日本 プロライフ ムーブメント

マーチフォーライフ TOKYO 2020

(*1) 国連は「誰一人取り残さない」と宣言し、 17の持続可能な開発目標SDGsを掲げた。

2015年、国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、「誰一人取り残さない」世界の実現に向け、人類が2030年までに達成すべき17のゴールが定められました。誰かの犠牲のうえに成り立つ偽りの平和を世界は否定したのです。個々の17のゴールはさておき、その大前提に「誰一人取り残さない」という崇高な理念を打ち出したことは、国連と世界にとって歴史的な一歩と言えるでしょう。 

(*2) 「誰一人取り残さない」と言うのなら、 18番目の根源的なゴールが必要だ。

「誰一人取り残さない」ために設定されたSDGsですが、現行の17のゴールとターゲットのままでは、人生の最初期の段階にある、もっとも小さな一人が取り残される恐れがあります。たとえば16番目のゴール「平和と公正」におけるターゲットのひとつに「子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する」とあります。もちろんこれはぜひ達成しなければならない目標です。ところが、子どもは産まれる前から子どもであることが忘れられてはいないでしょうか。誰一人取り残さないと言うのなら、産まれる前の子どもに対する虐待を黙認あるいは容認することはできません。望まない妊娠をしたひとを誰一人取り残してはなりませんが、そのための手段として子どものいのちが取り残されるという矛盾に目を瞑ることはできません。 

人生のどの段階にあるひとも誰一人取り残さないことを明確にするために、SDGsに18番目のゴールを設定するよう国連に訴えましょう。このゴールに向かって、産まれる前のいのちを守ることが困難な個々の状況を乗り越える知恵と配慮と行動を、それぞれの社会が培うことができるよう願い求めましょう。そして、この18番目のゴールに照らしながら、17のSDGsの見直しをはかりましょう。中流域や下流域で環境整備にどれだけ力を注いでも、何より水源が守られなければ川全体の自然を保つことが不可能なように、はじめのいのちが守られなければ、誰一人取り残さない世界の実現は不可能です。産まれる前からいのちを守ろう。それが、人類の根源的なゴールです。 

(*3) SDGsには18番目のゴールが必要だ。 「産まれる前からいのちを守ろう」 7月23日 キャンドル聖火リレーナイト

7月23日は「産み」の日です。聖火リレーが最後の夜を迎えるはずだったこの日を記念して、今年の「産みの日マーチ」は、みなさんとオンラインでつながって、キャンドルナイトを過ごしましょう。各自が自宅で灯す”聖火”をつないで、「産まれる前からいのちを守ろう」の思いをリレーしましょう。《詳細は追ってまた》 

(*4) TOKYO2020の開催期間だった聖なる17日間を、 産まれる前のいのちとともにSDGsを見直す日々に。 7/24~8/9「March for Life TOKYO 2020」

TOKYOが世界に平和をアピールするはずだった17日間に、ちょうど17あるSDGsそれぞれの目標を毎日1つずつ取り上げて、産まれる前のいのちの立場から見直しをはかる17日間連続オンライントークセッションを試みます。 《詳細は追ってまた》 

(*5) 誰一人取り残さないためには、すべてのひとの自然治癒力の向上が必要だ!「マーチフォーライフTOKYO2020」は、吉祥寺のオーガニックレストラン「Life in Peace」がコンセプトのタイヒバンからお届けします。

タイヒバンのオーナーは、かつてマザー・テレサの写真展を主催したことがありました。プロライフ活動家としてのマザーの姿に焦点をあてたその企画展につけた名前「Life in Peace」は、後に吉祥寺にオープンするオーガニックレストランのコンセプトになりました。お店の常連さんは、ナチュラルライフを志向する人たちです。自然な食材の美味しさを楽しみながら、自然農法、自然療法、自然出産などが、つねに話題の中心です。みなさん、本来人間に備わっている免疫力の素晴らしさを知っています。さらに、腸内の良好な細菌環境がそのカギであることを知っています。全人類がワクチンを接種するまではパンデミックは終息しないという偉い人の声には、誰も耳を傾けないでしょう。東京随一の”プロライフレストラン”でもある、そんなタイヒバンの価値観を交えながら、お店をキーステーションにして17日間連続SDGs見直しトークを全世界にお届けしてまいります。

Ikeda Masaaki (イケダ マサアキ)
池田 正昭
出典 ikedam
Copyright ©2020年5月20日
2020.6.1.許可を得て複製