超低用量ピル「ヤーズ」で日本2人目の死者

Hirata, Kunio (ヒラタ・クニオ)
医学博士 平田 國夫
許可を得て複製

先日超低容量ピル「ヤーズ」による国内死亡例のことをお知らせいたしましたが、早くも2例目の死者が出ました。( 10月10日報道)。今度は10代の女性です。本当に痛ましいことです。下記の医薬品医療機器総合機構の発表をご覧下さい。

ヤーズは月経困難症の方に年間8万円余の薬代負担で継続的に処方されています。2010年11月発売で3年足らずで14万人に処方されています。1例目の死者の時に、 死者以外で判明しているだけでも87人が副作用で血栓塞栓症になっていると報告されています。 今後もどんどん増えていくと思われます。

金儲けの産婦人科医は経口避妊ピルとしても使えることをうたっていますが、 ヤーズの製薬会社すら、いわゆる従来の低容量ピルよりも血栓症の危険がさらに高いという報告があると書いています。

これ程危険で必ずしも必要でないものが何故販売され続けられるのでしょうか。また一切新聞報道されないのは何故でしょうか。

ヤーズ投与で死亡、国内初 特に投与初期には血栓塞栓症に注意

2013年8月8日 医薬品医療機器総合機構 カテゴリ: 一般内科疾患・産婦人科疾患・投薬に関わる問題

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は8月7日、月経困難症治療薬のヤーズ配合錠(ドロスピレノン・ エチニルエストラジオール錠)服用による国内初の死亡例が報告されたことを受け、 特に投与開始から3カ月間は血栓塞栓症に注意するよう呼び掛けた。下肢の疼痛や浮腫、突然の息切れ、胸痛、頭痛、 急性視力障害などが起きた場合、ただちに服用を止めて受診することを患者に指導するよう求めている。

バイエル薬品の資料によれば、2013年6月にヤーズを服用した20歳代の女性が頭蓋内静脈洞血栓症で死亡した。 投与2日後から頭痛が起き、6日後に病院受診し頭痛や吐き気などを訴えたが、貧血以外に異常所見は見つからなかった。 9日後に抗不安薬クロチアゼパムを頓服で処方され、ヤーズの服用を中止した。翌日の10日後に体動困難となり、 11日後にCTで脳静脈洞血栓と診断。13日後に死亡した。ヤーズの総投与量は7錠だった。

ヤーズは2010年11月の販売開始から2013年6月までに、日本で約14万人が服用したと推定されている。うち 、血栓塞栓症が87人報告されており、死亡に至った例は国内では、今回が初めて。 血栓塞栓症は投与開始後3カ月までに多く発症する傾向があり、投与早期はより注意が必要となる。

【関連リンク】 ヤーズ配合錠(ドロスピレノン・エチニルエストラジオール

超低容量ピル「ヤーズ」で国内2人目の死亡、10代 投与526日目に肺動脈塞栓症

2013年10月10日 医薬品医療機器総合機構

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は10月9日、月経困難症治療薬のヤーズ配合錠(ドロスピレノン・ エチニルエストラジオール錠)服用による国内2人目の死亡が報告されたことを受け、 処方時には患者に血栓塞栓症のリスクについて説明するとともに、新たに作成した「患者携帯カード」 を渡すよう求める文書を掲載した。

ヤーズについては、今年6月に国内初の死亡(20代女性、頭蓋内静脈洞血栓症)が発表されたばかり。 2人目の報告を受け、バイエル薬品は8月に作成した注意喚起文書を改訂。 患者に血栓塞栓症リスクを認識してもらうとともに、症状発現時に受診先で早期診断や治療につなげられるよう、 患者携帯カードを新たに作成した。

死亡2人目は10代後半の女性。投与開始から526日目に肺動脈塞栓症で死亡したと推定されている。 ヤーズは月経困難症と子宮内膜症の治療のために、ロキソプロフェンとレバミピドとともに処方された。 初回投与から526日後に、患者が外出して下宿に帰宅した後に連絡が途絶え、 その3日後に下宿内で死亡しているのが発見された。解剖の結果、肺動脈の本幹に血栓があり、 肺動脈塞栓症が死因と確定。初回投与の499日後に2シート(56錠)を最終処方しており、36錠残っていた。

死亡1人目は20代女性で、初回投与13日後に頭蓋内静脈洞血栓症で死亡している。 投与開始から3カ月間は血栓塞栓症に特に注意するよう求められてきた。今後、3カ月を超えても注意を続け、 下肢の疼痛や浮腫、突然の息切れ、胸痛、頭痛、急性視力障害などが起きた場合には、 直ちに服用を止めて受診するよう指導する必要がある。

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