日本 プロライフ ムーブメント

「いのちだいじに」ーいのちの行進  #5

待降節前日は産まれる前の子どものために祈る土曜日
ベネディクト16世の呼びかけに応えて

その日を「The Unborn Saturday 〜 産まれる前の子どものための土曜日」にしましょうー
2010年、前教皇ベネディクト16世は、全世界の教会に向かって、そう呼びかけられました。
教皇ベネディクトは昨年12月に帰天されましたが、日本のマーチは今年、その尊い呼びかけにこたえます。夏につづいて12月2日土曜日に、ふたたび「いのちの行進」をおこないます。御子の誕生を待ち望む日々を迎える前に、産まれる前のすべての子どもの霊魂のために祈ります。産まれる前の胎児のために祈る。産まれることができなかった胎児のために祈る。冷凍保存されている胚のために祈る。冷凍庫から棄てられた胚のために祈る。プロライフにとってとても大事な日になるにちがいありません。黙想し、ミサを捧げ、そして行進します。
新しいマーチが始まる日本のプロライフが集まる場所は、調布のサレジオ神学院です。

待降節を迎える前日の土曜の午後、すべてのいのちを守るための新しいアクションが始まります。黙想会、ミサ、そして行進。三部構成による「いのちのマーチ」を試みます。御子がこの世に”真に産み落とされた”神秘と真理を尋ね求める歩みです。

いのちの行進 March for INOCHI​ 

スケジュール
*参加自由です。直接会場にお越しください。


13:00-黙想会 Retreat

「マリアのお産」

​​ マリアは出かけて、急いで山里に向かった。(ルカ1:39)

​講師:椎野まりこ(まんまる助産院院長)+いのちのマーチ実行委員会


15:00-​ミ サ Mass

産まれることのできなかったすべての子どもと

これから産まれてくるすべての子どものために

司式:田村宣行神父(サレジオ神学院院長)
​※カトリックの司祭が参加される場合は共同司式をお願いします。


16:00-行 進 March

​SDGsは産まれる前から誰一人取り残さない。

★調布駅に向かって公道を約30分歩きます。

​(上布田公園で解散)

⾝体の武装解除を求める祈り
〜アントワーヌ・べシャンの名誉回復のために

平和を望まれる神よ、
ご⾃分の似姿としてお与えくださったわたしたちの⾝体を、
戦場にしてしまった⼈類の愚かさをあわれんでください。
すべてが善であるようにつくられた被造物のうちに、
悪が存在すると⾒誤ってしまった⼈類の過ちをおゆるしください。
神が、病原体という⽬に⾒えない外敵をおつくりになったでしょうか。
わたしたちの⾝体に抗体という武装⼿段をお与えになったでしょうか。
愛する隣⼈を知らずに傷つける感染という罠を仕掛けられたでしょうか。
今わたしたちは、祈りのうちに神のみわざの偉⼤さを思い起こします。
現代の科学は、御摂理に背を向けて資本の欲望のままに⾛りつづけました。
唯⼀の神に代わって、⾃らがつくりだした悪を⾃らが裁く神になりました。
かけがえのない⼀つひとつの⾝体が虚しい戦争状態をやめない限り、
地上に平和がもたらされることはありません。
神の国の実現はありません。
すべての被造物が調和のうちに存在する真理を悟る知恵をお与えください。
たたかいともあらそいとも無縁な⾃然体を取り戻す勇気をお与えください。
平和のいしずえとして据えられたわたしたち⼀⼈ひとりの⾝体が、
永遠のいのちにつながれる健康を⼆度と⾒失うことがありませんように。
神の⼦の⾝体を宿し、真に産み落とし、守り育てた聖⺟の取次ぎによって。
アーメン

※案⽂:いのちのマーチ実⾏委員会(2023年10⽉)

Masaaki Ikeda(イケダ マサアキ)
池田正昭
「いのちの行進」実行委員会 代表
出典 「いのちだいじに」2023年11月5日発行
2023年12月1日 掲載許可取得