<負けないで 性被害者からの発信> (下)成長する人へ

中日新聞(編集委員・安藤明夫)
2017-11-10

愛知県在住の三十代の女性は、数カ月前、夫が十代の娘にわいせつな行為をするのを目撃した。

娘を守るため、夫に家から出て行ってもらったが、衝撃と怒り、不安で眠れなくなった。助けを求めてネットを検索する中で見つけたのが、自助グループ「ピアサポート リボンの会」。代表の涌井佳奈さん(42)に連絡を取り、会に参加してみると、さまざまな被害体験を持つメンバーが、夫を追い出した女性の行動をほめてくれた。経済的な理由で離婚に踏み切れないことも理解してくれた。

「安心して言える場があり、聞いてくれる人がいることが本当に力になりました」と女性。今は、下の子たちから「パパは?」と聞かれても、心を乱すことなく「家に帰れないけれど、みんなのために頑張って働いてるよ」と答えられるという。

涌井さんは「会を始めてみて、性的虐待が多いことに驚きました」と話す。参加する女性二十数人のほぼ半数が、性的虐待の被害体験のある人や、その家族。トラウマ(心的外傷)でうつ状態になったり、経済的な問題を抱えている。しかし、公的な相談機関を訪ねる勇気が持てないため、実態が見えにくい。「声を上げること」の大切さを痛感したという。

全文は下記

http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2017110902000006.html

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