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バイオエシックスニュース

ゲノム検査で頼せぬ変異見つけたら…患者への対応提言
このため遺伝医学の専門家らでつくる同学会はこの日会見して提言を発表。結果を知らせるかを事前に患者に説明して同意を得ることや、知らせる場合は確認検査の仕方や健康管理の対応策を検討し、専門家による患者のカウンセリングを行い、説明することなどを求めた。同学会理事の高田史男・北里大教授は「ゲノム検査は一般的な医療にも必ず広がる。今から問題点を十分に議論しておくことが重要だ」と話している。

患者のゲノム、直接書き換え 米で世界初の臨床試験
臨床試験は「ジンクフィンガー・ヌクレアーゼ」と呼ばれるゲノム編集技術を活用。正常な遺伝子を点滴で静脈から注射し、ウイルスを運び屋にして肝臓の細胞に組み込んで、酵素を作れるようにする。担当医によると肝臓の細胞の1%が修正されれば治療につながるという。

「母だったら…」家族で選んだ臓器提供 批判や誤情報も 心のつかえ取った“無記名の手紙”
一方、心停止後の提供(膵臓=すいぞう=、腎臓、眼球のみ)は06年の102件をピークに減り、この4年は脳死と心停止を合わせた提供数は年100件に満たない状態が続いている。関係者の間では「臓器移植に理解のある人が心停止から脳死下での提供に移行した」と指摘されている。

【まとめて読む】着床前診断で生まれた長女
恭子さんは医師に尋ねた。「次の子も同じ病気の可能性があるんですか」。医師は「確率は4分の1です」と答えた。1対ある原因遺伝子フクチンに、父と母の両方から変異ある方を受け継ぐと病気が発症するという。

広がる検査、病気抱えた子に支援を(記者の一言)
着床前診断や出生前診断を受けるかどうかは、体験や環境を踏まえ、最終的にはカップルが自分たちで決めることだと思います。着床前診断や出生前診断をしなければ遺伝性疾患や障害者への差別や偏見が無くなるというわけではありません。差別や偏見を減らすには、病気や障害を抱えた子どもへの支援を充実させ、育児をする家族の負担や不安を減らすための取り組みがもっともっと必要だと感じました。

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バイオエシックスの本

いのちの福音

人工妊娠中絶や安楽死など人間のいのちを軽んじる行為が合法化されようとしている現代社会の中で、神のかたどりである人間のいのちを尊重し、守り、愛することの大切さを、聖書や教会の伝統的な倫理観に基づいて訴えています。
[カトリック中央協議会出版部]

第二バチカン公会議公文書全集

キリスト教生活を信者のうちに日々豊かなものにし,変更可能な諸制度を現代の必要によりよく順応させ,キリストを信じるすべての人の一致に寄与することすぺてを促進し,また,すべての人を散会のふところに招き入れるために役立つ,すべてのことを強化しようと望む聖なる公会議は、典礼の刷新と促進について配慮することも特にその使命であると確信する。
[サン パウロ]

読んでください

New! あるシングルマザーのうぬぼれ

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
先日、テレビのチャンネルを変えていたら、精子バンクを利用して子供を産んだアメリカの、あるシングルマザー( 未婚の母)のインタビュー番組が目に入った。まず驚いたのは、精子バンクという商売が繁盛していること。 さらに驚いたことに、そのシングルマザーは言ったのである。「精子バンクを使えば後腐れがない。 自分独りで自由に子育てができる」と。後腐れとは何たる暴言、独りで育てるとは何たるうぬぼれ。一言、 世に警告を発せざるを得ない気分になった次第。

なぜ、裁判を起こしたのか?

Matsunaga Tadashi マツナガ タダシ
みなさん、プロレス好きですか?僕は子どものころから大好きで、今はさすがに見ませんが、 高校生まではプロレス小僧でした。

追悼の意を込めて

Ebihara Hiromi エビハラ ヒロミ
相模原での悲惨な事件。

犯人に対する怒りとか、 被害者に対する悲しみとか、 障害者だって一生懸命生きてるんだとか、 いらない命なんてないとか、 なんやかんやいろんな声が上がっています。

生命に特許はいらない!キャンペーンニュースレター

McCartin, Paul マッカーティン・ポ−ル
ニューヨーク・タイムズ紙が伝えたところによれば、米国およびカナダで栽培されているGM作物は、全体として見ると、 収量増にも化学農薬の使用量減にも結びついていない。

「遺伝子診断と差別」生まれる苦しみ

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
芥川竜之介作『河童』は昭和2年に書かれた。物語は痴呆症の主人公によって語られる。「けれどもお産をするとなると、 父親は電話でもかけるように母親の生殖器に口をつけ、お前はこの世界へ生まれて来るかどうか、 よく考えた上で返事をしろ、と大きな声で尋ねる・・・すると細君の腹の中の子は多少気兼ねでもしていると見え、 こう小声に返事をした。僕は生まれたくはありません。第一僕のお父さんの遺伝は・・・」。

新出生前診断〜中絶〜

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
先週の金曜日(11月22日付)の毎日新聞のトップページに、「新出生前診断『陽性』53人が中絶」 という記事が載っていました。

医師として僧侶として

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
私は寺で医療を行っている。それで全日本仏教会から推薦を受け、ローマ教皇庁医療国際会議に計4回招待された。 そこで仏教の立場を発表するとともに、他宗教の状況を知る機会を得た。この会議では、 毎回異なる重要な医療関連のテーマについて、 広い分野から30名くらいの専門家が講演を行う。実質的には医療に従事するカトリック宗教者の勉強会といえる。 ローマ教皇庁関連の医療機関は世界中に10万8千もある。会議は3日間で、 約80ヵ国から800人くらいが参加している。

福音のすすめ〜聖家族〜

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
主の降誕を祝った、次の1 2 月の主日は、聖家族の祭日となっています。今年の場合、主の降誕の二日後にあたる今日、お祝いすることになります。 ここで、聖家族とは何かということを、皆さん、おわかりかとは思いますが、復習のつもりで聴いてください。 聖家族と呼ばれるのは、イエスとその母マリア、そして養父のヨセフのことです。なぜ、聖家族と呼ばれるのかというと、 神の独り子であるキリスト・イエスが神から人間として派遣されてこの世に来たときの家族だからです。 もう一つ付け加えると、キリストは、神そのものであると同時に人間でもあります。つまり、 同時に神と人間の両方を持ちあわせているということです。ですから、 神を子どもとして与えられたヨセフ一家が聖家族と呼ばれるようになったのです。そして、この聖家族が、 わたしたちの家族のモデル、見本となります。そこで、今日は、家族について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

生命に特許はいらない!キャンペーンニュースレター

McCartin, Paul マッカーティン・ポ−ル
GM食品の摂取により、私たち自身のDNAも変化することが、科学的に証明されている。

荻野久作博士 (世界の荻野) 3

Suzuki, Atsushi スズキ・アツシ
排卵痛を訴える女性はそれほど多くない。おハナやドイツの女性に当てはまっても、すべての女性に当てはまるとはかぎらない。次回の月経が排卵時期を決定するという結論を出すにはまだ早かった。荻野の推論が正しいかどうかの検証が必要だった。

偉くなった私たち

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
昔から、子どもが生まれる直前の夫の様子は、サマにならないものと決まっていた。痛みも実感もないのに、 まもなく自分の境遇にとてつもない変化が起こる。これほど落ち着かない時間が男の人生に他にあるだろうか。

臓器提供は人間愛の行為

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
さる7月13日、参議院本会議において、臓器移植法改正案(いわゆるA 案)が可決され、成立した。これによって、わが国では脳死が一律に人の死とされ、また本人の意思が不明な場合は、 家族の書面による同意があれば、臓器移植が可能となり、15歳未満の臓器摘出と移植も容認されることになる。

クローニング正か邪か

Rice, Charles ライス・チャールズ
カトリック教会は人間のクローンを作ることを非難しています。1987年の「生命のはじまりに関する教書」(p.34)には、「性行為と全く無関係な形で人間の誕生を導こうとする試み、たとえば、先に述べた卵子を二つに分ける方法=クローニング、あるいは単為生殖などは、人間的な生殖のあり方と配偶者の交わりの尊厳に反するものである以上、反道徳的である」と述べられています。

「いのちの聖域」への生殖医療の介入新事情

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
旧ろう30日付の朝日新聞は、「卵子で遺伝子一括診断 数千種類の病気 精度9割以上」の見出しで新しい生殖医療を米 ・中の大学が開発したと報じた。結婚した夫婦だけに保留された“いのちの聖域”への医療技術の介入新事情である。

NHKドラマ「マドンナ・ヴェルデ」を少しだけ鑑賞して

Honda, Jirou ホンダ・ジロウ
個人的な(あくまで個人的な感想)を言えば、気持ちの悪いお話でした。これはもうポリシーとか学問的な立場以前の、きわめて生理的な感情に左右されるもので、私的には無理なお話。単に、傲慢で自己中の母娘と、娘の夫のわけのわからない認識に満ちた「ありえない」お話でした。酷評して申し訳ありませんが、あくまでも個人的な感想なので、そのつもりで一読して下さい。

人間のクローニングと権力の乱用

Garrett, Peter ガレット・ピーター
この簡潔な映画の説明は、二つの簡単な質問に答えようとするものです。その質問は、第一に、どのようにしてイギリスでいわゆる『治療目的の』クローニングが合法化されたのか、そして第二に、あとどのくらいでクローン人間が誕生するかということです。これらの質問に対する私たちの答えは、私たちの社会が『ザ・マトリックス』という映画の悪夢の世界とどの程度かけ離れているかということを示唆するものとなるでしょう。

「胎児」の幹細胞研究反対

Willke, John ウィルキー・ジョン
「幹細胞」研究について、たくさんのことが言われたり書かれたりしています。不運にも、生物学上の誤りが多数公表され続けていて、その結果としてたくさんの人々にとってもっともらしい判断がされています。識別するための第一として、倫理的には人間の組織を実験することができるけれども、人間を実験すべきではないという事実があります。それゆえに、それが人間の組織である限り、どんな種類の幹細胞研究も続行するということは完全に倫理的ですが、しかし、その研究は幹細胞を得るために生きた人間胎児を殺すことが実際に必要なので、胎児の幹細胞研究をすることは完全に非倫理的なのです。

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