人工妊娠中絶 : 研究論文

医学倫理

Irving, Dianne アーヴィング・ダイアンヌ
ダイアンヌ・アーヴィング博士が、21世紀の医学倫理のありかたについて選択の重要性を主張。安楽死、自殺幇助、試験管ベビー、クローニング、幹細胞研究、実験室で生み出すキメラをはじめとするの諸問題に人類はどう対処するべきか。

中絶に直面する女性と医師:良心形成と道徳的選択における正しい科学の役割

Irving, Dianne アーヴィング・ダイアンヌ
中絶問題に直面する女性、医師、その他大勢の人たちに関わる、もっとも緊急でありながら無視され続けているジレンマは、ヒト受精卵に関する正しい基礎的科学知識へのアクセス、観察に基づいて、普通、人間は受精の瞬間に単細胞の受精卵として存在し始めることを証明する情報に不足しているということです。このような正しい情報がなければ、わたしたちには中絶、ヒト受精卵研究、ヒト受精卵幹細胞研究、クローニング、異種間キメラ、遺伝子配列変更の研究・治療、その他関連する医学・科学的問題に関して、良心を正しく形成し、倫理的に正しい決定をすることができなくなります。神の啓示ほどではないとしても、正しい科学に基づくことがこの種の問題について考察する際には出発点になります。

教会の教示とヒトの生殖

Shea, John B. シー・ジョン
教皇パウロVI世は、避妊という行為が、男性が女性を尊重する気持ちを失わせ、女性を自己の享楽の単なる手段としか見なさなくなると予見したことで、その洞察力がいかに優れていたかを歴史的に証明した。中絶や性感染症の爆発的な増加は、化学的避妊薬の合法化とその利用が拡大した結果、不特定の相手との性交が増えたことの証明である。また、教皇は、道徳的危機を無視した当局が、婚姻している男女にとって不正な手段によって社会問題を解決しようとする危険があることも警告している。その証拠は、現在、国連が支援している世界的な避妊と中絶の推進、中国政府による一人っ子政策に表れている

避妊と中絶の関係

Smith, Janet スミス・ジャネット
中絶反対運動に関わっている人々の中には避妊と中絶を結びつけて考えたがらない人々が多くいます。そのような人々は、これらは別個の非常に異なった行為、つまりいのちが生まれるのを妨げる避妊と、すでに始まってしまったいのちを奪い取る中絶は全く違ったものだと主張しています。

Q&A 妊娠中絶についての真実を探る

Reardon, David リアドン・デビッド
中絶経験が持つあらゆる心理的重要性を否定しようとする過激派の人々は、たびたびクープ氏の陳述を誤って引用しては意味をゆがめてきました。

中絶に関わる主な精神的影響のリスト1

Reardon, David リアドン・デビッド
中絶後8週間しか経過していない中絶後の患者の研究で、研究者は、44%の人が神経障害を訴え、36%の人が睡眠障害をきたしていて、31%の人が自分の決定を後悔していて、11%の人がかかりつけの医師に精神安定剤を処方してもらっていたことがわかりました。

中絶する女性:「胎児に関する彼女たちの考え」

Reardon, David リアドン・デビッド
この対立は、中絶クリニックの待合室において特によく見られます。クリニックでの面接調査によって、少なくとも中絶を受ける女性の70パーセントが、中絶を非道徳的な、または逸脱した行為であると考えていることが確認できます。1自らの道徳的信念によって選択するというよりはむしろ、大部分の女性が自らの信念体系に反した行動をとっています。彼女たちは、状況によって、または愛する人によって、なんらかの「他の利益のために」自分たちの良心に背くことを「強制された」と感じています。

「涙を流す石」
日米中絶事情の比較

Wardle, Lynn D ワードル・リン
必要とされていない子どもの処理の仕方については、日本で様々な方法が採られてきた。幼児をまったく捨て去ってしまうという方法は、「涙を流す石」の言い伝えをまことしやかにするものである。母親達は自分の子どもを捨てる時、交差点の角にある道しるべの石の後ろやその近くに置いていた。おそらくどこかの旅人が子どもに気づき、引き取ってくれることを願ってのことだったのだろう。置き去りにされた子どもの泣き声が、特に夜になると、そばを歩く人々に石が泣き叫んでいるように聞こえた。