日本 プロライフ ムーブメント

今、静かなる緊急事態がおきている

私は、婦人科臨床医として、この数年間の10代の性感染症(クラミジア、ヘルペスなど)の激増を目の当たりにし、戦慄を覚えるほどの深い危機感を持っている1。「都内山手線環内のHIV感染の罹患率はすでにアメリカを超えている」という国立国際医療センターの岡先生の報告は、私の恐れていることが現実的なものであることを示している2。 

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貞潔教育、ザンビアのエイズの勢いをそぐ:教会によるプログラムが効果と担当者が語る

[ドイツ、ケーニヒシュタイン]-—ヌドラ教区の担当者は、教会がHIVとの闘いの形勢を変えるのを助けた、しかも伝統的な教えを堅持することによってそれに成功した、と語る。  「一方、政府の対応は無策で遅すぎました」とザンビア教区の尚書係、アリック・ムバンダ神父は語る。慈善団体Aid to the Church in Need(困窮する教会を支援する会)の本部を同神父が最近訪問した際に、インタビューに応えたもの。  ムバンダ神父は、HIVと闘うためにカトリック教会が運営するプログラムが、いかに長らく待たれていた感染者数の減少をもたらすのに決定的な貢献をしたかを説明した。  ザンビアではHIVが流行病のレベルに達している。1,100万人の人口のうち120万人が感染していると推計される。  対策 ムバンダ神父は、教会がこの危機にどのように取り組んだかを話した。教会は抗HIV薬を配布し、エイズへの意識を高めることと要理教育プログラムを組み合わせることによって、貞潔について教えることに成功した。信徒リーダーの共同体と共に、要理教育プログラムが考案されたのだ。プログラムの中では、HIVのリスク、特に安易な性行為によるリスクについて伝えた。  教会のリーダーたちは、結婚を考えている人々にはまずHIV関連の検査をするように奨励している。  ウィルスの犠牲になっている人々のためには、司教たちは、住まい、福祉支援、医療の整ったセンターとなる「農場」を計画している。  「最近、とうとう、わずかな進歩が見えるようになりました」とムバンダ神父。「HIV感染者の数は上昇しなくなり、キャンペーンのおかげで、ようやく下降しはじめています。」  ムバンダ神父は、人工的避妊法への反対と貞潔教育の固持というザンビアの司教たちの姿勢の重要性を強調した。  ムバンダ神父は、「いくつかのNGOは人々にコンドームの使用を勧めていますが、そうすると人々は安易な性行為に流れるようになり、問題です」と語った。「実際、それによって問題は大きくなります。」  ムバンダ神父はまた、信仰を行動に移すことの重要性を力説した。「私たちは、福音について語ったり、ミサについて話したりするだけで、それを生きないことがあってはなりません。私たちの時代の問題と結びつけることがなければ、福音を生き、告げることは難しくなるでしょう。」  Zenit (ニュース) Copyright ©2006.5.29.許可を得て複製 

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「夫婦に映し出される神の愛」結婚の秘跡を考察、教皇一般謁見

教皇フランシスコは、バチカンで2日、水曜恒例の一般謁見を行われた。会場の聖ペトロ広場には、暖かい春の日差しの下、およそ8万人の巡礼者が集った。謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇はカトリック教会の7つの秘跡をめぐる考察の最後として、「 結婚の秘跡」を取り上げられた。教皇のカテケーシスは以下のとおり。 

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「命を選びなさい」―現代の性教育を考えるために

アメリカで、ある先生が授業で語った話です。  「先生の親しい友達が、ある夜、突然たずねてきて、何も言わず泣き崩れた。彼はハンサムでスポーツマン、 いつも自信に満ちていた。なぜ泣いているのか、しばらく落ち着くのを待つしかありませんでした。彼は、 苦しそうに打ち明けはじめました。 

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本物の性と愛の選択を一若い世代へのメッセージ

現代は性について、本当の愛についての誤った情報(映画・テレビ・雑誌・インターネットなど…)が爆弾のように降っています。そのため人間が本来もっていた良心の声・清さを失わせ、多くの若者は何が本物なのか判別出来ないほど、この世の誘惑に惑わされていると思います。 

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ケンにつらくあたること

今日私達の社会でケンという名前の人は何人いるでしょうか。もしケンという名前の人を合法的に殺すことができる新しい法律が可決されたということを聞けばどうでしょう。あなたは何を言い、何をしますか。きっとあなたは、その「法律」に抗議し、それが間違っていると言うでしょう。「ケン」という名前ではない人々はどうでしょうか。やはり抗議をするでしょう。私達はすぐに集まってケンという全ての人に対する法的保護を回復させるようにするでしょう。私達は確かにこの新しい法律は憲法違反だと言うことができるでしょう。なぜなら憲法は全ての人の権利を守ることを公言しているからです。しかし憲法さえも変えられて、ケンを殺すことが認められたらどうでしょうか。そうなれば、私達はそれでよいと言うでしょうか。いいえ、そうなっても、そうすることは間違ったことでしょう。

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