日本 プロライフ ムーブメント

許可という罪

言葉の裏に何か意図が隠されているのでは?と感じることがあります。ずる賢い人たちは、言葉を巧みに使って真意を隠そうとします。コロラド州選出の73歳の上院議員、ジョン・ヒッケンルーパーもその一例でしょう。報道によると、彼は「ストップ・コムストック法」の提案者であり、これは1873年に制定された、わいせつまたは不道徳な文書の郵送を禁止する法律を撤廃しようとするものです。

この法律では、避妊具の郵送も禁止されていました。当時、それは「わいせつ」「不道徳」な行為と見なされていたのです。NPR(全米公共ラジオ)によれば、コムストックは「反悪徳運動の闘士」であり、米国郵便を利用して広がる有害な情報を取り締まろうとしていた人物だと紹介しています。彼はこの法律を使い、中絶薬の流通や、女性の身体を傷つける化学薬品の拡散を防ごうとしていました。ところがヒッケンルーパー議員は、そうした薬を女性が自宅で受け取り、自らの身体に害を与えることを「合法」としようとしているのです。


無実のいのちを、他人の目の届かないところで奪う権利など、正気の沙汰ではなく、本来、どんな政府にも与えられるべきではありません。

正気の話を続けるなら、アメリカ最高裁判所の最近の言葉遣いにも疑問を感じます。最近の判断では、各州が家族計画連盟(中絶を行う団体)などへの資金提供を停止することが「可能」であるとされています。

一見、良い判断に見えるかもしれませんが、問題なのは、最高裁が「選択に委ねる」という形で道徳的責任を放棄してしまっていることです。たとえば、LGBTQに関する授業を保護者が拒否することはできると言いながら、それを止めようと何もしなければ、実質的に「容認した」ことになるのです。

さらに、ポルノサイトに対する年齢確認制度の導入も、各州の「判断に任せる」とされています。

もちろん、すべての判事がこのような見解に賛同しているわけではありません。ソトマイヨール判事、ケイガン判事、ジャクソン判事は、LGBTQに関する物語を学校の授業で教師が朗読することに賛成しています。

これに対し、ある鋭い評論家はこう主張しています:

「最高裁の少数派や民主党議員、そしてジェンダー・イデオロギーを擁護する宗教関係者たちの空論に対する私の答えは、『それなら、その話を声に出して、公の場で語れ』というものです。ある学校委員会の会議で、若者向けとされる書籍の一節が読み上げられたところ、その内容はあまりにも露骨で、テレビで放送されるならピー音が入るようなものでした。それを聞いた地元の市長は明言しました。『このような”物語”を学校から排除しなければ、未成年へのわいせつ物頒布の罪で委員会を訴える』と。」

また別の話題ですが、マサチューセッツ州の連邦地方裁判所では、トランプ前大統領による家族計画連盟への資金停止命令を無効とする判断が下されました。オバマ大統領が任命したインディラ・タルワニ判事が、州の資金が同団体へ流れ続けることを一時的に「許可」しました。

スーザン・B・アンソニー・プロライフ・アメリカの法務・政策ディレクター、ケイティ・グレン・ダニエル氏はこう語っています:「トランプ大統領の『大きくて美しい法案』が成立した直後、中絶大手の家族計画連盟は、毎日200万ドル以上もの税金の流入を守るため、裁判所に駆け込みました。すると、活動的な連邦判事が、その資金の流れを再び開くよう命じたのです。」

中絶を推進し、純潔を軽視するこの国の「最大のいのちの敵」に対して司法が「許可」を与えるのであれば、その判事もまた中絶の共犯者だと言わざるを得ません。

こうした状況を見ると、「十戒」の重要性がより一層明らかになります。十戒は単なる「提案」ではありません。それは、すべての人に「主に仕える者となるのか、それとも悪に仕える道具となるのか」を選ばせる、神の法なのです。

Brown, Judie (ブラウン・ジュディ)

アメリカン・ライフ・リーグ
Copyright © 2025.7.15
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www.lifeissues.net
翻訳者 大岡 滋子

翻訳日  2025年10月4日

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日本プロ・ライフ・ムーブメントより

Zakzakの8月28日の記事を読みました。

 (URL: https://www.zakzak.co.jp/article/20250828-CW6KOJVEP5AFDCJ4VEDVJBFDAI/    )

『許可という罪』…最近日本でも同じようなことが起こっています。それは2023年11月より、全国の145の薬局で緊急避妊薬、ノルレボ錠1.5mg、レボノルゲストレル錠1.5mgなど試験販売されていましたが2025年8月28日の報道によると年齢制限なし、親の許可なしで購入できることになり、産婦人科医の宋美玄氏や同じく産婦人科医の稲葉可奈子氏が喜ばしいことだと語ったことを報じていました。

またそこには内科医の橋本将吉氏が緊急避妊薬のことを堕胎薬と間違っている方がおられると言われていますが、着床がいのちの始まりであると日本人が間違った教育をされていることが私は残念でなりません。受精卵はいのちの始まりであることは中学生でも理解していることでしょう。真実はこの緊急避妊薬は堕胎薬であり避妊薬ではありません。なぜなら受精卵を流してしまっているからです。

私はいのちを喜ぶはずの産婦人科医や内科医、…医師と呼ばれる人々がこのようないのちを軽んずる発言をするのには驚きを隠せない。医者になる前に誓ったであろうヒポクラティスの誓いをもう一度思い出してほしい。

コロナワクチンの問題もそうです。国が許可してワクチンを打ち続けていますが、その副作用によって多くの方々が亡くなています。ネットではその情報が流れていても情報弱者には届かず、また、子どもにまで接種しよう、男性にまでHPVワクチンを接種しようという国の動きは何なんでしょうか?また2024年から、注射が痛いからと鼻に噴霧するインフルエンザワクチン「フルミスト」も出てきました。5歳児が副作用で『脳出血』一生の障害を負いました。

利権が絡んでいる!いのちよりお金が大切な社会には未来はありません。

お元気に講演活動などを通して、またたくさんの著作を通して私たちにワクチンの危険性を教えてくださっておられた母里 啓子(モリ ケイコ)さんが2021年10月に秋田県能代市で急逝された。辻信一さんが2020年7月に母里啓子さんにインタビューしたものを、ダイジェスト版に編集して公開されています。

https://www.facebook.com/watch/?extid=CL-UNK-UNK-UNK-AN_GK0T-GK1C&v=981573022706170

母里 啓子で検索をかけると、彼女が残してくれたたくさんの知識に出会うことができます。本当に大切な方を私たちは無くしてしまいました。主な著書に『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』(双葉社)、『最新改訂版 子どもと親のためのワクチン読本 知っておきたい予防接種 』(双葉社)など

これからは国や報道機関によって報道される情報を私たちが無考えに信じていくことを考えなくてはいけない社会となってきているようです。利権が絡んできていますから…。(文責:大岡滋子)