毎年8月15日が巡ってくるたびに、私たちは戦争の記憶と向き合います。
今年は戦後80年という節目の年。
しかし、私たちが語り継ぐべきは、過去の歴史だけではありません。
戦後を生き抜いた人々の「声」に耳を傾けましょう。
両親と離れ、たったひとりでたくましく生きようとする子供の姿は、多くの人々の心を打ちました。
「いつかはお母さんと再会できる」
かすかな希望を胸に、懸命に生きる子供達。
その健気な姿には、戦争が奪ったものの大きさと、それでも決して失われなかった人間の尊厳が感じられました。
私が幼い頃でも未だ、
ぶらくり丁や和歌山駅周辺には、親を亡くした、「浮浪児」と呼ばれた子供たちがあふれていました。
私たちの身近な場所で、こうした人々が必死に生きていたことを忘れてはなりません。
彼らが懸命に生きた時代を、そして彼らの希望がどこへ向かったのかを、想像してください。
戦争は、希望を奪い、幼い心に深い傷を残します。
私たちは今、改めて誓います。
二度と戦争を繰り返さない。
この誓いを、どうか未来へと繋いでいきましょう。
Yamaguchi Akimasa (ヤマグチ アキマサ)
山口 昭昌
特定非営利活動法人 エフエム和歌山
理事長
Copyright © 2025年8月11日
2025年8月許可取得