世界で最も迫害されている人たち

Novotny, Jerry (OMI) (ノボトニー・ジェリー )
2017年2月12日
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ロヒンギャとはどんな人々か?ロヒンギャは仏教国であるミャンマーとバングラデシュに住むイスラム教徒である。彼らは世界で最も迫害されている少数派であるだけでなく、政府から少数民族として公式に認められていない。数十年にもわたり、彼らは多数派である仏教徒から差別と暴力を受けている。

ミャンマーの首都シットウェで、2012年にロヒンギャの人々に対する民族浄化が始まった。その目的は、彼らを完全に排除することである。この新手の「集団虐殺」により、数千人もの難民がボートでインドネシアやマレーシアに渡ることを余儀なくされた。その大半は、悲惨な状況で死に物狂いになっている彼らを食い物にする密航斡旋者たちの手中にはまっている。

ミャンマーやバングラデシュから危険を冒してボートで脱出し、生き延びたロヒンギャの人々は、良心のない密航斡旋者からひどい扱いを受けたと話している。収容所での殺人や拷問が習慣的に行われていたと話す。

14歳のある少女が次のような話をしてくれた。マレーシアで働く方が安全だからと、兄が私をマレーシアに連れて行ってくれるブローカーを雇った。その途中で多くの人が亡くなっているニュースを聞いていたが、国内にそれ以上留まることはできなかった。結婚しようにも貧乏で、ビルマ当局に許可にかかる費用を支払うことができない。費用は約600米ドル。私は学校に行ったことがなく、登録には費用がかかりすぎる。夜、ブローカーは私とさらに6人を沿岸からボートに乗せた。その後、大きなボートに乗り換えた。ボートには95人が乗っていた。女性はメインデッキの下の狭いスペースに押し込められた。外は見えなかった。みんな、気分が悪くなり、吐いていた。私はめまいがして、終始不快だった。同じ服を着たまま、洗濯はできなかった。10日かかってボートはタイに到着した。夜、小さなボートで島に渡った。島には水も食料もなく、死んでしまうと思った。島で2日間過ごした後、タイの海軍が来て私たちに食料と水をくれた。その後、マレーシアではなく、タイに連れて行かれた。今は兄と両親に私の居所を伝えたい。家には帰れない、ミャンマーは私の故国ではない。

新しいニュース媒体は、ビルマの迫害によって密航斡旋業者の手に渡るロヒンギャが増えているとレポートしている。ビルマがロヒンギャに対する差別政策を終わらせ、他の国と協力して密輸業者や密航斡旋業者に対抗しない限り、解決策はないだろう。

カトリックの社会教説は、「難民や亡命希望者は保護されるべきである。国際社会は、戦争や迫害を逃れてくる人々を保護するべきである」と教示している。私たちは国際社会である。カトリック教徒として、私たちは難民や亡命希望者を助けなくてはならない。それを行うのが私たちなのである。

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