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初期妊娠因子

ロイド・J・デュプランティス
英語原文より翻訳: www.lifeissues.net

初期妊娠因子=EPAはまず妊娠に関連する物質として説明され、その発見は非常な興味を持って受け入れられました。なぜなら、そのために(例えばネズミ、人間、豚、羊など)すべての実験動物で、受精後6〜24時間以内に妊娠の有無を探知できるようになったからです。それまで、着床前の胎芽は沈黙の中に卵管を通過すると考えられており、母親は着床まで妊娠に気づかなかったからです。EPAの発見で、母体システムが受精の瞬間から、着床とそれに引き続く妊娠に備え始めることが明らかになりました。EPAは、母体にとって異物である胎児に対する免疫反応抑制諸因子を放出します。1

血清中のEPAは、生存能力のある胎芽の存在を示すものであることが分かりました。女性の体内におけるEPAの出現は、妊娠につながる性交の1〜2日内に観察されています。それと対照的に、探知可能な程度のベーター・ヒト・コリオニック・ゴナドトロフィンは黄体化ホルモンのピーク後8日目の母体血清に検出されます。それでもほとんどの女性の場合、それが検出可能な量になるのは黄体化ホルモンのピーク後9〜10日です。EPAは妊娠期間の大体最後の週まで母体内にありますが、必ず分娩の前には血清から検出されなくなります。2

着床前に、母体血清EPAは(「受精卵」ではなく正しくは)接合子自体からではなく、卵子因子と呼ばれる接合子の信号に応じて、卵巣から産出されるように見えます。現在、卵子因子についてはその細胞が比較的に小さく、精子が貫通するとそれが卵子から分泌されること以外は知られていません。それは胚盤胞に発達するまで産出を続けます。3

EPAはロゼット抑制試験で生物検定できます。EPAがロゼット抑制試験滴定量16以上で妊娠と判断します。ロゼット抑制試験は複雑な一連のテストを含み、その結果も時としては判定が少し困難であることはわきまえねばなりません。4

抗EPAワクチンが実験的に使用されています。受精につながる交尾後のマウスが抗EPAワクチンで免疫化されてから10日後に解剖すると、顕著な胎芽喪失が見られました。5小さなグループではありましたが、避妊リング使用者を対象にした研究で、その半数でEPAが陽性になり、その後陰性に転じました。その意味は着床の際に避妊リングには中絶促進作用があることを示します。6

EPAは妊娠極初期の胎芽発育のために必要とされます。現在のところ、EPAは受精成立、従って受胎を示す最初の血清ベンチマークです。ロゼット抑制試験は高価で、まだ進歩の余地もありますが、ホルモン避妊剤を使用している女性たちを対象にした研究は、排卵と受胎がどの程度の頻度で起こるか、従ってどの程度の頻度でこれらの妊娠が流産に終わるかという問題に、決定的に答えることになるでしょう。お察しのとおり、このような研究に金をかけるだけの資力のある製薬会社は、その結果である情報に興味があるわけがありません。明白なマーカーが出現した現在、PFLI(Pharmacists for Life International)つまり、生命を大事にする薬剤師国際連盟は、避妊ピルによってどの程度の中絶が起こるかという歴史上最重要な問題の一つに明白で簡潔な回答を出すために、このような研究が実施されるよう声を大きくして主張しています。


References:

1.   Morton, H. et al. (1992) Early Pregnancy Factor. Seminars in Reproductive Endocrinology, May 1992, Volume 0, Number 2, p. 72. [Back]

2.   Ibid, [Back]

3.   Ibid. p.73 [Back]

4.   Ibid p. 74 [Back]

5.   Ibid p. 79 [Back]

6.   Ortiz, M. et al. (1996) Mechanisms of Action of Intrauterine Devices. Obstetrical and Gynecological Survey, 1996, Volume 5 1, Number 12, Supplement p. S47 [ Back]


『フマネ・ヴィテ』研究会訳

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