日本 プロライフ ムーブメント

HPVワクチンにしか存在しない添加物を熟考する

HPVワクチンは他のワクチンに比べて、抗体が強力に産生されるよう設計されているワクチンだと言われています。 なぜならば、HPVワクチンの場合は、血液中に抗体を作らせるだけでは不十分で、感染経路だとされる性交渉がいつ起こったとしても、子宮粘膜へのHPVの侵入を防げることができるように、持続的に子宮粘膜から滲み出てくるほどにたくさんの抗体産生を促す必要があるからです。 HPVワクチンを開発した製薬会社はそのための技術を生み出したとされていて、その技術によって、一説では10年以上抗体をそれほどまでに産生させ続けることができると言われています(個人的にはその説は怪しいと思っておりますが)。

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【ブログ】トークイベント「写真で伝えるパレスチナのいとなみ」(東京・神保町)

2025年5月15日(木)の夕刻は、東京・神保町へ。 ブックハウスカフェ(カフェやギャラリーが併設された素敵な書店です)では、「パレスチナの猫」写真展が開催中です。 写真家・高橋美香さん、フォトジャーナリスト・安田菜津紀さんがパレスチナで出会った猫たちの写真展。 想像もできないほど厳しい戦争状態下でも、猫たちはたくましく生きています。時にはユーモラスな姿も見せてくれます。日本にいる猫と変りはありません。 お二人の著作なども展示されていました。

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”縄文”は素晴らしい時代だった

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は、去る7月27日、国の特別史跡「三内丸山遺跡」(青森市)をはじめとした「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録することを決めました。登録されたのは、北海道と青森・岩手・秋田の3県に点在する17遺跡。1万年以上続いた様々な年代の遺跡が点在する地域です。

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昭和天皇とバチカン

文芸春秋誌に『昭和天皇』という福田和也の記事が連載されている。その三月特別号では、皇太子時代の昭和天皇がバチカンを訪問されたことが詳しく語られている。日本とバチカンの外交史を見るよい機会なので、そのあたりを少しまとめて見よう。 皇太子裕仁は、ヨーロッパ歴訪の最後に、1921年(大正10年)7月15日、まだ正式な国交関係のなかったバチカンを訪問し、「何の装飾もない白いガウンをまとった」(引用は、以下文春記事)時の教皇ベネディクト15世と会見した。実はこの訪問については、「訪欧団の中で激しい議論があった」という。当時、日本国内にはキリスト教に対する強いアレルギーがったからである。この雰囲気をくつがえして裕仁のバチカン訪問を実現したのは、供奉員(訪問団)の一人であった山本信次郎海軍大佐(のちに少将)の粘り強い説得があった。山本大佐は周知の通り、熱心なカトリック信者であって、岩下壮一神父が「軍服を着た修道士」と呼んだほどであった。

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 「希望の時は、いま」   

◆平和を祈る 2024年も半年が過ぎ、うだるような暑さが続いております。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。教皇フランシスコ様は、2025年を聖年の年と定め、今年、その準備の祈りの年とされました。テーマは希望の巡礼です。国内では、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」とされ、一年が過ぎましたが、感染者はいまなお増え続けています。世界では戦争、紛争、テロ等によって今もなお、多くの人々が命の危険と隣り合わせです。 その結果、日本と同じ人口の1億2000万の人が、居場所を追われ、難民として不自由な暮らしを余儀なくされているのです。それでも私たちは希望をもって、イエスのみ跡を慕いて歩き続けなければなりません。これらの不安と危険から一刻も早い解決の道が開かれますようにと祈り続けましょう。そして、私たちの心から愛が失われないうちに、特に女性や子供たちが平和で安心して暮らせる日々の生活が一日も早く訪れますように、ともに祈りましょう。 

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HPVワクチンの男性への接種拡大は拙速かつ不合理

HPVワクチン薬害訴訟でHPVワクチン接種と被害者の症状との因果関係について争われてる最中まだその結論が出ていないにも関わらず、2022年4月より国でしれっとHPVワクチンの積極的接種が再開の方針となっています。 この動き自体も非常におかしいし、こんなものサラッと聞いただけだと誰もが「HPVワクチンの安全性は確認されたんだ」と感じてしかるべきだと思います。 そしてその感覚をさらに強めてしまう、もう一つの国のHPVワクチンにまつわるおかしな動きとして、「男性へのHPVワクチン接種を急速に拡大しようとしている」というものがあります。 そもそもHPVワクチンはもともと「子宮頸がん(予防)ワクチン」という通称でよく呼ばれていました。 その名前だと「子宮頸がん」を予防するワクチンというイメージしか伝わらず、「子宮」を持たない男性にとっては無関係だと普通は考えると思います。 だからなのかわかりませんが、2017年12月に国は「子宮頸がん(予防)ワクチン」の呼称を「HPVワクチン」に変更しています。

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許可という罪

言葉の裏に何か意図が隠されているのでは?と感じることがあります。ずる賢い人たちは、言葉を巧みに使って真意を隠そうとします。コロラド州選出の73歳の上院議員、ジョン・ヒッケンルーパーもその一例でしょう。報道によると、彼は「ストップ・コムストック法」の提案者であり、これは1873年に制定された、わいせつまたは不道徳な文書の郵送を禁止する法律を撤廃しようとするものです。

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保守派聖職者からレオ14世への警告

2025年はカトリック教会では「聖年」だ。「聖年(Holy Year)」とは、カトリック教会において特別な霊的恩恵を受ける年を意味し、ローマ教皇によって宣言される。「聖年」は、罪の赦し(免償)を得たり、信仰を深めたりするために設定される特別な年で、カトリック教会の伝統だ。多くの信者がバチカンや他の指定された聖地を訪れ、赦しを求めるために懺悔をし、祈りや慈善活動を通じて、信仰を再確認する機会という。

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教養と実学は教育の両輪

高校における必修科目の未履修問題はさまざまな波紋を呼び、さまざまな議論を巻き起した。その中の一つは「教養教育」の問題であった。多くの人が一般教養の低下を嘆き、その再生を強調していたが、中には、実学の刷新と強化を訴えるものもあった。たとえば、教育再生会議のメンバーでもある川勝平太氏は述べる。「美しい国づくりの基礎は、実践的な学問でなければならないであろう。すなわち「新しい実学」がいるのである」(中央公論1月号『日本社会の目標喪失が教育を壊した』)。 そこで、わたしなりに、「教養と実学」について整理しておきたいと思う。

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山のあなた

 以前私は、人が住む場所によって物の見方にどんな影響があるのか興味を持ち、『四雁川流景』という短編集を書いたことがある。水の豊かな架空の町で、湿地帯や盆地の中央部、坂の途中や丘の上、あるいは古代の墓地跡に建てられた高層ビルなど、主人公の設定次第で住む場所も自然に選ばれ、土地の力(地霊)によって物語が動きだしたような記憶がある。  その際、特に重視したのは、その家の窓からどんな景色が見えるのか、ということだ。不穏な気分も楽観的な見方も、なぜか日常的に眺める風景が呼び寄せるような気がする。「四雁(シカリ)」とはアイヌ語で「うねうねと流れる水」で「イシカリ(石狩)」にも共有されるが、その川と山々がどう見えているのか、全体の地図まで描いてそれぞれの物語を書き進めたのである。

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”スワーダ・アル・ムダファーラ”さんと”いとうまい子”さんの人生!

今年1月にサハル・ローズさんを紹介した。ひどい環境の中で育ちながら、今でも立派に日本でご活躍されている姿だ。今回紹介するのも、並の精神力では出来そうにないご活躍をされている女性の紹介だ。 まずは、8月21日のテレビ朝日の「徹子の部屋」に登場されたスワーダ・アル・ムダファーラさん。オマーン国籍を取得された日本人女性だ。一夫多妻の国で4度結婚して4度離婚!?年齢は明らかにされていないが、恐らく70歳前後と思われる。今から46年前に文化使節団としてオマーンを訪問。その後オマーンの女性に日本の心を教えるために何度かオマーンを訪問し、オマーンの男性と結婚。その後離婚、結婚を繰り返した。そして25年前に当時の夫に資金支援はしないと言われながらも私立学校を作り、校長になったという。最初は5人の幼稚園児だったのが今では高校までの一貫校となり800人の学生を有するオマーン有数の名門校となっているそうだ。この間、資金繰りに苦労し不渡りを出しながらも軌道に乗るまで困難な日々を振り返っている。現在は校長を退任し、青少年のライフコーチとしてご活躍だそうだ。オマーンでは、日本に対する憧れも強く、スワーダさんは、日本人としての証を残す活動の一環として学校を設立し、さらに継続して活動を続けられているという。

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HPVワクチンの問題とコロナワクチンの問題はつながっている

私がなぜ、ここまでHPVワクチン接種後に健康被害を受けた方々の支援に力を入れるのか。 どんな理由も後づけになってしまうところはありますが、まずはHPVワクチン裁判傍聴で国・製薬会社側のあまりにもおかしな証言を知ってしまったこと、もう一つは、裁判傍聴を通じて被害者の方々と顔の見える関係になったこと、これはすごく大きいと思います。 やっぱり実際に話を聞いて、交流させてもらうと、この懸命に頑張っている人達の力になりたいという気持ちが強くなりますし、ましてやそれが自分の属する医療業界の傲慢さがもたらした被害であるわけですから、この暴走を止められなかった反省の意味も込めながら、あまりにも理不尽で非合理な推進派の主張をこれ以上、言いたい放題にさせてはならないという気持ちで、既存の医療を抜本的に見直し、新しい医療を再構築するという私の元々の意向とも合致して、今できる限りの力を注いでいます。 コロナ騒動に関しては、自分がいくら騒いだところで止められそうもない無力感を感じ続けてきました。

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聖書朝礼【シメオンとアンナ】

【朗読個所】ルカによる福音書2章22節~40節  今日の朗読について,22節にある「両親」とは,母マリアと養父ヨセフのことです。「その子」とはイエスのことです。つまり,マリアとヨゼフが当時の律法にしたがって,初めての子・イエスを,神に差し出す意味で,エルサレムに連れて行ったときのことがかかれています。日本でも,お宮参りという儀式がありますが,子どもが生まれて間もないうちに,聖なる場所に連れて行き,その子どもの将来の無病息災を祈願する儀式というのは,古来より世界のあちらこちらで行なわれているものです。イエスの当時のイスラエルでもそうだったのでしょう。産後40日を経過したときに神殿に行って供え物をする習慣がありました。

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新しい発見

1. 世界的観光名所「渋谷駅前繁華街」 10年ほど前、40年間勤務した国際法律事務所を辞めて独立したことを契機に、自分の事務所を東京の渋谷駅近くのビルに新設し、自宅も駅から徒歩15分、自転車5分の繁華街の外れに移動した。ちょうど街全体が再開発で様変わりしていた時期で、住み慣れると街には活気があり、警察の取り締まりが功を奏してか、夜間に歩いても安全になっていた。

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 「回心の時」  

◆回心とは? 今年度の四旬節が始まっています。今、一斉に<回心の時>です。自らの心の中をぐるっとひとまわりし見ることができたら、こんな恵みの時がないと知るでしょう。しかし、私たちは「それは自分のことだから、それはよくわかっている」と言うかもしれません。が、本当にそうでしょうか。実は<真の自分>は、それほど簡単には分からないと思います。<回心>とは、実に奥深い神秘に満ちたことです。そこで、よく分かってはいないであろう自分について、再度、見つめ直すところから始めたいのです。

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アフガニスタンに尽くした日本人

先日、タリバンが政権奪取した混迷のアフガニスタン。つい数年前まで30年以上アフガニスタンのために尽力、献身した故・中村哲医師のことが思い出されます。  先日、タリバンが政権奪取した混迷のアフガニスタン。JICA関係者をはじめとする多くの日本人民間人がまだ出国できない状況下、先が見通せない辛く困難な日々が続いています。そういう中で、つい数年前まで30年以上アフガニスタンのために尽力、献身した故・中村哲医師のことが思い出されます。

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私たちは皆、知っている

 キリスト教の聖典「聖書」、仏教の経典、イスラム教のコーランを読み直さなくても、私たちは皆、知っているのではないか。何が善であり、何が良くないことかをだ。家庭では両親から、学校では教師から様々な事を学ぶが、私たちの中にはそれ以前にアーキタイプとも呼べる基本的な元型が刻み込まれている。即ち、筆を持って白紙に絵の具を塗るように、私たちは生まれてから学びだす知識はあるが、何が善であり、悪かという基本的価値観は既に織り込み済みではないか。 

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ザビエルが出会った日本人

8月15日は聖フランシスコ・ザビエルが日本最初の宣教師として鹿児島に上陸した記念日である。ザビエルは日本の宗教と文化に偉大な影響を与えたが、彼が見た日本人はどんな人間だったのか。発達した物質文明や強欲な資本主義体制によって「世俗化」した現在の日本人とは異なる、もっと純粋な日本人だったのではないか。 事実、ザビエルが見た当時の日本人は、知識欲旺盛な日本人であった。河野純徳神父の著『聖フランシスコ・ザビエル全生涯』によると、当時マラッカにいたザビエルは、最近発見された日本から帰った商人から、「日本人はインドの異教徒には見られないほど知識欲がある」と聞いていたが、1547年12月、アンジロウなど3人の日本人に実際に出会ったザビエルは、商人たちが話す通り、「日本人はもっとも知識欲の旺盛な民族である」と確信し、日本人への福音宣教を思い立つに至ったという。

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核戦争 : 起こるのを待っているの?

核戦争の概念 今日、多くの人々、特に日本やアジアに住む人々は、核戦争への強い不安を抱えています。かつては「核抑止力」が戦争や核兵器の使用を防ぐと信じており、「恐怖の均衡」によって平和が守られるとされていました。しかし現実は、核抑止力は平和をもたらすどころか、むしろ平和の妨げになっているのです。 この記事を書いている今も、世界中で軍事費が急増しており、特に9つの核保有国(中国、フランス、インド、イスラエル、北朝鮮、パキスタン、ロシア、イギリス、アメリカ)の2024年の核兵器関連支出は1000億ドルを超えました。

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「イエスと共に歩む」   2023/8/20

◆共に歩む 教皇フランシスコ様は、今年秋に世界代表司教会議(シノドス)の第16回通常総会を開催することを決定されました。テーマは「ともに歩む教会のため-交わり、参加、そして宣教-」です。皆さん、このシノドスという言葉から、何を思い起こしますか。教会は、この言葉から「より深い交わり、十全なる参加、そして世界におけるわたしたちの宣教」を訴えているのです。この壮大なテーマを実現していくために、今、バチカンは全世界の教会の皆さんと共に新しい歩みを始めようとしているのです。わたしたち丹後教会は、いかに受け止めるべきでしょうか。

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「山の日」に思う

8月11日が「山の日」になったのは2014年、法律の施行は2年後の16年である。この日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ための国民の祝日だが、では何故(なぜ)8月11日なのだろう。  まず山に先立って海の日が決められた(7月の第3月曜)。すると富士山を擁する山梨県をはじめ、岐阜、香川、愛媛、高知などの各県が独自に「山の日」を決めたのだが、これが主に「八月八日」や「11月11日」。「八」は山の遠景、「11」は林立する木のイメージという。

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「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

中絶に反対し、命の大切さを訴える行進「マーチフォーライフ」が21日、東京都内で行われた。小さな子どもから高齢者まで、約40人が参加。カトリック築地教会(東京都中央区)から日比谷公園(同千代田区)までの道のりを約1時間にわたって練り歩き、中絶によって数多くの胎児が命を落としている現実を訴えた。 中絶は、日本では1948年に施行された優生保護法(現母体保護法)によって合法化された。その後、中絶の件数は急増し、1950年から2019年までの70年間に、3895万人の胎児が命を奪われた。これは、第2次世界大戦における日本の死者数310万人の12倍に匹敵する。

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〜「学園」の記憶 〜戦後80年 戦争孤児に思いを馳せて

昭和20年8月15日 終戦から間もなく80年を迎えようとしています。 私が生まれた昭和26年は、未だ未だ戦争の傷跡が深く残っていました。 和歌山市塩屋の秋葉山のふもとには、戦災で親を亡くした子どもたちが暮らす「学園」と呼ばれていた施設がありました。

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長崎大聖堂の第2の鐘が再び鳴り響く

バチカン通信社「フィデス・サービス」によると、長崎大聖堂(浦上天主堂)に2日、2つ目の鐘が納められた。80年前の原爆投下で破壊された元の鐘に代わるもので、8月9日午前11時4分、原爆投下時刻と同時刻に初めて鳴らされる。この鐘は米国のカトリック信者から寄贈されたという。レンガ造りの双塔が印象に残る浦上天主堂は1959年、原爆禍を乗り越えて再建された。

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上野由岐子選手とアンパンマン

オリンピックもいよいよ大詰めを迎えました。コロナとの闘いの中、無観客試合がほとんどという史上まれにみる異例の大会でした。それでも、アスリートたちの活躍は感動を与えてくれるものが多く、ついつい引き込まれてしまったのではないでしょうか。数多くの印象的な試合の中で、女子ソフトのライバル米国を破っての優勝は格別でした。先発の39歳上野由岐子投手の粘投、20歳の若手リリーフ後藤希友投手の抑え、ともに見事でした。 13年ぶり連覇の立役者で優勝投手の上野由岐子さんは大のアンパンマンファンという記事が目に留まりました。彼女の部屋はアンパンマングッズで飾られているそうです。アンパンマンこそ<ソフトボールにおける大事な精神を象徴する>存在と考える彼女は、こんな発言をしています。

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AI時代に読書立国を目指せ!?

愛読書の人間学を学ぶ月刊誌「致知6月号」のテーマは“”読書立国”。スマホが読書習慣を阻害し、町の本屋が減り続ける社会に対して警告を発している。 最近、当ブログで「致知」の記事の紹介が増えているが、専門家の方々の、日本国の将来に対する懸念事項に深く同意することが多いため、皆さんにも是非とも知っていただきたいとの思いからだ。 今回注目したのは、建築家安藤忠雄氏と、iPS細胞でノーベル賞受賞の山中伸弥氏の「読書は国の未来を開く」と、お茶の水大学名誉教授内田伸子氏と脳トレで有名な東北大学川島隆太氏の「AI時代に負けない生きる力を育む子育て」の記事だ。

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「全キリスト」とは

「全キリスト」という言葉をご存じだろうか。現在、この言葉はあまり使用されないが、「キリストと教会」の神秘、すなわち、わたしたちとキリストの一体性の神秘を表す極めて貴重な言葉であるから、その意味するところを考えてみよう。 「全キリスト」はラテン語のTotus Christusの日本語訳であって、英語ではThe  whole Christ、仏語ではLe Christ total であるが、時には「全きキリスト」とも訳される。「全キリスト」という言葉の起源は聖アウグスチヌスにあるとされ、聖教皇ヨハネ・パウロ2世は、次のように書いている。

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