日本 プロライフ ムーブメント

アフガニスタンに尽くした日本人

先日、タリバンが政権奪取した混迷のアフガニスタン。つい数年前まで30年以上アフガニスタンのために尽力、献身した故・中村哲医師のことが思い出されます。  先日、タリバンが政権奪取した混迷のアフガニスタン。JICA関係者をはじめとする多くの日本人民間人がまだ出国できない状況下、先が見通せない辛く困難な日々が続いています。そういう中で、つい数年前まで30年以上アフガニスタンのために尽力、献身した故・中村哲医師のことが思い出されます。

Continue reading

私たちは皆、知っている

 キリスト教の聖典「聖書」、仏教の経典、イスラム教のコーランを読み直さなくても、私たちは皆、知っているのではないか。何が善であり、何が良くないことかをだ。家庭では両親から、学校では教師から様々な事を学ぶが、私たちの中にはそれ以前にアーキタイプとも呼べる基本的な元型が刻み込まれている。即ち、筆を持って白紙に絵の具を塗るように、私たちは生まれてから学びだす知識はあるが、何が善であり、悪かという基本的価値観は既に織り込み済みではないか。 

Continue reading

ザビエルが出会った日本人

8月15日は聖フランシスコ・ザビエルが日本最初の宣教師として鹿児島に上陸した記念日である。ザビエルは日本の宗教と文化に偉大な影響を与えたが、彼が見た日本人はどんな人間だったのか。発達した物質文明や強欲な資本主義体制によって「世俗化」した現在の日本人とは異なる、もっと純粋な日本人だったのではないか。 事実、ザビエルが見た当時の日本人は、知識欲旺盛な日本人であった。河野純徳神父の著『聖フランシスコ・ザビエル全生涯』によると、当時マラッカにいたザビエルは、最近発見された日本から帰った商人から、「日本人はインドの異教徒には見られないほど知識欲がある」と聞いていたが、1547年12月、アンジロウなど3人の日本人に実際に出会ったザビエルは、商人たちが話す通り、「日本人はもっとも知識欲の旺盛な民族である」と確信し、日本人への福音宣教を思い立つに至ったという。

Continue reading

核戦争 : 起こるのを待っているの?

核戦争の概念 今日、多くの人々、特に日本やアジアに住む人々は、核戦争への強い不安を抱えています。かつては「核抑止力」が戦争や核兵器の使用を防ぐと信じており、「恐怖の均衡」によって平和が守られるとされていました。しかし現実は、核抑止力は平和をもたらすどころか、むしろ平和の妨げになっているのです。 この記事を書いている今も、世界中で軍事費が急増しており、特に9つの核保有国(中国、フランス、インド、イスラエル、北朝鮮、パキスタン、ロシア、イギリス、アメリカ)の2024年の核兵器関連支出は1000億ドルを超えました。

Continue reading