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出生管理狂信者の秘密協議事項:
「人道主義の援助」、RU−486、その他の無意味な言葉

デビッド・C・リアドン医学博士
英語原文より翻訳: www.lifeissues.net

出生管理主唱者は、妊娠中絶を利用する権利を拡大することは世界の至る所で女性の地位と健康を改善するために欠くことのできないものだと主張しています。実に、このメッセージは人口増加と女性の権利を取り上げている長い一連の最近の国連会議において、ヒラリー・クリントンとアメリカ政府高官達によって、たゆみなく奨励されました。

プロ・ライフは、世界中で妊娠中絶が拡大するためのどのような努力にも、明らかに反対しています。現在行われている外国の中絶手術の政府支出金をめぐる闘争について、彼らは、妊娠中絶を行ったり、促進したりする団体への資金の分配は公式に禁止するという政策を復権させようと努めています。もし彼らが、この拘束力のある言葉を加えることに成功したならば、ホワイトハウスはその議案に拒否権を行使すると脅迫するでしよう。

表面上は、これは別の妊娠中絶の権利をめぐる闘争のように思われるでしょう。どの国の女性も妊娠中絶をする権利を持つべきかどうか?実際には、その問題はもっと込み入っています。

たくさんの出生管理支持者は、これらのプログラムは女性の権利を拡大し、女性の人生を改善するだろうと信じています。しかしながら、これらの人道主義者とは対照的に、女性を犠牲にして個人の権利を減らすことを望んでいる別の出生管理のグループもあります。

その人達は狂信者です。彼らは、不妊処置を施すように強制したり、妊娠中絶を強要したり、もし、貧しい女性が自主的に1UDやノルプラント挿入を受け入れなければ、食物や医療ケアを与えずにおいたりするプログラムを押し進めようとする人達です。

「人口爆発」の著者、ポール・エルリッチのような、幾人かの狂信者は、人口増加は人類の存続を脅かすものだと信じている災厄予言者です。「破壊より不正のほうがまだいい」とは、彼らが最も多く繰り返す引用文の一つです。

その他の狂信者は、破壊を恐れてはいません。彼らは特権を失うことを恐れています。この後者のグループは、高い出産率が現実に、アメリカとヨーロッパの優勢を犠牲にして発展途上国の政治的、経済的権力を改善するだろうと信じています。

簡単に言えば、これらの狂信者は貧しい者達の権利や福祉の向上に努めてはいません。ちょうど、正反対なのです。実際は、彼らの立場では、出生管理は下層民を保つという意味があると見ているエリート主義者たちです。もちろん、これらのエリート主義者たちはめったにぶっきらぼうにはなりません。彼らは文化的な一団なので、結局、概して驚くほど人道主義者の味方のように思われます。

これが、この論争における問題の一つです。誰も出生管理者の動機に確信が持てないのです。人道主義者なのか?災厄予言者なのか?エリート主義者なのか?それとも、この3つの混合なのか?

すべてのタイプの出生管理者は、人道主義者という美辞麗句の方へ引き寄せられる傾向があります。例えば、ギャレット・ハーディン教授は最も我慢強い、抜群の出生管理支持者のうちの一人です。一九六0年代の初期、現代風のフェミニスト運動が生まれた以前に、ハーディンは、妊娠中絶は「自分で自分自身の身体を管理するための女性の権利」の一部であるという議論を初めて大衆化しました。

しかし、出生管理専門家のための出版物の中で、フェミニスト支持者であると宣言しているハーディンは「子を産む自由は耐えられない」と主張しています。女性と男性の繁殖権利は公の方針に、実際は追従すべきだと彼は信じています。たくさんの狂信者のように、彼は中国の過酷な一人っ子政策を支持し、さらに賞賛さえもしています。

不運にも、たくさんの外国での人口ブログラムは、よく似たタイプの狂信者によって運営されています。彼らは人道主義的言葉を流暢に話しますが、実のところ個人の自由に反対しています。女性の健康の向上を約束する一方、彼らは患者にその危険性さえも知らせないで、危険な産児制限技術を使うように助言します。本物のエリート主義者なので、彼らは貧しい者はあまりにも無知なので、選択ができないと信じています。だから彼らが貧しい者の代わりに決断をしているのです。

例えば、アメリカで禁止されている危険なIUDは、発展途上国において、しばしば基本的な健康を得るための必需品として、自由に流通しています。真の出生管理信奉者にとって、危険な避妊薬さえも何もないよりはましなのです。

人間ギニア豚

貧しい者は、試験的なプログラムの最初の標的にもなります。最近のドキュメンタリー「人間研究所」の中で、BBCのジャーナリストは、出生管理者が、インフォームドコンセントを得るために必要な適切な説明がないままで、バングラディッシュの女性達にノルプラントを試していたということを発見しました。その上、深刻な副作用のある女性達がノルプラント挿入物を取り除いてくれるように頼むと、彼らは途中でプログラムを止めてしまうと、テスト結果をだめにするだろうという理由でその場で拒絶しました。幾人かの研究者は、薬の危険性に気付くことを最小限にとどめるために、たくさんのベンガル人の女性の不平は最終データから省略されたと結論づけています。

アメリカのFDAの承認を受けるために、これらのテスト結果を使った後、ノルプラント製造業者は今、バングラディッシュの「ギニア豚」扱いされた人達によって断言された不平と同じ不平のあるアメリカ女性達によって持ち込まれたいくつかの種類の訴訟に直面しています。ノルプラントのプロモーターにとっては不運にも、アメリカ人女性はベンガル人女性よりもより多くの合法的な助けがあります。

同じBBCドキュメンタリーは、フィリピンとメキシコの女性もまた、新しい実験的な妊娠のワクチンのためにギニア豚として扱われていると報告しました。HCGワクチンは女性の身体が妊娠するのを拒絶させます。人権活動家によると、そのワクチンは患者の承諾や知識がないままで、一連の破傷風ワクチンプログラムの中で、「おんぶ」ワクチンとして管理されています。

たくさんのフィリピン人は、特に破傷風が若い男性の中でよりありふれた病気になっている中で、どうして繁殖の年齢にある女性だけが無料の破傷風ワクチンを受ける資格があったのか最初は知りたがりました。しかし、最近は「破傷風ワクチン」を受けた女性達の流産が多くなり始めたので、この官僚主義的な好奇心は陰謀へと変化しました。それに続く破傷風ワクチンの実験室のテストでは、本当にHCGワクチンが少量加えられていたということを証明しました。

個人の権利に対する配慮がほとんどないかあるいは全くない出生管理狂信者が、地元の習慣や宗教信念や国民の主権に敬意を示すことはほとんどできませんでした。彼らは特に妊娠中絶が違法、あるいは厳しく制限されたまま残っている、圧倒的にカトリック教徒とイスラム教徒の多い国々の政府に不満を感じています。

国際家族計画連盟のような、たくさんの主要な出生管理団体は、妊娠中絶が違法とされる国々においてさえも積極的に中絶を促進するという方針を適応させています。彼らは、違法の妊娠中絶は、「刺激的な変化の過程の一部分」かもしれないと主張しています。

RU−486への気違いじみた殺到

薬RU−486を含む妊娠中絶に対するFDAの最近の承認は、出生管理狂信者にとって「刺激的な変化」をしやすくさせたかもしれません。

5年前、大統領候補者であったビノル・クリントンは新しい妊娠中絶薬のFDA承認を急がせるということを出生管理支持者に約束しました。彼は約束を守りました。

クリントン当選後、FDAはRU−486製造業者のラッセル・アクラフに許可を受けるためにその薬を提出するよう強く勧めました。だらだらと返答を長引かせた後、生産責任の要求に対する恐れと妊娠中絶反対活動家からの悪い評判の恐れを表明して、その会社は丁重に断りました。そうして一九九四年五月に、アメリカ政府は、アメリカで最も狂信的な国際出生管理の主唱者の一つである人口会議に、その会社がその特権を「寄付する」ように勧めたことを発表しました。この契約により、ラッセル・アクラフは窮地から脱して、アメリカ政府に妊娠中絶薬を手渡すことになりました。

さらに、FDAはテストの基準を下げることに同意し、新しい薬が許可される前に通常要求される再調査の見直しに同意しました。薬の試用テストは製薬会社ならば普通1億ドルかあるいはそれ以上費やさなければならないのに比べて、人口議会は、わずか800万ドルを費やすだけで許可を獲得することができるでしょう。加えて、許可のための試用期間は6ヶ月と縮小されました。しかし、化学薬療法による偏頭痛のようなほとんどの薬品の承認期間は例によって、6年あるいはそれ以上を必要とします。

一九九六年七月、FDAの諮問委員会は、アメリカの病院での試用期間は終了していなかったけれども、RU−486の許可を推薦しました。中でも、ショッキングだったのは、RU−486薬を女性に与え、2週間後に出血によってその女性の生命を脅かしたことのある内科医・マーク・ルビエル医師が非の打ちどころのない証言をしたにもかかわらず、この推薦状が作られたことです。その女性は、2分の1から3分の2の血液を失いました。これは妨げにもなるし、それ自身、人を不安にさせました。しかし、(見たところ、委員会ではなく)ルビエル医師を本当に悩ましたものは、実験的な薬を管理している家族計画病院に彼は合併症の報告を出したけれども、同じ家族計画病院の代表者がそれにつづいてメディアにこの方法による妊娠中絶を行った238人の女性は合併症にはなりませんでしたと語ったことでした。

通常は、このような議論の余地のない質の劣った記録管理の証拠や、ごまかし行為や、完全な詐欺行為に直面してFDAは承認の出願書を即座に拒絶すると予想するかもしれません。しかし、これは、特別なケースでした。これは妊娠中絶薬でした。

RU−486の危険性を取るか恩恵を取るか

なぜRU−486は「もっとも好まれている治療薬」なのでしょうか。エイズ治療のケースでは潜在的に人命救助的な延命的な意味あいを持つため、許可を早めるための理由があるようですが、ここではこのような理由はありません。RU−486は治療効果のない、手術を行うかどうか選択のできる妊娠中絶のためだけのものであることははっきりとしています。この危険性が適切に立証される以前は、この治療にともなう健康面での危険はありません。選択のできる治療であるにもかかわらず、患者はすでに外科手術の選択権を持っています。という訳で、妊娠中絶支持者達が、安全で、効果的で、安価であると主張しています。 RU−486を是認する運動に対して、すでにこの薬を経験済みのヨーロッパ人達は、さらに困惑しています。RU−486妊娠中絶は、実際には外科的手術による中絶と同じ費用がかかることが証明されています。RU−486は、3回以上、あるいはそれ以上診療所あるいは病院を訪問することを必要とし、より多くのスタッフを必要とし、より注意深い観察を必要とします。

重度の出血、心機能不全や頻繁に起こる妊娠中絶失敗を含む多様な副作用のために予防策は必要です。人口会議でさえも、入院治療や出血や出血を止めるための外科的介入の割合はそれぞれ1〜2%の範囲で下がるであろうと予想しています。1年間に1500万人の妊娠中絶者におけるこれらの割合は、これらの3種類の『まれな」合併症患者は1年間に1万5千人から3万人にのぼることになります。少なくとも、1人の女性は死に至り、その他の女性は心臓発作を起こす結果となった心機能不全の問題と関連して、これらの合併症の割合の高さにより、ラッセル・アクラフはアメリカでその薬を市場で売買しないという決断をしました。その決断は、プロ・ライフのアメリカ人よりも、訴訟好きなアメリカ人に対してより懸念していることを反映したかもしれません。

そしてこの手続きは外科的妊娠中絶に比べて緊張のないものではありません。ほとんどのRU−486利用患者は、ひどい筋肉の痙撃、はき気、嘔吐や出血を経験します。そしてラッセル・アクラフの広報官であるレスター・ハイマンによると「手続きに付け加えてかなりの苦痛がある」ということです。

情緒的な消耗はさらにひどいものになります。1O分間の「外科的手術」よりもむしろ、RU−486は数日かかり、時々1週間かあるいはそれ以上かかります。もし女性が吐き気や苦痛を無視することができるとしても、彼女は数日間不安に直面しています。彼女は手順は上手くいったかどうか心配しなければなりません。なぜなら、10人のうち1人の割合で、失敗するからです。加えて、彼女は胎児が生きているのか死んでしまったのか、あるいは特別な瞬間に胎児が何らかの苦痛を受けていないかについて当然絶えず悩むことになります。最後に、もし、女性の生理ナプキンの中へ、頭、腕、脚ともにはっきりと無傷のままで中絶された人間の胎児が吐き出されたら、この自責を感じる光景は、生涯彼女の記憶に焼き付くかもしれません。この最後の点において、そのように化学的に妊娠中絶を誘発する場合、「目に見えない」外科的手術により妊娠中絶を経験する女性よりも情緒的影響はさらにはっきりしているかもしれません。そうすると、ラッセル・アクラフの前責任者であるエドワード・サキズが、RU−486は「ぞっとするような精神的な試練」を巻き込むものであると認めることさえも少しも不思議ではありません。

これらの問題の為に、RU−486の反対者として、普通の反妊娠中絶「容疑者」だけでなく、幾人かの妊娠中絶支持者のフェミニストまでも含んでいます。前者は、不道徳な目的として薬が使われていると信じているのに対して、後者は、RU−486はただ単に外科的中絶に比べて劣っており、より危険だと信じています。

妊娠中絶の輸出

これらすべての問題にもかかわらず、出生管理者とアメリカ政府はRU−486をできるだけ早く、最低限度の再調査により手に入れたいと思っています。なぜでしょうか? 適切に管理される時、RU−486は外科的妊娠中絶に比べて、よりプライベートなものですが、安全ではなく、費用も安価ではありません。しかし、1つだけ利点があります。つまり、より持ち運びやすいのです。いったん、FDA許可に容認されれば、比較的簡単に、妊娠中絶が合法化されていない第三世界の国々に持ち込むことができるでしょう。

アメリカ政府は「私達の国民の興味を守る」ために、発展途上国の人口成長の「超過」を隠すために計画されたプログラムを通して、毎年数え切れないほど多くの費用を費やしています。この努力の一部分として、クリントン政権は、第三世界において妊娠中絶を利用する権利を広げるために、とりわけ公然と議員に働きかけています。しかし、この後者の目的は2つの障害によってさえぎられています。1つは妊娠中絶は多くの発展途上国において今だに違法であるということです。もう1つは、外科的中絶がより技術的に難しいことです。つまり、より多くの医療施設や医療訓練が必要なのです。それらたくさんの不備にもかかわらずRU−486はこれら2つの問題に前途を提供しています。

ほとんどの発展途上国の国々では、薬の許可を認めるための実験室や政府機関がないので、もし輸入制限があるとすれば、しばしばアメリカのFDAによる承認と提携しています。「もし、薬がアメリカ人にとって、充分に安全なら、それは私達にとっても充分に安全なものに違いない」と彼らは決めてかかります。妊娠中絶が違法な国々においてさえも、FDAによる承認は「他の」医療目的のためにRU−486を輸出するための鍵となるのです。

ひとたび、発展途上国の国々に持ち込まれると、RU−486は簡単に輸送され、配布されるでしょう。少しの訓練で、助産婦によって安く管理することができるでしょう。法律における問題を避けるために、あるいは個々の患者の良心の問題を避けるために、これらの堕胎薬治療は、「生理の管理」という娩曲語法のもとで偽装することができます。

多分、すべての中で最も重要なのは、発展途上国の市民達は、発展途上国に対してRU−486を製造し、配布していて、また、当然起こってくる損害に対する適切な責任から防御されている訴訟好きなアメリカ人に比べてはるかに民事の法廷において頼りになるものがないということです。

出生管理者達にとって失うものがない立場です。薬が「適切に管理されていない」ために女性達が死亡し始めた時、彼女達の死は、「安全で合法的な」妊娠中絶を利用する権利を妨げている「時代遅れで男性支配の」法律のせいになるでしょう。

このようにして、出生管理「回転名人」は、彼らが優位にあるためRU−486の予想される紛糾を追いやることができます。妊娠中絶の割合をつり上げることによって(母親の死に相当する)出生管理狂信者は「安全にする」ために妊娠中絶を合法化するように、第三世界の政府により多くの政治的圧力をかけることができるでしょう。

要するに、FDAによるRU−486の許可への殺到は、アメリカ女性の福祉を改善するためのものではないのです。それは、第三世界の「発展途上」の人々に妊娠中絶をさらに伝えるためのものなのです。それは、「私達国民の興味」を守るため、すなわち、もしそうしなければ、私達が今楽しんでいる経済資源や政治的影響のために競争するかもしれないので、「超過出産」を抑圧することによって、アメリカの支配を守るためなのです。

RU−486に関するFDAの再検討は、見せかけで覆われています。つまり、結論は増加している妊娠中絶の「選択権」における「国民の興味」によって前もって決められました。クリントン政権にとって、出生管理者の手段が国内でも国外でも拡大することが、世界中の個々の女性の健康を守ることよりも重要なのです。

結論

出生管理プログラムヘのアメリカの資金援助の記録は、人を勇気づける類のものではありません。これらのプログラムは人道主義者達によって支えられ、資金援助されたかもしれません。しかし、残念なことに、個人の権利や、文化や宗教の規範、国家の独立に対してほとんど尊敬を示さない狂信者達によって、しばしば運営されていることは明らかです。

プロ・ライフだけが、関心を持つべきではありません。善良な意志を持つすべての人々が美辞麗句を超えて見つめ、個人の自由や、患者の権利や国家の独立の擁護を保証するための努力に参加しなければなりません。


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