避妊 : コラム

ヒト発生学の堕落

Kischer, C. Ward C. ウォード・キッシャー
中絶、パーシャル・バース・アボーション、体外受精、ヒト胎児研究、ヒト胚研究、クローン作成および幹細胞研究はすべて、ヒト発生学における重要な問題である。ところが、1973年以降最高裁判所が扱った事例およびこうした問題に関する議会聴聞会のいずれにおいても、証人としてヒト発生学研究家は招集されず、ヒト発生学が参考にされることはなかった。

プランBの問題

Kischer, C. Ward C. ウォード・キッシャー
プランBは合成ホルモンで、レボノルゲストレルと呼ばれるプロゲスチンである。避妊用ピルとしては高い濃度で使用され、これにより、排卵、受精、着床が妨げられることがある。

「ノルレボ錠0.75mg 」の医薬品製造販売承認に関する意見

Ishijima, Buichi イシジマ・ブイチ
私たちは「ノルレボ錠0.75mg」の製造販売承認に反対します。理由は以下の通りです。「ノルレボ錠0.75mg」の効能・効果は「緊急避妊」とされています。しかし、ノルレボ錠0.75mg の主たる目的は子宮内膜に作用して受精卵を着床しにくくして体外に排出させる、あるいは着床早期の胚を死亡排泄させるところにあると言われています。したがって、それは「避妊」ではなく明らかに中絶です。通常の人工妊娠中絶を細胞レベルで不可視化して隠蔽したものに過ぎません。

聖書と産児制限

Taylor, Jameson テイラー・ジェイムソン
たくさんのキリスト教徒達は、今日、次の子どもをいつ産むかの間隔を考えています。一方では、ある人達は、神のみが胎を開閉する権利を持っているという理由で避妊薬を使ったり、周期的に節制したりという家族計画は罪深いことだと主張しています。神の言葉はどのような手引きを私たちに与えているのでしょうか?

避妊と家族の崩壊

DeMarco, Donald デマルコ・ドナルド
選択というイデオロギーが私たちの現在の社会を支配しています。人々は、選択自体が良いものであると間違って考えるように仕向けられています。しかし、実は、善い行為をするには、選択する必要など全くなく、ただ道徳的に善なるものを選択すればよいということを忘れてしまっているのです。

10代のセクシャリテイークライシス

Tominaga Kunihiko トミナガ クニヒコ
昨年、私は順天堂大学医学部主催の「性感染症と若者の性行動に関するシンポジウム」に招かれたが、シンポジストとして同席された京都大学大学院の木原正博教授(エイズの疫学)は、「ネットワ-ク化する若者の性行動」と題して驚くべき報告をされた。今、若い世代では、男女とも同時に多数のパ-トナ-とつき合うことが半ば常習化しつつある、というのである。そして、木原先生は、「このような若者の性行動の変容によって、近い将来、日本でHIV/エイズが大流行するだろう」と警告された。まさに今、日本に静かなる緊急事態が起きているのである。

見えるもの、見えないもの

Torode, Sam トロデ・サム
もし出会う人がみな神の姿を有するのなら、誰ひとりとして除かれてはならない。身長・年齢・知能の差に関わらず、我々はみな無二の、かわることのできない、はかりしれない価値をもっている。愛のみをもって接するべきだ。

友人への手紙:「貞潔を貫きなさい」

Driscoll, Pat ドリスコル・パット
私にとってセックスとは、死が私たちを分かつ日まで、お互いに完全に一心同体となることを意味しているのです。二人を一つにするのがセックスです。すばらしいものであってほしいのです。あなたに私を完全に与えるためには、あなたもまた私に社会的に尽くしてくれ、それが生涯続くという安心感と信頼を感じることが必要なのです。真実の愛があれば、結婚の日まで喜んで待てるものです。

体外受精:倫理的含意および代替案

O-Malley, Seam P. オオマルリ・シイム
科学や技術の力で開けてはならない扉が開けられたとき、パンドラの箱からは人類を脅かす4つの災いが吐き出される。我々人類は原子爆弾や細菌兵器を開発してきた。開発されたこれらの兵器は、新たに人類の歴史の一部として刻まれている。科学者たちは、危険が潜む扉をまた一つ開けてしまった。そして、彼らは人間の生命を製造し、それを実験の対象として利用しているのである。

「教会は正直でなければならない」

Editorial オピニオン
イタリア日刊紙イル・フォリオは1日、先月27日の枢機卿会議でのヴァルター・カスパー枢機卿( 前キリスト教一致推進評議会議長)の開会スピーチの全文を掲載した。テーマは教会の夫婦・家庭牧会への新しい捉え方だ 。フランシスコ法王はスピーチを高く評価したという。同内容は今年10月の世界司教会議で協議される「夫婦と家庭」 に関する基本テキストと見なされている。

「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に関する意見

Editorial オピニオン
2010年11月10日付で厚生労働省医薬食品局審査管理課が実施した、緊急避妊薬「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に関するパブリックコメント(意見募集)(注1)に対して、日本カトリック司教協議会常任司教委員会(委員長:池長 潤 カトリック大阪大司教)は、12月2日、意見公募に応じ、意見楓セを行いました(注2)。

「日本の信者は教会の教えに無関心」

Editorial オピニオン
世界のローマ・カトリック教会の司教会議はローマ法王フランシスコの要請を受け、「家庭と教会の性モラル」(避妊、 同性婚、離婚などの諸問題)に関して信者たちにアンケート調査を実施したが、 日本のカトリック信者を対象に同様の調査が行われ、このほどその結果が明らかになった( 世界各国司教会議が実施した信者へのアンケート結果は今年10月5日からバチカンで開催予定の世界代表司教会議で協議 される)。

ニュージーランドの製薬会社 モーニング・アフター・ピルの妊娠中絶作用を認める

Editorial オピニオン
ニュージーランドのモーニング・アフター・ピルを製造する会社は、同薬が妊娠初期の数週間に中絶作用を及ぼす可能性のあることを認めた。

バース・コントロールと妊娠中絶
仏教とキリスト教はどう考えるか

Editorial オピニオン
バース・コントロールとは、子どもを持つ時期を当事者自らが決定することです。

ピルを服用して10年後、英国人女性が血栓で死亡

Editorial オピニオン
LifeSiteNews.comは、28才のイギリス婦人が10年間経口避妊薬ピル服用後、重症な静脈血栓で亡くなったと報じています。彼女、ジェナ モリスは、住み込みのフィアンセ、ルーク ホーソンと結婚しようとしていた行員で、腎臓結石を患っていると彼女に告げた医師に仕事場から家へ具合が悪くなって連れ戻された。彼女の脚に出来た凝血が肺に広まった時、彼女は急死しました。

危険だらけの若者の性

Editorial オピニオン
性感染症の“津波”に呑み込まれる若者たちは、この切迫した問題に立ち向かうために助けを必要としている。小児科医であり、また母親であり、著作活動も行うマーガレット・ミーカー氏は、子どもを持つ親や十代の若者たちにアドバイスを提供している。

中絶と詩篇139
神の業を破壊する人間

Editorial オピニオン
女性が妊娠するということは、神自身がその女性の中に子どもを形作っているのである。そうすることによって神は自分の栄光を啓示できる。だから出産前の発育を神の造りしものの「素晴らしい」証拠だといわれる。神は世界中のどこかで子どもが授かるといつもこのようにしているのである。夫婦には「事故」や「間違い」を起こすことがあっても、神には決してない。これらは我等の君主である主が新しい人間を創造し、真実の愛を知る機会を与え、神に従順であるように努力している結果にほかならない。

未婚の母のためのガイドライン
交際の時の注意事項

Editorial オピニオン
未婚の母のためのガイドラインのガイドライン(注意事項)は、未婚の母が将来、結婚するかもしれない人をより良く理解し始めた時、不安を抱かせないように手助けする目的で作られました。

死へと急降下中の日本

Clowes, Brian クロウズ・ブライアン
長年、カトリックの生命尊重派は妊娠中絶、断種、および避妊が個人の道徳の崩壊と家族の破壊を引き起こすと警告してきました。今、人口統計学者たちは、これらの弊害がすべての国民と五大陸を破壊していると間接的に私たちに言っています。しかし、 残念ながら、政府は「人口統計学の死の急降下」問題の根本的原因を承認さえしていません。日本政府があらわした差し迫っている白書によると、「共同体の基礎」(警察、消防、および他の基本的サービス)がわが国の減退している出生率と増え続ける高齢化人口によって脅かされるだろうと私たちに伝えています。

人間であることには重大な意味がある

Bowers, Theron バワーズ・セロン
人類社会のすべての構成員の固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利とを承認することは、世界における自由、正義及び平和の基礎であるーー世界人権宣言前文(UDHR)

聖霊と回勅『フマネ・ヴィテ』

Pavone, Frank パヴォーン ・フランク
大聖年である2000年に備えて聖霊に捧げられた1998年は、教会が回勅『フマネ・ヴィテ』発布30周年を祝った年でもありました。しかし、これら二つの出来事はカレンダー上のつながりよりもはるかに深く結ばれています。聖霊について私達が信じることは回勅『フマネ・ヴィテ』が伝える真理をより深く理解し、受容させます。

「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売承認に係る意見の募集について

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
本剤の承認について検討された医薬品第一部会の担当者の資格要件が不明本件は今後のいのちの誕生又は抹殺に大きく影響を及ぼす、極めて重大な案件である。本剤は製造販売元が株式会社そーせい、発売元があすか製薬株式会社,販売が武田薬品工業株式会社となっているが、本剤の承認の審議に直接携わった医師及び担当者は、本人は勿論その家族においても、これら3社から何等かの形での金銭の受領があっては絶対にならない。

「日本における経口避妊薬ピルについて」

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
日本で経口避妊薬ピルが発売され2009年9月で10年を迎えました。しかし、1649歳の女性人口における普及率は3%にすぎません。そのため製薬会社の援助のもとピルをすすめる副読本「ラブ&ボディBOOK」を公立中学で配布したり、推進派の各団体がマスコミを利用して普及キャンペーンを新たに展開しています。。。ピルの実態についてもう一度考えて見ましょう。

『殺戮へのチェンジ』加筆

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
異常なまでの熱狂のもとに2009年1月20日バラク・フセイン・オバマ・ジュニアは米国の第44代大統領に就任しました。米国の国内においては長引くイラク問題による疲弊感からの、世界各国においては未送Lの金融恐慌からのチェンジを期待され、またアフリカ系としての初めての大統領としてアフリカ諸国やイスラム系の各国からも心情的な応援が得られた結果と思われます。しかし選挙運動中においても彼の本当の人間性、特に最も大切な、どんなに小さくても人のいのちを尊ぶという倫理観を持っているかどうかについて論じられることはありませんでした。

モーニングアフターピル「ノルレボ錠」の問題点

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
ピルもMAPも天然の女性ホルモンとは全く異なる、非常に分解しにくく、また極めて強力な化学合成人工ホルモンである合成卵胞ホルモンと合成黄体ホルモンの合剤からなるものと、ミニピルやMAPのノルレボ錠のように合成黄体ホルモンのみからできているものとがあります。通常のピルは21日間服用し7日間休薬します。MAPは性交後72時間以内に2錠服用し12時間後に再度2錠服用するものと、ノルレボ錠のように72時間以内に2錠を一度服用するものとがあります。

経口避妊薬ピルについて

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
妊娠中は排卵がないのは黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されているためということが分かり、その作用を避妊目的に利用するために体外からプロゲストーゲンを投与し疑似妊娠状態にし、排卵を抑制するように開発されたものがピルである。

経口避妊薬ピルによる血栓症が日本で増加
日本の産婦人科医会がついに認める!

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
日本で経口避妊薬ピルが解禁される前に、正しい生命倫理を日本に広めるために生涯を捧げた、 故ジンマーマン神父からの情報をもとに、生命尊重センターが、 英国まで行って血栓症で亡くなられたベーコンさんやその他の例を詳しく調べ、 残されたご家族や医師や弁護士などの貴重なご意見を取材しました。 また次世代のいのちを脅かす環境ホルモン作用についても調査し、英国からの警告と題して、 ビデオ映像でピルの危険性を広く訴えました。

経口避妊薬ピルと緊急避妊ピル(MAP)

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
平成22年11月日本の厚生労働省医薬食品局は、性交後に服用する緊急避妊ピル(モーニングアフターピル、以下MAP)一般名「ノルレボ錠」の販売を許可する最終段階に入りました。通常の経口避妊薬ピル(以下ピル)は日本で1999年9月に解禁され、製薬メーカーの高額な援助のもと、ピルをすすめる「ラブ&ボディBOOK」が文科省を通じて、公立中学に配布されたのは記憶に新しい所です。

厚生労働省による緊急避妊薬「ノルレボ錠0.75mg」の医薬品製造販売 承認に関するパブリックコメント募集について

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
本件は今後のいのちの誕生又は抹殺に大きく影響を及ぼす、極めて重大な案件である。決して薬理作用だけで検討されるものではなく、医師以外の有識者や宗教関係者を含む委員会で検討されなければならないはずである。また各委員は徹底的に清廉な倫理観を持つ者でなければならない。本剤は製造販売元が株式会社そーせい、発売元があすか製薬株式会社、販売が武田薬品工業株式会社となっているが、本剤の承認の審議に直接携わる医師及び厚労省担当者は、本人は勿論その家族においても、これら3社から何等かの形での金銭の受領があっては絶対にならない。

殺戮へのチェンジ

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
生命尊重を伝える立場に立つ私達は、ブーム的な報道や情報を鵜呑みにすること無く、いつも、最も弱く声を上げることも出来ないちいさないのちを守る立場から、物事を判断し行動して行く必要があると思います。私達全ての者は、その昔「受精卵の時から」母の胎内でしっかりと守り続けられたからこそ、今の自分があることを決して忘れてはならないし、それゆえ感謝の心で次の世代のちいさないのちを守るために働く必要があるのです。

子宮頸がんワクチン接種と中絶

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
まず今回の子宮頸がんワクチン問題の主な要点ですが、このワクチン接種で極めて重篤な、 回復不可能な副作用が多数報告されていること、何十種類ものウイルスの中で、 サーバリックスはたった2種類のウイルスにしか効果が無いこと、接種しても効果持続期間が、 はたして何年あるのかメーカーも分からないと言っていること、含有されている各種免疫増強剤が、 人体にどのような影響を及ぼすのかなどの研究報告が全くされていないこと、 接種してもセックスしたら検診は受けるようにと、何と製薬メーカーが指示していること、 明白な事実として毎年何百億円の巨額なお金が税金から製薬メーカーに払い続けられていること。その他、「 子宮頸がんワクチンの副作用や危険性」については、ネットで検索出来ますのでそれも是非ご覧下さい。 そもそも子宮頸がんウイルスは、防ぎようの無い、インフルエンザや風疹とは異なり、 セックスをしなければ感染することはないのです。感染しても約9割の者で自然にウイルスは消え、 持続する1割の中のまた極一部が数年以上の経過を経て細胞の異形成を経てがん化するといわれます。 もしセックスを一度でも行ったなら細胞診プラスHPV検査からなる子宮頸がん検診を、3年毎に受ければ良いのです。

超低用量ピル「ヤーズ」で日本2人目の死者

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
先日超低容量ピル「ヤーズ」による国内死亡例のことをお知らせいたしましたが、早くも2例目の死者が出ました。( 10月10日報道)。今度は10代の女性です。本当に痛ましいことです。下記の医薬品医療機器総合機構の発表をご覧下さい。

超低用量ピル「ヤーズ」で日本初の死者

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
2013年6月、月経困難症でバイエル薬品の超低用量ピル「ヤーズ」を処方された20歳代の女性が死亡しました。 メーカー発浮フ、死亡に至るまでの経緯は次の通りです。

本物の性と愛の選択を一若い世代へのメッセージ

Sakai Takako サカイ タカコ
現代は性について、本当の愛についての誤った情報(映画・テレビ・雑誌・インターネットなど…)が爆弾のように降っています。そのため人間が本来もっていた良心の声・清さを失わせ、多くの若者は何が本物なのか判別出来ないほど、この世の誘惑に惑わされていると思います。

避妊の反道徳性

Saunders, William サンダース・ ウィリアム
避妊の道徳性について話す前に、私たちの一人一人が神の像と姿にかたどって創造された肉体と精神を持つ貴重な人間であることを思い出して欲しい。

もし、道徳的義務により、避妊薬を決して使わないなら、どうするべきでしょうか?

Brown, Judie ブラウン・ジュディ
お互いについて、あなたがどのような役目を果たしているのかについて、別の人間をもうける可能性について予期することの意味を学べば学ぶほど、お互いをより良く理解し、お互いにより良く尊敬し合い、自然が意図したように本当の意味でより良く身体を分かち合うでしょう

産児制限する前に考えよう

Scott, James W. スコット・ジェームス
世俗文化の廃退が急速に進んで、バース・コントロール運動は伝統的なキリスト教の道徳から距離を置いた、一般的な文化的運動には不可欠となった。結果を省みない快楽を求めるため、避妊、中絶、同性愛などに対する道徳的異議がなくなりつつある。

コインロッカーベビー(昭和48年)

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
アメリカで生まれたコインロッカーは、昭和39年の東海道新幹線の開通に合わせるかのように日本にも登場し、以後、大阪万博開催などの旅行ブームとともに全国の駅にコインロッカーは増えていった。それまでは手荷物預かり所で住所や氏名を書かなければいけなかったが、匿名性と便利性がうけ、昭和48年には全国のコインロッカーの数は18万個に増えていった。コインロッカーの使用期間は4日間で、それを超えると鍵が開けられ、中身は2ヶ月のあいだ駅で保管されて開放される仕組みであった。この匿名性と密閉された空間が犯罪に用いられるようになった。

荻野久作博士 (世界の荻野) 3

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
排卵痛を訴える女性はそれほど多くない。おハナやドイツの女性に当てはまっても、すべての女性に当てはまるとはかぎらない。次回の月経が排卵時期を決定するという結論を出すにはまだ早かった。荻野の推論が正しいかどうかの検証が必要だった。

荻野久作博士 (世界の荻野) 4

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
オギノ式避妊法が世界的に有名になったのはスマイダー医師の宣伝がきっかけであったが、 オギノ式避妊法がキリスト教の教義に反するかどうかの議論は決着がつかないままであった。 非公式にはヴァチカンはオギノ式避妊法を認めていたが、オギノ式避妊法に賛成する信者もいれば、反対する信者もいた。 キリスト教はそれまで堕胎はもちろんのこと、避妊さえも公式に認めていなかった。 性行為は子供を作ることが目的であって避妊は堅く禁じられていた。妊娠中の性行為、不妊症夫婦の性行為、 性器以外を用いた性行為、このような妊娠に結びつかない性行為の是非が議論されていた。旧約聖書では、オナニー、 膣外射精でさえも罪とされ、オナンが神に罰せられたと書かれている。しかし時代の流れの中で、 キリスト教がそれまで罪悪視してきた避妊を認めるべきではないかとの議論が盛り上がってきた。 妊娠に結びつかない性行為を宗教的にどう扱うかが議論されるようになった。

荻野久作博士(世界の荻野) 1

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
日本の医学史を飾る偉人の名前を挙げるとしたら、小学生でも野口英世、北里柴三郎などの名前を言うことができる。 しかし視点を海外に置き、日本人の医師の中で最も有名な医師は誰かと外人に訊けば、 それは新潟に住んでいた一介の勤務医、荻野久作先生が間違いなく第一位になるであろう。

荻野久作博士(世界の荻野) 2

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
荻野は女性の排卵期をつきとめるため、開腹手術に際しては必ず卵巣を観察していた。卵巣は他の臓器と違い、 一ヵ月単位で周期的に形態が変化するので、それを肉眼で確認していた。そして排卵の証拠となる黄体の観察を行っていた 。卵巣の黄体は卵巣周期によって出没することから、何としても排卵と月経の関係を黄体を手がかりに解明したかった。 つまり卵巣の肉眼所見から排卵と月経の関係を解明できると考えていた。荻野の卵巣の観察は一つひとつが緻密であった。 そして開腹手術を行うたびに多くの臨床データを蓄積させていった。

美徳の倫理を中絶の問題に当てはめる

Smith, Janet スミス・ジャネット
道徳論では、倫理的な人生を送ることの重要性は、人がその言動において、良くも悪くも成り得るという事実にあると言われている。すなわち、人の言動のひとつひとつ、つまりは人間要素の意図的な選択から生じる個々の言動が人の種類、言い換えると、個人が持つ人格を決定するのである。したがって、個人が持つ人格は、その人の意思決定に影響する。この見解に同意する人にとって、道徳的要素の観点から行動の正否を判断する上で最も重要になるのが、「このような言動により、自分はどんな人になるのか?」という疑問である。

新たな研究、貞潔の効果を立証ートロントのエイズ会議は沈黙する

White, Hilary ホワイト ・ヒラリー
今週トロントで開催されている国際エイズ会議の参加者たちが、アフリカでのエイズ危機をくい止める唯一の希望はより多くのコンドームを配ることであると聞かされているあいだにも、National Post紙は、書繧フ若者の性行動を減らし、したがって性感染症の発生率を下げるために、貞潔限定教育(訳注:abstinence - only“安全なセックス”を教えない)が最も効果的であると伝えている。

貞潔
飢えた世代への良き知らせ

Bonacci, Mary Beth ボナキー・メアリー・ベス
10代の頃、私は「ちゃんとしたカトリックの女の子」でした。そして全てのちゃんとしたカトリックの女の子と同じように、私は性行為をすることは控えていました。控えていた理由は単純で、妊娠したくなかったからと地獄に行きたくなかったからでした。

避妊:カトリック教徒だけでなく人類の問題

May, William E. メイ・ウイリアム・イ
通常、避妊は生命倫理というより性倫理の問題と見なされる。しかし、避妊は人命の尊重に深く関わっている。避妊自体は性的行為ではないが、性的行為に伴って行われる。当然ながら避妊をしなくてもセックスはできる。避妊をしながら性交するカップルは2つの行為をすることになる:彼らは性交を選び、避妊を選んでいるのである。ここでは、避妊が反生命行為であり、「死の文化」につながることを主張したい。

モーニング・アフター・ピル

Menart, Teresa メナート・テレサ
作用についてはいくつかの可能性がある。排卵を遅らせたり、精子や卵子の働きを損なわせるなどして、受胎を阻止する。性交後12時間から2日後位までの間であればいつでも受胎する可能性はあるので、薬を事後すぐに、また、女性の適切な周期の間に服用すれば、上記のメカニズムが働く可能性が高い。もう一つのメカニズムは、子宮の働きに変化を与え、万が一受胎していたとしても胎児が着床しづらい状況をつくる。着床が阻止されれば、新しい生命はその時点で消滅してしまう。もしも既に受胎(受精)していたとすれば、このピルは後者のメカニズムでのみ有効となる。現在の技術では、この薬を服用する時点で女性が妊娠しているかしていないかを本人が知る手段はない。妊娠検査薬ではそこまでわからない。つまり、新しい生命が殺される危険性は常にある。

避妊と妊娠中絶

Menart, Teresa メナート・テレサ
避妊はプロ・ライフ運動に対して戦いを挑んでいます。と言われても避妊と妊娠中絶との間に何の関係があるのかすぐにはぴんとこないかもしれませんが、考察を進めていけば二者の関係が明らかになります。

2種の異なった中絶薬: モーニング・アフター・ピル(MAP)とRU-486

Mosher, Steve モッシャー・スティーブ
何人かの人々は、RU-486を「中絶薬」と呼びますが、実際、2種の異なった中絶薬が現在アメリカで広範囲に普及しています。1つは、しばしば妊娠初期に、別の薬と組み合わせて中絶を引き起こすために使用される、RU-486(学名ミフェプリストン)です。 もう片方が、ブランド名Plan Bとして販売された、モーニング・アフター・ピル(MAP)でそれは、ただ標準の経口避妊薬ピルの多量バージョンです。両方が胎児を殺します。出生率の低い私たちの国で、子どもを皆殺しにしている2種の中絶薬があることを意味しています。そして、このすべてが時々、通常の低用量ピルが中絶薬にも作用する可能性があることから切り離して考えられています。

待降節:純潔空間の創造

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
純潔とは何でしょうか?それはまず第一に性行為の何か具体的なことではありません。それは一般に、すべての現実をどうやって経験するかということです。純潔になるためには、十分にまた完全に、他人や、自然や、神に敬意を表して生きることです。純潔は正式に次のように定義されます。純潔はわれわれの必要や要望や協議事項に応じて生活しますが、待つことのない短気さは恩恵を恩恵として、他人を他人として、神を神として受け取りません。明らかに、これはふさわしい尊敬ときちんと待つということ次第です。

内なる原子を打ち破って

Rolheiser, Ron ロルハイザー・ロン
個人の倫理観は重要でないことはなく、たとえ贅沢三昧して、楽でたやすい倫理観を持っていても、それは社会正義を目指す上での道しるべとなってくれる。真の意味で、それは心の原子を打ち破る必要がある場所である。

体外受精

Watt, Helen ワット・ヘレン
体外受精では、夫婦の献身的行為ではなく、生物学的物質の回収や組み合わせといった製造過程により受精が行われる。この製造過程の成果に対し夫婦が愛情を示したとしても、その過程自体が変わるわけではない。人為的な関与がある以上、体外受精児は、物を製造する場合と同様、体外物質に技術的なコントロールを加えて作られた産物と言える。したがって、物がそれを造った人によって管理されるように、体外受精児が、その存在の基になった製造過程をコントロールした人物によって物のように扱われたとしても不思議ではない。

貞潔と相互尊重:エイズから身を守る最善策

Watson, R et al ワトソン・ロバート
「エイズは百%致命的なものです…自分の娘を少しでも危険にさらしたくない。」大きな不安をこう語りながら、十代の娘を持つ親は、娘を近くの店に連れていき、コンドーム売場でいくつか買うことを勧めた。

「性教育について」

Valko, Nancy ヴァルコ・ナンシー
「総合的」性教育というのは、本当は情報を与える教育うんぬんではなく、むしろ性の「専門家」達の苦肉の策で、十代の妊娠や性病について禁欲教育が行き詰まるよう彼等が望んだものなのです。しかし新しい性病や中絶、離婚、未婚の母、働かない父親、幼児虐待などの増加を見ても、又若者が人間関係を冷ややかに見るようになっていることを見ても、彼等のやり方が上手くいかない事はすでに分かっています。もし子ども達が、セックスは何の意味もないただの娯楽と同じような物だと考えているとしたら、その子ども達が大人になった時に、夫や妻をだまして浮気する誘惑にどうして勝つことが出来るでしょうか?又、子どもを育てるのに払わねばならない犠牲をどうして我慢できるでしょうか?