彼女に好きだと告白すべきでしょうか?
若者と愛: 十代の性

Lee, John Ooi Peng (りー・ジョーン)


質問:近所に知り合って3年以上になる女の子がいます。すごく気が合い、一緒に出かけることも多いのですが、彼女に好きだと告白すべきでしょうか?

答え:一言で愛と言っても、両親への愛、兄弟(姉妹)や先生、友人への愛など、いろんな種類があることに気づいていますか? ひとりの人間を愛するにも、幾通りもの形が考えられます。あなたが彼女を愛しているというのは、どういう意味合いからでしょう?


愛とは何でしょう

十代の若者達のほとんどは、愛を一種の感覚ととらえています。確かにほとんどの場合、愛には心地よい感覚が伴います。でも、彼らが愛と思っているその気持ちが、実際には自分本意の興味だという例も少なくありません。例えば、男の子が彼女とデートするたびに楽しくなれるのは、相手が自分を支え、励ましてくれるからであって、彼女自身の幸せまでは考えが及んでいないように思います。それが本物の愛かどうか、何をもって判断しているのでしょう?  

愛には多かれ少なかれ、自分自身を捧げる必要が伴い、時間、エネルギー、支え、励まし、忍耐、思いやり等、挙げればきりがありません。他人のために自分を犠牲にする気持ちを持たなければなりません。つまり愛の本質とは、一種の決断、意志に基づいた行為なのです。心地よい感覚の伴わない行為をする時こそ、真の愛が姿を現わします。結論から言えば、自分の嫌いな人間を愛し、優しく接することは可能なのです。例えば大嫌いな先生を愛するには、会うたびに元気のいい挨拶と笑顔をかけるよう努めるだけでもいいのです。

与えるばかりが愛情表現とは限らないことも、覚えていてほしい大切な事です。子どもが欲しがる物を与え続ける親は、その子を自分勝手で社会に適応できない、ダメ人間にする手助けをしているのと同じです。与える行為が愛と呼べるのは、贈り物が相手にとって良い物である時のみなのです。誰をどのように愛するかは、相手と自分の関係にもよります。あなたが男ならば、奥さんへの愛と女友達への愛とでは、当然示し方が違うようになるでしょう。結局、相手に最も適した方法で自分自身を与えるのが、望ましい愛情表現といえるのです。上の質問の彼女にあなたが与えられる愛の形も、普通の友達として、「兄弟」のような存在として、恋人としての3つが考えられます。ふたりでよく話し合って、どの方向に発展させたいかを考えてみるとよいでしょう。ただ、関係を発展させていく際に、自分達の年齢や時期的な事も頭に入れておいてほしいものです。

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