生命 : コラム

生命への理解深めて
明確な「人格主義」

Akiba Etuko アキバ エツコ
山中教授は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を樹立するという再生医療の夢を大きく開く偉大な研究を成し遂げられたが、 それは倫理にかなった医学研究のあり方について、一つの明快な回答を与えるものでもある。他方、 最近20年ほどEUの生命倫理を主導してきたのは前ローマ法王が設立したバチカン生命アカデミーであり、 その根底にあるのはキリスト教の文化だ。EUの生命倫理は、自然科学の発展に文化や規範の発展が伴う時にのみ、 人類は本当の意味で進歩できると考えている。

完璧な組合せ

Avenick, Julie アベニック・ジュリー
十年前に人生について聞かれていたら、未婚で子どもを産んだ母親になって自分の経験を人に話しているなんて決して考えられなかったでしょう。

滑りやすい坂

Undseth, Michael アンデス・マイケル
中絶は、アメリカや世界中において、道徳的、精神的、感情的、そして法的にも危機に陥っている。ロー対ウェイドのアメリカ最高裁による悪名高い判決により請求次第の中絶が承認される以前から、中絶は少なくとも盛んに議論されていた。残念な事に最高裁は、1973年1月22日にあの決定的な裁定を言い渡す事で、無実の人の大量虐殺を許可してしまった。それによる恐ろしい結末を誰が嵐m出来ただろうか?

iPS細胞の発見は人類にとって「福音」となるのか?

Ando Shigeya アンドウ シゲヤ
今から4年くらい前の出来事だったと思う。山中伸弥教授がスタンフォード大学で講演 をするというメールが入った。講演の前々日のことだ。会場は300人ぐらいしか収容能力がない狭いホールで、 混雑が予想されるので15分前に到着した。すでに会場は一杯で、椅子席は埋まっており、仕方なく通路に座った。

人間共同体の危機とその対策

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「結婚しなくてもいい」70パーセント、「子ども要らない」最高42パーセント、「一人暮らし」全世帯の34.4パーセント、「孤独を感じる」15歳29.8パーセント、09の年間自殺者三万人超。これらは昨年の暮れあたりから新聞に出てきたフレーズの数々である。「人間共同体の危機」を感じさせる。
これにどう対処すればよいか。

iPSから生殖細胞、是か非か

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
さる7月22日の朝日新聞の『耕論』欄に、「iPSから生殖細胞」と題して、「 あらゆる細胞や組織になりうるiPS細胞から、ヒトの生殖細胞(精子や卵子など)をつくる研究が始まっている」として 、3人の識者の意見を掲載していた。

“働きたくない者は、食べてはならない”

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝し合う」国民の祝日・勤労感謝の日に思いを致し、また、最近の労働事情、 たとえば生活保護不正受給問題などを考えているうちに、「働きたくない者は、食べてはならない」 という聖パウロの言葉を思い出した。

「ゆるし」を体現した人の物語

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
このほど、今評判になっている本、『生かされて。』を一気に読んだ(イマキュレー・イリバギザ著、PHP、2006) 。十年余り前、アフリカのルアンダで吹き荒れた民族浄化の大量虐殺の時代、両親と兄弟二人を奪われた中で、 肉親への愛情と共に、これに反比例するかのように繰り返し沸き起こる憎しみと復讐の情念に打ち勝って、「ゆるし」 というキリスト教の恵みを文字通り身を持って体現した一人のカトリック信者の物語である。 彼女が神のゆるしに与って救われたということは、彼女が真にカトリック信者としての教養を身に着けていたと同時に、 本書の中で彼女自身が言うように、深く長い祈りの中で神の愛に触れたためだと思うのだが、このゆるしのゆえに、今、 本当に平和であり幸せであると彼女は断言している。

「いじめ自殺」が残した教訓
いのちを守る家庭の再建と隣人愛を育てる教育

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
昨年もいじめや虐待死など、幼児・児童・生徒にまつわる悲しい事件が相次いだ。いじめは昔からあったが、その後の報道によれば、いじめの実態はかなり深刻で、全国に広がっているという。あらためて、いじめ自殺からいくつかの教訓を引き出してみたい。

「助けての言えない」閉ざされた社会

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「2009年10月7日のクローズアップ現代『“助けて”と言えない-いま30代に何が-』の放送後、私たち取材班を待っていたのは予想外の反響の広がりであった」。「他人事ではない」「明日はわが身」といった多くの若者からの反響のことで、単行本を出した番組取材班の言葉である。

「神聖にして侵すべからず」

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
教皇の平和の日メッセージを読み、人のいのちの尊厳を考えながら世界を眺めると、戦争やテロ、デモや弾圧、中絶や虐待 、他殺や自殺など、そこは人命の軽視や侵害に満ちていた。そして標記のフレーズが脳裏に浮かんだ。

「美しい国」と「愛の文明」

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
安倍首相の「美しい国」という表現には正直驚いた。しかし、考えてみれば、なかなか面白い発想であり、 検討に値すると思う。これに対する教会の見方は何であるかとの質問もあるので、わたしの意見を述べてみたい。

「貧しさ」、キリスト教のキーワード

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
キリスト降誕の神秘的な夜、天使たちは羊飼いたちに告げて言った。「恐れることはない。わたしは、 すべての民に及ぶ大きな喜びの訪れをあなた方に告げる。きょう、ダビデの町に、あなた方のために、 救い主がお生まれになった。この方こそメシアである。あなた方は、うぶ着にくるまれて、 飼い葉桶に寝ている乳飲み子を見るであろう。これがしるしである」(ルカ2,10-12)。

「無縁社会」と家族共同体の再建

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
去る1月31日夜のNHK/BSテレビ番組「無縁社会」は実にショッキングなドキュメンタリーであった。 2008年には、無縁死して遺体の引き取り手がなく、無縁墓に納められるケースが年間三万二千件に上ったという。 この驚くべき実態の原因と対策は何か、あらためて考えてみたい。

「命の私物化」という語を読んで

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「命ってちょっとの間与えられているというか、誰もが借りているだけ、という気がしているんですね。だから、 いつか返す時が来る。ところが、ついこれは俺の命、って所有化しちゃうでしょう人間は。命を私物化すると「返さーん」 とこだわりがでてくる」(文芸春秋誌3月号)

あらためて問う、胎児は人間か

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
さる2月、この欄で「オバマ大統領、妊娠中絶を容認」と題した記事を公開したが、これに対していくつかのご意見をいただいた。人工中絶を選択する女性に対する同情と同時に、厳しい倫理を押し付けて自分は何もしないとして教会を非難する言辞が中心であったように思う。人工妊娠中絶についてこれを容認する意見があることはわたしも助ェ承知しており、あえて反論するつもりはないが、もう少し教会の立場を説明しておきたいと思う。

いのちの神秘とその召命

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
いのちは神秘である。そして、いのちの神秘の解明は有史以来、人類の根本的な課題であった。そのいのちが、今日も、さまざまに脅かされ、虫けらのように殺害されている。だから、あらためていのちの神秘と召命について根底から問い直さなければならない。

いじめをなくするために何が必要か

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
大津の中学生の自殺とその原因とみられるいじめの問題が、その原因や事後処理の追求で様々な議論が繰り広げられたが、いじめや自殺の真の原因究明には程遠い気がする。いじめや自殺の歯止めは何なのか、あらためて考えてみよう。

いじめに負けない子を育てる

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
さきに(8月25日付)、「いじめない子を育てるために」、隣人を尊重する良心の形成について論じたが、 今回はもう一つの観点、すなわち「いじめに負けない子を育てる」にはどうしたらよいかについて論じたい。

ヒューマン・エコロジーの問題

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「人はすべての家畜、空の鳥、野のすべての獣のそれぞれに名をつけたが、人にふさわしい助け手は見つからなかった」( 創世記2:20)。人間のふさわしい助け手は人間しかない。しかし現在、互いが助け手となる「人間相互のかかわり」、 つまりヒューマン・エコロジー(人間環境)、ソーシャル・エコロジー(社会環境)に異変が生じている。

医療の限界と人間の希望

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
身体の医療は重要であるが、そこには様々な制約や限界がある。しかし、キリスト教信仰は「究極の健康」と「いのちの開花・充満」を約束する。

愛によって、愛のために

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
金融バブルの破綻によって生じた世界同時不況の中で、多くの貧民層がその被害を受けたが、 こうした困難の中で人の情けもまた顕著になったような気がする。 企業の社会倫理を主張して起こされる社会企業の話はもとより、民間に見られる善意や愛の行動は、 マスコミに現れるものとは比較にならぬほど豊かに行われているのではないか。 今回はこの善意や愛のルーツに思いを馳せたい。

家庭本来の機能回復が急務

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
このところ、メディアは連日、朝から晩まで自殺や殺人のニュースやその続報でもちきりである。聖書を見れば、殺人は世の初めからあったもので珍しくもないが、文明開化の現代においてもなくならないのがむしろ問題である。直接の理由はいろいろあると思われるが、その背景に何があるのか。

悔い改めて「愛」を待つ季節

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
カトリック教会ではクリスマスまでの4週間を“待降節”としている。それは神の子キリストの来臨を準備して待つ季節で 、それは、「悔い改めて神の愛を待つ季節」である。キリストは「人間となった神の愛」であり、 受け入れるには回心が必要だからである。

結婚と家庭は神が定めた制度

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
第2バチカン公会議(1962-65)は現代世界憲章の第2部で、「若干の緊急課題」として結婚と家庭、文化、 経済社会、政治共同体、そして平和の問題を取り上げて論じている。今回は「結婚と家庭」の問題を取り上げる。

子育ての意義を考えるチャンス

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「子ども手当」や「高校授業料無償化」がいよいよ現実化しそうである。この際、 この画期的な企てが何を意味するかを考える機会にしなければならないと思う。なぜなら、現代の家庭は、 社会と文化の急激な変化のあおりを受けて危機に直面しているからである。

試練に耐えて、頑張れ日本

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
大きな漁船が軽々と陸地に運ばれ、車や民家が木の葉のように押し流される光景をテレビで見て思わず息をのんだ。3月11日の東日本大震災である。震災によって引き起こされた福島第一原発の事故は放射能汚染の恐怖を拡散している。

自殺防止にはキリスト教が一番

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
東日本大震災はあまりにも衝撃的であった。日本人がひたすら信じてきた「成長神話」も、それを支えてきた科学技術も、自然の猛威の前に無力を証明してしまった。この惨事を目のあたりにして、山積していた日本の課題が忘れ去られてしまった。

所在不明高齢者を生む個人主義社会

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
このところ、所在不明高齢者の問題がにわかにクローズアップされてきた。調査が進むにつれ、 ますます深刻な事態になっている。これは、直接的には家族や役所の問題であるが、なぜこんな問題が起こったのか、 そもそもの原因を追求することも重要である。

少子化論の現状とその盲点

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
少子高齢化が叫ばれて久しい。そして、高齢化対策ばかりでなく、少子化対策についても多くが語られ、 その対策も国や民間によって数々進められてきたが、いまだにその成果は上がってはいないようだ。

人間の真実と幸福はどこに?

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
どのような形であれ、幸福を求める人間は「神を渇望する」存在であると言えよう。 真の幸福は神のうちにのみあるからである。問題は、神を求めていながら神を知らないことであり、 自分が求める幸福が神のうちにあることを知らないことである。

人間は神を知ることができるか?

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
前回見たように、人間は神に向けて造られているから、多くの人が神を信じて生きていると思われる。しかし、物質文明華やかな現代は神を信じて生きることの難しい世の中でもある。現代人は果たして神を知ることができるのか。

真に幸福な人間とは誰か

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
10月ともなれば、南国鹿児島にも秋が来て、わが家の庭の木々の落ち葉かきに忙しくなる。ひらひらと舞う落ち葉の一つにも人生の無常を感じ取る仏教徒ならずとも、やはり秋は人生の終末を想い、本当の幸せはいずこにと問う季節である。

衰えぬ人命軽視の風潮
どうすれば繰り返される殺人の悲劇を克服できるか

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「なぜ人を殺すのか分からない」と、ある連続殺人事件を追う佐木隆三氏は毎日新聞で語っていた。殺人犯の心理が推測しがたいというのである。それほどに、人が殺し合うのには何か奥深い秘密があるということでもあろう。その秘密を聖書は明らかにしている。特に創世記はアダムとイブの罪に続いて、その息子たちの間に起きた兄弟殺しについて語っている。つまり、人間の罪によって倫理的な秩序が乱れ、人の心に矛盾が生じて、善と悪との葛藤が始まったのである。この矛盾を克服しない限り、真の平和はこの世に訪れることはないであろう。ではその対策は。

世界平和は一人ひとりの心に始まる

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
今年も世界平和について考える季節がやってきた。平和といえば、いきなり国際平和や戦争自体を考えがちだが、 平和は一人ひとりの心に始まる。心の平和という基礎の上に世界平和を築くことも忘れてはならない。

生命の始まりについて

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
カトリックの影響が強いドイツでは、法律で胚の作製や研究利用を厳しく規制しているが、(中略)わが国には、こうした大原則はない。科学技術の進歩を後追いする形での法や指針があるだけだ。この機会に、宗教や哲学、科学などの学問の垣根を越えた幅広い英知を結集し、国民の合意を得るべく公開の場で「人」の始まりや終りを論じてみてはどうだろう」。

増え続ける“児童虐待”事件

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
さる9月6日に警察庁が発表したところによれば、今年上半期(1〜6月) に事件として対応した児童虐待は昨年同期比62%増の248件で、統計がある2000年以降では最多であるという。

臓器提供は人間愛の行為

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
さる7月13日、参議院本会議において、臓器移植法改正案(いわゆるA 案)が可決され、成立した。これによって、わが国では脳死が一律に人の死とされ、また本人の意思が不明な場合は、 家族の書面による同意があれば、臓器移植が可能となり、15歳未満の臓器摘出と移植も容認されることになる。

東日本大震災と「いのち」の神秘

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
物資文明の豊かさを享受してきた日本人は、突如襲ってきた大震災によって人間のはかなさをあらためて思い知らされた。しかし同時に、人間のいのちをいとおしむ心もまた強く意識されたのではないか。そこで、いのちとは何か、その神秘を考えてみよう。

無縁社会から共同社会へ

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
過ぎた2010年を振り返って、一番心に残っているのは社会生活の根幹にかかわる「無縁社会」の問題である。 昨年1月31日のNHK/BSテレビ番組「無縁社会 “無縁死”3万2千人の衝撃」は文字通り衝撃的であったが、 その取材記録が11月15日、「中間報告」として出版された。そこで、この現象をどう見るか、あらためて考えたい。

マーチフォーライフ

Ikeda Masaaki イケダ マサアキ
きょう7月13日は「生命尊重の日」。1948年の7月13日に優生保護法が制定され、 それ以来いのちが粗末にされる社会になってしまったことを思い起こす忘れられない記念の日です。 きょうこの日から今年のマーチまであと4日。

派遣される喜びのうちに

Ikeda Masaaki イケダ マサアキ
日本で「マーチフォーライフ」を始めて今年で4回目。数寄屋橋の交差点から国会議事堂をめざして日比谷公園に向かう、 日本でもっとも華やかなデモコースを行くのが恒例だ。 しかし今年はいくつかの点からこれまでとは大きく様相を異にする歩みとなった。

親の心と子どもの心

Tsuzaki Tetsuro ツザキ テツロウ
こんにちは津崎と申します。私は大阪市の出身です。大阪市は少年犯罪が多く、私はここで35年間児童相談所に勤務していました。児童相談所というのは、所轄のエリアがあります。大阪市の場合は市域全体がそうです。人口は約260万人です。児童相談所は一箇所しかありません。大阪はいろんな問題が起こります。最近の児童相談所は虐待相談所と言われるくらい、虐待問題が大きなテーマとなっています。

胎児は人間です

Ishii, Yasuto イシイ・ヤスト
中絶をやめさせるには、胎児が人間であるということを、どうしても納得させる必要があります。他のこと、たとえば「かわいそう」とか「その後ずっと罪悪感になやまされますよ」など、いろいろ言ったところで、それは実行後に生じるものであって、実行前のものにはどうも説得力がないと、いつも感じています。そこで誰かそういうことを力強く証明してくれないものかと、いつもまっているのですが、なかなか実現しません。

存在の肯定を

Tsujiie Naoki ツジイエ ナオキ
人間はその存在を肯定された時、生きる力がわいてくる。否定されたとき、死の世界に追いやられる。青少年と関わっていてつくづく感じる。

小さないのちが尊ばれないわけ

Itagaki, Tsutomu イタガキ ツトム
一人ひとりの人が「神のいのち」を持っていると認められ、敬意を受け安心して伸びやかに暮らせる日の実現を願い、それぞれに自らの「いのち」を大切にし、他の人にも心からの思い遣りを持つようにしたいものです。

心の目「○×視力表」

Irie Kazuhiro イリエ・カズヒロ
東井義雄先生の著書『喜びの種をまこう』の中に次のような子供たちの作文が掲載されていました。

ヒト胚も生きる権利をもつ人間です!

Iwashimizu, Reiko イワシミズ・レイコ
二十世紀後半から遺伝子操作や細胞融合など、生命科学(ライフサイエンス)の発展に伴って、生命をどこまで人為的に操作すべきか.あるいは個人の生命の尊重などの問題が、従来の生命観では対処できなくなってきた。このような生命の倫理上の問題を扱う専門分野が、バイオエシックスである。これはギリシャ語のバイオス(bios=生命)とエシケ(ethike=倫理)からきた造語と、国際化新時代の外来語辞典で知った。わが国において二00一年に施行されたクローン技術規制法」に基づく指針で、クローン胚作製は禁止されている。一方で再生医療への応用に繋がると期待されることから、作製解禁の是非が論議され、同調査会がまとめた中間報告が昨年末になされた。これに対して日本カトリック司教協議会より2004年、二月二十日、内閣府政策統括官(科学技術政策担当〉付、ライフサイエンスグループ「ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方」(中間報告書)に関する意見募集担当宛に出された意見書の一部分を、ここに掲載させていただく。

予期せぬ危機的な妊娠とキリストの手

Wilkinson, R. ウィルキンソン・ランディー
キリストは、井戸のところにいる女性に、姦淫の悪に関して教えることはしませんでした。その代わりに、どこで生きていくための水が手に入るかを告げました。この水こそ、予期せぬ妊娠に直面している女性や家族がもっとも必要としているものなのです。

追悼の意を込めて

Ebihara Hiromi エビハラ ヒロミ
相模原での悲惨な事件。

犯人に対する怒りとか、 被害者に対する悲しみとか、 障害者だって一生懸命生きてるんだとか、 いらない命なんてないとか、 なんやかんやいろんな声が上がっています。

ホスピスケア

Oota Minoru オオタ ミノル
昨日は司祭たちの集会で、岡崎ホスピスケアの代表の二名の女性が講話をしてくださいました。

‘違うこと’は美しい

Nakasone Masanori ナカソネ・マサノリ
イタリアでは豪華客船の座礁事故やマフイァの経済規模がGDPの7%と判明など、 国の財政危機に追い討ちをかけるような事案が続き、新聞やテレビなどの大手メディアは、 そうしたニュースを追う傍らで政府の緊縮財政策の是非や真偽や問題や影響等々について連日多くの時間と紙面を割いて報 道を続けている。つまりイタリア共和国は、150年前に国家が誕生して以来の「いつも通りの」危機を生きていて、 そこには普段と変わらない人々の日常が大きくうねりながら躍動し前進しているのである。

命について考える
(純心大学講義原稿)

Nakada Kouji ナカダ コウジ
今回も初めに準備したときの資料で話を進めます。「命について」というテーマで講義を進めるわけですが、 素朴な疑問として、「命」の大切さが分かっていて、「生きる」ということも理解できていれば、 テーマとしてあえて取り上げる必要はないのではないかと思うのです。例えば、「この世界のすべてに命がある」と考え、 「わたしたちはこの命を傷つけないように、お互いに協力し、いたわり合って生きてゆきましょう」 そのように行動するなら、 今日のテーマについて考えようとするのはすでに身に付いていることの繰り返しになってしまいます。

「自ら命を絶つ」ことの葬儀屋さん的考察

Okada Morio オカダ モリオ
これまでは人間が自ら命を絶つ行為を「自殺」と表現するのが一般的でした。 しかし2017年現在、様々な配慮から多くのメディアで「自死」という表現が使われるようになっております。 本記事を投稿した当時(2010年)から考え続けていたことですが、個人的には「自死」 という表現にも若干の違和感を感じるところがありますので、ここでは「自ら命を絶つ」という表現に改め、 統一させていただきますことをご了承ください。

『命をつなぐ』ということ。

Okada Morio オカダ モリオ
実際には2時間ほど仮眠がとれたのですが、それでもこの歳になると睡眠不足は応えます。。。

『煉獄』

Okada Morio オカダ モリオ
「れんごく」と読みます。これはキリスト教、特にカトリック教会でいわれるものです。その意味は『 死後地獄へ至るほどの罪はないが、すぐに天国に行けるほどにも清くない魂が、その小罪を清めるため赴くとされる場所である』(ウィキペディアより抜粋)・・・と、まぁそういうことですわ。

「遺伝だから仕方ない」は間違い!

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
筑波大学名誉教授の村上和雄さんという遺伝子の大家の話です。人間と言うのはまさに「Something Great(偉大なもの)」で、一人に60兆個の細胞があり、その中に32億個の遺伝子の暗号を持ち、 それらが見事に調和してそれぞれが自立的な生命を営んでいるとか。 全世界の最高知恵を使ってもロボット程度しか作れない、まさに「Something Great」なのです。そして遺伝子は98%眠っているのだそうです。その眠っている遺伝子を如何にオンにするかで、 その人の人生は変わってくると言うことです。「遺伝だから仕方がない」は間違いで、 環境次第でどうにでも変化するものが遺伝子だということです。

「感動人間」こそ、今求められる

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
“感動”というキーワードが拡がっている。「感動プロデューサー」という「感動を生みだす人を生みだす」会社を、 2004年に一人で設立(今も一人)された平野秀典さんは、これまでマイクロソフト、トヨタ、 日立など数百社から講師として招聘され、延べ二十万人を超える人に感動創造のすばらしさとコツを伝えてきたそうです( 感動プロデューサー平野秀典公式サイトから無料メルマガあり)。

家庭崩壊を食育で食い止める!

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
子供の虐待、無差別殺人事件、高齢者の行方不明事件を日本の文化崩壊三大事件と言っている評論家がいました。 子供の虐待では、その親が子供時代に虐待を受けた人が起こす傾向にあると言う。

自己肯定感が人を劇的に成長させる

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
致知2010・9号の記事です。福井県鯖江市の小学校教諭(岩掘美雪さん)が試みた施策が評判を呼び、 今では県内はもちろん県外の学校あるいは企業関係者から講演・ワークショップの依頼が殺到しているとの事です。

人生で一番大切な言葉は“ありがとう”!

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
感謝と“ありがとう”の精神で、成功をおさめた人たちの話が、人間学を学ぶ月刊誌「致知」によく掲載される。 11月号では、小さい時からの夢を次々と実現し、横浜のブリキおもちゃ博物館をはじめ6つの博物館を経営し、 年間約150回の講演、累計71冊の著書を出版されている北原照久氏の「人生を変える魔法の言葉」と題した記事がある 。兄3人と比較される子供時代、全く勉強に手がつかず体育以外はオール1。中学ではある事件で退学処分を受ける。 そんな時、母親から受けた言葉

二度とない人生だから(坂村真民)

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
以前ブログで「人生二度なし(森信三)(http://blog.jolls.jp/jasipa/nsd/entry/7128)」を紹介した。「そもそもこの世の中のことというものは、大低のことは多少の例外があるものですが、この『人生二度なし』という真理のみは、古来只一つの例外すらないのです。しかしながら、この明白な事実に対して、諸君たちは、果たしてどの程度に感じているでしょうか。 すなわち自分のこの命が、今後五十年くらいたてば、永久に消え去って、再び取り返し得ないという事実に対して、諸君たちは、果たしてどれほどの認識と覚悟とを持っていると言えますか。諸君たちが、この『人生二度なし』という言葉に対して深く驚かないのは、要するに、無意識のうちに自分だけはその例外としているからではないでしょうか。 要するにこのことは、諸君たちが自分の生命に対して、真に深く思いを致していない何よりの証拠だと言えましょう。 すなわち諸君らが二度とない人生をこの人の世にうけながら、それに対して、深い愛惜尊重の念を持たない点に起因すると思うわけです。」

脳に悪い七つの習慣(創造力、思考力を磨くために)

Okinaka,Ichirou オキナカ イチロウ
前掲で「北京オリンピック」関連の話をしましたが、 今回はやはり2008年の北京オリンピックの水泳競技に関係する話です。 久しぶりに北島選手など水泳陣が素晴らしい成績を残しました。その水泳選手を指導された脳神経外科医林成之博士の「 脳に悪い7つの習慣(幻冬舎)」の紹介です。(昨年の社内向け「冲中ブログより)

君は「多様性」の果てに何を見るか

Editorial オピニオン
南米3カ国訪問中のローマ法王フランシスコは11日、パラグアイの首都アスンシオンの市民集会で、「 社会の発展には多様性が不可欠だ」という趣旨の話をしたという。同集会には同性愛者グループが招かれていた。   フランシスコ法王の「多様性」は同性愛者を支持する意味で使用されたのではないという。だから、法王の発言を取って、 カトリック教会が同性愛者を承認したとは受け取れない。しかし、 フランシスコ法王は同性愛者が招かれていることを知ったうえで、「社会の多様性」 という言葉を意識的に選んだことは間違いないだろう。

21世紀の難民たち

Editorial オピニオン
今月20日は「世界難民の日」(WorldRefugeeDay)だ。それに先立ち、ジュネーブに本部を置く国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が18日2011年の年報、「グルーバル・トレンド」を公表したが、それによると、昨年1年間で約83万人が新たに難民となり、域内難民を含めると難民総数は約437万人で前年度(425万人)と比較すると微増した。2000年以降最も多い。ちなみに、世界の難民総数は4250万人で前年度4370万人より減少した(難民約1542万人、域内避難民約2640万人)。その主因は約320万人の域内避難民(IDPs)が故郷に戻ったからだ。

“美しい貧困者”はどこにいるのか

Editorial オピニオン
資本家に搾取されている労働者の解放を標榜し、資本主義に挑戦した共産主義は“赤い貴族”を生み出し、 独裁政権を構築した後、自壊していったが、貧しさ、貧困の解放を標榜する思想や運動が生まれる時、革命を迎える。「 貧困は時限爆弾だ」と評した社会学者がいたが、その爆弾を抱えながら登場したのがローマ法王フランシスコだ。 南米出身のローマ法王は前法王べネディクト16世ら歴代のローマ法王とはその出自が違っていた。「貧者の聖人」、 アッシジの聖人、フランチェスコ(1182〜1226年)を法王の名前に選び、奢侈な生活を戒め、 バチカン法王庁の改革を訴えている。

「どの人生にも『意味』がある」

Editorial オピニオン
オーストリアの精神科医、心理学者、ヴィクトール・フランクル( Viktor Emil Frankl,1905〜1997年)が生まれて今月26日で110年目を迎えた。ジークムンド・フロイト(1856 〜1939年)、アルフレッド・アドラー(1870〜1937年)に次いで“第3ウィーン学派”と呼ばれ、ナチスの強制収容所の体験をもとに書いた著書「 夜と霧」は日本を含む世界で翻訳さ れ、世界的ベストセラーとなった。独自の実存的心理分析( Existential Analysis )に基づく「ロゴセラピー」は世界的に大きな影響を与えている。 その心理学者の功績と生き方を紹介した世界初の博物館が26日、フランクルが戦後長く住ん でいたウィーンの住居でオープンされた。

「祈る人」が直面する試練

Editorial オピニオン
イスラエルの3人の青年が拉致され、後日、死体で発見されたというニュースが報じられた。 イスラム過激派組織ハマス側は関与を否定したが、イスラエル側は「ハマスの仕業」として報復を宣言した。その直後、 今度は1人のパレスチナ人の青年の死体が見つかった。イスラエル側は「パレスチナ人青年殺害とは関係ない、 ハマスの軍事拠点を中心に軍事攻撃をしたが、民間人を衝撃の対象としていない」と弁明したが、パレスチナ側は「 イスラエル側の報復」と確信し、イスラエルへの批判を強めている。 パレスチナ側とイスラエルの紛争はここにきて暴発する危険性を高めてきた。

「魂は何か」問う車椅子の心理学者

Editorial オピニオン
ゲオルク・フラベルガー氏(Georg Fraberger)はウィーン市にある欧州最大総合病院AKHの整形外科に勤務する心理学者だ。フラベルガー 氏が自身の経験や生い立ちを書いた著書「肉 体なく、魂で」(Ohne Leib. Mit Seele)を発表した。同氏は1973年、ウィーンで腕と脚がなく生まれた。その後、通常の学校を通い、 心理学を学び、心理学者として患者のケアを担当している。39歳。4人の子供がいる。

「主張」と「責任」から見る人物評価

Editorial オピニオン
当方は若い時に日本を後にし、欧州に住みだしたせいか、 いわゆる日本の戦争文学や歴史小説を読む機会がまったくなかった。ところが、 帰国していた知人が日本から買ってきた本をたまたま借りることができた。書名は大岡昇平の「ながい旅」(角川文庫)だ 。

「自殺予防」をスーダンから学ぼう

Editorial オピニオン
今月10日は世界保健機関(WHO)の「世界自殺予防デー」に当たる。世界では1日平均、約3000人が自殺している。

「相違点」から「共通点」への飛躍

Editorial オピニオン
ウィーン市庁舎前のクリスマス市場が先月17日、オープンしたことは既に報じたが、同市のメトロ新聞「ホイテ」 が今月5日報じたところによると、欧州最 大のクリスマス市場を管理している人がイスラム教徒だという。ホイテは写真付きでその人物を紹介していた。 イスラム教ではイエスの生誕日のクリスマスを祝 わないが、同イスラム教徒は「キリスト者の祝賀を共に祝いたい」という心情から2005年以来、市庁舎前の市場を管理 、運営してきたという。

「憎まない生き方」は現代の福音

Editorial オピニオン
ヨルダン取材からウィーンに帰国して以来激しい下痢に悩まされてきたが、 ようやく峠を越えた感じでキーボートを押す指にも力が入ってきた。 そこでアンマン取材中に考えてきたテーマについて忘れないうちに書いてみた。

「憎しみは自らを亡ぼす病だ」

Editorial オピニオン
アンマン取材目的の一つに日本語でも出版されている「それでも、私は憎まない」の著者、パレスチナ人医師、 現トロント大学准教授のイゼルディン・アブエライシュ氏とインタビューすることにあった。

「日本の信者は教会の教えに無関心」

Editorial オピニオン
世界のローマ・カトリック教会の司教会議はローマ法王フランシスコの要請を受け、「家庭と教会の性モラル」(避妊、 同性婚、離婚などの諸問題)に関して信者たちにアンケート調査を実施したが、 日本のカトリック信者を対象に同様の調査が行われ、このほどその結果が明らかになった( 世界各国司教会議が実施した信者へのアンケート結果は今年10月5日からバチカンで開催予定の世界代表司教会議で協議 される)。

「貧しさ」の同伴者について

Editorial オピニオン
世界に約12億人の信者を有するローマ・ カトリック教会最高指導者ローマ法王に南米出身のフランシスコ法王が就任して以来、教会では「貧しい者」 へ関心が高まり、「質素」な生活が評価され、逆に豊かさ、華美さは守勢を余儀なくされている。

「利口ならば人は利他的になれる」

Editorial オピニオン
独週刊誌シュピーゲル最新号(8月1日号)にオーストラリアのメルボルン出身の哲学者ピーター・シンガー氏( Peter Singer)とのインタビュー記事が掲載されていた。同氏はその中で Altruism(利他主義、独Altruismus )の新しい定義を語っている。

やなせたかしさんは死んでいない

Editorial オピニオン
漫画家のやなせたかしさん(94)が13日、心不全のため亡くなったというニュースが入ってきた。やなせさんの漫画「アンパンマン」のビデオを楽しんで観てきた一人として寂しい思いがしたが、それは束の間で、「やなせたかしさんは亡くなっていない」という確信に満ちた思いが湧いてきた。アンパンマンを描いたやなせさんはわたしたちの前からは去ったが、生きている。

いま、チェンジする人々

Editorial オピニオン
チェンジがポジティブに受け取られるようになってあまり時間が経っていない。 チェンジという言葉を選挙戦でキャッチフレーズとして愛用したオバマ米大統領の登場でチェンジも市民権を獲得した、 と受け取ることができるかもしれない。

お母さんが願う「平和」とは何か

Editorial オピニオン
読者の皆さんは壺井栄の小説「二十四の瞳」を覚えておられるだろうか。最近、木下恵介監督の映画「二十四の瞳」 を観る機会があった。

カトリック教会と「万能細胞」

Editorial オピニオン
山中伸弥・京都大教授のノーベル生理学・医学賞受賞について、世界に約12億人の信者を有するローマ・ カトリック教会の総本山バチカン法王庁はおおむね歓迎する一方、「人間のクローン化への道が開かれる」 として懸念を表明する声も少なくない。

ピルを服用して10年後、英国人女性が血栓で死亡

Editorial オピニオン
LifeSiteNews.comは、28才のイギリス婦人が10年間経口避妊薬ピル服用後、重症な静脈血栓で亡くなったと報じています。彼女、ジェナ モリスは、住み込みのフィアンセ、ルーク ホーソンと結婚しようとしていた行員で、腎臓結石を患っていると彼女に告げた医師に仕事場から家へ具合が悪くなって連れ戻された。彼女の脚に出来た凝血が肺に広まった時、彼女は急死しました。

プロ・ライフ集会 2万人のカトリックの若者が首都ワシントンに集う予定

Editorial オピニオン
10代から20代のカトリックの若者たち2万人以上が、全米各地から首都ワシントンの最大のスポーツ・アリーナに集う。米国で妊娠中絶を合法化した1973年の最高裁判決Roe v. Wade(ロウ対ウェイド)の記念日に、毎年恒例のいのちの集会と青年ミサを開催するため。

危険だらけの若者の性

Editorial オピニオン
性感染症の“津波”に呑み込まれる若者たちは、この切迫した問題に立ち向かうために助けを必要としている。小児科医であり、また母親であり、著作活動も行うマーガレット・ミーカー氏は、子どもを持つ親や十代の若者たちにアドバイスを提供している。

韓国とユダヤ民族はここが違う

Editorial オピニオン
「ユダヤ民族は非常に知恵ある」ということを最近痛感させられた。ユダヤ民族はナチス・ドイツ軍によって数百万人の同胞を失った。大戦終了後、ナチス・ハ ンターと呼ばれたサイモン・ヴィーゼンタール氏(1908〜2005年)は同胞を殺害した元ナチス責任者を世界の隅々まで探し回り、司法の場に引っ張っていった。その執念は想像を絶する。 その一方、毎年1月27日の「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」 (International Holocaust Remembrance Day)には、民族を救済してくれた「ユダヤ民族の救済者」を称えるイベントを開き、感謝を表明している。

犠牲者が誇れる民族となろう

Editorial オピニオン
東日本大震災が起きて11日で3年目を迎えた。子供や親を亡くし、 住む家をも失った被災者にとってこの3年間はどうだったろうか。

私たちが失ったもの

Editorial オピニオン
当方は最近、2冊の小説を読んだ。1つは村上春樹著「海辺のカフカ」、もう1つは小川洋子著「博士の愛した数式」だ。 いずれも一気に読めた。「海辺のカフカ」では幼少時代の記憶を失う一方、猫と会話できる「ナカタさん」に、「 博士の愛した数式」では、交通事故で記憶が80分しか保たなくなった主人公の数学者の言動に、非常に感動を覚えた。「 ナカタさん」も「数学者」も社会から取り残された環境下で生きている。物語では、行方不明となった猫を探す「 ナカタさん」や、一日中、数式を考え、数学の懸賞金問題の解明に耽る「老数学者」の生き方、 その言動に他の登場人物が次第に惹かれていく様子が巧みに描かれている。

焼香を拒む韓国人の“病んだ情”

Editorial オピニオン
“隠れキリシタン”という表現に倣うとすれば、当方は“隠れ韓国ファン”だ。 日本の多くの文化遺産が朝鮮半島経由で日本に入ってきたことを知っている。 朝鮮民族と日本民族には同一性と相違点があることも学んできた。それでも「これはどうしたことか」 と思わざるを得ない出来事が16日、韓国メディアで報じられていたのだ。その話をする。

人は偶然の所産ではない

Editorial オピニオン
ローマ法王べネディクト16世は6日、一般謁見で「人間は偶然や非理性に運命付けられた存在ではなく、知性と自由によって生きていく存在だ。その創造秩 序の中で人間は神の筆跡を認知できる。聖書は自然科学の教本ではなく、世界の基本と人間の存在を問いかけている。全ての存在の最終原因、最終基本は非理性的、非自由、非知性的ではなく、自由、認識、知性、そして愛に基づいていることが分かる」「信仰的な人間は自然の中で神の筆跡を読み取ることが出来るが、 創造主の特性を正しく理解するためには神の啓示が必要だ。

神はわたしたちの叫び声を聞いた

Editorial オピニオン
ローマ・カトリック教会最高指導者、ローマ法王べネディクト16世は先月25日、慣例のクリスマス・メッセージの中で 、「神はわたしたちの叫び声を聞かれた」と述べ、「救い主イエス・キリストの降臨はその証しである」と語った。

聖トーマスに学ぶ「疑い」の哲学

Editorial オピニオン
聖トーマスをご存知だろうか。キリスト教会ではイエスの使徒の一人、 トーマスは疑い深い人間のシンボルのように受け取られてきた。「ヨハネによる福音書」によると、 トーマスは復活したイエスに出会った時、イエスが本物かを先ず確認しようとした。 イエスのわき腹の傷に自分の手を差し込んで、その身体を確かめている。イエスはトーマスの求めに応じたが、「 見ないで信じる者は、さいわいである」と述べている。だから、教会で疑い深い信者がいたら、「 君は聖トーマスのようだね」といってからかう。

中絶と詩篇139
神の業を破壊する人間

Editorial オピニオン
女性が妊娠するということは、神自身がその女性の中に子どもを形作っているのである。そうすることによって神は自分の栄光を啓示できる。だから出産前の発育を神の造りしものの「素晴らしい」証拠だといわれる。神は世界中のどこかで子どもが授かるといつもこのようにしているのである。夫婦には「事故」や「間違い」を起こすことがあっても、神には決してない。これらは我等の君主である主が新しい人間を創造し、真実の愛を知る機会を与え、神に従順であるように努力している結果にほかならない。

難民と人々の出会いのスケッチ

Editorial オピニオン
オーストリア最大の難民収容所トライスキルヒェに入ったアフガニスタンの青年は、「難民が多くて、 テント生活を強いられているが、3度の食を与えられ、薬ももらえる。オーストリア政府には感謝している。 なんといってもここは安全だからね」(オーストリア国営放送ニュース番組で)と答えていた。

当方が出会った中東の女性たち

Editorial オピニオン
当方は先日、シリアの女性に会う機会があった。まだ若いが弁護士として活躍している女性だ。食事をしながら話していると、彼女は突然、「私は11歳の時、結婚させられたのよ。相手は22歳の男性。両方の親たちが了解のもと、婚姻を約束したの。自分は勉強がしたかったので、学校に行き、それから米国に逃げていった。そこで勉強して弁護士になったのよ」という。

同時代の人々への「連帯感」

Editorial オピニオン
どの人もある「時代」に生まれ、そこで活動し、去っていく。同時代の人々が1人、2人と去っていくのを聞くと、 一種の寂しさと共に、「自分が生きてきた時代はその幕を閉じようとしている」と痛烈に感じる。

万能細胞が蘇らせた「再生」への願い

Editorial オピニオン
世紀の大発見と呼ばれた万能細胞「STAP細胞」 を記述した論文に問題点があるとして理化学研究所の小保方晴子さんらがまとめ、 英科学誌ネイチャーに掲載された論文の撤回問題が話題となっている。門外漢の当方は、 論文の真偽問題で再生医学への期待が冷めないか、と心配している。

障害のある子どもたち

Curtis, Barbara カーティス・バーバラ
私にはこの母親の気持ちがわかります。私はまた牧師のこともわかります。結局私もかっては限られた知識しか持たない人間だったからでした。神様はジェイコブを用いて私の視野を広げ、私の心を大きくして下さったのです。神様は私たちの知狽笳e姿の事をどんなに気にかけていないか、そしてどれだけ私たちの生き方について心配して下さっているかを私に教えてくれました。

人間のいのちの重さ

Garneau, Sally ガーヌ・サリー
十八歳のとき、ボーイフレンドと同棲を始めるために引っ越した直後、妊娠していることに気づきました。私は子どもがいる生活を想像できず、脅え不安になりました。友人や家族に相談した結果、中絶することが現実的なように思えました。なんといっても、私は美しさも知性もある若い女性なのだし、輝かしい未来が待ち受けていると考えたからです。

最終局面:生殖技術の進歩と自然生殖の消滅

Garrett, Peter ガレット・ピーター
今我々が棲むこの時代、将来の見通しは急速に変化し、人の生殖技術の進化に脅かされている。この論文ではまず実例をいくつか挙げ、次に最も恐ろしい技術的オプションの一部を概説し、最後に生殖技術及びその力と社会との関係を分析する。

「姿なき世代 」  若い性産業労働者

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
昨年末に向けて、私にはタイで、いくつかのHIV /エイズ会議に参加する機会があった。会議は、多かれ少なかれ、私が予想していたとおりだった。 多くの講師の講話は解決策よりも多くの問題を残したのだ。しかし、旅行は完全な無駄でなかった。ある晩、HIV /エイズの子どもたちを助ける活動に打ち込んでいる親友のイタリア人宣教師は、 若者たちの現状とバンコクの性産業の見学に連れ出してくれた。そこで見たものは、 同じ問題に直面する多くのアジアの都市の象徴である。性産業は、 東南アジアの隅から隅まで驚くべき数の性産業従事者を生み出し、HIV/エイズの蔓延は憂慮すべき速度で進行している 。

「痛みの海」

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
シリアでは、戦場から遠く離れた公の収容施設や臨時収容施設での抑留者の殺害を含め、大規模で組織的な暴力が行われている。

とんでもない恐怖:中絶された赤ちゃんの器官を売ること

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
毎年、家族計画連盟は中絶を資金的に援助するために米国民の税金5億ドル以上を受け取っています。その上、 中絶された赤ちゃんの死体部分を売ることによってさらに多くの利益を上げていることを最近公表しました。そうなのです !家族計画連盟はまだ生まれていない赤ちゃんの生命を終わらせるだけでなく、 中絶された赤ちゃんの死体部分を売ることで更なる利益を得ているのです。

それは結婚ではない!

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
従来の価値観、原則、信教の自由が少しずつ崩れ、破滅に向かう道が続いている。最新の問題として同性婚に注目が集まっている。アイルランドは「一般投票」で同性婚が合法化された最初の国になった。それから間もなく、米国の最高裁判所が5対4で同性婚を合法化した。こうした民主主義国であっても、国民が声を上げ、投票することはできなかった。判断を下したのは5人の裁判官である。同性婚は本当に結婚なのだろうか?

ダウン症の赤ん坊に対する戦争

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
ダウン症の赤ん坊に対する戦争が拡大を続けている。英国では「優生学のためのダウン症の新しい出生前検査?」というニュースヘッドラインが発表された。英国ではより正確な出生前検査が新たに開発されている。キリスト教徒はこれを新しい形の優生学として恐れている。なぜか?理由はダウン症と特定された後、ほとんどの人が妊娠を終了させるからである。この行為により、ダウン症として生まれる人が少なくなるだろう。

延命は必ず必要なのか?

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
延命は必ず必要なのか?答えは、はっきり言うと「ノー」である。「蘇生禁止」命令が認められる時代が来るかもしれない 。手術をやめて人工呼吸器を取り外す、あるいは治療の中止が医学的に適切とされる時代が来るかもしれない。

帰る場所がない

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
母親が地平線を見つめている。彼女がたもとに座っている木の合間から焼けつくような太陽が見える。 6人の子供たちが周りに集まり、彼女は生後18カ月の赤ん坊に授乳している。彼女は言う。「 ここ数日は本当にひどいことばかりで、とても辛い思いをした。十分な食べ物がなく、生のキャッサバしかなかったので、 それを子供たちに与えた。子供達が疲れたら、みんなで休み、子供たちには水を与えた。」

恐怖の逃亡に迫る人道的危機

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
難民の苦境に関するニュースを日々読んでいると、故郷や国から逃げたくて逃亡している人はいないことがわかる。突然、逃亡を余儀なくされた人々が移動に必要な書類やビザを用意することは不可能である。その結果、徒歩やボートでの逃亡や密入国という危険な方法を選択する難民の数が増えている。

原子力はソリューションになるのか

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
今日の大きな課題:「チェルノブイリでは100万人が死亡した。福島では500万人が死んでしまうのか?」2011年3月の福島では、巨大地震と津波によって3つの原子炉がメルトダウンを起こし、そこに入れば人が一瞬で死んでしまうほどの大量の「放射線」が炉心から放出され続けている。この放射線の問題をすぐに解決できるソリューションがあるだろうか?あるはずがない。放射線の問題は今後何年も続いていくのである。

New! 荒野で叫ぶ声

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
詩人ワーサン・シャイアが自身の詩「ホーム」の一節を引用している。

高齢者の孤独 – 多くの高齢者が一人暮らしをしている

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
高齢者の孤独の問題が世界中で問題視されている。英国と米国では、65歳以上の高齢者の3人に1人が一人暮らしをしている。米国では、85歳以上の高齢者の半数が一人暮らしである。日本では65歳以上の高齢者の数が1億2711万人の人口の26.7%を占めている。中国、インド、シンガポール、韓国なども同様の問題に直面している。日本では600万人以上が家族と遠く離れて一人暮らしをしている。この数字は今後20年で760万人に増加すると卵zされている。

自分ではない者のふりをする

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
今、私たちはモラルや原理のない世界に生きている。私たちは(1)キャンプで生活する難民、(2)1% の富裕層が富を牛耳ることによる貧困、(3)科学的根拠のない性教育、(4)因習として秘密裏に行われる結婚、(5) 中絶産業を支える血税、(6)間違いや異常なことを市民に信じ込ませる法律から目を背けている。最近では「 バスルーム戦争」がある。男性が女性用のトイレ、ロッカールーム、シャワー室に入り、 服を脱いで自分の裸を少女たちに見せるのである。

人間の巨大な破壊力

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
教皇フランシスは次のように述べている「1945年8月6日と9日、広島と長崎に恐ろしい核爆弾が投下されました。長い年月が経過して尚、この悲惨な出来事は恐怖と憎悪を思い起こさせます。」...「このこと(出来事)は、科学と技術の進歩をゆがんだ方法で使用した人類の巨大な破壊力を示す象徴となっています。」教皇フランシスは、「祈りを捧げ、平和のために努力し、人々の平和的な共存という環境を作ることを私たちに促して」いる。また、教皇は次のようにも付け加えている。「私たちが、戦争や暴力を認めず、対話と平和を肯定する声を上げるべきです。戦争で勝つ人はいません。戦争に勝つ唯一の方法は、決して戦争を行わないことです。」

人間が作った破壊的な法制度

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
人間の法制度を神を超えるレベルまで引き上げたらどうなるのか?アイルランドの最高裁判所が、先日、重度の障害がある胎児やレイプによって妊娠した胎児の中絶を可能にする法律を制定した。簡単に言うと、神によって創られた無垢の命を殺す権利が法制度によって認められたことになる。

難民は単なる統計上の言葉ではない

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
国連は、世界中で故国を去った人が約6000万人に上ると概算している。これらの人々を「難民」と呼ぶべきか、「移民」と呼ぶべきか?マスメディアはこれらの用語を区別しないで使用しているが、実際には大きな違いがある。

目に見えないトレンド:状況が生命の質を決める

Novotny, Jerry (OMI) ノボトニー・ジェリー
死の文化となれば、法律は手段を選ばないだろう。法律では、胎児、末期患者、 高齢者などが使い捨ての物体として扱われている。そんな法律の下では、状況によって生命の質、 生きて愛情あるケアを受ける価値のある人、あるいはその価値がない人が決められる。最近では、ケーシー・ ケイスンの問題に関わる騒乱と混乱がある。裁判所は食事と水を与え、終末期のケアを行うことと「生命維持」 との違いについて国民に間違った考えを信じ込ませている。これでも控えめに言っているのだから、恐ろしいことである。

赤ちゃんの癒す力

Habiger, Matthew ハビガー・マシュー
赤ちゃんが何を考えているだろうかとか、赤ちゃんの心に何が起きているのだろうかとか考えたことがありますか。

尊厳を持って生きる

Harris, Lydia ハリス・リディア
45歳、目鼻立ちの整った、白髪交じりの髪にやさしい微笑みをたたえてマーク・ピックアップは障害があっても生きる価値を見出した。「生きていてよかった」とマークは言う。先日彼は結婚25周年を祝い、妻や大学生になる子どもたちとの生活を楽しんでいる。彼は、「人に尊厳を与えよ。そうすればいずれ死が訪れた時、その人は尊厳をもって死ねる」と信じている。

「母親たちのいない社会は、非人間的な社会」教皇、一般謁見で

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は教会をめぐる一連の考察として「母としての教会」 をテーマに取り上げながら、この機会に、家庭における母親たちの役割に注目された。

モリーゼ訪問:「留まらずに、歩もう」教皇、若者たちに励まし

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
5日、イタリア・モリーゼ州を訪問された教皇フランシスコは、若者たちとの集いを持たれた。

家庭と貧困をテーマに、教皇一般謁見

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
教皇フランシスコは、バチカンで6月3日、水曜恒例の一般謁見を行われた。謁見中、教皇は家庭をめぐるカテケーシス(教会の教えの解説)を継続しながら、 この日は家族を取り巻く様々な問題の一つとして「貧困」をテーマに取り上げられた。

家庭生活のための3つの言葉、教皇一般謁見

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
教皇が示されたこの3つの言葉は、「〜してもいいですか?」「ありがとう」「ごめんなさい」。 これらはいわば当たり前の礼儀であるが、この普通の礼儀こそが大切であると説かれた。

受難に会う子どもたちへの愛と関心を呼びかける、教皇一般謁見

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
謁見中、教皇は家庭をめぐるカテケーシス(教会の教えの解説)で、特に子どもの保護をテーマに講話され、神の祝福、 恵みである子どもたちが、拒否や放棄、搾取といった「受難」に会っている現実を見つめられた。

子どもたちは人類への贈り物、教皇一般謁見

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
謁見中のカテケーシスで、父や母、兄弟、祖父母など、家庭生活を構成する家族たちの考察を続けてきた教皇は、 その締めくくりとして、「子どもたち」をテーマに取り上げられた。

人間であることには重大な意味がある

Bowers, Theron バワーズ・セロン
人類社会のすべての構成員の固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利とを承認することは、世界における自由、正義及び平和の基礎であるーー世界人権宣言前文(UDHR)

聖霊と回勅『フマネ・ヴィテ』

Pavone, Frank パヴォーン ・フランク
大聖年である2000年に備えて聖霊に捧げられた1998年は、教会が回勅『フマネ・ヴィテ』発布30周年を祝った年でもありました。しかし、これら二つの出来事はカレンダー上のつながりよりもはるかに深く結ばれています。聖霊について私達が信じることは回勅『フマネ・ヴィテ』が伝える真理をより深く理解し、受容させます。

内部被曝問題研究会への思い

Hida Shuntarou ヒダ シュンタロウ
被曝後66年、原爆放射線の被害、特に内部被曝問題が医学、医療関係者の間で公式に論議されたことがあったのか、 どうか、あったとすれば、その結果、どのような結論になっているのか、寡聞にして筆者は聞いていない。

「日本における経口避妊薬ピルについて」

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
日本で経口避妊薬ピルが発売され2009年9月で10年を迎えました。しかし、1649歳の女性人口における普及率は3%にすぎません。そのため製薬会社の援助のもとピルをすすめる副読本「ラブ&ボディBOOK」を公立中学で配布したり、推進派の各団体がマスコミを利用して普及キャンペーンを新たに展開しています。。。ピルの実態についてもう一度考えて見ましょう。

『殺戮へのチェンジ』加筆

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
異常なまでの熱狂のもとに2009年1月20日バラク・フセイン・オバマ・ジュニアは米国の第44代大統領に就任しました。米国の国内においては長引くイラク問題による疲弊感からの、世界各国においては未送Lの金融恐慌からのチェンジを期待され、またアフリカ系としての初めての大統領としてアフリカ諸国やイスラム系の各国からも心情的な応援が得られた結果と思われます。しかし選挙運動中においても彼の本当の人間性、特に最も大切な、どんなに小さくても人のいのちを尊ぶという倫理観を持っているかどうかについて論じられることはありませんでした。

殺戮へのチェンジ

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
生命尊重を伝える立場に立つ私達は、ブーム的な報道や情報を鵜呑みにすること無く、いつも、最も弱く声を上げることも出来ないちいさないのちを守る立場から、物事を判断し行動して行く必要があると思います。私達全ての者は、その昔「受精卵の時から」母の胎内でしっかりと守り続けられたからこそ、今の自分があることを決して忘れてはならないし、それゆえ感謝の心で次の世代のちいさないのちを守るために働く必要があるのです。

子宮頸がんワクチン接種と中絶

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
まず今回の子宮頸がんワクチン問題の主な要点ですが、このワクチン接種で極めて重篤な、 回復不可能な副作用が多数報告されていること、何十種類ものウイルスの中で、 サーバリックスはたった2種類のウイルスにしか効果が無いこと、接種しても効果持続期間が、 はたして何年あるのかメーカーも分からないと言っていること、含有されている各種免疫増強剤が、 人体にどのような影響を及ぼすのかなどの研究報告が全くされていないこと、 接種してもセックスしたら検診は受けるようにと、何と製薬メーカーが指示していること、 明白な事実として毎年何百億円の巨額なお金が税金から製薬メーカーに払い続けられていること。その他、「 子宮頸がんワクチンの副作用や危険性」については、ネットで検索出来ますのでそれも是非ご覧下さい。 そもそも子宮頸がんウイルスは、防ぎようの無い、インフルエンザや風疹とは異なり、 セックスをしなければ感染することはないのです。感染しても約9割の者で自然にウイルスは消え、 持続する1割の中のまた極一部が数年以上の経過を経て細胞の異形成を経てがん化するといわれます。 もしセックスを一度でも行ったなら細胞診プラスHPV検査からなる子宮頸がん検診を、3年毎に受ければ良いのです。

超低用量ピル「ヤーズ」で日本2人目の死者

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
先日超低容量ピル「ヤーズ」による国内死亡例のことをお知らせいたしましたが、早くも2例目の死者が出ました。( 10月10日報道)。今度は10代の女性です。本当に痛ましいことです。下記の医薬品医療機器総合機構の発表をご覧下さい。

「本来の自分」信仰を捨てよう
「自分を見くびってはいけない」 玄侑宗久が語る仕事-2

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
小説家とかお坊さんにとっては、どんな体験も肥やしになると考えて、私はさまざまな仕事に就きました。たぶん全体を知った上で仕事を選択した、というス タンスをとりたかったのでしょうね。ナイトクラブで水商売もしてみたし、土木作業もやりました。この機会にやらなければ一生しないだろうと思ったのがセー ルスマン。当時ワンセット二十数万円した英語教材を売るのですが、営業成績は悪くないのに売れるたびになぜかすまないような思いにとらわれる(笑)。

みんな同い年

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
「うゐの奥山」というタイトルで連載することになった。これはご承知のように、「いろは歌」に出てくる言葉である。

いくつもの春

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
日本人は何度も春を祝う。 お正月には「頌春」とか「寿春」と書き、もう春を祝っている。また節分は本来一年に四回あり、立春、立夏、立秋、 立冬の前日をすべて「節分」と呼ぶのに、特に立春の前日だけを行事として祝う。  

タケノコ狩りと自立について

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
ふつうタケノコは、「採る」ものであって「狩る」ものではない。しかし竹藪が広く、食べきれない分を宅配便で知人に 送ってもなお出てくる余分については、もう「狩る」しかない。うちでは、「やっつける」とも言っている。柄の長い鎌や 、長靴を履いた足そのものが武器になる。エイヤっと、切ったり蹴ったりして廻るのである。

帰りなん、いざ!

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
つい先日まで、福島県立美術館で「田園の夢」と題する展覧会が開かれていた。 その展覧会の副題についていたのが標記の言葉である。

事が起きれば自力が出る

「自分を見くびってはいけない」 玄侑宗久が語る仕事-3

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
このたびの東日本大震災では、多くの人が家や仕事環境を失いました。 私の住む福島県三春町にも避難してきた方々が多いのですが、 家だけではなく土地も失っていますから農業を再開しようにもかなわず、漁業はもちろん難しい。 それぞれの町の被害も甚大ですから、勤め先を失った若い人も数え切れないでしょう。 将来の計画が崩れ去ったと嘆くかもしれませんが、だとすれば別の道を見つけるしかありません。 進むべき道は自分の頭で思い描いていたことだけではないし、少ない経験の中で考えていた将来がベストとは限りません。

第3回 日曜論壇 ウォーキング・サピエンス

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
最近はウォーキングがブームと云っていいだろう。歩くことが目的で歩いている人をよく見かける。

日曜論壇 「満」と数え年

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
最近の新聞の死亡記事は、満年齢で書かれることが多い。うちの寺では死亡年齢を「数え年」で書くため、 ちょっとした混乱が起こることもある。まぁ混乱といったって、生き返るほどのことはないが……。

日曜論壇 ネコとヒトの教育

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
最近、どうも屋根裏にネズミがいるようだ。本堂の屋根裏にはハクビシンがいるからそちらには行かないのだろうが、 庫裏ではときどきネズミが何かを転がして遊んだりする。

働くことが自然な日本人
「自分を見くびってはいけない」 玄侑宗久が語る仕事-4 (完)

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
世界でもまれな気質ですが、日本人にとって働くことは決して苦役ではありません。欧米や他の国々の「ワーク」は、ノルマや義務を意味することが多いですが、日本人には、生きている限り働くことは当たり前で、寝食と何も違わない。外国の人々から「ワーカホリック」と非難を込めて呼ばれても、実はピンとこないというのが本音ではないでしょうか。

不自由ゆえの飛翔

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
三月から四月にかけて、いたく体調が悪かった。左手の小指と薬指が痺れだし、整体や鍼、整形外科のお医者さんにも診てもらったのだが、一向に改善しないのである。

迷う時間の大切さ
「自分を見くびってはいけない」 玄侑宗久が語る仕事-1

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
10代の頃には、ものを書きたい気持ちが生まれていたのですが、 その一方で家を継いで坊さんにならなくてはいけないのかという重い気分も抱えていました。 答えを出しようもなく模索していた高校時代に、哲学者の星清先生に出会います。

六歳の戦争体験

Kotoyori Manabu コトヨリ マナブ
太平洋戦争が集結して69年になります。早や戦後に生まれた団塊の世代の人達が高齢者になります。

老後の意味と価値

Billings, John ビリングス・ジョン
完成度のより高い人生のビジョン:われわれの人生は性急、動揺、そしてノイローゼに支配されている。職業や威厳、そして人間の運命といった根本的問題は忘れ去られてしまった乱れた人生である。老人によってつくられた感情的、倫理的、宗教的価値は、社会や家族や個人の調和を促がす上で欠かす事のできない資源である。この価値には、責任の意識、神への信仰心、友情、権力への無関心、慎重さ、忍耐、知識、そして平和をつくり育てる必要性を深く信じることも含まれる。老人は「持つ事」より「存在すること」のほうが遥かにすばらしいことを知っている。老人のカリスマ的資質を見習う事ができれば人間社会は改善するだろう。

人間らしく産まれて来る権利

Concetti, Gino コンセッティ・ジーノ
女性間同性愛者でも『彼女たちの』子どもをめぐって争うこともある。実際に妊娠して子どもを産んだ女性と、生殖過程には携わらずに、連れ合いの女性が妊娠することに同意しただけの女性の例である。これは、恋愛関係にあった女性間同性愛者カップルが離縁し、現在5才になる女の子をめぐって係争中という実際にアメリカであった事実である

守られるべき人間の胚

Pfeifer, Michael ファイファー・マイケル
科学と倫理が敵対者である必要がないのは明らかである。倫理的な考慮が科学やその研究に優先するべきである。道理にかなった倫理的ガイドラインの範囲における科学には、人間の役に立つ包容力があるし、合法的でも倫理的抑制のない科学は、人類の知恵を犠牲にしてしまうだけである。

人間の受精卵は「小さな生き物」であって「小さな物」ではない。

Pfeifer, Michael ファイファー・マイケル
現在、「生殖クローニング」と「治療クローニング」の違いについて議論している科学者や政治家がいる。生殖クローニングにおいては、クローンとして発生した受精卵が女性の子宮に着床し、出産に至るまで成長し、最終的には赤ん坊となって生まれてくる。治療クローニングにおいては、受精卵は研究室のペトリ皿の中で培養され、胚になるまでの間だけ成長し、その後幹細胞を取り出すためにばらばらにされる。これらの2種類のクローニングの違いは生物工学的なものであって倫理的なものではない。いずれも人間のいのちに対する本質的な尊厳を物質主義的に操作したものにすぎない。

人間の尊厳を尊重するのは、人権を守ること

Pfeifer, Michael ファイファー・マイケル
約2000年前、若い未婚の女性に天使が妊娠を告げた。ヨセフという男性に支えられて、マリアというその若い女性が困難な状況の中でキリストを産むと勇気を持って決心したことは、予期しない妊娠にどう対処すべきかという神の方針の手本として、今も残っている。もしイエスの母のマリアが、神の意志に従う代わりに中絶をしていたら、今日の私達の生活はどう変わっていただろう。ルカによる福音書に出てくる聖母マリアのご訪問の場面での、二人の未来の母親の情のこもった出会いは、胎児が受胎の瞬間から個性を持つことを、強く表している。

かけがえのない子だと実感するとき

Saishu Satoru サイシュ サトル
四番目の末っ子の星子について、この子が平穏に暮らすためとあらば、 なりふり構っていられないと意気込んだりするのだが、 実情は星子という不思議な子に逆に鼓舞されているほうが多いようである。特に教育の問題についてはそうだ。

寄稿 『原発とトイレ』

Saishu Satoru サイシュ サトル
トイレがダメになって取り替えた。立ち上がると水が流れる。至れり尽くせりである。そんなにしなくてもと思うものの、 便利であり、快適である。そんなにしなくてもという思いの中に、とにかく水が流れて、そして詰まらなければよい、 つまり、水が流れず詰まったらどうしようもない、生活が成り立たないという思いがドンとある。

”封印”された人生の復活
自殺と中絶

Sakakura, Kei サカクラ・ケイ
カトリック教会では、十一月を「死者の月」と定め、特に死者のために祈ることを呼び掛けている。しかし、 自殺や中絶をめぐっては、遺族や当事者、また第三者も、その出来事とどう向き合い、 どう声を発していいのか戸惑っている場合が少なくない。長年、自殺や中絶といった、 人生のつらさを体験した人々と多くの身近なかかわりを持ち、 カトリック教会の教えと死をめぐる問題を見つめてきた東京教区の坂倉恵二神父に、 これらの問題と死者の祈念について聞いた。

ク リ ス マ ス と 間 引 き

Sakakura, Kei サカクラ・ケイ
二十年程前の事、数人の婦人たちが「あの人赤ちゃんを産んで、御不浄(ごふじょう)に捨てちゃったんだって」 と話しながらお茶菓子を食べていたのを、私は今でも覚えている。特にここ数年、 折あるごとにその時の状況と産み落としたおばさんの顔が鮮明に浮かび上がってくるのだ。もちろん当時、 間引きが頻繁にあったのではない。しかしそれでもあの婦人たちは、 それが新聞に殺人事件として報道されるような事柄だとは、だれも意識していなかったのではないか、と思う。 私は彼女たちが間引きに何の罪も感じない時代に生きていたと言うのではない。 近世はもちろん近代にもあった間引きという現実を、あれは殺人行為だと捕えないような意識、 あるいは親の方に何か特別な事情があったと受けとる観念の名残を、今になって私は、 そんな記憶の内に見るような気がするのである。

曲がっている

Sakakura, Kei サカクラ・ケイ
幼稚園付きの教会で働いていた時、園児の父母を対象に、宗教講座を受け持っていた。平日の日中なのでお母さんばかりだったが、運動会や発表会などにはお父さんも来ていて、その子のお兄ちゃんやお姉ちゃん、小さな赤ちゃんも来ているので、家族の暖かな姿が羨ましかった事を覚えている。その中の一人の女性は、ミッションスクール卒業で、それで子供をカトリックの幼稚園に入れていた。その彼女はミッションスクール在学中も「公教要理」を受けていたし、教会でも勉強は続けていたが、何故か洗礼を受けようとはしなかった。前の年の復活祭の時も受けませんかと薦めたが、断って来た。それでもイエスの魅力には惹かれていて離れる事ができず、ずっとここまで来てしまったとの事だった。

《生きることの意味》を問い直す

Fujiwara Akira フジワラ アキラ
ある二人部屋の病室を訪問したときの話です。一人は、80歳代の女性で、もう一人は60歳代後半の婦人でした。 両者を仕切っているカーテンは開かれており、後者の女性はベットの上に正座して考え事をしているようでした。 私がお見舞いに伺ったと言って病室に入ると、彼女の方から話しかけてきました。

私の病気体験から

Fujiwara Akira フジワラ アキラ
今から15年前、釜ケ崎で病気に倒れ、大阪の公立病院で入院したときの出来事です。 病気のいろいろな症状で苦しんでいました。ある夜、9時頃だったと思います。 寝る前の検温のため若い看護師が私のところに来ました。そのとき、 私がある意味で耐えられないような表情をしていたのだと思います。その看護師は、そんな私を見て、「 私はクリスチャンではありませんが、聖書は読むのです。聖書の言葉に励まされますよね。‘ あなたがたを耐えられない試練に遭わせられることはない(1コリント10-13)’という言葉、あれ、私、 あの言葉が大好きです。」と言うのです。何か、そのとき、「神父であれば、 そのような言葉に支えられるはずではないのですか」と遠回しに説教を受けているように感じました。しかし、 その言葉を投げかけられても心に入ってこないのです。言葉が返せないのです。かえって心が重くなるのです。

私の被爆体験から

Sawada Shouji サワダ ショウジ
1945年8月6日、原爆が投下されたとき私は13歳でした。


その日私は病気で、爆心地から1400mの自分の家にいて、原爆が投下された瞬間、私は眠っていました。そのため、ピカッと光った閃光も、ドンという衝撃音も知りません。原爆の破壊はそれほど瞬間的なものでした。

東日本大震災二周年追悼メッセージ

Sawada Shouji サワダ ショウジ
東日本大震災の二周年を迎え、あの巨大地震と津波によっていのちを奪われた1万数千人の御霊とご遺族の皆さまに、 心より哀悼の意を表します。

スキャンダルが赤ん坊と魂を殺す

Brown, Judie ブラウン・ジュディ
「沈黙は金なり」という格言がある。しかし沈黙によって罪が拡大する場合、この格言は真実とは程遠いものになる。

中絶賛成派は決して敬虔なカトリック教徒ではない

Brown, Judie ブラウン・ジュディ
一世紀から教会は中絶すなわち子宮内の無力な赤ん坊を殺すことの道徳悪を唱えている。第五の戒律は正義と平和のために働き-可能な限り戦争を回避する-最も極端(かつ希少)な状況に対しても人命を守るために死刑の使用を制限することも説いている。他人の生命を奪う権利は神にしかない。我々が‐自己防衛や他の人を守るために‐その行為を自ら行う場合、他の選択肢が全くない事を確認するべきである!また、病気、死が間近に迫っている、身体障害を負っている、あるいは精神を患っている人を安楽死させたりその生命を故意に奪ったりすることは道徳的に許されない。教会は病気の人々に対して行われるべき通常の医療を要求しているが、高負担、危険あるいは極端な医学的処置が必要とは限らない。

母親の証言

Brown, Mary ブラウン・メアリー
私たちの生活の中には、とても意味深く、記憶から消えない瞬間があります。私のそのような瞬間を皆さんと分かち合いたいと思います。

緩和ケア「楽に死なせて」

Shea, John B. シー・ジョン
緩和ケアとは死が間近に迫った人に提供される介護である。「苦痛緩和」には死に行く人の苦しみを軽減するという意味がある。そのやり方について、現在活発な議論が行われている「死に行く人」という言葉は、正しく解釈するならば、最大48時間以内に死亡すると合理的に予想できる人に当てはまる。ただし、「差し迫った」という単語の意味についても活発な議論が行われている。こうした議論に拍車をかけているのが、『生命の質』、ある種の生活に「生きる価値があるかどうか」、並びに「生きる価値がない」と思われる生命を維持することの「費用対効果」に対するさまざまな判断である。

中絶に関する考え方が変わった看護婦

Shafer, Brenda シェイファー・ブレンダ
1996年3月21日のアメリカ合衆国下院、司法制度に関する憲法委員会の小委員会での、パーシャル・バース・アボーション禁止法案に関する公聴会での正看護婦であるブレンダ・プラット・シェイファーの証言(公聴会記録1833号)(1996年4月1日に部分的に再び証言)

≪ 感情(1)〜(3)≫

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
今回は、感情について考えていきたいと思います。人間は、誰しも感情をもっています。 あまり感情を表に出さない人がいますが、そのような人を見ると何か不気味で、能面のような顔に見えます。感情とは、 神からわたしたちに与えられた賜物の一つです。ある人は、「感情は良くない」と思っているかもしれません。もし、 感情が良くないものとするならば、なぜ、神はわたしたちに与えたのでしょうか?神は、すべての被造物を造られたときに 、「良し」と言っています。神が「良し」と言われたということは、そのものは完全であり、善であるということです。 人間の場合、その後に罪が入り込んでしまい、完全な善の存在とはいえなくなりましたが、その罪を通して、 わたしたち人間が、成長する一つのきっかけにもなります。

コミュニケーションの大切さ(3)

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
今まで二回にわたり、コミュニケーションツールと「聴く」と言うことについてお話ししてきました。最後に、コミュニケーションにおいてもっとも大切なことだと思うことをお話ししたいと思います。それは、表題にもある「そのままのあなたでいい」と言うことです。これは、そのままの「わたし」というのは、何ものにもかけがえのないものだと言うことです。「わたし」はわたしであって、あなたでも、彼でも彼女でもないのです。その「わたし」ということをコミュニケーションにおいては尊重し、生かし続けることが大切となります。

コミュニケーションの大切さ(1)

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
現代社会は、IT(情報技術)社会と呼ばれています。数年前までにはほとんどなかったインターネットの発達と携帯電話の普及が急速に進んでいます。特に携帯電話は、小学生の四分の一が持っていると言われているほど、老若男女が持ち歩いている機械です。また、ただ通話するだけではなく、インターネットのホームページが検索できたり、eメール(電子メール)が利用できたりと、携帯端末として発展を続けています。これらのものは、現代社会においては、もはや欠かすことのできないものとなりつつあります。でも確かに便利ですが、そこに潜む落とし穴もあります。

コミュニケーションの大切さ(2)

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
コミュニケーションをするにあたって欠かすことのできないことは、相手の話を「きく」ということではないでしょうか?でも「きく」といっても、いろいろな意味合いがあります。

自殺について

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
自殺に関する考え方も、公会議前と公会議後では大きく変わった点の一つです。公会議前は、教会法によって、教会での葬儀は認められていませんでした。それは、自殺した人が、「大罪のまま死んで、地獄に行ったので祈ってもしょうがない」、という考え方からだったのでしょう。

新出生前診断〜中絶〜

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
先週の金曜日(11月22日付)の毎日新聞のトップページに、「新出生前診断『陽性』53人が中絶」 という記事が載っていました。

生命倫理について (2)

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
タレントの向井亜紀さんのことで、代理母がマスコミに取り上げられました。代理母は、カップルの精子と卵子を受精させ、その受精卵を自分たちとは関係のない別の女性の子宮を借りて、着床させ、子どもを産ませるというものです。いくつかの問題があると思いますので、整理しながら考えてみたいと思います。

生命倫理について(1)

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
「赤ちゃんポスト」や「代理母」などといったことが今世の中を騒がせています。そこで、今回より生命倫理について考えてみたいと思います。

生命倫理について(5)

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
前回に引き続きもう少し、堕胎について考えてみたいと思います。厚生労働省が平成13年に母体保護統計を発表しました。その中に人工妊娠中絶についての統計報告があります。それを見てみますと意外なことに気づかされます。

福音のすすめ〜聖家族〜

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
主の降誕を祝った、次の1 2 月の主日は、聖家族の祭日となっています。今年の場合、主の降誕の二日後にあたる今日、お祝いすることになります。 ここで、聖家族とは何かということを、皆さん、おわかりかとは思いますが、復習のつもりで聴いてください。 聖家族と呼ばれるのは、イエスとその母マリア、そして養父のヨセフのことです。なぜ、聖家族と呼ばれるのかというと、 神の独り子であるキリスト・イエスが神から人間として派遣されてこの世に来たときの家族だからです。 もう一つ付け加えると、キリストは、神そのものであると同時に人間でもあります。つまり、 同時に神と人間の両方を持ちあわせているということです。ですから、 神を子どもとして与えられたヨセフ一家が聖家族と呼ばれるようになったのです。そして、この聖家族が、 わたしたちの家族のモデル、見本となります。そこで、今日は、家族について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

「食の砂漠」高齢者のむ

Shimokawa, Masahiro シモカワ マサヒロ
人口減少による過疎化と高齢化に直面する我が国の地方においても、生活インフラの弱体化問題は対岸の火事ではない。 2010-2020年において、人口の減少率は人口が少ない地域ほど高く、 過疎と高齢化は一緒に進むものであることがわかっている。日本国内でも、 交通手段を持たないお年寄りらが生鮮食品を食べられなくなる「フードデザート(食の砂漠)」が広がっているようだ。 大型店の郊外進出や車社会化で、中心市街地の商店が廃業していることが、「買い物難民」の増加を深刻化させている。

DARK法が可決された今、非GMO(遺伝子組み換え食品)に未来はあるのか?

Jeffrey Smith ジェフリー・スミス
こんにちは、責任ある科学技術研究所のジェフリー・スミス(Jeffrey Smith)です。今日は、先日可決された下院法案H.R.1599とGMO計画の将来について、 コメントしたいと思います。

いのちは研究より大切

Heldrick, Mark ヘドリック・マーク
幹細胞とは、私達人間の初期の告ャ単位である。人間が持つ210もの異なる組織はすべて、これらの基本細胞から出来上がっている。この幹細胞は、例えば脳や心臓や皮膚といったどんな組織にもなる可柏ォがあるので、この細胞は人の臓器や身体の一部をゼロから「作り出せる」新しい時代への鍵になる、と科学者達は考えている。この新たに台頭してきた学問分野は、組織工学と呼ばれている。幹細胞は、出生後の人の身体にも、生まれる前の胚にもある。この細胞を使用するにあたって、次の2つの質問が重要になってくる。一、幹細胞を使った治療法は効果的なのか?二、胚性幹細胞の使用は倫理にかなっているのか?

勇気の使徒職  メンバーのあかし

Jim B ジム ビー
四旬節が近づき、私は自分の霊的生活で改善すべき点のリストを作っています。直すべき所がいろいろありますが、 今ある自分に心は喜びで満たされます。Courageのメンバー、Encourage(励まし)の支援者としての役割 、祈りの生活、小教区の活動のおかげで、キリスト者としての良い、健全な、貞潔な生活を送ることができています。

重い障害をもった方の終末医療についての仮討論

Sugimoto, Tateo スギモト・タテオ
生まれてから40年、S君は一度も言語を持たず歩行も獲得しませんでした。両親の在宅で人生を送らせるという想いで30年間、山深い小さな村で育ちました

どうする医療と介護(序文)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
私たちはたとえ元気でも、年齢を重ねれば、いずれ病気になり介護を受けます。若者は老人になり、震災や事故で障害者になる可能性があります。このような運命を背負った私たちにとって、生命の必要経費ともいうべき医療介護の惨状をこのまま放置していてよいのでしょうか。

いのち短し 恋せよ少女(比較文化論)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
昭和27年、黒澤明監督、志村喬主演の映画「生きる」が公開された。市役所の課長渡辺勘(志村喬)は、毎日書類の山と判子を押すだけの日々であった。市役所では形式主義がはびこり、住民の要望はたらいまわしにされていた。渡辺は30年間無欠勤の53歳の役人だったが、ある日、自分が胃ガンで余命4ヶ月であることを知る。

エビデンス・ベースド・厚労省

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
未曾有の経済危機と就職難、金メダルゼロと若者の学力低下、これらを示すまでもなく日本の国力が低下していることは誰もが認めることであろう。労働人口の低下と非労働人口の増加、つまり国力低下は少子高齢化によるものと思いがちであるが本当だろうか。

ハンセン病治療に尽力の医師(昭和45年)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
昭和45年12月12日、ハンセン病(らい病) の治療に尽くした小笠原登医師が肺炎のため故郷の愛知県甚目寺町の円周寺で亡くなった。 82年間の名誉ある人生であった。

コインロッカーベビー(昭和48年)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
アメリカで生まれたコインロッカーは、昭和39年の東海道新幹線の開通に合わせるかのように日本にも登場し、以後、大阪万博開催などの旅行ブームとともに全国の駅にコインロッカーは増えていった。それまでは手荷物預かり所で住所や氏名を書かなければいけなかったが、匿名性と便利性がうけ、昭和48年には全国のコインロッカーの数は18万個に増えていった。コインロッカーの使用期間は4日間で、それを超えると鍵が開けられ、中身は2ヶ月のあいだ駅で保管されて開放される仕組みであった。この匿名性と密閉された空間が犯罪に用いられるようになった。

荻野久作博士 (世界の荻野) 4

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
オギノ式避妊法が世界的に有名になったのはスマイダー医師の宣伝がきっかけであったが、 オギノ式避妊法がキリスト教の教義に反するかどうかの議論は決着がつかないままであった。 非公式にはヴァチカンはオギノ式避妊法を認めていたが、オギノ式避妊法に賛成する信者もいれば、反対する信者もいた。 キリスト教はそれまで堕胎はもちろんのこと、避妊さえも公式に認めていなかった。 性行為は子供を作ることが目的であって避妊は堅く禁じられていた。妊娠中の性行為、不妊症夫婦の性行為、 性器以外を用いた性行為、このような妊娠に結びつかない性行為の是非が議論されていた。旧約聖書では、オナニー、 膣外射精でさえも罪とされ、オナンが神に罰せられたと書かれている。しかし時代の流れの中で、 キリスト教がそれまで罪悪視してきた避妊を認めるべきではないかとの議論が盛り上がってきた。 妊娠に結びつかない性行為を宗教的にどう扱うかが議論されるようになった。

幸福と豊かさを考える責任

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
平成18年9月、英国の社会心理学者エードリアン・ホワイトが、世界各国の国民の幸福度の順位を示す「世界幸福地図」を作成しまた。178ヶ国を調査対象として、各国の基礎データや国際機関の報告書を調べ、8万人から聞き取り調査を行い、幸福度を調べたのです。その結果、1位はデンマーク、2位はスイス、3位はオーストリア、米国は23位、英国は41位、中国は82位、日本は90位、韓国は102位、インド125位、ロシア167位でした。アジアではブータンが8位、マレーシアが17位、台湾は68位、香港は63位、シンガポールは53位で幸福度は日本より高かったのです。つまり日本は幸福度後進国と言えるのです。

終末期医療

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
私たちは、生まれた瞬間から死を約束されている。生まれた瞬間から死刑宣告を受け、その執行を待っているようなものであるが、実際の死刑囚と違うのは、私たちはその事実から常に目をそむけ、死をタブー視していることある。

成人T細胞白血病(昭和51年)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
昭和47年頃から、熊本大学の高月清教授は成人に特有な新しい型の白血病を何例か経験していた。白血病は白血球がガン化する病気である。高月清が経験した白血病は、白血球増加に加え、リンパ球細胞の核に花びらのような切れ込みがみられる点が他の白血病と違っていた。さらにこの奇妙な白血病患者は九州、特に鹿児島出身者に多いという特徴があった。昭和52年、高月清はこの白血病を医学雑誌Bloodに記載、成人T細胞白血病(ATL:AdultT-cellLeukemia)という新しい疾患概念を提唱した。

生きる意味

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
私たちは何のために生きるのか。「病院のため、患者のため、人々の平和のため」これらは試験では模範解答であろうがウソである。「欲望のため」この答えは正直で、そのように思い込めれば、それもよいだろう。しかし好きにはなれない。「愛する人のため」これは正しいが、愛する人が死んだら、何のために生きているのか分からなくなる。

癒しの医療

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
医師にとって大切なことは治しの技術と癒しの心である。そして著しい医学の進歩のため、医学生、研修医、 医師の多くは最新の医療技術の習得に時間を取られ、その陰に隠れた癒しの心がおろそかになっている。

恍惚の人(昭和47年)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
恍惚の人とは有吉佐和子の小説「恍惚の人」から生まれた言葉で、恍惚の人はすなわちボケ老人を意味していた。小説「恍惚の人」が昭和47年6月に出版されると大きな社会的反響をよび140万部を売り上げるベストセラーとなった。小説の題材としては暗く深刻になりがちなボケ老人を恍惚の人というネーミングを用い、全体的に明るくユーモアを含んだタッチで書かれていた。

女から女への遺言状

Suzuki Shizue スズキ・シズエ
昭和20年8月15日、玉音放送がありました。雑音混じりの、よく分からない天皇さんのお声が、どうも「戦争負けて止めた」と言うてるふうにとれてね。 負けたと言うたわ。ということで皆ぼけーとしてしまいました。その時、私は、あ、口惜しい負けたと思ったのかそれとも 、あ、済んで良かったと思ったのか、その時の事考えたら何も覚えていないんですよね。

やさしく殺して:無意味な延命治療の革命

Smith, Wesley スミス・ウェズリー
文字通りいのちが危険にさらされているにもかかわらず、マスコミはその問題は難しすぎて大衆向けしないと判断して一般的にヒュータイルケア問題を無視してきたのです。その結果、ほとんどの人が医学の倫理基盤が自分たちの足元で変わりつつあることに気づかないでいるのです。しかし、前もって警告しておけば前もって準備できるのです。新薬の提供者が、無力な患者と患者が希望する生命維持治療の間にどんどん立てている障壁を乗り越えるつもりがあるなら、患者と家族は受けたい治療を求めて戦う準備をしなければなりません。

美徳の倫理を中絶の問題に当てはめる

Smith, Janet スミス・ジャネット
道徳論では、倫理的な人生を送ることの重要性は、人がその言動において、良くも悪くも成り得るという事実にあると言われている。すなわち、人の言動のひとつひとつ、つまりは人間要素の意図的な選択から生じる個々の言動が人の種類、言い換えると、個人が持つ人格を決定するのである。したがって、個人が持つ人格は、その人の意思決定に影響する。この見解に同意する人にとって、道徳的要素の観点から行動の正否を判断する上で最も重要になるのが、「このような言動により、自分はどんな人になるのか?」という疑問である。

人間の尊厳の根本

Suwa, Eijirou スワ・エイジロウ
そもそも正義と平和の実現には生命への尊敬が根底にながれていると思われます。では人間(生命)の尊厳はどこに根拠をもつのでしょうか。

学ぶべき時 「ある10代の母親の思い出」

Bemboom, Amy ベンブーム・エイミー
当時の私に未来がどんなものであるかなどわかりっこなかったと言う人もいる。だからこそセックスするか機を待つかという選択が重要だったのである。もちろん未来のことはわからなかった。でも行為に対してある結論が存在し、それは私が待つことを選んだ場合よりもずっと辛い結末を招いたのであった。

NHKクローズアップ現代、ある少女の選択

Honda, Jirou ホンダ・ジロウ
田嶋華子さん(享年18)は、8歳で心臓移植。さらに15歳で人工呼吸器を装着し、声も失った。『これ以上の「延命治療」は受けたくない』と家族と葛藤を繰り返した華子さん。自宅療養を選び、「人工透析」を拒否して、9月、肺炎をこじらせて亡くなった。華子さんの闘病を1年にわたって記録。(NHKホームページより抜粋)

遺棄される老人たち

Honda, Jirou ホンダ・ジロウ
高齢者の不在問題が急速に楓ハ化している。恐ろしい話である。 いったいその高齢者たちはどこへ消えてしまったのだろうか?特に実子など、一親等の身内がいることが明らかにもかかわらず、生死の確認もできないというのは尋常ではない。

最近目にした驚くべき数字。その2

Honda, Jirou ホンダ・ジロウ
これは以前から信じられなかった数字ですが、日本の自殺者の数です。年間約33000人。平成15年が34000人でそれ以降多少減少してはいるものの、ほぼ横ばいです。1日約90人が全国で自殺しているという、単純計算になります。この数字は自殺と断定されたケースのみで、変死者や失踪者を含めると年間10万人近くなるという説もあります。異常な数値だと思います。

「遺伝子診断と差別」生まれる苦しみ

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
芥川竜之介作『河童』は昭和2年に書かれた。物語は痴呆症の主人公によって語られる。「けれどもお産をするとなると、 父親は電話でもかけるように母親の生殖器に口をつけ、お前はこの世界へ生まれて来るかどうか、 よく考えた上で返事をしろ、と大きな声で尋ねる・・・すると細君の腹の中の子は多少気兼ねでもしていると見え、 こう小声に返事をした。僕は生まれたくはありません。第一僕のお父さんの遺伝は・・・」。

「痴呆症とお彼岸介護」老いる苦しみ

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
前回紹介した物語『河童』の主人公は痴呆症だった。痴呆症、それは高齢化が進んだ現代、年老いての主な苦しみの代表だ。四門出遊伝説によると、お釈迦様 は東の門から出ていって一人の老人に遇った。その老人は老衰のあらゆるさまをあらわし、脈絡はふくれ、歯はかけ、 皺だらけで、杖をついてよろめき、手足がふるえていた。当時は、まだ痴呆症は主要な老苦でなかったようだ。

2003年正月号「藪医迷僧の診療説法」藪医者生臭坊主

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
「何か知っていて役立つ医療知識を、なるべく楽しく、抽象論議などは控えめに」という原稿依頼だが、 私には難しい注文だ。苦しむ人との付き合いの毎日だから、楽しい話など思いつかない。

医師として僧侶として

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
私は寺で医療を行っている。それで全日本仏教会から推薦を受け、ローマ教皇庁医療国際会議に計4回招待された。 そこで仏教の立場を発表するとともに、他宗教の状況を知る機会を得た。この会議では、 毎回異なる重要な医療関連のテーマについて、 広い分野から30名くらいの専門家が講演を行う。実質的には医療に従事するカトリック宗教者の勉強会といえる。 ローマ教皇庁関連の医療機関は世界中に10万8千もある。会議は3日間で、 約80ヵ国から800人くらいが参加している。

生死の移行期間

Takami Haruhiko タカミ ハルヒコ
時折、ぼこにゃんが目の前にいることが現実なのか夢なのか一瞬分からなくなることがある…と薄々思っていたら、 実は妻も同じようなことを思っていたようです。

原発が、愛媛県の回答を見て余計に怖くなりました。

Takechi Shinnzou タケチ シンゾウ
原発の万が一の事故に関して心配ごとを県知事へのメッセージで訴えてみましたが、最も心配なことには全く無回答でした 。 私だけの、思い込みだといいのですが、やはり気になりブログへも出してみることにしました。 多くの方に考えていただければと思います。 最も気がかりなことは 東京電力でも持て余している事故対応を、会社の規模が10分の1程度の四国電力がどのように対応できるのだろうとの心配です。 以下はその心配の項目です。

「ハンセン病回復者の闘いと祈り」
すべてのわざには時がある

Tamashiro Shige タマシロ シゲ
夫が留守の間に、私は医局に呼び出されました。着の身着のまま、何の前ぶれもなく呼び出され、 何の用事かと思って行ったところが、いきなり手術場に連れていかれて、もうそこで堕胎ですね。 手も足もガタガタ震えながらも、いろんな所を縛られて、台にあがりガタガタする。そこで言われた言葉は、 今でも思い出すと、脳天と胸の中に釘を打たれた思いがします。このまま死んだほうがましだ、もうどうにもならない、 もう殺してください、と言いたい思いがしました。「ぼやぼやするな。早くその上にあがれ」 って女医さんと婦長さんに尻たたかれながらした堕胎のあの光景は、その時言われた言葉、痛みとともに、 今でも思い起こされ、これは死ぬまで忘れることができないことだと思っています。

生命に特許はいらない!キャンペーン

McCartin, Paul マッカーティン・ポ−ル
カナダの大規模農夫であるシュマイザー氏は遺伝子組み換えでない菜種を蒔いた。知らないうちに遺伝子組み換え菜種に変わった。近くの農場の遺伝子組み換え菜種の花粉が(風によって?)飛ばされてきてシュマイザー氏の菜種を汚染したという事だろう。これでシュマイザー氏が遺伝子組み換え菜種を作成する事になった。作成するつもりはなかったけど。(作りたくなかった。)遺伝子組み換え菜種の種子はモンサント社が特許を所有しているので作成するには当社に使用料を払う必要があるが、彼は勿論払わなかった。法律上ではシュマイザー氏がモンサント社の製品を盗んだという事でモンサント社は彼を訴えて最高裁判所で勝った。モンサント社の製品がシュマイザー氏の菜種を勝手に汚染したのに加害者が勝ち被害者は負けた。カナダの特許法は加害者の味方だった。

生命に特許はいらない!キャンペーンニュースレター

McCartin, Paul マッカーティン・ポ−ル
この地球上には、バイオ燃料を基盤とする経済に切り替えられるだけの、必要な量のバイオマスは存在するのでしょうか?  答えは明らかに「ノー」です。地球は危うい「オーバーシュート(定常値を超えた)状態」にあり、 地球生態系の急激な悪化と、壊滅的危機への限界点が切迫している現状を見れば、いまバイオマス生産量の「許容レベル」 を定めようとするのは、出血している患者に献血を強要するようなもので、不適切であることがわかるでしょう。

生命に特許はいらない!キャンペーンニュースレター

McCartin, Paul マッカーティン・ポ−ル
GM食品の摂取により、私たち自身のDNAも変化することが、科学的に証明されている。

生命に特許はいらない!キャンペーンニュースレター

McCartin, Paul マッカーティン・ポ−ル
ニューヨーク・タイムズ紙が伝えたところによれば、米国およびカナダで栽培されているGM作物は、全体として見ると、 収量増にも化学農薬の使用量減にも結びついていない。

胚の本質について

McManaman, Doug マックマナマン・ダグ
ヒトのいのちが受精の瞬間から始まるのかどうかという疑問は、厳密には哲学的な問題である。だからと言って、よく言われているように、この疑問に対する確固たる答えはなく、胚がヒトかそうでないかは見解の相違に過ぎないという意味ではない。その意図は、この問題が感覚あるいは調査によって解決するものではなく、解決には論理が必要という点にある。発達中の胚の状態について、同じデータを持つ発生学者2人が、2つの相反する結論を導き出す可能性が考えられる。双方でデータが同じなら、その結論の違いは科学的データが原因ではない。むしろ、彼らの見解の不一致は、その論法によるものと言える。にもかかわらず、哲学では、科学に頼ることで、この問題を論理的に解決しようとしている。哲学者は、ヒトの胚に関する科学的データなくして、胚の地位や生命の始まりにおける問題を解消することはできない。

愛は徳によってのみ得ることができる

McManaman, Doug マックマナマン・ダグ
我々は愛について歌い、愛によって問題が解決すると信じている。たいていの場合、これは真実である。しかし、破綻する夫婦は増え続け、家族は崩壊している。子どもも暴力的になっているように思われる。我々の解決策、つまり愛情を持つということがあまりに単純で、それが問題を困難にしているのではないだろうか。人間の本質はもっと複雑である。我々の解決策は、より大きな貯水池を作ろうとした町人たちの解決策と同じように、理屈に終始しているのだ。

「死」は存在しない

Matsunaga Tadashi マツナガ タダシ
今日はお昼にお客様がありました。僕のホームページの「小児がんに挑む」に出て来るりかちゃんのママです。 りかちゃんママとは、りかちゃんの闘病中に延々といろいろな話しをしましたが、闘病が終わった今も、 不思議な事に話すことが山ほどあります。で、今日はちょっと硬い話しを。

私たちの中に潜む差別思想

Matsunaga Tadashi マツナガ タダシ
相模原で知的障害者を19人も刺し殺すという大変いたましい事件が起きました。殺された人数の多さも衝撃的ですが、 事件の本質は何と言っても犯人の動機にあります。「障害者は死んでくれた方がいい」 このような歪んだ考え方が19人もの大量殺人につながったと思います。

いのちの文化

Matsunaga, Youji マツナガ ヨウジ
いのちが大事にされる世界、わけても力なき者のいのちが尊ばれる世界の実現は「夢のまた夢」かもしれませんが、近しい人との関わりの中で実現に努めたいと思います。現実は死の文化が幅を利かしている社会だと思います。であればなおさらのこと、そこにいのちの尊さを示し、いのちの文化の存在を示せれたらと思います。

人の誕生をめぐる倫理(2002年)

Matsumoto,Nobuyoshi マツモト・ノブヨシ
キリスト教社会では、長い歴史を通して、人は、「結婚」した「一夫一婦」のカップルの「性的関係」 の結果生まれるのが当然で、他のケースは非倫理的なものとして捉えられて来ました。ところが、現在、 ある社会で認知されているものには、「結婚していない」女性から生まれたり、「一夫多妻」の環境の中で生まれたり、 人工的受胎(人工授精・体外受精等)に見られるように「性的関係なし」に生まれたりしているケースがあります。 これらのケースは、皆、非倫理的と断罪すべきことでしょうか。まず、この点に関して考えてみましょう。

人間の尊厳性

Matsumoto,Nobuyoshi マツモト・ノブヨシ
人間の尊厳性について考えるための導入の一つとして役に立つと思われるのが「人を殺すこと」について考えさせることです。

性(セックス)

Matsumoto,Nobuyoshi マツモト・ノブヨシ
まず、今回資料として使用する日本性教育協会の『青少年の性行動』という報告書について少し説明しておきましょう。この調査は、1974年に総理府青少年対策本部の委託を受けて実施して以来、7年ごとに行っており、現時点では、第4回目にあたる1994年発行のものが最新のものです。同調査は、監督者が学級におもむいて簡単な説明を行った後、質問票に解答を記入してもらい回収するという方法をとっています。第4回目のものも、大都市、中都市、町村の9地域における中学生から大学生まで、約5千人をこの方法で調査しており、その内容の客観性と信頼度はかなり高いと思われますので、発行者の承諾を得て、ここでもそれを利用させていただきます。

癒された傷

Malkos, Kimberly マルコス・キンバリー
私がその診療所にたどり着くのは並大抵のことではありませんでした。私は妊娠してしまいました。だけども彼のことを愛していました。だから彼と結婚して子どもを育て、ずっと幸せに暮らしていけると思っていました。しかし、すぐに誰もが私が思い描く「愛」を感じるわけではないと気づきました。私のボーイフレンドは失踪してしまったのです。私は一人取り残され、暗闇に立ちつくしていました。

「器の法則」その1

Mizutani Morihito ミズタニ モリヒト
昨日は久しぶりにスピリチュアルな勉強会に参加してきました。神光幸子さんが主宰する神光塾です。神光さんの話は、地にしっかり足をつけたスピリチュアルなので聞いていて違和感がありません。「せっかく3次元の世界に生まれてきたのだから、この3次元をちゃんと生きよう」というものです。

「器の法則」その2

Mizutani Morihito ミズタニ モリヒト
「器の法則」その2です。 今起こっている問題、トラブル、試練は、今のあなたの「器」に合った程度のことです。 これはよく聞きますね。 「神は乗り越えられない試練は与えない」とか。

【朝礼にて】松田くるみ社長の話

Mizutani Morihito ミズタニ モリヒト
今日の朝礼は、松田くるみ社長の話でした。ある読者の方からいただいたはがきにに書かれていたものを読んだのですが、めちゃくちゃ感動しましたので、 みなさんとシェアしたいと思います。

映画『ペイフォワード』の言葉

Mizutani Morihito ミズタニ モリヒト
冒頭で中学の先生が生徒に授業で語りかける言葉 「君たちのまわりには世界というものがある。そして、 その世界をいくら拒もうとしてもいつかはそれに関わらざるを得なくなる。だから今から世界について考えておくべきだ」

生前記憶

Mizutani Morihito ミズタニ モリヒト
NHKの朝ドラ。『花子とアン』、毎日見ています。 最近、花子の長男・歩君がわずか4歳で、天国に逝ってしまいました。母親の花子は「 私みたいな母のところに生まれてこなければ、あゆむはもっと幸せになれた。 私の子なんかに生まれてこなければよかったのに」と号泣します。

「いのちへのまなざし」を読みましよう。

Miyashita, Ryouhei ミヤシタ・リョウヘイ
もう皆様にもミサなどで紹介しています、「いのちへのまなざし」を是非お読みください。

2種の異なった中絶薬: モーニング・アフター・ピル(MAP)とRU-486

Mosher, Steve モッシャー・スティーブ
何人かの人々は、RU-486を「中絶薬」と呼びますが、実際、2種の異なった中絶薬が現在アメリカで広範囲に普及しています。1つは、しばしば妊娠初期に、別の薬と組み合わせて中絶を引き起こすために使用される、RU-486(学名ミフェプリストン)です。 もう片方が、ブランド名Plan Bとして販売された、モーニング・アフター・ピル(MAP)でそれは、ただ標準の経口避妊薬ピルの多量バージョンです。両方が胎児を殺します。出生率の低い私たちの国で、子どもを皆殺しにしている2種の中絶薬があることを意味しています。そして、このすべてが時々、通常の低用量ピルが中絶薬にも作用する可能性があることから切り離して考えられています。

失業中の父親

Moynihan,Carolyn モイニハン・キャロリン
男性たちが時々苦情を言うように、主婦であった多くの女性たちが労働力として社会進出するなど、過去50- 60年の間に、女性と母性に影響を及ぼすさまざまな変化があったなかで、男性たちのことが見落とされる傾向にあります 。しかし、変化する経済の中で男性たちの失業率が高まっていることにより、最近、人類の「男性」 が再び注目されるようになっています。安定した仕事に就けず、結婚出来ない男性たちについて、しきりに語られています 。

社会の中の教会をめざして
平和の使徒となるために

Moriyama Shinnzou モリヤマ・シンゾウ
出エジプト記3:7 主は言われた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみをつぶさに見、 追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。3:8 それゆえ、わたしは降って行き、エジプト人の手から彼らを救い出し、この国から、広々としたすばらしい土地、 乳と蜜の流れる土地、カナン人、ヘト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の住む所へ彼らを導き上る。3:9 見よ、イスラエルの人々の叫び声が、今、わたしのもとに届いた。また、エジプト人が彼らを圧迫する有様を見た。3: 10 今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」

子どもたちを私のもとに来させなさい。妨げてはならない

Laffitte , Jean ラフィット・ジャン
今日はローマから教皇庁家庭評議会局長のジャン・ラフィット司教様をお迎えしました。 本日の講演会のテーマは「子どもたちを私のもとに来させなさい。妨げてはならない」です。 司教様は、フランスのサントマリーで1952年にお生まれになり、現在58歳です。 1989年21年前に司祭に叙階され、2009年10月に教皇庁家庭評議会の局長に任命され、 12月12日に司教に叙階されました。カトリック信徒の団体である、エマヌエル共同体のメンバーでもおられます。

秘密の誕生

Reardon, David リアドン・デビッド
中絶が手っ取り早く行えることは解決にはならない。むしろそれは問題である。中絶は彼女たちがなんとかして避けようとしていることなのだから!十代の若者が中絶をいとも簡単に選択できる状況は、同時に簡単に希望しない中絶を強要される可能性を持つことになる。この後者の恐怖こそが彼女たちを追い込こんでいるものなのである。中絶、幼児殺人そして赤ん坊を捨て去ることはすべて恐怖と絶望が招く行為である。そして若くして父親、母親になることを認めようとせず、むしろ批判、虐待、強要を押しつけようとする社会の象徴でもある。唯一の解決策は、若い男女に無条件の愛情をそそぎ、生き方を認める支えの手を差し伸べることである。特に今日のような死に満ちた社会においては、しかし、それはとても難しいことである。

もつれた生命のリボンを解く

Lejeune, Jerome ルジューヌ・ジェローム
彼らの発見により、受精後1週間の胚であっても、最新の技術をもってすれば、その胚が「男性なのか女性なのか」を識別することが可能になった。その結果、受精後1週間の胚が男か女かを突然知ることになった法律家が、その胚が同時にヒトでもあることを無視してしまうのではないかという懸念が生じている。

ヒトはいつからヒトなのか?

Lejeune, Jerome ルジューヌ・ジェローム
ヒトはいつからヒトなのか?この質問に対し、最新の科学に基づいてできる限り正確な答えを出したいと思う。現代の生物学では、祖先は物質的連鎖の連続によって子孫を残すことが明らかになっている。すなわち、男性の細胞(精子)によって女性の細胞(卵子)が受精することで、その種に新しい生命が誕生する。生命は非常に長い歴史を持っているが、各々の生命は、とても貴重な出来事、すなわち受精の瞬間から始まっている。

クリスマス:ベツレヘムで、羊飼いたちと夜通しの番をして

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
ルカ福音書はクリスマスの物語を語りながら、イエスが生まれたとき、羊飼いたちが夜通し番をしていたと伝えています。闇のなか、羊飼いたちは何の番をしていたのでしょうか? 羊の群れを脅かすかもしれない外敵が来ないように見張っていただけではありません。彼らは光を求めていました。取り巻く闇を明るく照らしてくれる光を。

ヨハネ・パウロ2世の死去によせて

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
ヨハネ・パウロ2世が私たちに遺したものを無批判な賛美をもって受け取ってはならない。そのような賛美は、ときに目立ちすぎる彼の人間性を余りに素早く奪い去るからである。私たちは彼の欠点も知っていた。しかし、キリストのように彼は立ち去り、私たちは彼が遺した精神とともに残された。今や以前にもまして純粋に与えられる彼の精神は、私たちの魂を育み成長させてくれる強力な栄養源である.

神と生命を見つめて

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
祈りによって神に現われてくれるのを願うのではなく、自分達が神に近づこうと思えばいい。人生の中に美や愛を見いだすのも、基本的に方法は同じである。神と同様に、それらはすぐ側にある。自分がそれに近づけるかどうかが鍵となる。

待降節:希望を現実へ

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
イエスの母、マリアはこのことを一番良くあらわしています。彼女は私たちに希望を示しています。彼女がその約束を信じているだけでなく、彼女は妊娠し、懐胎し、彼女自身の肉体を提供し、それを現実のものとするために出産の痛みを経験し、かよわい新しい生命を世界を救った力強い成人になるまで世話しました。そこに彼女は賞賛ではなく模倣を必要としています。

道徳上の孤独

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
孤独は私達の生活のまさに真ん中に横たわっています。孤独や落ち着きのなさや分離を感じることは、私達の生活の危機を経験しているということではありません。それは、心の中で燃える炎です。私達は安らかな存在ではなく、時折落ち着かなくなります。しかし、落ち着かない存在も、時折落ち着きを経験します。これは、私達存在のすべてのレベルにおいて真実です。それは、身体、心、魂、性的関心においてです。私達は永久に落ち着けず、何かに追われているようで、飢えて、何かを求め続けている生き物です。決して、他人と完全に結合しません。

涙の谷で嘆き悲しむ

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
「我々の人生は短いもので、哀しみと喜びがどの瞬間にも顔をつきあわせている。人生のどの瞬間にも必ずつきまとう種類の哀しみがある。曇りのない純粋な喜びなどなく、生きていく上のどんな幸せな瞬間でも、私達は哀しみの片鱗を感じるものであるらしい。どんな満足感にも、限界の存在を感じる。どの成功にも、嫉妬への恐れがある。すべての微笑みの後ろには、涙がある

ダイアン・ブラッドさんの訴訟

Watt, Helen ワット・ヘレン
死人や意識不明の人から精子を取り出すという前承諾が与えられていてもそうでなくても、いずれにせよ、子どもの誕生のために遺伝の材料の源として死人や意識不明の人を利用することは間違っています。

こころと魂の健康(2)強い、弱い

Watanabe Toshihiko ワタナベ トシヒコ
「あの人は強い人だ」「私は弱い人だから」と、人や自分を評価する言葉として「強さ」「弱さ」がしばしば用いられます。

こころと魂の健康(3)自己概念

Watanabe Toshihiko ワタナベ トシヒコ
私には、大手企業の人事課に所属する大学の後輩がいます。ある時私は、後輩に採用面接の際「どんな質問をするのか」「 何を目的に質問するのか」を尋ねたことがあります。すると、「自己理解がどの程度できているかを知るためだ」 というのです。

こころと魂の健康(4)自己対話

Watanabe Toshihiko ワタナベ トシヒコ
私は、子どもの頃よく三面鏡の前に座り自分の姿を映して遊んだものです。 三面鏡の前に立つと三方向から別々の自分の姿が映し出されるからです。それが楽しかったのです。

ケイティの話

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
最高の医療の甲斐もなく、カレンは5ヶ月半で死にましたが、彼女のいのちが与えた影響は生き続けています。娘の葬式のミサで神父さんは、歩くことも話すこともしなかったこの子が、出会った人々の人生をどれほど変えたかを話してくださいました。

我が家に及んだ危機的妊娠

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
「ママ、妊娠しちゃった」。未婚でまだ十代の娘にこんな言葉をもらされたら、それはどんな親にとっても心臓がとまりそうなくらい恐ろしい瞬間となるでしょう。そして献身的なプロ・ライフであればあるほど、その衝撃は呆然とさせられるような驚き、羞恥心そして罪悪感に圧倒されるのです。「あの子は人の話を聞いていなかったのかしら?」「まさか私の娘に限ってこんなことがおこるはずがないのに!」「いったいどこで失敗したのかしら?」というのがよく見受けられる最初の反応です

誰も「五体満足でない」赤ん坊を養子にしたいとは思わない

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
最高の医療の甲斐もなく、カレンは5ヶ月半で死にましたが、彼女のいのちが与えた影響は生き続けています。娘の葬式のミサで神父さんは、歩くことも話すこともしなかったこの子が、出会った人々の人生をどれほど変えたかを話してくださいました。

目覚め:昏睡患者が回復することもある

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
多くの昏睡患者を診ているロングアイランドの神経外科医のミハイ・ディマンセスク医師は、たとえ何週間も昏睡状態が続いても、脳に何らかの損傷を受けた人々が回復する可能性が実際にあるという認識が高まっていることに注目しています。たくさんの病院、とくに大学病院や地域の大病院は、治療の最初の段階において積極的に取り組んでいます。