ダウン症候群の赤ちゃんに対して仕掛けられた戦争

Novotny, Jerry (OMI) (ノボトニー・ジェリー )
英語原文
2016年2月25日
  翻訳者:佐倉 泉 / 大岡 滋子
許可を得て複製

ダウン症候群の赤ちゃんに対する戦いは、広がり続けています。最新の見出しに:「 新出生前診断はダウン症に対する秘かな優生思想?」とあります。妊娠中絶によるこれらの美しい赤ちゃんの殺害が、 英国で、ダウン症候群に対するより新しく、より正確な出生前診断が開発されるとともに、増加しているのです。

プロライフ運動家は、これが秘かな優生思想となっていることを恐れています。大部分の人々が、 ダウン症候群と確認されると中絶するので、この正確な診断がこの状態にある人々を消滅させる結果となると、 彼らは警告しました。

赤ちゃんは何よりもまず赤ちゃんであり、症候群は二次的なことであるのを思い出すことは、重要です。 この小さい赤ちゃんは、本ものの赤ちゃんです。彼らは尊い。 すべての新たに授かった赤ちゃんが美しいように彼らも美しく、ほかの赤ちゃんと全く同じニーズを持っています。 新たに授かったどんな赤ちゃんでも、ある両親がほかの親よりも良く世話ができるということがあるでしょう。この場合、 赤ちゃんに障害があるかどうかが問題なのです。

ダウン症候群の赤ちゃんが生まれたのは、母親のせいでも、父親のせいでもありません。それは、染色体の問題の結果です 。ですから、まず赤ちゃんがいて、次に診断があるのです。 両親は他のどんな赤ちゃんの出生をも祝うように彼らの赤ちゃんの誕生を祝うべきです。

1人の父親の反応:「娘がダウン症候群で生まれたときの私の最初の反応は、若干のショックと混乱でした。私は、 家内の状態についても非常に心配し、彼女が落胆を感じるかもしれないのではないかと思いました。 しかし個人的には、私は落胆していませんでした。最初の数週間が過ぎ、より穏やかな感情になり、 我々はなんと愛らしい小さな子を与えられたのだろうと私は理解しました。そして、すべての心配や不安は忘れられました 。ほぼ7年後の今、私は彼女の出生をもっとうれしく喜びをもって迎えなかったことだけ、残念に思います。なお、私は、 我々の子どもが我々にどれほどの楽しみと幸せをもたらしたか、語り尽くせません。」

ウェブで検索すると、このような反応は、ダウン症候群の子どもがいる親の大多数の反応であるとわかります。それでも、 ヨーロッパで、ダウン症候群の診断を受けた妊娠のおよそ92%が妊娠中絶によって終えられると、 ウィキペディアは報告しています。アメリカ合衆国では、妊娠中絶によってダウン症の子どもが殺される率は、およそ67 %です。デンマークでは、ダウン症候群の赤ちゃんの98%が中絶されているという衝撃的レポートもあります。 新たなより正確な診断が開発されるにしたがい、世界中で、中絶のパーセンテージは非常に高く、 ただならぬ勢いで増加し続けています。

大部分の人間は、人が障害のために差別されることを考えただけで憤慨します。それが子宮の中で起こるとき、なぜ、 我々はそのような差別を認めなければならないのでしょうか?すべてのいのちに価値があります。すべての人のいのちは、 神からの美しい贈り物です。ダウン症候群の子どもたちは、神からの贈り物です。彼らには、 人としての基本的な生きる権利があります。彼らは充実した人生を歩み、圧倒的な愛の行いを私たちの間に触発し、 全く我々を頼りにしています。社会の一部は『不完全である』として、彼らを退けようとします、しかし、 彼らは他のすべての生まれていない子どもと同じように、生きるチャンスを受けるに値します。

人間の生命が神聖である、そして、人間の尊厳は社会の道徳的なあり方の基盤であると、カトリック教会は宣言します。 この信念は、教会のあらゆる社会教説(社会に関する教え)の原則の基盤です。すべての人は神聖です。 神の似姿に作られています。人は、障害、貧困、年齢、人生で成功していないこと、 人種などを理由に尊厳を失うことはありません。この原則は、 人の生命の尊重を社会が促進するための基盤でなければなりません。

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