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教皇、子どもたちが父親と母親と育つ権利を強調

教皇フランシスコは、17日、バチカンで開催された男女の補完性をテーマにした国際会議に出席された。

教皇庁教理省主催の国際会議「ウマヌム」は、「男性と女性の補完性を考える」をテーマに、 カトリック教会はもとより諸宗教界からおよそ400名が参加して、シノドスホールで19日まで行われている。

会議初日、教理省長官ゲルハルト・ミューラー枢機卿の導入の挨拶に続き、教皇による講話が行われた。

教皇は、男性と女性の互いに補い合う関係を素晴らしいものとしながら、現代の家庭や結婚の危機に言及。「仮の状態」 をよしとする文化において、人々が公的な結婚を諦める風潮が、家庭、特に女性や子どもや高齢者の状況、 そして社会全体に影響を与えていることを指摘された。

子どもは父親と母親と共に育つ権利があると教皇は強調し、家庭はイデオロギーの結果ではなく、 人類学的なものと話された。

教皇はこの会議の席で、2015年9月に米国・フィラデルフィアで行われるカトリック教会の「第8回世界家庭大会」 に参加する予定であることを明らかにされた。

Vatican Radio broadcasts (バチカン放送局)
バチカン放送局 日本語課 
家庭 
出典原文
Copyright ©2014年11月18 日掲載 
2014.11.22.許可を得て複製