日本 プロライフ ムーブメント

核戦争 : 起こるのを待っているの?

核戦争の概念 今日、多くの人々、特に日本やアジアに住む人々は、核戦争への強い不安を抱えています。かつては「核抑止力」が戦争や核兵器の使用を防ぐと信じており、「恐怖の均衡」によって平和が守られるとされていました。しかし現実は、核抑止力は平和をもたらすどころか、むしろ平和の妨げになっているのです。 この記事を書いている今も、世界中で軍事費が急増しており、特に9つの核保有国(中国、フランス、インド、イスラエル、北朝鮮、パキスタン、ロシア、イギリス、アメリカ)の2024年の核兵器関連支出は1000億ドルを超えました。

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社会は胎児の人間性を十分に認めているだろうか?

質問です。なぜ今日、突然このような悪意ある「生殖への攻撃」が起きているのでしょうか?生殖、すなわち生物学的な子どもを妊娠・出産する性的な営みが、次第に「どんな犠牲を払ってでも利益と権力を得る」という考えと同一視されつつあります。周囲を見渡せば、巨大産業がどれほど強い影響力をもって「生殖」という言葉の意味を、製造・工学・管理といった概念へと変えていっているかが分かります。たとえば、赤ちゃんは体外受精(IVF)によって「作られている」のです。

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壊れた世界で感じる基本的な恐れ

日本の人口の約38%が60歳以上であると推定されています。70歳以上の人々は全体の22.2%を占めています。さらに、日本には100歳以上の高齢者が過去最多で95,119人います。この数字は2050年までに44万人に達すると予測されています。また、世界的に見ると、65歳以上の人口は2050年には16億人に達する見込みです。要するに、高齢化は不可逆的な世界的傾向なのです。中でも、80歳以上の人の数はさらに急速に増えています。私自身も今年85歳になります。 私たちの世代に共通する根本的な欲求は何でしょうか?簡単に言えば、年を取るほど、「老後」はもっと先にあると考えるようになります。私たちの基本的な恐れは「死ぬこと」です。 つまり、私たちは皆、できるだけ長く生きたいのです。だからこそ、健康に気を配り、危険を避けることが重要なのです。新聞で90歳や100歳を祝う人々の記事を読むと、私たちは嬉しくなります。彼らの健康で長寿の秘訣を知りたいのです。死をできるだけ先延ばしにしたいのです。

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荒野で叫ぶ難民たち〜ワルサン・シャイアの詩が語る真実

詩人ウォルサン・シャイレは、彼女の詩「家」の中で次のような一節を作り、強い共鳴を呼び起こしました。 「誰も家を離れない / もし家がサメの口でないなら。」 「国境に向かって走るのは / 街全体で走っている人々を見たときだけ。」 「誰も自分の子どもを船に乗せない / 安全な大地よりも海が安全でない限り。」 今日、私たちは世界的な難民危機に直面しています。2024年中旬、難民の数は4370万人に達しました。これに加えて、内部避難民が7210万人、亡命希望者が800万人に達し、世界中で家を追われた人々は合計で約1億2260万人に上ります。

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人間の尊厳と影のある権力者たち

簡単に言えば、「政治」とは国の統治のあり方を指し、「政治家」とは人間社会を適切に管理するために選ばれた人々のことを指します。しかし、今日ほど政治や政治家が否定的に見られている時代はかつてありませんでした。多くの人々は、現在世界で起こっているあらゆる問題の責任が政治家にあると考えています。こうした否定的な見方のため、多くの人々は政治に関わりたがらなくなっています。テレビのニュースを見たり新聞を読んだりすることを避けるのも、その内容があまりにネガティブで憂鬱だからです。特に若者の間ではこの傾向が顕著で、投票に対してさえ冷ややかな態度をとる人が増えています。

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『忙しさ』は『時間貧乏』に拍車をかける

あなたは「お元気ですか?」と尋ねられて、「忙しいです」と答える人々のうちの一人ですか。もしそうならあなたは一人だけではありません。実際、最近の調査では、この質問に対して70%の人が「忙しいです」と答えました。自分自身に問いかけてみてください。「私は時間貧乏でしょうか?」「本当にそんなに忙しくする必要があるのでしょうか?」「忙しさに追われることで、もっと重要な問題を避けているのではないでしょうか?」そしてもう一つ、「神様のための時間を確保しているでしょうか?」聖書では、イエスがマルタに、マリアがしていることは人生にとって非常に重要だと言っています。実際、イエスは「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことに気を取られ、心配しているが、必要なことは一つだけです」と述べています。言っている意味は明瞭です。イエスはマルタに尋ねています。「私をどれだけ本当に愛していますか?忙しいスケジュールの中で私とともに過ごせますか?」

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子どもたちに対する戦争:体外受精 — 70〜75パーセントの子どもが生き残れない(パート14)

(この記事は、「子どもたちへの戦争」を引き起こしている大人の強迫観念を明らかにするノボトニー 神父による継続中のシリーズの一部です。) 体外受精(IVF)の技術を使って何百万人もの赤ちゃんがこの世に誕生しています。この方法で夫婦が切実に望んでいる子どもを提供することができるのです。そして、多くの尊い新しいいのちを誕生させ、何百万人もの親に本当の幸せをもたらしました。そのため、現在、多くの人々は体外受精を不妊症の解決策と考えています。しかし、そうではありません。最初の体外受精児であるルイーズ・ブラウンが誕生して以来、多くの問題が表面化しています。これらの問題は、生殖補助医療(ART)ビジネスに見出すことができます。

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クリスマスと新年の現実

日本からのご挨拶 数年ぶりにクリスマスと新年のご挨拶を投稿します。手術や予期せぬ出来事があり、少し忙しい日々が続いていました。しかし、生活が正常に戻ったので、いくつかの思いを共有したいと思います。現在、私たちは多くの戦争に囲まれており、これらの暴力の犠牲者が他の国に避難を求めています。今年のクリスマスと新年は、ルカの福音書に見られる言葉を思い起こさせます。「彼らには部屋がなかった。」マリアとヨセフにとってそうだったように、今日の私たちにとっても、何百万人もの人々が追放され、孤独であったり、悲しみに打ちひしがれている中で「クリスマスや新年の喜びのための場所がない」ように思えます。リストを作る必要はありません。ただ朝刊、ニューズウィーク、 タイムズ、またはテレビのニュースを見聞きすれば分かります。

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確実性への要求は必ずしもスッキリするとは限らない

前回の記事では、同性愛に関するカトリック教会の公式な客観的教えに触れた。「真実:カトリック教会とLGBTQ+」の記事である。今回はその続きとして、カナダの小教区で助祭を務める親友のダグラス・マクマナマン氏からいただいた記事を紹介し、主観的/司牧的アプローチについて述べたいと思う。ダグラス・マクマナマン助祭は、Lifeissuses.netのライターであり、高校生にカトリックの性倫理を教える教師であり、多くの書籍や記事を書いている。この記事の掲載を許可してくださったダグ助祭に感謝します。同性愛を扱う場合、客観的側面と主観的側面の両方に重点を置くことが必要だと思う。どちらか一方を避けることは混乱につながるからです。

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真理:カトリック教会とLGBTQ+

「真理はあなたがたを自由なものとするだろう」(ヨハネによる福音書 8:32)とイエスは約束された。 若い頃、私はアメリカのミネソタ州の農場に住んでいた。農夫なら誰でも言うだろうが、農作業で最も困難なことのひとつは、種を受け入れるための土づくりである。掘り起こし、移動させる必要のある木や潅木、岩石を取り除き、土地を整地するのは大変な作業だ。土が整ったら、肥料を与え、生育に必要な十分な栄養素があることを必ず確かめなければならない。最後に、土壌に十分な灌漑を施さなければならない。そうして初めて、植える種を支える土壌の準備が整うのだ。

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子どもたちに対する戦争: ダウン症ジェノサイド – 90%が殺害された(パート13)

(この記事は、「子どもたちへの戦争」を引き起こしている大人の強迫観念を明らかにするノボトニー 神父による継続中のシリーズの一部です。) テレビでニュースを見たり、朝刊を開いたりするたびに、毎日世界中で、人と人との憎しみがもたらす影響を目にする。暴力は家庭、職場、公共機関、学校、医療施設、そして街頭で起こる。それは実に多くの無意味な形で起こり、女性や子どもたちがしばしば犠牲となる。私たちはまた、戦争状態にある世界の多くの場所で、暴力と憎悪がもたらす壊滅的な影響を目の当たりにしている。その典型的な例がウクライナだ。かつては家族を養い、生計を立てていた人々がいた場所には、焼け落ちた家や事業の灰しかない。私たち人間は怒りに満ちて、その過程で誰を破壊しようとも気にしなくなることがある。この世で起こるすべての破壊は、人間の心の中に潜む罪という一つの源を持っている。私たちは他人を非難したくなるかもしれない。世界の不幸を政府やその他の組織のせいにするかもしれない。しかし、結局のところ、憎しみと暴力は、神と神の愛を拒絶する人間の心から生じている。

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2023年幼子イエスさまはどこにおられるの?

今年もこの季節がやってきた。クリスマスだ。パンデミック(感染爆発)、地上の軍備増強、独裁者の人権抑圧、生まれている子どもと生まれてくる子どもへの戦争、トランスジェンダー男性が女性スポーツを乗っ取ること、日々のフェイクニュースなど、朝刊の見出しを見ればこれらのニュースは星の数ほどある。そして2023年のクリスマスは、確かに祝日としては到来した。しかし、今日の問題だらけの世界に欠けているものは何だろう?簡単に言えば、クリスマスが欠けている。キリストが欠如しているのに、12月25日を祝えるはずがない。私たちはキリストなしでクリスマスを祝おうと主張している。それは、あなたのいないあなたの誕生日を祝うようなものだ。

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 「いのちだいじに」—いのちの行進  #4  

『いのちが自然にうまれるところ』が真の科学者べシャンの居場所。 アントワーヌ・べシャンが公式デビューを果たした真夏の「いのちの行進」が終わりました。猛暑の中ご参加いただいたみなさま、ならびにクラウドファンディングにご支援いただいたみなさま、この場を借りて御礼申し上げます。真の科学者としてのべシャンの名誉を回復するための運動は着々と歩みをすすめています。次の「いのちの行進」は助産院から出発します。”いのちが自然に産み落とされる”場所が、わたしたちのマーチの母体になります。助産院には自然に産み落とすためのメソッドがたくさんあります。しかしパスツールを起源とする現代の科学は助産院に蓄えられた知識をすべてエセ科学とみなします。パスツールが目の敵にしたべシャンがもし失脚していなかったら、助産院は科学の殿堂だったでしょう! 

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