日本 プロライフ ムーブメント

いのちは研究より大切

幹細胞とは、私達人間の初期の構成単位である。人間が持つ210もの異なる組織はすべて、これらの基本細胞から出来上がっている。この幹細胞は、例えば脳や心臓や皮膚といったどんな組織にもなる可能性があるので、この細胞は人の臓器や身体の一部をゼロから「作り出せる」新しい時代への鍵になる、と科学者達は考えている。この新たに台頭してきた学問分野は、組織工学と呼ばれている。幹細胞は、出生後の人の身体にも、生まれる前の胚にもある。この細胞を使用するにあたって、次の2つの質問が重要になってくる。一、幹細胞を使った治療法は効果的なのか?二、胚性幹細胞の使用は倫理にかなっているのか?

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「胎児」の幹細胞研究反対

「幹細胞」研究について、たくさんのことが言われたり書かれたりしています。不運にも、生物学上の誤りが多数公表され続けていて、その結果としてたくさんの人々にとってもっともらしい判断がされています。識別するための第一として、倫理的には人間の組織を実験することができるけれども、人間を実験すべきではないという事実があります。それゆえに、それが人間の組織である限り、どんな種類の幹細胞研究も続行するということは完全に倫理的ですが、しかし、その研究は幹細胞を得るために生きた人間胎児を殺すことが実際に必要なので、胎児の幹細胞研究をすることは完全に非倫理的なのです。 

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幹細胞研究に関して焦点をぼかすこと

公判弁護士の間では古くから次のような格言があります。それは、「もし事実を論じることができない場合は、法律を論じよ。もし事実も法律も論じることができない時は、煙にまいて焦点をぼかせ。」というものです。この諺は政治的な議論にも同様にあてはまります。 

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幹細胞に関する基礎

昨年8月、ブッシュ大統領は、限定数の既存のヒト胚性幹細胞株に関する研究をサポートする目的で、連邦資金の使用を承認した。この決定に対する反応は実に様々であった。胚性幹細胞研究の擁護者が、連邦資金の使用を一定数の細胞株に限定することは科学の進歩の妨げになると議論する一方で、胚性幹細胞の使用に反対する人たちは、ヒトの胚に由来する細胞を使用することは道徳に著しく反すると主張している。大統領が設定した制限を広げようという圧力が高まることは明らかであるが、その一方で、胚性幹細胞の研究に反対する人々がその倫理的立場を変えないだろうことも同様に明白である。 

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