙を流しましたが、僕としては(これから育児をする嫁さんの心が崩れてはまずい・・・)と思うと自分が落ちこんでいる場合ではなく、夫婦でじっくり話し合い「必ず明るく楽しい家庭をつくろう」という気持をだんだんと持ち、前を向く事が出来るようになり、嫁さんの顔に笑顔が見れた時が・・・本当に嬉しかったです。 

先生から話を聞いた翌日、僕は自らの心を整理する為に、恩師に電話をすると「普通より1本多いというその染色体に、天の息吹がこめられている」という助言を聞き、僕の胸の内に不思議な希望が湧いて来て、思っていたよりも早く発想を転換して、心の中で天に向かって(ありのままの周という赤ちゃんを確かに、この両手にあずかりました)という決意の言葉が、天に響くのを感じました。

昨日のお宮参りでは、西暦530年頃に建ったという古い神社の中で神主さんにお払いをしていただいた後、振り返って外を見ると不思議な天気雨が降っており、天も周の存在に反応している気がしました。 

周が生まれてから3ヶ月が過ぎて、おかげさまですくすく育ち、最近は笑顔も出てきました。親父と母ちゃんも、親戚も、詩の仲間も、僕等夫婦と周を見守ってくれる暖かいまなざしを感じて、感謝の念が湧いています。今の時点で周に障害が出るのか出ないのかわかりませんが、いずれにしても全てを天に委ねて、ありのままに育てながら、周が天に与えられた賜物(個性)を見出したいと思います。僕と嫁さんで(愛情に勝る薬は無し)という言葉を信じて、じっくり周を育ててゆくので、読者の皆さんも見守ってくださいね。 

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今後も「はっとりんと嫁さんの育児日記」という感じで、時折皆さんに報告していきたいと思っています。まぁ実際は日々嫁さんが明るい笑顔で育児をがんばってくれているので、感謝しております。

Go Hattori(ハットリ ゴウ)
服部 剛 
日本の詩人。
出典 「ポエトリー・シアター」
Copyright©2011.11.22.
2021.12.14. 複製許可取得