日本 プロライフ ムーブメント

事実として

昨年4月、家族法専門の弁護士キャリー・パターソン氏は法廷でこう述べました。「胚は人間のいのちになる可能性がある存在として、特別な敬意が払われるべきです。」それから10か月後、バージニア州フェアファックス巡回裁判所のドンテ・L・バグ判事は、次のような意見書を出しました。「この2つのヒト胚が子宮に移植され、出産に至ったとしても、同じ人間になることはないのは明らかです。実際、この胚たちは、同じ親から生まれた兄弟姉妹であっても、それぞれが唯一無二の存在です。」

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「排除される胚の立場を考える」産婦人科医・久具宏司さんとの対話

「ダイアログフォーライフ」第1回 着床前診断が事実上解禁となった今、誰よりもこの本の著者に会いたいと思った。本のタイトルは『近未来の<子づくり>を考える〜不妊治療のゆくえ』(春秋社)で、その著者が久具宏司(くぐ・こうじ)さん。体外受精の導入期から30年以上の長きにわたって不妊治療に携わってきた産婦人科の医師である。不妊治療(あるいは生殖医療)の現場で個々の患者と向き合ってきた経験と肌感覚が書かせた渾身の書き下ろしである。無自覚に、ただ資本の欲望のままに、坂を転げ落ちるように突き進む社会の未来に警鐘を鳴らす。欲しいときに欲しいこどもを計画的に作り出す「デザイナーベビー」が当たり前になる時代がすぐそこまで来ている。これは本当にわたしたちが望むゆたかな未来の姿なのだろうか?

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