「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に関する意見
解説 2010年11月10日付で厚生労働省医薬食品局審査管理課が実施した、緊急避妊薬「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に関するパブリックコメント(意見募集)(注1)に対して、日本カトリック司教協議会常任司教委員会(委員長:池長 潤 カトリック大阪大司教)は、12月2日、意見公募に応じ、意見表明を行いました(注2)。
Continue reading重要な問題について明確に考える
解説 2010年11月10日付で厚生労働省医薬食品局審査管理課が実施した、緊急避妊薬「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に関するパブリックコメント(意見募集)(注1)に対して、日本カトリック司教協議会常任司教委員会(委員長:池長 潤 カトリック大阪大司教)は、12月2日、意見公募に応じ、意見表明を行いました(注2)。
Continue reading11月27日(土)午後6時から、サンピエトロ大聖堂で、教皇ベネディクト十六世は「待降節第 - 主日前晩の祈り」および「出生前のいのちのための前晩の祈り」を司式しました。以下は前晩の祈りにおける教皇の講話の全訳です(原文イタリア語)。「出生前のいのちのための前晩の祈り」は教皇の呼びかけでこの年初めて全世界のカトリック教会で行われました。
Continue readingよほど頭にきているのだろう。法王庁生命アカデミーのイグナシオ・カッラスコ・デ・パウラ新会長はスペインの人工中絶法を批判し、「まったく無能な法」と評したのだ。少々荒っぽい表現だが、新会長の「怒り心頭」といった胸の内が伝わってくる。人工中絶法によると、16歳以上の女性の場合、妊娠14週目まで両親の許可なく中絶ができる。同国カトリック教会は「テロ行為だ」として批判している。新会長が懸念するのは、スペインのリベラルな中絶法が南米諸国にも影響を及ぼすのではないかということだ。ブルゴス教区のフランシスコ・ギル・へリン大司教(Francisco Gill Hellin))は国民に中絶法への抵抗運動を呼びかけているほどだ。
Continue readingLifeSiteNews.comは、28才のイギリス婦人が10年間経口避妊薬ピル服用後、重症な静脈血栓で亡くなったと報じています。彼女、ジェナ モリスは、住み込みのフィアンセ、ルーク ホーソンと結婚しようとしていた行員で、腎臓結石を患っていると彼女に告げた医師に仕事場から家へ具合が悪くなって連れ戻された。彼女の脚に出来た凝血が肺に広まった時、彼女は急死しました。
Continue reading数字は一見、冷たいが、現実を容赦なく表示する手段だ。スペインの「家族問題研究所」が3日、ブリュッセルで発表したところによると、欧州連合(EU)の27カ国で2008年度、286万件の中絶が行われたという。中絶が欧州の死因トップというから恐ろしい。
Continue readingアメージング・グレース(驚くばかりの主の恵み) 私は、24歳で、未婚。最近、初めての性交渉を持ちました。 私は、クリスチャン・ホームで成長して、自分の性的な関係について、もうすっかり恥ずかしくて不安でした。 そして、すぐに妊娠しました。
Continue reading2009年8月31日: 日曜日に行われた日本の歴史的選挙で、政府与党の自民党は、第二次世界大戦後、2回だけパワーを失いました。 衆議院の480議席のうち308を獲得して、野党民主党員が圧勝しました。
Continue reading10代から20代のカトリックの若者たち2万人以上が、全米各地から首都ワシントンの最大のスポーツ・アリーナに集う。米国で妊娠中絶を合法化した1973年の最高裁判決Roe v. Wade(ロウ対ウェイド)の記念日に、毎年恒例のいのちの集会と青年ミサを開催するため。
Continue readingニュージーランドのモーニング・アフター・ピルを製造する会社は、同薬が妊娠初期の数週間に中絶作用を及ぼす可能性のあることを認めた。
Continue reading「性感染症の“津波”に呑み込まれる若者たちは、この切迫した問題に立ち向かうために助けを必要としている。小児科医であり、また母親であり、著作活動も行うマーガレット・ミーカー氏は、子どもを持つ親や十代の若者たちにアドバイスを提供している。」
Continue reading採決の結果は決まっている。我々は病気であることより健康であることを望み、その多くが人々を苦しめる疾病の治療方法を模索している。分かりきったことだと言われるかもしれないが、国際的なメディアについてはこの限りではないようだ。胚性幹細胞に関する研究は、あらゆる重病を治癒に導くかもしれない有望な研究の支持者と自分の(非合理的な)信念を譲るくらいなら人々が病気に苦しむのも仕方ないと考える反対者との対立という形で報道されることが多々ある。CNNの報道からその一例を挙げよう。2001年7月17日のCNNヘッドラインでは、胚性幹細胞の研究に異議が唱える人々に「研究活動の敵」というレッテルが貼られた(1)。異なる研究が各々に支持されている理由は提示されなかった。いや、胚性幹細胞の研究に反対する者は、研究全般の敵として描かれているのが実情である。この報道では、他の研究は全く紹介されなかった。
Continue reading今回の中間報告書で扱われている問題の中心は、ヒトES細胞の再生医療への利用のための研究に必要とされる、
Continue readingもしあなたが中絶した赤ちゃんの父親だったり、又は中絶経験のある女性と付き合っているなら、きっとあなたは度々、欺きや挫折感がともなったり、解決が不可能と思われる問題をいくつか抱えているだろう。まずあなたが知らねばならないのは、あなたは一人きりではないという事である。希望だってある。以下は、あなたの状況をどう扱うかについてのいくつかのステップである。
Continue readingこの方法は通常、妊娠20週から使われ始め、少なくとも24週まで「一般的に」行なわれています。そして、この方法はずっと遅く、9ヶ月に入ってもしばしば行なわれてきました。ロサンゼルス・タイムズ紙が1995年、6月16日のニュース記事の中で、この中絶方法を正確かつ簡潔に説明しています。
Continue reading聖書は神の創造と救済の計画を明確に示している。私達人間が神の創造を破壊したり、神の福音を受け入れずに神の考えに逆らえば、自分や自分の生きる社会に神の審判を招くことになる。
Continue reading2004年6月23日に開催された総合科学技術会議の第35回生命倫理専門調査会において、薬師寺泰蔵会長が提案した「人クローン胚の作成・利用に関する暫定的結論の提案」および「報告書作成に向けた人クローン胚の作成・利用に関する暫定方針(案)」に沿って、研究目的の人クローン胚の作成・利用を容認する方針が決定されました。私たちは、これに関して憂慮の念を禁じえません。
Continue reading思いやり—危機にあるいのち ケボキアンという名の今では職を失った病理学者が繰り返しマスコミを騒がせていた渦中に、私は存在しています。その医師は「哀れみ深い人」だということを読んだり聞いたりして知っていました。
Continue reading「離婚神話」というのが存在する。人が結婚してうまくいかない場合は2つの選択肢があり、そのまま別れず不幸でいるか、離婚してもっと幸せになるか。だが、研究者達による調査結果が、この仮定や古くからの慣習的考えに疑問を投げかけることになった。シカゴ大で社会学を教えるリンダ・ウエイト教授を中心とする家庭社会学者チームは、不幸な結婚を続けるよりも離婚した方が幸せとの説に根拠はないと発表した。
Continue readingアン[仮名]は中絶をした女性のための支援団体を組織し指導しています。彼女はこれらの女性が抱いている情緒的な問題を直接的に理解することができます。なぜならアン自身が中絶の経験があるからです。
Continue reading「悲しみは人を子どもに戻す」—ラルフ・ワルド・エマーソン 私は妊娠したティーンエイジャー達に出産教育をしている。私の仕事は、若くして親となる二人に、親であることを教えることである。それには生まれつき障害のある子どもを持つことや、流産、死産、または出産後すぐ亡くなってしまう可能性についての勉強も含まれている。
Continue reading小池百合子都知事さま この度は、女性活躍推進大賞を賜り、大変恐縮しております。 普段、自分が活躍できているかどうかなど、まったく意識したこともなく、ご推薦いただけることになった時点でも、私の活動がこんなに評価いただけるとは夢にも思っておりませんでした。ありがとうございます。
Continue reading相模原での悲惨な事件。 犯人に対する怒りとか、 被害者に対する悲しみとか、 障害者だって一生懸命生きてるんだとか、 いらない命なんてないとか、 なんやかんやいろんな声が上がっています。
Continue reading初期妊娠因子=EPAはまず妊娠に関連する物質として説明され、その発見は非常な興味を持って受け入れられました。なぜなら、そのために(例えばネズミ、人間、豚、羊など)すべての実験動物で、受精後6~24時間以内に妊娠の有無を探知できるようになったからです。それまで、着床前の胎芽は沈黙の中に卵管を通過すると考えられており、母親は着床まで妊娠に気づかなかったからです。EPAの発見で、母体システムが受精の瞬間から、着床とそれに引き続く妊娠に備え始めることが明らかになりました。EPAは、母体にとって異物である胎児に対する免疫反応抑制諸因子を放出します。1
Continue reading(恋人同士の間でセックスをすることは、いまや娯楽のひとつというか、デートの最後に男性が女性に要求する一種の「見返り」となっています。私たちティーンエイジャーの多くは、したくないのにセックスを要求されるプレッシャーを感じています。特に女性は、婚前セックスが招く様々な心配や責任を負いたくないと思っています。なぜなら、その結果を背負い込むことになるのは、男性ではなく、女性である自分の方だからです。)
Continue readingキリスト降誕二〇〇〇年の大聖年は、全世界のカトリック教会にとって、とても大きな意味を持つ一年でした。いうまでもなく、神の子・キリストの誕生は、わたしたち信仰を生きる者にとっては土台です。わたしたちはそこに、わたしたちのために尊い御ひとり子を惜しみなく与えられる神の極みない愛を見ます。神がそれほどまでにわたしたちを愛し、大事にしてくださっているという事実は、わたしたちには揺らぐことのない希望と喜びを与えます。
Continue reading適正な産児調節に関する回勅 聖座と平和の中に一致している尊敬する教父、大司教、司教様方、すべての地方教会の教区長の皆さん、司祭と信徒の皆さん、及びすべての善意の人々、尊敬する兄弟と子供である皆さんにご挨拶と祝福を送ります。
Continue readingいのちの福音は、イエスのメッセージの中核に位置します。教会は、いのちの福音を日ごと心を込めて受け止め、あらゆる時代、あらゆる文化の人々への「よい知らせ」として、あくまでも忠実にのべ伝えなければなりません。
Continue reading親愛なる兄弟姉妹の皆さん、おはようございます。 今日の講話は「殺してはならない」という五番目のことばについてです。第五のおきては、「殺してはならない」です。 わたしたちはすでに隣人とのかかわりに関する、十戒の後半に入りました。このおきては、簡潔で絶対的な表現を用いて、 人間関係における基本的な価値を守る壁のようにそびえ立っています。 それでは人間関係における基本的な価値とは何でしょうか。それはいのちの価値です『注』。だからこそ、「 殺してはならない」のです。
Continue reading2015年度「臨時司教総会」開催中の2016年2月17日夕、東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂で、日本カトリック司教団による「いつくしみの特別聖年」ミサが行われました。以下は、高見三明大司教(長崎教区)による、当日の説教です。
Continue reading岡田でございます。今日、このような機会を与えてくださったことを心から感謝申し上げます。 今日、強行採決が行われた。大変残念に思い、また強い不安を感じております。日本国民として、 またキリスト者としてわたくしは日本国憲法、その平和主義、9条、そして前文を大変、 誇りとして今まで歩んで参りました。カトリック教会は全世界ネットワーク、 いろいろな機会に他の国のかたがたとお会いします。もちろん、アジアの隣国、韓国、フィリピン、中国、 そして遠い国々の人たち、そしていろいろな機会に「日本の平和主義、日本は戦争をしない国、 戦争をしないことを憲法でうたっている。素晴らしい」。それが今、戦争をする国、 戦争をしてもいい国になってよいでしょうか。絶対、それはいけないことであります。
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