日本 プロライフ ムーブメント

女性はなぜ中絶するのか? ー 最近の研究データの考察

望まない妊娠に直面した女性には3つの選択肢が用意されている:1)妊娠を継続して子どもを持つ、2)子どもを養子に出す、3)中絶する。望まない妊娠という問題をすばやく解決する方法として、女性の大半は他の選択肢を熟考しないまま中絶を選択する。中絶の前に女性が唯一相談できる相手が中絶クリニックであることも少なくない。多くの場合、そうした施設で働くカウンセラーは妊娠の継続や子どもを養子に出すという選択肢を勧めず、中絶を望ましい選択肢として売り込もうとする。したがって、中絶する女性にのみ知識や調査不足の責任があるのではなく、中絶前にカウンセリングを行う女性にもその責任はある。 

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エイズを食いものにする人々よ、わが民を解放せよ

ウガンダ、カンパラ 米国大統領のHIV-AIDS救援緊急計画(PEPFAR)は、数か月間も、上院で暗礁にのりあげていた。先週、ようやく投票・可決の見通しが出てきた。この計画には500億ドルが投じられることになる。それは、エイズと闘うためにアメリカ国民一人当たり165ドル、ニューヨーク市民だけで13億ドルを払う計算になる。しかし、エイズのために割り当てられるこの支援金は、サハラ以南のアフリカで、エイズ・ウィルスの蔓延を止めることができるのだろうか。昨年、この地域のエイズによる死亡者数は、世界の同死亡者数の76%を占めている。 

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HIV/エイズへの対応策として有効な協力関係を構築する

HIV/エイズへの国家的対策を成功させるには、協力関係が不可欠である。カンボジア、ウガンダ、タイ、オーストラリア、ブラジル、スイスなどの国では、相互尊重と責任の共有に基づいた市民団体と政府との協力が活発に行われ、効果的な対応の象徴となっている。HIV/エイズにおける協力関係は、あらゆるレベルにおいて、政府、地域団体、医療、ヘルスケアおよび科学団体、ならびにHIV/エイズに感染し、これらを抱えて生きる人々が、HIVの拡大防止に協力し、この疾患による社会や個人への影響を最小限化するために共同で行う効果的な取り組みと定義できる。協力関係によるアプローチは、対応のあらゆる面で話し合いを持ち、共同で意思決定を行うという方針に基づいている。HIVの伝播を防ぐには、政府の指令ではなく、むしろ地域社会の規範と価値に合わせて修正される個人の私的な行動への対応が必要となる。したがって、HIV/エイズの影響を最も強く受けるこれらの地域社会の方針およびプログラムの開発への参加は、任意ではなく、必須事項なのである。

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国家、社会、経済の発展にHIV/エイズが与える影響を理解する

HIV/エイズの経済に対する悪影響が、ますます明白になっている。罹患率が高い国では、国内総生産の成長率が低下し、主要産業における人材不足、孤児の増加、世帯貧困の深刻化が起こっている。こうした国々は、HIV/エイズによる経済的影響の緩和という難題に直面している。 

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ウイルスが誰にどのように感染するかを知る

ウイルス ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因となる。この症候群、すなわち、疾病のパターンは、1981年に米国ではじめて報告されたが、免疫不全の原因となるウイルスは1983年まで発見されなかった。HIVは、体内のT4白血球に感染し、それを損傷、破壊する。T4細胞には、免疫系の複雑な機能を調整する役割がある。また、HIVは、免疫(防御)系の他の細胞、脳細胞および臓器細胞にも感染することがある。 

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アジア太平洋地域におけるHIVおよびエイズの蔓延に関する考察

2002年は、アジア太平洋地域で約100万人が新たにHIVに感染し、このウイルスへの感染者は、2001年から10%増の720万人に上ると推定される。さらに昨年は、49万人がエイズにより死亡したと推定される。若年層(15ー24歳)の約210万人がHIVに罹患している。カンボジア、ミャンマーおよびタイを除いたアジア太平洋諸国では、国内のHIV罹患率が比較的低い状態にとどまっている。 

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危機にある赤ちゃんを救うために

皆様も、嬰児や乳幼児の遺棄事件、家庭内での虐待事件、虐待の末に死亡させてしまう事件などに、 心を痛めて居られることと思います。嬰児殺しの実行犯の90%は実母です。事件の数が多く、新聞も全国版では無く、 その地域の地方版にしか掲載されなくなっています。 

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原発がどんなものか知ってほしい(全)

私は原発反対運動家ではありません 二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、 安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、 ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、 原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、 大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。 

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緊急避妊ピルの副作用と問題点

ピルの成分と副作用 日本で現在ピルと言われているものには、いわゆる経口避妊薬と月経困難症治療薬そして緊急避妊薬の3種があります。経口避妊薬も避妊目的以外に月経困難症や子宮内膜症にも使われています。最近この中の緊急避妊薬を医師の診察処方無しで、ドラッグ等で自由に購入出来るようにしようとする運動が起きています。はたしてそれで良いのかを知る上で、ピル全体から考えてみましょう。 

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いのち、この尊きもの

昭和56年4月マザーテレサは、東京池袋で行われた生命の尊厳を考える国際会議で、預言的言葉を述べられました。「 子は神の最高の贈りものです。日本は素晴らしい国です。日本人も素晴らしい。でもお忘れなく、 子を望まねばそれも消えます」と。今それが現実のものとなってきています。日本の人口動態で見てみますと、 2020年の総人口1億2532万人(70歳以上が約22%)がわずか45年後の2065年には8808万人( 70歳以上が約32%)に急減すると予測されています。また2019年度の15歳未満の子ども数は1533万人で、 38年間連続で減少して過去最少となっています。 今後も減少し続けて2065年度には898万人になると予測されています。 15歳未満の子どもの総人口に対しての比率は現在12.1%ですが、何と世界各国の中で日本が最低となっています。 1973年に200万人を超えていた年間の出生数は減り続けていて、2019年度は86万4千人となりました。 もはや回復不可能とも言われる日本の人口減少については、多くの方々が既に気付き危機感を持っておられます。 

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心愛(みあ)ちゃんのマフラー

平成31年1月に、千葉県野田市の小学4年生栗原心愛ちゃんが、 長期間に渡る両親からの激しい虐待の末に亡くなった事件は非常に衝撃的で、多くの方々が心を痛めていると思います。 普通なら遊園地やレストランに親子で出かけ、楽しい思い出作りをしている年齢です。それが心愛ちゃんの場合は、 直接の虐待を受けるだけでなく、夫による妻へのDVを見せられる面前DVにもさらされていたのです。 友達の家庭がどれ程うらやましく思えた事でしょう。 

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経口避妊薬ピルによる血栓症が日本で増加 ー 日本の産婦人科医会がついに認める!

日本で経口避妊薬ピルが解禁される前に、正しい生命倫理を日本に広めるために生涯を捧げた、 故ジンマーマン神父からの情報をもとに、生命尊重センターが、 英国まで行って血栓症で亡くなられたベーコンさんやその他の例を詳しく調べ、 残されたご家族や医師や弁護士などの貴重なご意見を取材しました。 また次世代のいのちを脅かす環境ホルモン作用についても調査し、英国からの警告と題して、 ビデオ映像でピルの危険性を広く訴えました。 

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子宮頸がんワクチン接種と中絶

まず今回の子宮頸がんワクチン問題の主な要点ですが、このワクチン接種で極めて重篤な、 回復不可能な副作用が多数報告されていること、何十種類ものウイルスの中で、 サーバリックスはたった2種類のウイルスにしか効果が無いこと、接種しても効果持続期間が、 はたして何年あるのかメーカーも分からないと言っていること、含有されている各種免疫増強剤が、 人体にどのような影響を及ぼすのかなどの研究報告が全くされていないこと、 接種してもセックスしたら検診は受けるようにと、何と製薬メーカーが指示していること、 明白な事実として毎年何百億円の巨額なお金が税金から製薬メーカーに払い続けられていること。その他、「 子宮頸がんワクチンの副作用や危険性」については、ネットで検索出来ますのでそれも是非ご覧下さい。 そもそも子宮頸がんウイルスは、防ぎようの無い、インフルエンザや風疹とは異なり、 セックスをしなければ感染することはないのです。感染しても約9割の者で自然にウイルスは消え、 持続する1割の中のまた極一部が数年以上の経過を経て細胞の異形成を経てがん化するといわれます。 もしセックスを一度でも行ったなら細胞診プラスHPV検査からなる子宮頸がん検診を、3年毎に受ければ良いのです。 

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厚生労働省による緊急避妊薬「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売 承認に関するパブリックコメント募集について

1、 本剤の承認について検討された医薬品第一部会の担当者の選定や資格要件が全く不明である。 本件は今後のいのちの誕生又は抹殺に大きく影響を及ぼす、極めて重大な案件である。決して薬理作用だけで検討されるものではなく、医師以外の有識者や宗教関係者を含む委員会で検討されなければならないはずである。また各委員は徹底的に清廉な倫理観を持つ者でなければならない。本剤は製造販売元が株式会社そーせい、発売元があすか製薬株式会社、販売が武田薬品工業株式会社となっているが、本剤の承認の審議に直接携わる医師及び厚労省担当者は、本人は勿論その家族においても、これら3社から何等かの形での金銭の受領があっては絶対にならない。抗インフルエンザ薬タミフルによる副作用調査の時には製薬会社から金品を受け取っていた医師は調査委員からはずされた事実がある。治験手数料、原稿料、研究費、講演料、交通宿泊代肩代わり、これ等が様々な形で行われていたかどうか、過去にさかのぼっての厳しいチェックを行うことこそ、全国民の健康を守り続ける厚労省の重要な責務である。今回の案件でもし行われていなければ、厚労省の重大な瑕疵となり、今回の審議は全て無効である。厚労省のどの担当官の責任において、何を基準として審議委員の選定を行ったのか至急公表すべきと思われる。 

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「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に係る意見の募集について

1. 本剤の承認について検討された医薬品第一部会の担当者の資格要件が不明 本件は今後のいのちの誕生又は抹殺に大きく影響を及ぼす、極めて重大な案件である。本剤は製造販売元が株式会社そーせい、発売元があすか製薬株式会社、販売が武田薬品工業株式会社となっているが、本剤の承認の審議に直接携わった医師及び担当者は、本人は勿論その家族においても、これら3社から何等かの形での金銭の受領があっては絶対にならない。治験手数料、原稿料、研究費、講演料、交通宿泊代肩代わり、これ等が様々な形で行われていたかどうか、過去にさかのぼっての厳しいチェックを行うことこそ、全国民の健康を守り続ける厚労省の重要な責務である。今回の案件でもし行われていなければ、厚労省の重大な瑕疵となり、今回の審議は全て無効である。 

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「日本における経口避妊薬ピルについて」

日本で経口避妊薬ピルが発売され2009年9月で10年を迎えました。しかし、1649歳の女性人口における普及率は3%にすぎません。そのため製薬会社の援助のもとピルをすすめる副読本「ラブ&ボディBOOK」を公立中学で配布したり、推進派の各団体がマスコミを利用して普及キャンペーンを新たに展開しています。 

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『殺戮へのチェンジ』加筆

異常なまでの熱狂のもとに2009年1月20日バラク・フセイン・オバマ・ジュニアは米国の第44代大統領に就任しました。米国の国内においては長引くイラク問題による疲弊感からの、世界各国においては未曾有の金融恐慌からのチェンジを期待され、またアフリカ系としての初めての大統領としてアフリカ諸国やイスラム系の各国からも心情的な応援が得られた結果と思われます。しかし選挙運動中においても彼の本当の人間性、特に最も大切な、どんなに小さくても人のいのちを尊ぶという倫理観を持っているかどうかについて論じられることはありませんでした。就任わずか三日目の1月23日に彼は、人工妊娠中絶を支援する国際団体に対する公的資金援助規制を解除する大統領令に署名したのです。また主に開発途上国に経済援助をする条件としてその国で妊娠中絶を推進させるために使われる、国連人口基金への予算拠出も再開される見通しとなりました。 

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殺戮へのチェンジ

異常なまでの熱狂のもとに2009年1月20日バラク・フセイン・オバマ・ジュニアは米国の第44代大統領に就任しました。米国の国内においては長引くイラク問題による疲弊感からの、世界各国においては未曾有の金融恐慌からのチェンジを期待され、またアフリカ系としての初めての大統領としてアフリカ諸国やイスラム系の各国からも心情的な応援が得られた結果と思われます。しかし選挙運動中においても彼の本当の人間性、特に最も大切な、どんなに小さくても人のいのちを尊ぶという倫理観を持っているかどうかについて論じられることはありませんでした。就任わずか三日目の1月23日に彼は、人工妊娠中絶を支援する国際団体に対する公的資金援助規制を解除する大統領令に署名したのです。また主に開発途上国に経済援助をする条件としてその国で妊娠中絶を推進させるために使われる、国連人口基金への予算拠出も再開される見通しとなりました。中絶反対派のレーガン大統領やブッシュ前大統領の時に生命尊重派が必死の努力で勝ち得たものを、中絶容認派のオバマ大統領はこともあろうに就任直後に破棄し、米国をひいては世界をいのちの文化から死の文化へとチェンジさせたわけです。 

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人口における戦い

2~3年前、私はケニアの西にある移動診療所で働いていました。移動先から帰る途中、道路を横切ったところに重症の病気の女性が横たわっているのを見つけました。彼女の健康状態は危ない状態にあったので、私達は彼女を5時間かけて一番近い政府の病院へ連れていきました。病院に着いたとき、彼女はあまりにも衰弱していて歩くことができませんでした。だから、私は、牛をわきに押しのけ彼女を待合室まで運びました。医師は酔っ払って地方の飲み屋にいたので、私達は親切な薬剤師と話すことに決めました。彼の薬局には1本のペニシリンと国際発展アメリカ合衆国代理店からの75000個のコンド-ムのほかは何もありませんでした。そこには手袋、注射器、ビタミン剤等基本的な医療の備えは何もないけれどUSAIDからの75000個のコンド-ムがありました。

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