司教の手紙 ㉘ 社会の最小共同体としての家庭
教区の皆さま、お元気でしょうか。今回も家庭についてお話したいと思います。 家庭は「社会の細胞」⇒ 教会の伝統的考え 教会は伝統的に家庭を「社会の細胞」という風に理解しています。その訳は、多くの家庭が同じ問題を抱えているとそれは社会問題に発展するし、社会に問題が起こるとそれは家庭にダメージを与えるということになるからです。例えば、家庭内暴力が多発すると、それは社会問題化とし、自然災害や戦争勃発、また経済不況などでも家庭はダメージを受けます。このように身体とその細胞の関係のように、両者は密接につながっているという理解です。それにはともに共同体であるという共通認識があります。
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